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2章
39話 天痛眼と魔眼
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アモンの転移魔法でハルト達はファーメルハイトの王都のある倉庫へ転移した。
「ここは……?」
「ここはわが城で保有している倉庫の一室です」
「何故こんなところに転移を?」
質問しながらハルトは周りを見渡した。
ハルトの質問の意図を理解してシンが辺りを警戒していた。
「誤解しないでください。騙すつもりはありません。あなた方は協力者と言え人族です。一人魔族もおられるようですが……」
ルシアを見ながらアモンはそういった。
「シン、大丈夫そうだ。剣から手を放しなさい」
「はい」
「信じていただきありがとうございます。理解が早くて助かります」
「人族の俺らが堂々と魔王領内を歩いていたら不可侵条約違反。更に何も知らない民衆が俺らと一緒にいるアモンを見たら当然上司の魔王サタナキアの信用にも関わるってことろか」
「そう言うことです。更に言えばマナリスの伏兵が我が領内に居ないとも限りませんので念には念を入れさせていただいております」
確かにアモンの言うとおりだが、それならば直接会わずとも念話やコネクトオーブで話せばリスクも減らせるのでは?と思ったハルトは少し引っ掛かりを覚えた。
「では案内させていただきます」
そういうとアモンは壁にある燭台を引いた。するとただの石壁だったところに隠し通路が現れた。
ルシアとシンは隠し通路に目を輝かせていた。
「私に付いてきてください。この道は城内へ続いております緊急用の避難路です。城の中でも一部の者しか知らない通路ですので安心してください」
「そんな大事な秘密を部外者の俺らに伝えても大丈夫なのか?」
「先ほども言いましたが、どこにマナリスの伏兵が紛れ込んでいるかわかりませんので……」
なるほど、万が一俺らがいるときに襲撃があった場合はこの道を使って逃げろ。と言うことか。
そのまま歩いていくと途中長い階段を上り、少し進むと直ぐに行き止まりとなった。
壁のレンガをアモンが押し込むと正面の壁が開いてようやく城内へたどり着いた。
「ここは?」
「この城の最上階の廊下です。この先にサタナキア様がお待ちです」
そのまま付いていくと豪華な両開きの扉の部屋の前に案内された。
部屋の前には見覚えのある顔の女性が立っていた。姿は魔族のそれだがその者がすぐにプルフラだと3人は気が付いた。
プルフラは軽く会釈をすると扉をノックしサタナキアに告げた。
「アモン様が協力者の方々を連れてまいりました」
「入ってもらいなさい」
「では失礼します」
そういうとプルフラは扉を開け皆を中へ案内した。
部屋はとても煌びやかで高貴な雰囲気だ。
さすが魔王の自室と言うだけはある。
「遠いところわざわざお越しくださり感謝いたします。私はサタナキア。魔王の一人として、このファーメルハイトを取り仕切らせて頂いています」
「俺はハルトです。こちらは右からルナ、ルシア、シン、ヒナタです」
「よろしくお願いします。……皆さんとても強い力をお持ちのようですね。……ハルト様とルナ様……それにルシア様は私よりもお強いでしょう」
「なっ!魔王様よりも強いなどいくら何でも世辞が過ぎます!!」
アモンが慌てて割り込んできた。
そんなアモンを左手を広げ制止させた。
「私の目を貴方は疑うのですか?」
「いえ……」
「サタナキア様は見ただけでわかるのですか?」
「ふふ、様は不要ですよ。私は天痛眼というエクストラスキルを持っていますので、見ただけでその者の本質が透けて見えてしまうのです」
鑑定の上位互換みたいなものか……すごいな。
「わかりました。では我々にも様付けはやめてください。それで、わざわざここへ呼んだのはそのスキルで見るためですか?」
「直接見てみたいと思ったのは事実ですが、強さを見たかったのではありません。あなた方の人柄を見てみたいと思いまして」
「では、その目で見た感想は?」
「……あなた方はとても澄み切った、まるで……伝説に聞く女神の泉のような心を持っていますね。一人一人色は違いますが皆さん今まで出会った誰よりも純粋で綺麗な色をして見えます。協力者に選んで本当によかったと思いました。それに……ハルトさんはとても不思議な生い立ちをしておられるようで……」
!?まさか転生のことまで見ただけでわかるのか!?
心を色で例えるというのも不思議な話だな。サタナキアの目にはどう見えているのだろうか?
