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第三部 天界編
捌、快楽の受難―其の弐―
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薄桃色の美しい花弁に挿入された羅刹の指先は、軽く引っ掻くように、若菜の花芯の裏を撫でた。それと同時に赤く充血した花芯を、分厚い舌で優しく転がすようにして舐めると薄皮を向き、やんわりと吸い上げる。
双子の弟に負けるのが癪に障るのか、羅漢は愛液と唾液で濡れた後孔に、もう一本の指を増やして、腸内を解すようにグニグニと、動かす。二人の愛撫は優しく、鋭く、若菜の快楽のつぼを外すことなく追い詰めた。
「あっ、ああっ、お兄ちゃんっ、はっ、はふっ、だめ、同時になんて、あ、あんっ、――――ッッ!! や、や、だめ、だめだよぉ、イクのとまらな、やっ、ふぁ!? ご、ご主人様、指が、はっ、はぁっ、いや、お尻でイクの恥ずかしい、わ、わたし、陰間じゃないもん、ゃ、だめ、はぁぁ、そこっ……気持ちいい!」
「はっ、若菜。羅刹の愛撫で先にイキやがって。ほら指を増やしてやるぜ。ちゃぁんとご主人様の男根を受け入れられるようにな。ほら、鳴けよ。若菜」
羅漢は低く笑うと、愛奴の背中を舌でゆっくり辿り、愛液でトロトロに濡れた二本の指で清楚な後孔を、わざとぐちゅ、ぐちゅと音を鳴らすようにして動かした。その前戯にとうとう耐えられず、若菜は涙と愛液を飛び散らせ絶頂に達した。華奢な両腕で自分の体を支えるれるも、堪らず陰裂ら
「はっ、はっ、あっ、あ、だめ、んん、――――ッッ!! やぁ、そこ、気持ちいいです、だ、だから、抜いて、あん、あっ」
「若菜、可愛いね。僕の指で先にイクなんて分かってるじゃない。本当にお利口さんだよ。それじゃあ、ご褒美に僕も羅漢兄さんみたいに指を増やしてあげるね。ほら、お兄ちゃんの指は長いから、若菜の大好きな所まで届くだろう?」
膣口に、さらに羅刹の指が一本挿入すると腟内の猥雑な構造の肉壺を堪能するように動かした。指先が、若菜の激しく感じる奥まで届いて可愛らしい嬌声が響くと、そこを集中的に攻めるように、刺激する。
快感と催眠で甘い蜜色の瞳は色を失い、濡れた薄桃色の唇から、銀糸が垂れている表情は愛らしくも淫らで官能的だった。阿修羅王の催眠で理性を失い、媚薬の香で快楽の苛まれる若菜の口元へ、阿修羅王の男根の先端が不意に当てられた。若菜は幼い子供のように、夢見心地な気分で頬を染め、それを不思議そうにして見つめ、最後に彼を見上げる。
「ふぁ……ぁ?」
「フン、口が留守になっているぞ若菜姫。お前の柔らかい舌は蕩けるほど気持ちがいい。だが、この状況でお前の可愛い口の中に突っ込めば、犬どもの愛撫に我慢ができず俺の男根を嚙みそうだな。まぁ、お前が歯を立てる位なら弱々しく、可愛らしいものだろうが。さぁ、俺の男根を味わうように舌で舐めてみろ」
阿修羅王に命令され、若菜は小さく頷くと、仔猫が健気に乳を飲むように、阿修羅王の男根の先端をペロペロと舐めた。その間にも双子の天鬼の愛撫は止まることはなく、切なく眉間にシワを寄せて、息継ぎの合間に鈴音のような美しい声で喘いでいた。
