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フェンサリルの女帝③
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何故、フリッグがこのような行為を楽しむのかエマには理解出来なかったが、海の宮殿の女主人の命令に背く事はできるはずも無い。
淫らな空間とは相反して、優雅で冷酷な女帝は舐め回すように美しい双子の執事を見ていた。
「エマ様、怖がらないで……オレとフギンは決して貴女を傷付けるような事はしません」
ムニンは、エマの手の甲に口付けると細く白い指先に口付けた。フギンはエマのローズブラウンの髪をゆっくりと横に流すと細い項を優しく舌で辿った。指の跡がつかないように、背後から豊かな乳房を揉み込むと、フギンの足の間でエマは背中を反らす。
背中越しに感じる、フギンのしなやかな肉体がピッタリと肌に寄せられると心地よさに甘い矯声を上げた。そしてやんわりとムニンと指先を繋ぐ。
再び、ムニンの舌先を胸の谷間から、柔らかな白い膨らみを越え、桃色のガーベラのような乳輪に行き着くと円を描くように舐める。そして片方の乳輪は、兄に変わって弟のフギンが中指でゆっくりとなぞった。
「はぁっ、んっ、あぁっ、あっ、んんっ、ゃん……ぁっ、ぁぁ、ひぁ、ぁ、だめ、んん、そこ、弱いからぁ」
「エマ様、先日はヴィズル様に……、一日中愛されたとお伺いしました。頭の先から足の指まで貴女様の心地の良い場所をあの方に探られ、教え込まれたのですね」
「それは珍しいな……、ヴィズル様は一人の雌に執着するような性格じゃないのに。本当に素っ気ない方ですから」
エマはこの間の事を思い出して赤面した。
玩具のように自分の体を扱ったり、体目当てならば、主神とはいえ、あの時激しく反抗したかも知れない。だが、ヴィズルと心が少し繋がれたあの瞬間から、会話をしながら穏やかな気持ちで交わっていた。
戦の神、死の神と恐れられる彼とは、まるで別人のような不思議な感覚だった。何も言わずともエマの気持ちの良い場所を把握し、何度も穏やかに登りつめさせる技術は心も体も蕩けさせられた。
そんな事を思い出していると、ムニンの舌先が胸の先端を刺激する。根元から押し付けるように舐め、それに反応するようにふっくらと突起が固くなってエマの華奢な体が、何度も打ち震えた。
「はぁっ、あっんっ、あっ、やぁっ、ふぁ、ぁっ……んんっ、ひぁっ、ゃあ、んんっ、ぁ、まってフギン」
胸元からお腹を指先で撫でていたフギンが、ゆっくりと盛り上がった恥丘を指でなぞり、閉じた亀裂を開いた。色素の薄い花弁は慎ましく重なり合っていて美しい。
フリッグは椅子に座りながら、その様子をまじまじと視姦した。侍女の女神も局部を眺めながら口に手を当て、淫らな視線を興味津々でエマに向けた。
「妾には劣るが、人間の娘にしては綺麗なものだな。ほら、フリーン見るがいい。まだフギンが触れてもいないのに、花芯が膨らんでおるな。フギンよ、もっと開いて妾に良く見せるのだ」
「フリッグ様の仰る通りですね。まだあまり使い込んではいないのでしょう」
侍女フリーンは、女帝の言葉に頷いて微笑んだ。焦らすようにフギンの指先が花唇をなぞるように辿り、女神達はクスクス笑いながらそれを見守っていた。
エマは涙を浮かべ、目を伏せ羞恥に肌を薄紅色に染めなた。人前での屈辱的な行為にも関わらず無意識につぅ、と愛液の筋を垂らした。
「しばしのご辛抱です、エマ様。ああ、でも……僕がまだ愛撫していないのに、蜜が溢れていますね。屈辱を感じながら、視られる事に興奮しておられるのでしょうか? ふふふ」
