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九話 小嶌神楽①
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「お、おはようございます。朝食を作りにわざわざこちらまで来ていただいたんですか」
「ねね、穂香。美味しそう! 旅館の朝食って感じで、豪華だよねぇ。ありがとうございますぅ」
沙奈恵は、手伝おうとした穂香を制して二人分の朝食を用意してくれた。
「ふふ、気にしないで下さいね。私も村長も真秀場の外界から訪れた貴方がたを、とても歓迎していますの。せっかくですから、ゆるりと島を回ってみては如何かしら。今宵はちょうど、小嶌神楽が行われますから、ぜひ見て頂きたいわ」
「今夜、ですか?」
穂香は戸惑うようにオウム返しに聞き返した。普通なら、遭難した人たちをなるべく早く本土に帰れるよう、村長が率先して手配してくれそうなものだが、柔らかい口調で、今夜も真秀場に泊まるようにと、遠回しに提案してきた。
マイペースな由依は、なんの躊躇いもなく目を輝かせると、沙奈恵に促されるままに座った。
穂香もそれに釣られるように隣に正座する。
正直に言えば、昨日の疲労を引きずっていて食欲があまり湧かない。それは斜め前に座っていた樹も一緒で、昨日の出来事を、飲み込めない様子でいる。
気まずさから由依と目を合わせないようにして、白米を頬張る大地にちらりと視線を向けた。
「大地の叔父さん、食べずに船に行っちゃったよね。朝飯いいのかな?」
「まぁ、腹が減ったら戻ってくるだろ。でも叔父さんの無線機、固定型だから座礁した船の中で直せっかなぁ」
「無線……? まぁ……ふふ。残念だけど、この辺りの海は霧が濃くてなかなか無線が繋がらないのよ。だから私たちは境界線の近くに向かうときは、岬の灯台だけを頼りにしているのです。ですからここ小嶌では、地引き網漁が主流なんですの。そうだわ、貴方たちも若衆と一緒に地引き網をやってみます? 都会じゃなかなかできない体験でしょうから」
沙奈恵は上品な手付きと口調で、艷やかな首筋に色香を漂わせている。あいかわらず下心を抑えきらない視線を、無意識に向けてしまう大地。由依も樹も、まだことの重大さに気付いていない。
違和感を感じた穂香と陽翔は、同時に顔を見合わせる。穂香は、陽翔が自分と同じような疑問を持ったと考えたはずだ。この島は明らかにおかしい、そして一刻も早く、美雨を連れて皆でこの島を抜け出さなければならないと。
けれど、陽翔にとって危機感はそれほどなかった。
昨日の出来事はまるで夢のような素晴らしい体験で、女好きの陽翔にとっては楽園のように思える。
真秀場村に住む女の子たちは、古臭い和服姿であることを除けば、どの子も肉感的で可愛らしくフェラも上手い。このまま、就職や論文など面倒なことをすべて捨てて、小嶌に入り浸ってもいいと思うくらい、ここは居心地が良かった。
もちろん、陽翔は高校の時から気になっていた、憧れの穂香ともやれて満足している。
穂香とこのまま付き合ってもいいが、他の男とやってる姿を見ると、こいつとは体だけの関係でもいいや、と冷めた感情が生まれた。
(穂香ちゃんって意外と、ヤリマンなのかな。美雨の友だちにしては可愛いし。まぁ、セフレで保留ありか)
ふと、忘れていた美雨のことを思うとまたイライラとした気持ちが蘇ってきた。
初対面のあの二人には何もない。介抱のために美雨を連れて行っただけ。なのにまるで、大事にしていた玩具を横から奪い取られた子供のように、腹立たしく、嫌な気分になった。
大地が、美雨と付き合いたいと言った時は特別なんとも思わなかったのだが。
「沙奈恵さん、美雨もその小嶌神楽に来ますか? あいつも俺たちと一緒にここに居たいでしょうし。地引き網漁だって―――」
「――――美雨様は、悪樓様がお許しになれば共に過ごせるでしょう」
沙奈恵はスッと冷たい表情の笑顔を浮かべ、陽翔を嗜めるかのように言った。
✤✤✤
美雨は、三面鏡の鏡の前で少女に髪を梳かれていた。彼女は妙子と言い、14歳になる。八重という老婆の孫で、祖母と同じように巫女の服を着ていた。