「その目で見た者の本質を見抜けるというのならば、マナリスの伏兵を見抜くこともたやすいのでは?」
「そうですね。その者が先日の者たちの様に自分の意思で協力している者ならば見抜けると思います。しかし洗脳や魅了をされていたり、もしくはマナリスの行いを盲目的に正義と信じ込んでいる者だった場合は分からないのです」
なるほど、心に闇があったり矛盾があれば捉えることも出来るけど、自分の欲のためでなくマナリス自体を信じ切って協力している場合はそういった揺らぎも現れないってことか。
「なるほど。それではこれからどうやってマナリスを追うつもりですか?」
「それに関しては一つ既にこちらで手を打っております。アモン」
「はっ。先日捕えた魔族の生き残りを尋問していた際にアスタロトの名前をこぼした者がいたのです」
!!そういえばナターシャとアガレスもそんな名前を出してたな。
「その顔を見るに、貴方もアスタロトの名前をどこかで聞いたことがあるようですね」
「ああ、ダンジョンで会ったアガレスって魔族が死に際にその名前を出していた。それにマナリスから寝返った仲間もアスタロトのことを知っていた」
「寝返った?その者は信用できるのですか?」
「勿論、俺が保証する」
「アモン。ハルトさんを信じましょう。この方は真贋を見分けられないほど愚かではありませんよ」
「サタナキア様がそう言うのでしたら……。ゴホンっ!話を戻しますね。アスタロトとは先代6魔王の一人です。現在は隠遁していて表に出てきていないはずでした。その名前が出てくるということは恐らく先代の魔王アスタロト本人の可能性が高いと思います」
「先代魔王か……でもそれなら名前も割れてるなら今の魔王達でとっちめちゃうわけにはいかないのか?」
サタナキア、アモン、プルフラは皆困った顔をしていた。
「それが……アスタロトは先代魔王の中でも最強の魔王でして。現在の6魔王で最強とされる魔王アザゼルですらも勝てるかどうか……」
ホントに引退した魔王なの……?バリバリ現役じゃん!
「でも魔王6人でアスタロトを捕えようとしたら出来なくはないんじゃないのか?他の魔王もそれなりには強いんだろう?」
「魔王アスタロトは魔眼持ちなのです……」
「魔眼?」
「わかりやすく言えば、同じ種族の者で自分よりも力が劣る者は強制的に支配下に置ける能力です」
「はぁ!?なにそれチートじゃん!!」
「ちーと?というのはよくわかりませんが、そのせいでアスタロトの名が出ても我々は動くに動けないでいるのです」
なるほど……。だからさっきサタナキアさんも天痛眼で見ても分からないって言ってたのか。魔眼で支配されてる者は本人の意思がないからってとこか。かなり厄介だな……。
「あ、それで魔眼で支配されない俺らの力を借りたいってことなのか」
ん?魔族は支配……?あ。
「ハルトさんもお気づきのようですね。ルシアさんも魔族のようですのでアスタロトの支配の影響を受ける可能性が高いです」
皆で呑気に話を聞き流しているルシアを見た。
「おい、ルシア。お前は今回連れて行けそうにないぞ」
「え?なんで?」
「はぁ……魔王アスタロトって奴は魔族を支配できる魔眼ってのを持ってるらしいだから魔族であるお前も操られる可能性が――」
「魔眼ってこれ?」
そういうとルシアは目に魔力を集めた。するとルシアの右目が赤く光り、目に魔紋のような模様が浮かび上がった。
「!??」
全員それを見て驚いた。
アモンに至っては開いた口がふさがらずぱくぱくしている。
「まさか魔眼まで持っているとは……驚きましたわ……」
「ええ、ほんと……俺も驚きました」
「?」
ルシアは事の重大さをまだ理解していない。
「魔眼を持っていたら支配されない可能性は?」
「同一の時代に魔眼持ちが二人以上現れたという話は過去に聞いたことがありませんので……。確信はありませんが、おそらくルシアさんが操られる可能性は低いかと思います」
「だそうだぞ?ルシア。お前も付いてきていいみたいだ」
「わーい」
「ひとまず皆様は協力していただけると捉えてかまいませんか?」
「ああ、俺の仲間にマナリス内部に仇がいる可能性があるやつもいるし、放っては置けないからな」
「ではこれからよろしくおねがいしますね」
「ああ、よろしくたのむ」