その表情を見るたびに阿修羅王は、どうしようもない嗜虐心に支配されてしまう。若菜を捩じ伏せて気を失うまで抱き潰しては犯し、この城で監禁して、誰の目にも触れることのない最愛の王妃にしたいと考えた。
若菜は亀頭の鈴口を、仔猫のような小さな舌でペロペロと舐め、先端と竿の段差を執拗を舐めるようにして舌で愛撫し、ちゅっ、と吸い付く。若菜の熱い唾液に混じって清浄の霊気が、阿修羅王の男根に絡みついてくると、今日はいつもよりも猛々しく、陰茎が勃起した。
「はぁっ、いいぞ! 俺の男根の味を覚えておけ、若菜姫。これがお前の腟内に入って、子宮が一杯になるまで精液を注ぐのだ。ほんのわずかでも、お前の体が月読尊に触れられたかと思うと我慢がならん。なんのために、犬どもに極上の褒美をやったと思っているのだ。信頼の置ける犬に飼われているほうが、安全だからだ」
「んっ、んんっ? ん~~~~っ!! はぁっ、あっあっあっ、んぁっ、やぁ、んんん、はふっ、お兄ちゃん、ご主人様、阿修羅王様の男根舐めれないよぉ……。ひっ、あ、やぁぁん、いっちゃう!」
若菜は唇を離すと四つん這いのまま背中を反らして、絶頂に達した。そして羅刹と羅漢はお互い示し合わせたかのように、指を引き抜いた。激しく甘い快楽の前戯に追い詰められ、ようやく開放されると、そのまま前のめりで倒れ込みそうになった。その瞬間、若菜の細い腰を羅漢が抱きとめる。
若菜の体の下から這いだしてきた羅刹は、向きを変えて寝転ぶと、うっとりとした表情で若菜を見つめ、恋人のように指先を絡めた。
「さぁ、若菜。お兄ちゃんの男根を自分で挿入してごらん。いやらしくて綺麗な女陰を開いて、奥まで挿れるんだ。ふふ、大丈夫だよ……。お兄ちゃんが若菜の処女を奪ったんだから。二回目はもう痛くない」
「う……うん。はぁい。んんっ、はぁ………あっ、あう………はぁっ、ぁ、ん」
「くっ、はぁ……良い子だなぁ。ああ、ほら僕と若菜が一つになったよ。若菜は僕みたいに陰毛が生えてないから、いやらしいお口で僕を健気に咥え込んでいるのが丸見えだね。あぁ、本当に愛してる。愛してるよ、僕の可愛い若菜。ねぇ、お兄ちゃん愛してるって言ってごらん!」
羅刹は若菜の処女膜を再生し喪失させてから、彼の中で都合よく若菜は二回目の性交であると、自分の妄想を信じている様子だった。
若菜は言われるがままに、ぼんやりと『愛してる』と虚無の言葉を彼に放つ。
若菜が、恐る恐る先端をゆっくりと膣口に当てると、そのまま腰を下ろして根元まで挿入する姿に興奮し、羅刹の額にどっと汗が滲んで歯を食いしばった。天上の華と歌われた名器は、挿入しただけで直ぐに射精してしまいそうなほど心地が良く、まろやかで、羅刹は必死に歯を食いしばって我慢した。
入口と奥とで巾着のように締め付ける肉壁の心地よさ。亀頭を刺激する天井の粒、そしてミミズがうねるように蠢く腟内。そして、分厚く包み込むような陰唇の温もり。清らかな華の香りを漂わせる愛液は、双子の天鬼を狂愛の道へと誘った。
羅漢は、羅刹の告白とそれに答える若菜を弟の胸元に寝そべらせると、張りのある白い臀部をパチンと叩いて急かす。
「おい、若菜。さっさと後孔を向けろ。俺から逃げた罰だ……。こっちでも俺のことを忘れられねぇように、じっくりはめてやる」
「ひやぁ! あっ、んんんっ! らめぇっ、あっ、ああぁっ、はっ………あ、あっ、お尻の中に入ってきちゃう!」