このお屋敷に仕える者はそれが決まりになっているのか。着物も、彼女に着付けを手伝って貰った。
妙子から、この屋敷には美雨のために格式高い着物が各種用意してあると告げられ、美雨は、その中から夏らしく鮮やかで、カジュアルな華の小紋を選んだ。
これも上質で、肌触りからも高価なものだと思う。おまけに可愛らしい華の髪飾りまで用意してもらって、美雨はまるで自分が、昔のご令嬢にでもなったかのように、気分が高揚してしまう。
人見知りなのか、妙子はずっと緊張した様子だったが、鏡越しに言葉を交わすうちに、その年頃の少女らしい笑顔を浮かべるようになって、美雨は安心した。
「はい。代々このお屋敷で仕えております。悪樓様は礼節には厳しいですが、お優しいですよ。子供の頃はよく水飴をお駄賃にいただきました」
「そうなんだ……ふふっ。水飴って美味しいの?」
「ええ。今でも私は好きです。美雨様も一度、悪樓様と一緒にお召し上がり下さいませ。さぁ、行きましょう」
小さい子供に、水飴を手渡す長身の悪樓を思い浮かべると、なんだか微笑ましい気持ちになった。そして、彼と一緒に水飴を食べる様子を頭に思い浮かべると、顔が熱くなった。
昨晩の淫らな思い出が、火照りのように記憶に残っていて、初めて感じた強烈な快楽を思い出しそうだ。
今日は、悪樓にこの島のことを教えて貰い、友人たちに逢って、彼と『小嶌神楽』という島の五穀豊穣の祈願行事を見ることになっている。
(これ、デートだよね……うん、デートだ)
それを意識した瞬間、なおさら恥ずかしくなってしまう。男性を避けてきた人生だったので陽翔以外に、二人きりになって遊びに出かけるのは、生まれて初めてのこと。
妙子に促され、長い廊下を歩いて土間を抜けると、開け放たれた玄関先に悪樓が立っている。
腕を組んで、美雨を待っているその姿に息を呑んだ。
(悪樓さん、綺麗だな……)
晴天の空を見上げる悪樓の横顔は、現実離れしていて美しい。陽光の下で見た長い黒髪は、まるでキラキラ光る、魚の背ビレのように見える。
例えば、人間ではない異世界の大きくて美しい種族を目の当たりにしているような不思議な感覚。
その姿に見惚れて硬直していると、視線に気付いたように美雨を見て、優しく微笑んだ。
「嗚呼、貴女に良く似合っている。さぁ、おいで美雨」
「は、はい……。悪樓さんおはようございます! ありがとうございます、あんな高価な着物をたくさん用意して貰って、あの」
「先刻も、挨拶をしたが……好きなものを着ると良い。貴女の着ていた服も洗って置いてある」
手招きされると、美雨は慣れない草履を履き彼の元へと向かう。さっき朝食を共にしたといのに、緊張のあまり、もう一度挨拶をしてしまった美雨を見て、悪樓はくすりと笑う。
美雨は穂香が選んでくれたお気に入りのワンピースを、捨てずに洗って置いてくれていることも嬉しかった。
隣に寄り添うようにして歩き始めると、八重と妙子が深く頭を垂れ『行ってらっしゃいまし』と見送ってくれた。美雨は、二人にペコリと頭を下げると、悪樓を見る。
「悪樓さん、あの、今夜『水底から君に愛をこめて花束を』読み進めようと思います。冒頭で吉備の穴海ってあって、吉備って……きびだんごだから岡山です……よね?」
「―――今ではそう呼ぶようだな。ぜひ、感想を聞かせて貰いたいものだ。きっとあの男も常世で喜ぶだろう。――――さて」
ふと美雨は立ち止まると、この屋敷が島の高台にあり、ちょうど村を見下ろせる形で建っていることに気付いた。
まるで神社のように続く石の階段を見下ろすと、不意に悪樓に軽々と抱き上げられた。
「ひぁっ!? あ、あのっ」
「私の嫁御寮は怖がりだからな。抱いて降りてやろう。遠慮することはない」
「えっえっ、大丈夫ですっ! 降りれますっ、あ、あまりにも恥ずかしすぎて。それに重いですよっ」
「草履に慣れておらぬだろう? 貴女が怪我をしては困る。重い? いや、美雨は羽のように軽いな」
美雨は赤面しながら悪樓の首に抱きつくと、涼しい顔をして、階段を降り始めた彼を見つめる。本当に重さを感じていない様子だったが、美雨は、口から心臓が飛び出そうなくらい羞恥心で赤面すると、借りてきた猫のように大人しくなった。