サタナキアとハルトは強く握手を交わした。
「ここは……?」
「ここはわが城で保有している倉庫の一室です」
「何故こんなところに転移を?」
質問しながらハルトは周りを見渡した。
ハルトの質問の意図を理解してシンが辺りを警戒していた。
「誤解しないでください。騙すつもりはありません。あなた方は協力者と言え人族です。一人魔族もおられるようですが……」
ルシアを見ながらアモンはそういった。
「シン、大丈夫そうだ。剣から手を放しなさい」
「はい」
「信じていただきありがとうございます。理解が早くて助かります」
「人族の俺らが堂々と魔王領内を歩いていたら不可侵条約違反。更に何も知らない民衆が俺らと一緒にいるアモンを見たら当然上司の魔王サタナキアの信用にも関わるってことろか」
「そう言うことです。更に言えばマナリスの伏兵が我が領内に居ないとも限りませんので念には念を入れさせていただいております」
確かにアモンの言うとおりだが、それならば直接会わずとも念話やコネクトオーブで話せばリスクも減らせるのでは?と思ったハルトは少し引っ掛かりを覚えた。
「では案内させていただきます」
そういうとアモンは壁にある燭台を引いた。するとただの石壁だったところに隠し通路が現れた。
ルシアとシンは隠し通路に目を輝かせていた。
「私に付いてきてください。この道は城内へ続いております緊急用の避難路です。城の中でも一部の者しか知らない通路ですので安心してください」
「そんな大事な秘密を部外者の俺らに伝えても大丈夫なのか?」
「先ほども言いましたが、どこにマナリスの伏兵が紛れ込んでいるかわかりませんので……」
なるほど、万が一俺らがいるときに襲撃があった場合はこの道を使って逃げろ。と言うことか。
そのまま歩いていくと途中長い階段を上り、少し進むと直ぐに行き止まりとなった。
壁のレンガをアモンが押し込むと正面の壁が開いてようやく城内へたどり着いた。
「ここは?」
「この城の最上階の廊下です。この先にサタナキア様がお待ちです」
そのまま付いていくと豪華な両開きの扉の部屋の前に案内された。
部屋の前には見覚えのある顔の女性が立っていた。姿は魔族のそれだがその者がすぐにプルフラだと3人は気が付いた。
プルフラは軽く会釈をすると扉をノックしサタナキアに告げた。
「アモン様が協力者の方々を連れてまいりました」
「入ってもらいなさい」
「では失礼します」
そういうとプルフラは扉を開け皆を中へ案内した。
部屋はとても煌びやかで高貴な雰囲気だ。
さすが魔王の自室と言うだけはある。
「遠いところわざわざお越しくださり感謝いたします。私はサタナキア。魔王の一人として、このファーメルハイトを取り仕切らせて頂いています」
「俺はハルトです。こちらは右からルナ、ルシア、シン、ヒナタです」
「よろしくお願いします。……皆さんとても強い力をお持ちのようですね。……ハルト様とルナ様……それにルシア様は私よりもお強いでしょう」
「なっ!魔王様よりも強いなどいくら何でも世辞が過ぎます!!」
アモンが慌てて割り込んできた。
そんなアモンを左手を広げ制止させた。
「私の目を貴方は疑うのですか?」
「いえ……」
「サタナキア様は見ただけでわかるのですか?」
「ふふ、様は不要ですよ。私は天痛眼というエクストラスキルを持っていますので、見ただけでその者の本質が透けて見えてしまうのです」
鑑定の上位互換みたいなものか……すごいな。
「わかりました。では我々にも様付けはやめてください。それで、わざわざここへ呼んだのはそのスキルで見るためですか?」
「直接見てみたいと思ったのは事実ですが、強さを見たかったのではありません。あなた方の人柄を見てみたいと思いまして」
「では、その目で見た感想は?」
「……あなた方はとても澄み切った、まるで……伝説に聞く女神の泉のような心を持っていますね。一人一人色は違いますが皆さん今まで出会った誰よりも純粋で綺麗な色をして見えます。協力者に選んで本当によかったと思いました。それに……ハルトさんはとても不思議な生い立ちをしておられるようで……」
!?まさか転生のことまで見ただけでわかるのか!?
心を色で例えるというのも不思議な話だな。サタナキアの目にはどう見えているのだろうか?