羅刹の陰茎を咥えた薄桃色の花弁と桃色の濡れた後孔をじっくり見るように開くと、二人の結合部から滲んだ愛液を纏わせ、一気に挿入する。若菜は目を見開いて快感に涙を零して、喉を仰け反らせた。羅漢がじんわりと腰を動かすと、負けじと羅刹が突き上げてきて、いやらしく激しい粘着音が部屋に響いた。
揺れる豊かな乳房の先端を、羅刹が唇に含んで舌で転がすように舐め、羅漢が若菜の花芯に手をこっそりと伸ばすと、指で捏ね回す。そうすると、彼女はわなわなと体を震わせながら喘いだ。
パン、パンと肌がぶつかる音に加えて、二人の男根が出入りする淫らな摩擦音、催眠によって、抵抗をなくした若菜の切ない表情は、余興を楽しむ阿修羅王を、大変に喜ばせた。
「あっ、ああっ、やぁん、やぁっ、あっ、だめ、前も後ろも全部擦れてっ、やぁっ、ふぁっ、ああっ、――――ッッ! はぁっ♡ んっ、んんっ、ゃ、やぁ♡ まって、まって、やなの、また、頭が白くっ……気持ちいい…い、あっ、あっあっあっ、イっちゃうッッ!! イクの止まらないっ、やぁぁ♡」
「はぁ、若菜は……っ、本当に感じやすい子だから、直ぐにいっちゃうなぁ。はぁっ……くっ、その度に、女陰がひくひく、して……っ、はぁっ、駄目だ、腟内に出して、しまう、はぁっ!」
「はっ、若菜ぁ……っ、こっちまで締め付けやがって、ほんっとうに淫乱っ……な奴隷だな。はぁっ、ん? どうだ、俺の男根の味は? 奥まで届いて気持ち良いだろう」
羅漢が腸内を愛撫する速度を早めて突き上げると、競い合うように羅刹が動きを激しくして腰を振った。華奢な若菜の体は小舟のように淫らに揺れ動き、痛いほど固くなった花芯を、指の腹で弄ばれ、若菜は前後から与えられる激しい快楽に声を出す間もなく硬直して連続で達すると、羅刹の胸板に倒れ込む。
双子から熱い精液を放たれ、若菜と彼らの結合部から白濁液が溢れ返る。若菜は意識を朦朧とさせて、涙を浮かべた。
「はぁっ、んっ……やぁ……? ご主人様ぁ」
「おい、まだ終わってねぇぞ、若菜。俺はまだお前の尻を堪能したい。それからたっぷりと心ゆくまで女陰を犯す」
「あぁ……そうだよ、若菜。全然足りない……もっと君が欲しい。他の男のこびりついた匂いを精液で押し流して、子宮とお尻に僕のものであるって言う印をつけなくちゃ。ふふ、あはは。可愛い、愛してるよ……若菜」
羅漢が若菜を抱き上げると、両足を抱えるように座り、背面座位のまま後孔に陰茎をゆっくりと挿入する。興奮したように彼は若菜の耳垂を舐め、熱い息遣いで首筋に吸い付き、何かに憑かれたように腰を動かした。
豊かな乳房を震わせて、若菜は両手を胸元に揃えて与えられる快楽に悶えていると、精液と愛液でどろどろに濡れた花弁に、羅刹の男根がもう一度挿入された。そして、まるで熱病にでも侵されたような瞳で若菜をうっとりと見つめると、偽りの妹に深く口付けお互いの舌を絡まり合わせた。
羅刹は、正気を失いそうな快感に腰が砕けそうになりながら若菜の媚肉をじっくりと味わい、子宮の入口付近の奥まで擦っては、極上の名器に酔いしれるようにして腰を振り、可愛らしい桃色の花芯を指で優しく、意地悪に抓る。