「可愛い、エマ様。二人でいろんな場所をご奉仕させていただきますね」
ムニンが耳元で囁き、首筋を舐めながら乳房を揉み込むと、フギンが愛液を絡めとる。すると今まで以上に荒い吐息が漏れ始める。
「んぁっ、ああっ、ゃ、あっ、ふぁ、そんなことないわ、視られて感じてなんか、あっ、んっ、はぁぁっ、ああっ、やぁ、ん、いやぁ、恥ずかしい、見ないで」
フギンの人差し指と中指で花芯を撫でられ、体が波打つように震えた。
快楽の全神経が集中しているような淫らな場所であり、快感を感じる為に存在しているのかと思われる程だ。根元から上へと撫でられる度に、愛液が溢れてヒクヒクと震える。
乳房を撫でていたムニンの指先が、溢れる花穴まで下がって、愛液を止めるように中指だけゆっくりと挿入させた。
「ああっ!! はぁぁぅ、まって、ふたり、とも、やぁ、あっ、ああっ、――――ッ!!」
花芯と膣内を同時に刺激された瞬間、直ぐに達してしまったエマは、フギンの背中に持たれながら艷やかに吐息を漏らした。
渡り烏の吐息は、彼女と同じく徐々に熱くなり、宝石のような澄んだ瞳に色香が漂っていて淫らだ。
「お風呂場でご奉仕させて頂いた時より、感じやすくなっていますね……直ぐに達してしまわれて本当に嬉しいです」
「オレの指を咥えただけで、こんなに可愛い反応して下さるなんて、もっと、もっと奉仕しますね?」
双子は同時に指を動かし始めた。コリコリとして、張りのある花芯を一定のリズムで撫でながら、中指を波打つように上下に動かすと、エマは太腿をうち震わせて喘ぐ。
「はぁっ、はぁ……あっ、ああっ、んん、ひぁ、あっ、やぁっ、あんっ、あっ、だめよ、お願い、もう、あぅ、ひぁっ、あっ! はぁっ、きちゃう、あっ、ああっ」
双子の息はピッタリと合い、エマの表情を確認しながらグッと膣内を押しあげ、花新を指先で摘んだ瞬間に、愛液が大量に溢れて甘い矯声が部屋に響き渡った。荒い呼吸を繰り返すエマの肩に口付けた二人に、フリッグは笑った。
「流石は男娼だな……、経験の浅い女でも直ぐにいかせる事ができる。そなたの美しく良く透る声は、オーディンにも届くやも知れぬぞ。さぁ、妾に良く見えるようにしてくれ。エマよそはたも奉仕してやれ」
この淫らな催しを大変気に入った様子のフリッグは、二人に指示をする。ぐったりとしているエマをフギンが自分を跨ぐように四つん這いにさせる。
冷血な女帝に犬のような格好で秘部を見せる事はこれ以上ない位に屈辱であり、それと同時にゾクゾクとした、沸き立つような快感を感じた。
ムニンはエマの臀部を開いて、濡れて光る桃色に充血した花弁を彼女に見せ付けた。四つん這いになったエマの目の前には、美しい青年にはおよそ似つかわしくない、大きな陰茎がそそり立っている。
こんな体験は、敬虔なクリスチャンの自分には一生起こり得ないと思っていたのに、異教の神の前で淫らな儀式をしている。涙が頬を伝ってエマは懺悔の言葉を口にした。
「あぁ、神様……淫らな私をお許しください」
「神の前で異教の神に許しを請うとはな。この、宮殿ではオーディンの力も及ばぬ。妾を喜ばせている事に誇りを持つがいい」
フギンが、エマの両足から顔を出すと花弁を開いて濡れた敏感なそこを舐め始めた。そしてムニンが未開発の尻穴を舐める。おまりの恥ずかしさに腰を引こうとするも、がっしりと二人に押さえられた。
「ひぁっ、やっ、や、そこは汚いわ、ムニンっ……あ、ああっ、やぁっ、あっ、ああっ、ひっ、あん、やぁ、はぁ、あぅぅ、んん」
指よりも柔らかな舌先が蠢いて尿道口まで舐められると、快感に意識がぷつぷつと途切れそうになる。
