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2章
46話 ゲイル=ラグナ
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扉の鍵が開く音に驚き、振り返ると人狼族の男がかなり慌てた様子で扉を開けて飛び出した。
「助けてくれ!!追われてるんだ!!」
男はイザとエルロンを見るや否や助けを求めてきた。
敵なのか、それとも囚われそうになり逃げてきた人なのか判断が付かず二人は困っていた。
「どうする…?」
「うーん、まぁよくわからんけど困っているみたいだし、話を聞いてみるか」
こうして男の話を聞くと、ある2人組に追われているのだという。
「あんたら腕は立つのか…!?見たところ人間とエルフのようだが…!?」
「俺をなめているのか?SSランクの冒険者だぞ?」
エルロンがそう言うと男は安堵したようだ。
(SSランクの冒険者の仲間がいたとは…助かった!こいつらならガル達を返り討ちにしてくれるだろう!!俺に運が向いてきた!!)
男はガルと銀牙から逃げてここまでやってきたゲイルだった。
イザとエルロンをイスカリオテの仲間と勘違いして助けを求めてきたようだ。
組織内の地下通路を歩いているのだからゲイルがそう思い込んでも仕方がない。
イザとエルロンは男が敵なのか被害者なのか決めかねていた。
かなり動揺していたようなので誰かに追われてここまで来たのは間違いないが、組織内部を歩いているイザたちに何の疑いもなく声をかけ助けを求めたことに引っかかりを感じていた。
しかし、現状それを判断する材料はないので男を連れて奥へ歩き始めた。
先ほどまで酷く怯えていた男は二人が強者だと知るととたんに元気になった。
「あんた名前は?」
「俺はゲイルといいます」
「で?どこから来たんだ?」
エルロンは探りを入れ始めた。
「さっき見てたでしょ?あの通路の先からですよぉ。やばい二人組に追われて…必死で逃げてきました」
「その二人組ってのは何者なんだ?何故追われてた?」
男は少し間をおいて答え始めた。
「……私も知らない人達です!急に押しかけてきて襲われてそれで…」
ゲイルも自分のことを知らないこの二人に若干違和感を覚えたのでその場をかいくぐれるように真偽を織り交ぜながら質問に応じていった。
(この二人今まで見たことがない。SSランク程の強者というならベルモッド様の側近…だが新たな協力者を迎えたという話を聞いていない。もし外部からの侵入者だったとしたらまずい。ベルモッド様の側近だとしてもガル達を招き入れたと知られたらまずい…!ここはどちらとも取れるような言葉で濁しつつ。隙を見てこいつらからも離れるのが得策だ!)
「おい、お前を追いかけてきているという敵の特徴を教えてくれないか?」
「そうですね…獣人二人組です」
「獣人じゃ広すぎるだろう。種族は?」
あいまいな返答にエルロンはいら立ちを隠せなかった。
「じ、人狼族です」
人狼族の二人組…それを聞いてイザとエルロンは1つ思い当たったので顔を見合わせた。
そこでイザはゲイルに鎌を掛けてみることにした。
「その二人組ってのは冒険者か?」
「…さぁ…そこまでは…」
(まずいな…矢継ぎ早の質問!こいつら俺を怪しんでいやがる。この二人がどっち側の者だったとしてもこれ以上怪しまれるのは危険!ここは話を変えるしかない)
「あのー?追手に追いつかれると怖いので奥の部屋に急ぎませんか?」
「ああ…そうだな」
そういうとイザはゲイルの顔をぶん殴った。
ゲイルは何故殴られたのか分からず動転していた。
「!?」
(どこで疑われた!?)
「お前は何故この通路の先に部屋があることを知っている」
「いやぁ…これだけ長い通路ですし、途中で部屋くらいあるだろうな…と思って」
ゲイルは苦しい言い訳をしていた。
「それに俺らを強者と知ったとたんに安堵したようだが、ここはイスカリオテの組織内部。部外者ならそんな場所をうろついている見ず知らずの者を頼って安堵するのはおかしいだろう?」
「そ、それは、あなた方は優しそうに見えたので…敵ではないと思って」
「それだけか?」
「は、はい!!」
(あぶねぇ~!なんとかギリギリ乗り切れそうだ…それにしてもこいつら侵入者だったのか…ランスとバティスは何をやってるんだよ!)