羅刹が腰を緩急をつけて男根を出し入れさせる度に、自然と羅漢の男根も、みっちりとした腸内で擦られ、彼はますます嗜虐的な気持ちになる。唸り声をあげ、自分のものだと強く主張するように柔肌のあちらこちらに深い口付けのマークを付けた。
「ひっ、ん、あぁっ♡ やっ、あっ♡あっ♡あっ♡ らめぇっ♡ やぁぁ、そこっ、弱いのっ♡だめ、全部気持ちいいっ♡ お兄ちゃんっ、ご主人様ぁ♡ あっ、だめ、イクッ、あっ、あ……!!」
何度も達しているせいか、若菜の体は与えられる愛撫に敏感になり、双子の天鬼の体に挟まれては、快楽に飲まれて悶えた。その一方で羅漢と羅刹は知らないうちに甘やかな底なし沼に陥るように、猥雑に蠢く若菜の内部に囚われていた。
肌から香る爽やかで無垢な甘い香りは、慈愛に満ちていて、髪に顔を埋める度に若菜の放つ香りに興奮し、欲情して射精する。その濃密な空間を見ながら、阿修羅王は己のそ男根の竿に触れた。
「若菜姫、双子の犬に盛られ犯され続ける姿はとても美しいぞ。喉から手が出るほど俺を待ちわびるといい。もう、朔や晴明のことなど思い出さぬほどに、快楽に飲まれて……無様だな。後でたっぷりとその光景を、お前に見せてやろう」
二人の男に犯される若菜は淫らで愛らしく、そして彼らに感じる姿に嫉妬し、催眠状態で朔をと存在を忘れていることに、阿修羅王は気を良くした。今すぐ二人を押しのけてこの場で若菜を犯したいが、この光景を今はしっかりと焼き付けておきたい。
若菜の痴態をみながら、阿修羅王は天に向けてそそり勃つ男根を擦り出す。
「やっ♡やっ♡あぁっ♡きもちいいっ♡んんっ、はぁっ♡死んじゃうっ♡ もう、許してぇっ♡ んんっ♡ また、いっちゃう♡」
「若菜、若菜、孕んでっ、はぁ、僕の赤ちゃん孕むように、沢山中出しをしてあげるからね、はぁっ、ほら、ほらぁ、僕の精液が垂れてきてるよ若菜。はぁ」
「はぁっ、ほら! ご主人様にケツ穴犯されて嬉しいですって言えよ、若菜。はぁ、お前は俺の物だ。……どこもかしこも俺だけの物」
二人の動きは、若菜に対する欲望に比例するかのように激しくなり、本当に抱き潰すように前後から犯されると、何度目かの絶頂で、若菜の意識が遠くなった。
双子の弟に負けるのが癪に障るのか、羅漢は愛液と唾液で濡れた後孔に、もう一本の指を増やして、腸内を解すようにグニグニと、動かす。二人の愛撫は優しく、鋭く、若菜の快楽のつぼを外すことなく追い詰めた。
「あっ、ああっ、お兄ちゃんっ、はっ、はふっ、だめ、同時になんて、あ、あんっ、――――ッッ!! や、や、だめ、だめだよぉ、イクのとまらな、やっ、ふぁ!? ご、ご主人様、指が、はっ、はぁっ、いや、お尻でイクの恥ずかしい、わ、わたし、陰間じゃないもん、ゃ、だめ、はぁぁ、そこっ……気持ちいい!」
「はっ、若菜。羅刹の愛撫で先にイキやがって。ほら指を増やしてやるぜ。ちゃぁんとご主人様の男根を受け入れられるようにな。ほら、鳴けよ。若菜」
羅漢は低く笑うと、愛奴の背中を舌でゆっくり辿り、愛液でトロトロに濡れた二本の指で清楚な後孔を、わざとぐちゅ、ぐちゅと音を鳴らすようにして動かした。その前戯にとうとう耐えられず、若菜は涙と愛液を飛び散らせ絶頂に達した。華奢な両腕で自分の体を支えるれるも、堪らず陰裂ら
「はっ、はっ、あっ、あ、だめ、んん、――――ッッ!! やぁ、そこ、気持ちいいです、だ、だから、抜いて、あん、あっ」