従順な双子の執事の舌先と愛液で充血する花弁を見ながら、フリッグはドレスの裾をめくり上げると、自慰し始めた。
「んん……エマ様、お尻も性感帯なんですよ。はぁ、ここを好きな女神……様も多いです。もちろんヴァルキリーもね……はぁ」
「んんっ、甘い蜜です。フルーツが好きなエマ様らしい。はぁっ……エマ様、小さなお口では飲み込むのは……難しいでしょうから、僕のペニスを扱いて……下さいませんか」
エマは二人の舌先に甘く鳴きながら、言われるがままフギンのペニスを指でゆっくりと扱いた。フギンの唇は花弁全体を飲み込むように深く口付けし、花芯から尿道口まで舌の腹でねっとりと舐め上げた。
ムニンは、愛液が溢れる蜜穴に舌先を挿入し、愛液を舐めとると尻穴に蜜を絡めた。
「ああっ! あんんっ、あっ、やぁっ、ひつ、ああっ! あん、やっ、やっ、あっあぅ、ああっ、あっ、だめ、だめ、もう、わたしっ、ああっ!!」
執事達の愛情深く献身的な奉仕に、ヴィズルに愛されたと時のように潮吹きをしながら絶頂に達してしまい、目の前が霞んでフギンの陰茎の前でへたりこんでしまった。
彼を満足させるほど、余裕は無く羞恥に涙が溢れた。
そんなエマのローズブラウンの柔らかな髪に口付けたムニンは、ちらりと女帝を見た。女神は指先で自分を慰めるには飽き足らず、奉仕の一貫として侍女に花弁を舐めさせていた。
これが、たまに侍女を使うという事だろう。女性に興味があると言うより、自慰の手伝いをさせているという、淡々としたものだった。
「はぁ……良いぞ。ムニン、フギン、そろそろ張型を使え。その澄ました顔を突き上げられて、淫らに歪ませている表情が見たいのだ。毎夜オーディンに突き上げられて、獣のように鳴いてあるのだろう?」
ムニンは無言のまま頷くと、張型を掴んでゆっくりと蜜を絡ませ、エマの臀部を優しく撫でた。
「こ、怖いわ……そんなの、体に入れた事が無いの」
「オレ達やヴィズル様よりも小振りなので、大丈夫ですよ。傷つけ無いように愛撫します。フギンも、エマ様の可愛らしい花芯撫でてあげますね」
四つん這いで尻をあげたまま、男性の形をしたそれをムニンは焦らすように花弁に擦り、弾力性のあるそれをゆっくりと挿入する。
男性の陰茎とは違い、温もりは感じないが弾力性のある張型を緩やかに膣内で動き始め、フギンが指先で花芯を擦った。
「っ!! ああっ、やぁあっ、はぁっ、あっ、あっ、ああっ、んぁ、やぁ、んあ、なんか、やぁっ……膣内で擦れ……っ!!」
溢れた愛液をフギンが舌先で受け止め、丹念に指と舌で縦筋を舐める。ムニンは、張型を浅く突き上げ、時には緩やかに根元まで深く挿入して、かきまぜるように動かす。
「あ、ああっ!! いゃぁ、あっ、あっあっそこ、だめ、あっ、――――ッッ!!」
感高い甘い声の後に、エマはガクガクと体を震わせ絶頂に達した。
フリッグは、侍女フリーンに、エマに使わせた張型よりも、一回り大きめのものを黄金でできた張型を挿入させ、艷やかに喘ぎながら笑った。
「ムニンよ、はぁ、変わってやれ……はぁ、まだ妾は達しておらぬからな。生意気な、んん、小娘の淫らな顔をみたい。どうやってあの男を垂らしこんだのだ? はぁっ」
フリッグは、侍女の肩に足をかけながら花芯を舐める髪を掴んでいた。その姿と言葉にエマは息を飲んだ。ムニンはエマの体を膝に乗せて両足を開かせると華奢な太腿を両手で抱えるように拘束した。
兄に変わって、張型を受け取ったフギンが、エマの唇の端に口付けると、頬を染め媚びた子犬のように彼女を切なく見つめる。
「貴女に口付けたいけれど、許されません……安心して。こんな辱めを受けてもエマ様の高潔さは失われません。はぁ……僕らにとってヴィズル様と同じく大切な方です」