「その目で見た者の本質を見抜けるというのならば、マナリスの伏兵を見抜くこともたやすいのでは?」
「そうですね。その者が先日の者たちの様に自分の意思で協力している者ならば見抜けると思います。しかし洗脳や魅了をされていたり、もしくはマナリスの行いを盲目的に正義と信じ込んでいる者だった場合は分からないのです」
なるほど、心に闇があったり矛盾があれば捉えることも出来るけど、自分の欲のためでなくマナリス自体を信じ切って協力している場合はそういった揺らぎも現れないってことか。
「なるほど。それではこれからどうやってマナリスを追うつもりですか?」
「それに関しては一つ既にこちらで手を打っております。アモン」
「はっ。先日捕えた魔族の生き残りを尋問していた際にアスタロトの名前をこぼした者がいたのです」
!!そういえばナターシャとアガレスもそんな名前を出してたな。
「その顔を見るに、貴方もアスタロトの名前をどこかで聞いたことがあるようですね」
「ああ、ダンジョンで会ったアガレスって魔族が死に際にその名前を出していた。それにマナリスから寝返った仲間もアスタロトのことを知っていた」
「寝返った?その者は信用できるのですか?」
「勿論、俺が保証する」
「アモン。ハルトさんを信じましょう。この方は真贋を見分けられないほど愚かではありませんよ」
「サタナキア様がそう言うのでしたら……。ゴホンっ!話を戻しますね。アスタロトとは先代6魔王の一人です。現在は隠遁していて表に出てきていないはずでした。その名前が出てくるということは恐らく先代の魔王アスタロト本人の可能性が高いと思います」
「先代魔王か……でもそれなら名前も割れてるなら今の魔王達でとっちめちゃうわけにはいかないのか?」
サタナキア、アモン、プルフラは皆困った顔をしていた。
「それが……アスタロトは先代魔王の中でも最強の魔王でして。現在の6魔王で最強とされる魔王アザゼルですらも勝てるかどうか……」
ホントに引退した魔王なの……?バリバリ現役じゃん!
「でも魔王6人でアスタロトを捕えようとしたら出来なくはないんじゃないのか?他の魔王もそれなりには強いんだろう?」
「魔王アスタロトは魔眼持ちなのです……」
「魔眼?」
「わかりやすく言えば、同じ種族の者で自分よりも力が劣る者は強制的に支配下に置ける能力です」
「はぁ!?なにそれチートじゃん!!」
「ちーと?というのはよくわかりませんが、そのせいでアスタロトの名が出ても我々は動くに動けないでいるのです」
なるほど……。だからさっきサタナキアさんも天痛眼で見ても分からないって言ってたのか。魔眼で支配されてる者は本人の意思がないからってとこか。かなり厄介だな……。
「あ、それで魔眼で支配されない俺らの力を借りたいってことなのか」
ん?魔族は支配……?あ。
「ハルトさんもお気づきのようですね。ルシアさんも魔族のようですのでアスタロトの支配の影響を受ける可能性が高いです」
皆で呑気に話を聞き流しているルシアを見た。
「おい、ルシア。お前は今回連れて行けそうにないぞ」
「え?なんで?」
「はぁ……魔王アスタロトって奴は魔族を支配できる魔眼ってのを持ってるらしいだから魔族であるお前も操られる可能性が――」
「魔眼ってこれ?」
そういうとルシアは目に魔力を集めた。するとルシアの右目が赤く光り、目に魔紋のような模様が浮かび上がった。
「!??」
全員それを見て驚いた。
アモンに至っては開いた口がふさがらずぱくぱくしている。
「まさか魔眼まで持っているとは……驚きましたわ……」
「ええ、ほんと……俺も驚きました」
「?」
ルシアは事の重大さをまだ理解していない。
「魔眼を持っていたら支配されない可能性は?」
「同一の時代に魔眼持ちが二人以上現れたという話は過去に聞いたことがありませんので……。確信はありませんが、おそらくルシアさんが操られる可能性は低いかと思います」
「だそうだぞ?ルシア。お前も付いてきていいみたいだ」
「わーい」
「ひとまず皆様は協力していただけると捉えてかまいませんか?」
「ああ、俺の仲間にマナリス内部に仇がいる可能性があるやつもいるし、放っては置けないからな」
「ではこれからよろしくおねがいしますね」
「ああ、よろしくたのむ」
サタナキアとハルトは強く握手を交わした。
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