「ねね、穂香。美味しそう! 旅館の朝食って感じで、豪華だよねぇ。ありがとうございますぅ」
沙奈恵は、手伝おうとした穂香を制して二人分の朝食を用意してくれた。
「ふふ、気にしないで下さいね。私も村長も真秀場の外界から訪れた貴方がたを、とても歓迎していますの。せっかくですから、ゆるりと島を回ってみては如何かしら。今宵はちょうど、小嶌神楽が行われますから、ぜひ見て頂きたいわ」
「今夜、ですか?」
穂香は戸惑うようにオウム返しに聞き返した。普通なら、遭難した人たちをなるべく早く本土に帰れるよう、村長が率先して手配してくれそうなものだが、柔らかい口調で、今夜も真秀場に泊まるようにと、遠回しに提案してきた。
マイペースな由依は、なんの躊躇いもなく目を輝かせると、沙奈恵に促されるままに座った。
穂香もそれに釣られるように隣に正座する。
正直に言えば、昨日の疲労を引きずっていて食欲があまり湧かない。それは斜め前に座っていた樹も一緒で、昨日の出来事を、飲み込めない様子でいる。
気まずさから由依と目を合わせないようにして、白米を頬張る大地にちらりと視線を向けた。
「大地の叔父さん、食べずに船に行っちゃったよね。朝飯いいのかな?」
「まぁ、腹が減ったら戻ってくるだろ。でも叔父さんの無線機、固定型だから座礁した船の中で直せっかなぁ」
「無線……? まぁ……ふふ。残念だけど、この辺りの海は霧が濃くてなかなか無線が繋がらないのよ。だから私たちは境界線の近くに向かうときは、岬の灯台だけを頼りにしているのです。ですからここ小嶌では、地引き網漁が主流なんですの。そうだわ、貴方たちも若衆と一緒に地引き網をやってみます? 都会じゃなかなかできない体験でしょうから」
沙奈恵は上品な手付きと口調で、艷やかな首筋に色香を漂わせている。あいかわらず下心を抑えきらない視線を、無意識に向けてしまう大地。由依も樹も、まだことの重大さに気付いていない。
違和感を感じた穂香と陽翔は、同時に顔を見合わせる。穂香は、陽翔が自分と同じような疑問を持ったと考えたはずだ。この島は明らかにおかしい、そして一刻も早く、美雨を連れて皆でこの島を抜け出さなければならないと。
けれど、陽翔にとって危機感はそれほどなかった。
昨日の出来事はまるで夢のような素晴らしい体験で、女好きの陽翔にとっては楽園のように思える。
真秀場村に住む女の子たちは、古臭い和服姿であることを除けば、どの子も肉感的で可愛らしくフェラも上手い。このまま、就職や論文など面倒なことをすべて捨てて、小嶌に入り浸ってもいいと思うくらい、ここは居心地が良かった。
もちろん、陽翔は高校の時から気になっていた、憧れの穂香ともやれて満足している。
穂香とこのまま付き合ってもいいが、他の男とやってる姿を見ると、こいつとは体だけの関係でもいいや、と冷めた感情が生まれた。
(穂香ちゃんって意外と、ヤリマンなのかな。美雨の友だちにしては可愛いし。まぁ、セフレで保留ありか)
ふと、忘れていた美雨のことを思うとまたイライラとした気持ちが蘇ってきた。
初対面のあの二人には何もない。介抱のために美雨を連れて行っただけ。なのにまるで、大事にしていた玩具を横から奪い取られた子供のように、腹立たしく、嫌な気分になった。
大地が、美雨と付き合いたいと言った時は特別なんとも思わなかったのだが。
「沙奈恵さん、美雨もその小嶌神楽に来ますか? あいつも俺たちと一緒にここに居たいでしょうし。地引き網漁だって―――」
「――――美雨様は、悪樓様がお許しになれば共に過ごせるでしょう」
沙奈恵はスッと冷たい表情の笑顔を浮かべ、陽翔を嗜めるかのように言った。
✤✤✤
美雨は、三面鏡の鏡の前で少女に髪を梳かれていた。彼女は妙子と言い、14歳になる。八重という老婆の孫で、祖母と同じように巫女の服を着ていた。
このお屋敷に仕える者はそれが決まりになっているのか。着物も、彼女に着付けを手伝って貰った。