「エマ様……フリッグ様のお言葉は気になさらず気持ちよくなって下さい。オレ達は女神様やヴァルキリーに買われる男娼でもあるけど……貴女にご奉仕のする事は、本当の意味で喜びです」
絶対的な神々に買われる事が、完全に彼ら意志ではない。神々を奉仕する楽しみもあれば、苦しく過酷な瞬間もあるのだろうとエマは、思えた。
二人とも同じく陰茎を固くさせながら、欲望に耐え、熱く苦しい吐息を吐いてる。
呼吸を止めるようにしてフギンが、張型をゆっくりと挿入する。気持ちの良い場所を探るようにゆっくりと擦られると、奥の激しく反応した部分をゆっくりと、程良い力加減で押し上げた。
「ひぁんっ! あんんっ、あ、ああっ、あっあっあっ、んぁ、もう、あっ、はぁっ、あん……やぁ、もう、無理、はぁっ、ああっ、フギン、ムニン、おかしくなって、しまうわ、やぁっ、あんん、またいっちゃう」
ムニンの吐息が耳元を愛撫し、堪らず張型を動かすフギンに抱きついた。エマの華奢な体は、甘い香りを放って玉のような汗が浮かんで輝いていた。
虹色の瞳の瞳は濡れ、攻めたてられるガーベラのような花弁の結合部からとろとろとした、潤滑油がとめどなく溢れる。
己の分身を、甘い女陰に挿入する事の出来ない二人の美青年の耐え忍ぶ表情としなやかな鷹のような体は、フリッグを大いに喜ばせた。
「はぁ……っ、フギン、ムニン……そろそろ、エマをいかせろ。妾ももう、限界だ……はぁっ、フリーン、もっと動かせ」
侍女は、命令をされるままに張型を素早く動かし口で奉仕をしているのをぼんやりと虚ろな瞳で眺めた。
ムニンの指先で敏感な花芯を撫でられ、フギンによって張型のリズムを早めて上下に動かされると、とうとうエマは、泣きながらフギンの首元にすがり付き、頬に二人の優しい口付けを感じつつ、頭を真っ白にして絶頂に達した。
「あ、あああっっ!!」
透き通る美しい声が海の宮殿に響いて、エマは意識が遠のいていくのを感じた。
淫らな空間とは相反して、優雅で冷酷な女帝は舐め回すように美しい双子の執事を見ていた。
「エマ様、怖がらないで……オレとフギンは決して貴女を傷付けるような事はしません」
ムニンは、エマの手の甲に口付けると細く白い指先に口付けた。フギンはエマのローズブラウンの髪をゆっくりと横に流すと細い項を優しく舌で辿った。指の跡がつかないように、背後から豊かな乳房を揉み込むと、フギンの足の間でエマは背中を反らす。
背中越しに感じる、フギンのしなやかな肉体がピッタリと肌に寄せられると心地よさに甘い矯声を上げた。そしてやんわりとムニンと指先を繋ぐ。
再び、ムニンの舌先を胸の谷間から、柔らかな白い膨らみを越え、桃色のガーベラのような乳輪に行き着くと円を描くように舐める。そして片方の乳輪は、兄に変わって弟のフギンが中指でゆっくりとなぞった。
「はぁっ、んっ、あぁっ、あっ、んんっ、ゃん……ぁっ、ぁぁ、ひぁ、ぁ、だめ、んん、そこ、弱いからぁ」
「エマ様、先日はヴィズル様に……、一日中愛されたとお伺いしました。頭の先から足の指まで貴女様の心地の良い場所をあの方に探られ、教え込まれたのですね」
「それは珍しいな……、ヴィズル様は一人の雌に執着するような性格じゃないのに。本当に素っ気ない方ですから」
エマはこの間の事を思い出して赤面した。
玩具のように自分の体を扱ったり、体目当てならば、主神とはいえ、あの時激しく反抗したかも知れない。だが、ヴィズルと心が少し繋がれたあの瞬間から、会話をしながら穏やかな気持ちで交わっていた。
戦の神、死の神と恐れられる彼とは、まるで別人のような不思議な感覚だった。何も言わずともエマの気持ちの良い場所を把握し、何度も穏やかに登りつめさせる技術は心も体も蕩けさせられた。