「イザさん」
「ああ、こいつは黒だな」
乗り切れそうと思った矢先にそう言われてゲイルは焦っていた。
「な、何ですか急に!黒っていったい!」
「俺はさっきここはイスカリオテの組織内部といったな」
「…はい。……!!」
ゲイルは自分のミスにようやく気が付き、顔を青くした。
「気づいたようだな…。そう、お前はイスカリオテという名前を聞いても何一つ疑問に思わなかった。つまりここがイスカリオテの施設だと知っていて入ってきたということだ」
「言い逃れはあるか?」
「ちくしょう!!!」
そういうとゲイルはガルたちから逃げ切ったときのように煙幕で逃げようとした。しかし煙幕を投げようとした手をエルロンの矢が撃ちぬいた。
「甘いぜ」
エルロンは床に転がった煙球を手に取り眺めた。
そしてその玉を掌の上で軽く上に放りながらいった。
「こんなもので俺らから逃げ切ろうなんてな愚かだな」
「ぐわああああああ!痛い!ちくしょう!なんで俺様がこんな目に!!」
そう言いながらゲイルは奥に駆けていった。
二人はそれを追いかけようとしたとき、後ろから声が聞こえてきた。
「イザさん!」
ゲイルを追って地下に入ったガルと銀牙が追いついてきたようだ。
それに気が付くとゲイルは射抜かれた手を抑えながら痛みをこらえ必死に奥に駆け始めた。
4人はそれを追いながら話をした。
ガル達はラグナ家であったことを説明する。
イザたちは二人の魔人と出会ったこと、アラクネ達を解放したことを話した。
「なるほど、ゲイルはお前の兄弟なのか…」
「はい。ですがもう許しておけません」
ガルの目にイザは覚悟を感じた。
「ゲイルは俺に討たせてください…」
「わかった。お前に任せるよ」
銀牙が前を行く手負いのゲイルを見て言った。
「どうしますか?俺がこのまま一気にいってゲイルを捕まえてきましょうか?」
「いや、このまま敵の本拠地に案内してもらうとしよう」
「わかりました」
こうして四人はゲイルを追って奥へと進んだ。
ほぼ一本道だった侵入口付近とは違い、やや入り組んだ道を進みながらゲイルはひたすら奥へと逃げていた。
(こんなところで…終わるわけにはいかないんだよ!散々手を汚してここまで来たんだ。あと少し…、あと少しで夢がかなう!!俺はこんなところで死んでいい存在じゃない!!)
ゲイルは豪華な扉の部屋の前にたどり着いていた。
扉を何度も叩き必死に叫ぶ。
「ゲイルです!!開けてください!!」
すると扉が開きゲイルは慌てて部屋へと入っていった。
四人も見失わないようにすぐに後を追い部屋に入った。
部屋に入ると衝撃的な光景が目に飛び込んできた。
「助けてくれ!!追われてるんだ!!」
男はイザとエルロンを見るや否や助けを求めてきた。
敵なのか、それとも囚われそうになり逃げてきた人なのか判断が付かず二人は困っていた。
「どうする…?」
「うーん、まぁよくわからんけど困っているみたいだし、話を聞いてみるか」
こうして男の話を聞くと、ある2人組に追われているのだという。
「あんたら腕は立つのか…!?見たところ人間とエルフのようだが…!?」
「俺をなめているのか?SSランクの冒険者だぞ?」
エルロンがそう言うと男は安堵したようだ。
(SSランクの冒険者の仲間がいたとは…助かった!こいつらならガル達を返り討ちにしてくれるだろう!!俺に運が向いてきた!!)
男はガルと銀牙から逃げてここまでやってきたゲイルだった。
イザとエルロンをイスカリオテの仲間と勘違いして助けを求めてきたようだ。
組織内の地下通路を歩いているのだからゲイルがそう思い込んでも仕方がない。
イザとエルロンは男が敵なのか被害者なのか決めかねていた。
かなり動揺していたようなので誰かに追われてここまで来たのは間違いないが、組織内部を歩いているイザたちに何の疑いもなく声をかけ助けを求めたことに引っかかりを感じていた。
しかし、現状それを判断する材料はないので男を連れて奥へ歩き始めた。
先ほどまで酷く怯えていた男は二人が強者だと知るととたんに元気になった。
「あんた名前は?」
「俺はゲイルといいます」
「で?どこから来たんだ?」
エルロンは探りを入れ始めた。
「さっき見てたでしょ?あの通路の先からですよぉ。やばい二人組に追われて…必死で逃げてきました」
「その二人組ってのは何者なんだ?何故追われてた?」
男は少し間をおいて答え始めた。
「……私も知らない人達です!急に押しかけてきて襲われてそれで…」
ゲイルも自分のことを知らないこの二人に若干違和感を覚えたのでその場をかいくぐれるように真偽を織り交ぜながら質問に応じていった。
(この二人今まで見たことがない。SSランク程の強者というならベルモッド様の側近…だが新たな協力者を迎えたという話を聞いていない。もし外部からの侵入者だったとしたらまずい。ベルモッド様の側近だとしてもガル達を招き入れたと知られたらまずい…!ここはどちらとも取れるような言葉で濁しつつ。隙を見てこいつらからも離れるのが得策だ!)