妙子から、この屋敷には美雨のために格式高い着物が各種用意してあると告げられ、美雨は、その中から夏らしく鮮やかで、カジュアルな華の小紋を選んだ。
これも上質で、肌触りからも高価なものだと思う。おまけに可愛らしい華の髪飾りまで用意してもらって、美雨はまるで自分が、昔のご令嬢にでもなったかのように、気分が高揚してしまう。
人見知りなのか、妙子はずっと緊張した様子だったが、鏡越しに言葉を交わすうちに、その年頃の少女らしい笑顔を浮かべるようになって、美雨は安心した。
「はい。代々このお屋敷で仕えております。悪樓様は礼節には厳しいですが、お優しいですよ。子供の頃はよく水飴をお駄賃にいただきました」
「そうなんだ……ふふっ。水飴って美味しいの?」
「ええ。今でも私は好きです。美雨様も一度、悪樓様と一緒にお召し上がり下さいませ。さぁ、行きましょう」
小さい子供に、水飴を手渡す長身の悪樓を思い浮かべると、なんだか微笑ましい気持ちになった。そして、彼と一緒に水飴を食べる様子を頭に思い浮かべると、顔が熱くなった。
昨晩の淫らな思い出が、火照りのように記憶に残っていて、初めて感じた強烈な快楽を思い出しそうだ。
今日は、悪樓にこの島のことを教えて貰い、友人たちに逢って、彼と『小嶌神楽』という島の五穀豊穣の祈願行事を見ることになっている。
(これ、デートだよね……うん、デートだ)
それを意識した瞬間、なおさら恥ずかしくなってしまう。男性を避けてきた人生だったので陽翔以外に、二人きりになって遊びに出かけるのは、生まれて初めてのこと。
妙子に促され、長い廊下を歩いて土間を抜けると、開け放たれた玄関先に悪樓が立っている。
腕を組んで、美雨を待っているその姿に息を呑んだ。
(悪樓さん、綺麗だな……)
晴天の空を見上げる悪樓の横顔は、現実離れしていて美しい。陽光の下で見た長い黒髪は、まるでキラキラ光る、魚の背ビレのように見える。
例えば、人間ではない異世界の大きくて美しい種族を目の当たりにしているような不思議な感覚。
その姿に見惚れて硬直していると、視線に気付いたように美雨を見て、優しく微笑んだ。
「嗚呼、貴女に良く似合っている。さぁ、おいで美雨」
「は、はい……。悪樓さんおはようございます! ありがとうございます、あんな高価な着物をたくさん用意して貰って、あの」
「先刻も、挨拶をしたが……好きなものを着ると良い。貴女の着ていた服も洗って置いてある」
手招きされると、美雨は慣れない草履を履き彼の元へと向かう。さっき朝食を共にしたといのに、緊張のあまり、もう一度挨拶をしてしまった美雨を見て、悪樓はくすりと笑う。
美雨は穂香が選んでくれたお気に入りのワンピースを、捨てずに洗って置いてくれていることも嬉しかった。
隣に寄り添うようにして歩き始めると、八重と妙子が深く頭を垂れ『行ってらっしゃいまし』と見送ってくれた。美雨は、二人にペコリと頭を下げると、悪樓を見る。
「悪樓さん、あの、今夜『水底から君に愛をこめて花束を』読み進めようと思います。冒頭で吉備の穴海ってあって、吉備って……きびだんごだから岡山です……よね?」
「―――今ではそう呼ぶようだな。ぜひ、感想を聞かせて貰いたいものだ。きっとあの男も常世で喜ぶだろう。――――さて」
ふと美雨は立ち止まると、この屋敷が島の高台にあり、ちょうど村を見下ろせる形で建っていることに気付いた。
まるで神社のように続く石の階段を見下ろすと、不意に悪樓に軽々と抱き上げられた。
「ひぁっ!? あ、あのっ」
「私の嫁御寮は怖がりだからな。抱いて降りてやろう。遠慮することはない」
「えっえっ、大丈夫ですっ! 降りれますっ、あ、あまりにも恥ずかしすぎて。それに重いですよっ」
「草履に慣れておらぬだろう? 貴女が怪我をしては困る。重い? いや、美雨は羽のように軽いな」
美雨は赤面しながら悪樓の首に抱きつくと、涼しい顔をして、階段を降り始めた彼を見つめる。本当に重さを感じていない様子だったが、美雨は、口から心臓が飛び出そうなくらい羞恥心で赤面すると、借りてきた猫のように大人しくなった。
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