そんな事を思い出していると、ムニンの舌先が胸の先端を刺激する。根元から押し付けるように舐め、それに反応するようにふっくらと突起が固くなってエマの華奢な体が、何度も打ち震えた。
「はぁっ、あっんっ、あっ、やぁっ、ふぁ、ぁっ……んんっ、ひぁっ、ゃあ、んんっ、ぁ、まってフギン」
胸元からお腹を指先で撫でていたフギンが、ゆっくりと盛り上がった恥丘を指でなぞり、閉じた亀裂を開いた。色素の薄い花弁は慎ましく重なり合っていて美しい。
フリッグは椅子に座りながら、その様子をまじまじと視姦した。侍女の女神も局部を眺めながら口に手を当て、淫らな視線を興味津々でエマに向けた。
「妾には劣るが、人間の娘にしては綺麗なものだな。ほら、フリーン見るがいい。まだフギンが触れてもいないのに、花芯が膨らんでおるな。フギンよ、もっと開いて妾に良く見せるのだ」
「フリッグ様の仰る通りですね。まだあまり使い込んではいないのでしょう」
侍女フリーンは、女帝の言葉に頷いて微笑んだ。焦らすようにフギンの指先が花唇をなぞるように辿り、女神達はクスクス笑いながらそれを見守っていた。
エマは涙を浮かべ、目を伏せ羞恥に肌を薄紅色に染めなた。人前での屈辱的な行為にも関わらず無意識につぅ、と愛液の筋を垂らした。
「しばしのご辛抱です、エマ様。ああ、でも……僕がまだ愛撫していないのに、蜜が溢れていますね。屈辱を感じながら、視られる事に興奮しておられるのでしょうか? ふふふ」
「可愛い、エマ様。二人でいろんな場所をご奉仕させていただきますね」
ムニンが耳元で囁き、首筋を舐めながら乳房を揉み込むと、フギンが愛液を絡めとる。すると今まで以上に荒い吐息が漏れ始める。
「んぁっ、ああっ、ゃ、あっ、ふぁ、そんなことないわ、視られて感じてなんか、あっ、んっ、はぁぁっ、ああっ、やぁ、ん、いやぁ、恥ずかしい、見ないで」
フギンの人差し指と中指で花芯を撫でられ、体が波打つように震えた。
快楽の全神経が集中しているような淫らな場所であり、快感を感じる為に存在しているのかと思われる程だ。根元から上へと撫でられる度に、愛液が溢れてヒクヒクと震える。
乳房を撫でていたムニンの指先が、溢れる花穴まで下がって、愛液を止めるように中指だけゆっくりと挿入させた。
「ああっ!! はぁぁぅ、まって、ふたり、とも、やぁ、あっ、ああっ、――――ッ!!」
花芯と膣内を同時に刺激された瞬間、直ぐに達してしまったエマは、フギンの背中に持たれながら艷やかに吐息を漏らした。
渡り烏の吐息は、彼女と同じく徐々に熱くなり、宝石のような澄んだ瞳に色香が漂っていて淫らだ。
「お風呂場でご奉仕させて頂いた時より、感じやすくなっていますね……直ぐに達してしまわれて本当に嬉しいです」
「オレの指を咥えただけで、こんなに可愛い反応して下さるなんて、もっと、もっと奉仕しますね?」
双子は同時に指を動かし始めた。コリコリとして、張りのある花芯を一定のリズムで撫でながら、中指を波打つように上下に動かすと、エマは太腿をうち震わせて喘ぐ。
「はぁっ、はぁ……あっ、ああっ、んん、ひぁ、あっ、やぁっ、あんっ、あっ、だめよ、お願い、もう、あぅ、ひぁっ、あっ! はぁっ、きちゃう、あっ、ああっ」
双子の息はピッタリと合い、エマの表情を確認しながらグッと膣内を押しあげ、花新を指先で摘んだ瞬間に、愛液が大量に溢れて甘い矯声が部屋に響き渡った。荒い呼吸を繰り返すエマの肩に口付けた二人に、フリッグは笑った。