「おい、お前を追いかけてきているという敵の特徴を教えてくれないか?」
「そうですね…獣人二人組です」
「獣人じゃ広すぎるだろう。種族は?」
あいまいな返答にエルロンはいら立ちを隠せなかった。
「じ、人狼族です」
人狼族の二人組…それを聞いてイザとエルロンは1つ思い当たったので顔を見合わせた。
そこでイザはゲイルに鎌を掛けてみることにした。
「その二人組ってのは冒険者か?」
「…さぁ…そこまでは…」
(まずいな…矢継ぎ早の質問!こいつら俺を怪しんでいやがる。この二人がどっち側の者だったとしてもこれ以上怪しまれるのは危険!ここは話を変えるしかない)
「あのー?追手に追いつかれると怖いので奥の部屋に急ぎませんか?」
「ああ…そうだな」
そういうとイザはゲイルの顔をぶん殴った。
ゲイルは何故殴られたのか分からず動転していた。
「!?」
(どこで疑われた!?)
「お前は何故この通路の先に部屋があることを知っている」
「いやぁ…これだけ長い通路ですし、途中で部屋くらいあるだろうな…と思って」
ゲイルは苦しい言い訳をしていた。
「それに俺らを強者と知ったとたんに安堵したようだが、ここはイスカリオテの組織内部。部外者ならそんな場所をうろついている見ず知らずの者を頼って安堵するのはおかしいだろう?」
「そ、それは、あなた方は優しそうに見えたので…敵ではないと思って」
「それだけか?」
「は、はい!!」
(あぶねぇ~!なんとかギリギリ乗り切れそうだ…それにしてもこいつら侵入者だったのか…ランスとバティスは何をやってるんだよ!)
「イザさん」
「ああ、こいつは黒だな」
乗り切れそうと思った矢先にそう言われてゲイルは焦っていた。
「な、何ですか急に!黒っていったい!」
「俺はさっきここはイスカリオテの組織内部といったな」
「…はい。……!!」
ゲイルは自分のミスにようやく気が付き、顔を青くした。
「気づいたようだな…。そう、お前はイスカリオテという名前を聞いても何一つ疑問に思わなかった。つまりここがイスカリオテの施設だと知っていて入ってきたということだ」
「言い逃れはあるか?」
「ちくしょう!!!」
そういうとゲイルはガルたちから逃げ切ったときのように煙幕で逃げようとした。しかし煙幕を投げようとした手をエルロンの矢が撃ちぬいた。
「甘いぜ」
エルロンは床に転がった煙球を手に取り眺めた。
そしてその玉を掌の上で軽く上に放りながらいった。
「こんなもので俺らから逃げ切ろうなんてな愚かだな」
「ぐわああああああ!痛い!ちくしょう!なんで俺様がこんな目に!!」
そう言いながらゲイルは奥に駆けていった。
二人はそれを追いかけようとしたとき、後ろから声が聞こえてきた。
「イザさん!」
ゲイルを追って地下に入ったガルと銀牙が追いついてきたようだ。
それに気が付くとゲイルは射抜かれた手を抑えながら痛みをこらえ必死に奥に駆け始めた。
4人はそれを追いながら話をした。
ガル達はラグナ家であったことを説明する。
イザたちは二人の魔人と出会ったこと、アラクネ達を解放したことを話した。
「なるほど、ゲイルはお前の兄弟なのか…」
「はい。ですがもう許しておけません」
ガルの目にイザは覚悟を感じた。
「ゲイルは俺に討たせてください…」
「わかった。お前に任せるよ」
銀牙が前を行く手負いのゲイルを見て言った。
「どうしますか?俺がこのまま一気にいってゲイルを捕まえてきましょうか?」
「いや、このまま敵の本拠地に案内してもらうとしよう」
「わかりました」
こうして四人はゲイルを追って奥へと進んだ。
ほぼ一本道だった侵入口付近とは違い、やや入り組んだ道を進みながらゲイルはひたすら奥へと逃げていた。
(こんなところで…終わるわけにはいかないんだよ!散々手を汚してここまで来たんだ。あと少し…、あと少しで夢がかなう!!俺はこんなところで死んでいい存在じゃない!!)
ゲイルは豪華な扉の部屋の前にたどり着いていた。
扉を何度も叩き必死に叫ぶ。
「ゲイルです!!開けてください!!」
すると扉が開きゲイルは慌てて部屋へと入っていった。
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