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第36話 まずいだろう(幸太郎視点)
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リビングに布団を敷いて比奈をリビングに残し、寝室に入った俺は、自分の気持ちの変化に動揺していた。
俺には気になっている女性が居る。
優しくのんびりと喋る彼女、彼女の名前は雪さん。
だけど、もともと女性が苦手だった俺は積極的に行動できることもなく、何も進展できないまま日々を過ごしていた。
比奈の事は、高志の妹。
幼い彼女をずっと見てきた俺は俺自身の妹のような気分だった。
少なくとも女を意識したことは一度もなかった。
だけど俺の心臓はどうなった?
さっきから動機が止まらない。
デンが比奈に飛び掛かりそうになった時、噛むことはないだろうが後ろに倒れてしまっては大変だ。
俺はデンを引きはがすと同時に彼女を支えた。
その時の彼女の感触が忘れられない。
ありえないほど柔らかかった。
俺のお気に入りのボディーソープと彼女自身の甘い香りが混ざり合い気を失うかと思うぐらいいい匂いがした。
その後、自分が何をしゃべったかあまり覚えていない。
態度に出さないようにするのが精いっぱいだった。
おいおい、相手は女子高生だぞ?
こんな気持ちになるのは……。
まずいだろう。
俺には気になっている女性が居る。
優しくのんびりと喋る彼女、彼女の名前は雪さん。
だけど、もともと女性が苦手だった俺は積極的に行動できることもなく、何も進展できないまま日々を過ごしていた。
比奈の事は、高志の妹。
幼い彼女をずっと見てきた俺は俺自身の妹のような気分だった。
少なくとも女を意識したことは一度もなかった。
だけど俺の心臓はどうなった?
さっきから動機が止まらない。
デンが比奈に飛び掛かりそうになった時、噛むことはないだろうが後ろに倒れてしまっては大変だ。
俺はデンを引きはがすと同時に彼女を支えた。
その時の彼女の感触が忘れられない。
ありえないほど柔らかかった。
俺のお気に入りのボディーソープと彼女自身の甘い香りが混ざり合い気を失うかと思うぐらいいい匂いがした。
その後、自分が何をしゃべったかあまり覚えていない。
態度に出さないようにするのが精いっぱいだった。
おいおい、相手は女子高生だぞ?
こんな気持ちになるのは……。
まずいだろう。
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