「流石は男娼だな……、経験の浅い女でも直ぐにいかせる事ができる。そなたの美しく良く透る声は、オーディンにも届くやも知れぬぞ。さぁ、妾に良く見えるようにしてくれ。エマよそはたも奉仕してやれ」
この淫らな催しを大変気に入った様子のフリッグは、二人に指示をする。ぐったりとしているエマをフギンが自分を跨ぐように四つん這いにさせる。
冷血な女帝に犬のような格好で秘部を見せる事はこれ以上ない位に屈辱であり、それと同時にゾクゾクとした、沸き立つような快感を感じた。
ムニンはエマの臀部を開いて、濡れて光る桃色に充血した花弁を彼女に見せ付けた。四つん這いになったエマの目の前には、美しい青年にはおよそ似つかわしくない、大きな陰茎がそそり立っている。
こんな体験は、敬虔なクリスチャンの自分には一生起こり得ないと思っていたのに、異教の神の前で淫らな儀式をしている。涙が頬を伝ってエマは懺悔の言葉を口にした。
「あぁ、神様……淫らな私をお許しください」
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フギンが、エマの両足から顔を出すと花弁を開いて濡れた敏感なそこを舐め始めた。そしてムニンが未開発の尻穴を舐める。おまりの恥ずかしさに腰を引こうとするも、がっしりと二人に押さえられた。
「ひぁっ、やっ、や、そこは汚いわ、ムニンっ……あ、ああっ、やぁっ、あっ、ああっ、ひっ、あん、やぁ、はぁ、あぅぅ、んん」
指よりも柔らかな舌先が蠢いて尿道口まで舐められると、快感に意識がぷつぷつと途切れそうになる。
従順な双子の執事の舌先と愛液で充血する花弁を見ながら、フリッグはドレスの裾をめくり上げると、自慰し始めた。
「んん……エマ様、お尻も性感帯なんですよ。はぁ、ここを好きな女神……様も多いです。もちろんヴァルキリーもね……はぁ」
「んんっ、甘い蜜です。フルーツが好きなエマ様らしい。はぁっ……エマ様、小さなお口では飲み込むのは……難しいでしょうから、僕のペニスを扱いて……下さいませんか」
エマは二人の舌先に甘く鳴きながら、言われるがままフギンのペニスを指でゆっくりと扱いた。フギンの唇は花弁全体を飲み込むように深く口付けし、花芯から尿道口まで舌の腹でねっとりと舐め上げた。
ムニンは、愛液が溢れる蜜穴に舌先を挿入し、愛液を舐めとると尻穴に蜜を絡めた。
「ああっ! あんんっ、あっ、やぁっ、ひつ、ああっ! あん、やっ、やっ、あっあぅ、ああっ、あっ、だめ、だめ、もう、わたしっ、ああっ!!」
執事達の愛情深く献身的な奉仕に、ヴィズルに愛されたと時のように潮吹きをしながら絶頂に達してしまい、目の前が霞んでフギンの陰茎の前でへたりこんでしまった。
彼を満足させるほど、余裕は無く羞恥に涙が溢れた。
そんなエマのローズブラウンの柔らかな髪に口付けたムニンは、ちらりと女帝を見た。女神は指先で自分を慰めるには飽き足らず、奉仕の一貫として侍女に花弁を舐めさせていた。
これが、たまに侍女を使うという事だろう。女性に興味があると言うより、自慰の手伝いをさせているという、淡々としたものだった。
「はぁ……良いぞ。ムニン、フギン、そろそろ張型を使え。その澄ました顔を突き上げられて、淫らに歪ませている表情が見たいのだ。毎夜オーディンに突き上げられて、獣のように鳴いてあるのだろう?」
ムニンは無言のまま頷くと、張型を掴んでゆっくりと蜜を絡ませ、エマの臀部を優しく撫でた。
「こ、怖いわ……そんなの、体に入れた事が無いの」
「オレ達やヴィズル様よりも小振りなので、大丈夫ですよ。傷つけ無いように愛撫します。フギンも、エマ様の可愛らしい花芯撫でてあげますね」
四つん這いで尻をあげたまま、男性の形をしたそれをムニンは焦らすように花弁に擦り、弾力性のあるそれをゆっくりと挿入する。
男性の陰茎とは違い、温もりは感じないが弾力性のある張型を緩やかに膣内で動き始め、フギンが指先で花芯を擦った。
「っ!! ああっ、やぁあっ、はぁっ、あっ、あっ、ああっ、んぁ、やぁ、んあ、なんか、やぁっ……膣内で擦れ……っ!!」
溢れた愛液をフギンが舌先で受け止め、丹念に指と舌で縦筋を舐める。ムニンは、張型を浅く突き上げ、時には緩やかに根元まで深く挿入して、かきまぜるように動かす。
「あ、ああっ!! いゃぁ、あっ、あっあっそこ、だめ、あっ、――――ッッ!!」
感高い甘い声の後に、エマはガクガクと体を震わせ絶頂に達した。
フリッグは、侍女フリーンに、エマに使わせた張型よりも、一回り大きめのものを黄金でできた張型を挿入させ、艷やかに喘ぎながら笑った。
「ムニンよ、はぁ、変わってやれ……はぁ、まだ妾は達しておらぬからな。生意気な、んん、小娘の淫らな顔をみたい。どうやってあの男を垂らしこんだのだ? はぁっ」
フリッグは、侍女の肩に足をかけながら花芯を舐める髪を掴んでいた。その姿と言葉にエマは息を飲んだ。ムニンはエマの体を膝に乗せて両足を開かせると華奢な太腿を両手で抱えるように拘束した。
兄に変わって、張型を受け取ったフギンが、エマの唇の端に口付けると、頬を染め媚びた子犬のように彼女を切なく見つめる。
「貴女に口付けたいけれど、許されません……安心して。こんな辱めを受けてもエマ様の高潔さは失われません。はぁ……僕らにとってヴィズル様と同じく大切な方です」
「エマ様……フリッグ様のお言葉は気になさらず気持ちよくなって下さい。オレ達は女神様やヴァルキリーに買われる男娼でもあるけど……貴女にご奉仕のする事は、本当の意味で喜びです」
絶対的な神々に買われる事が、完全に彼ら意志ではない。神々を奉仕する楽しみもあれば、苦しく過酷な瞬間もあるのだろうとエマは、思えた。
二人とも同じく陰茎を固くさせながら、欲望に耐え、熱く苦しい吐息を吐いてる。
呼吸を止めるようにしてフギンが、張型をゆっくりと挿入する。気持ちの良い場所を探るようにゆっくりと擦られると、奥の激しく反応した部分をゆっくりと、程良い力加減で押し上げた。
「ひぁんっ! あんんっ、あ、ああっ、あっあっあっ、んぁ、もう、あっ、はぁっ、あん……やぁ、もう、無理、はぁっ、ああっ、フギン、ムニン、おかしくなって、しまうわ、やぁっ、あんん、またいっちゃう」
ムニンの吐息が耳元を愛撫し、堪らず張型を動かすフギンに抱きついた。エマの華奢な体は、甘い香りを放って玉のような汗が浮かんで輝いていた。
虹色の瞳の瞳は濡れ、攻めたてられるガーベラのような花弁の結合部からとろとろとした、潤滑油がとめどなく溢れる。
己の分身を、甘い女陰に挿入する事の出来ない二人の美青年の耐え忍ぶ表情としなやかな鷹のような体は、フリッグを大いに喜ばせた。
「はぁ……っ、フギン、ムニン……そろそろ、エマをいかせろ。妾ももう、限界だ……はぁっ、フリーン、もっと動かせ」
侍女は、命令をされるままに張型を素早く動かし口で奉仕をしているのをぼんやりと虚ろな瞳で眺めた。
ムニンの指先で敏感な花芯を撫でられ、フギンによって張型のリズムを早めて上下に動かされると、とうとうエマは、泣きながらフギンの首元にすがり付き、頬に二人の優しい口付けを感じつつ、頭を真っ白にして絶頂に達した。
「あ、あああっっ!!」
透き通る美しい声が海の宮殿に響いて、エマは意識が遠のいていくのを感じた。
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