「若菜、可愛いね。僕の指で先にイクなんて分かってるじゃない。本当にお利口さんだよ。それじゃあ、ご褒美に僕も羅漢兄さんみたいに指を増やしてあげるね。ほら、お兄ちゃんの指は長いから、若菜の大好きな所まで届くだろう?」
膣口に、さらに羅刹の指が一本挿入すると腟内の猥雑な構造の肉壺を堪能するように動かした。指先が、若菜の激しく感じる奥まで届いて可愛らしい嬌声が響くと、そこを集中的に攻めるように、刺激する。
快感と催眠で甘い蜜色の瞳は色を失い、濡れた薄桃色の唇から、銀糸が垂れている表情は愛らしくも淫らで官能的だった。阿修羅王の催眠で理性を失い、媚薬の香で快楽の苛まれる若菜の口元へ、阿修羅王の男根の先端が不意に当てられた。若菜は幼い子供のように、夢見心地な気分で頬を染め、それを不思議そうにして見つめ、最後に彼を見上げる。
「ふぁ……ぁ?」
「フン、口が留守になっているぞ若菜姫。お前の柔らかい舌は蕩けるほど気持ちがいい。だが、この状況でお前の可愛い口の中に突っ込めば、犬どもの愛撫に我慢ができず俺の男根を嚙みそうだな。まぁ、お前が歯を立てる位なら弱々しく、可愛らしいものだろうが。さぁ、俺の男根を味わうように舌で舐めてみろ」
阿修羅王に命令され、若菜は小さく頷くと、仔猫が健気に乳を飲むように、阿修羅王の男根の先端をペロペロと舐めた。その間にも双子の天鬼の愛撫は止まることはなく、切なく眉間にシワを寄せて、息継ぎの合間に鈴音のような美しい声で喘いでいた。
その表情を見るたびに阿修羅王は、どうしようもない嗜虐心に支配されてしまう。若菜を捩じ伏せて気を失うまで抱き潰しては犯し、この城で監禁して、誰の目にも触れることのない最愛の王妃にしたいと考えた。
若菜は亀頭の鈴口を、仔猫のような小さな舌でペロペロと舐め、先端と竿の段差を執拗を舐めるようにして舌で愛撫し、ちゅっ、と吸い付く。若菜の熱い唾液に混じって清浄の霊気が、阿修羅王の男根に絡みついてくると、今日はいつもよりも猛々しく、陰茎が勃起した。
「はぁっ、いいぞ! 俺の男根の味を覚えておけ、若菜姫。これがお前の腟内に入って、子宮が一杯になるまで精液を注ぐのだ。ほんのわずかでも、お前の体が月読尊に触れられたかと思うと我慢がならん。なんのために、犬どもに極上の褒美をやったと思っているのだ。信頼の置ける犬に飼われているほうが、安全だからだ」
「んっ、んんっ? ん~~~~っ!! はぁっ、あっあっあっ、んぁっ、やぁ、んんん、はふっ、お兄ちゃん、ご主人様、阿修羅王様の男根舐めれないよぉ……。ひっ、あ、やぁぁん、いっちゃう!」
若菜は唇を離すと四つん這いのまま背中を反らして、絶頂に達した。そして羅刹と羅漢はお互い示し合わせたかのように、指を引き抜いた。激しく甘い快楽の前戯に追い詰められ、ようやく開放されると、そのまま前のめりで倒れ込みそうになった。その瞬間、若菜の細い腰を羅漢が抱きとめる。
若菜の体の下から這いだしてきた羅刹は、向きを変えて寝転ぶと、うっとりとした表情で若菜を見つめ、恋人のように指先を絡めた。
「さぁ、若菜。お兄ちゃんの男根を自分で挿入してごらん。いやらしくて綺麗な女陰を開いて、奥まで挿れるんだ。ふふ、大丈夫だよ……。お兄ちゃんが若菜の処女を奪ったんだから。二回目はもう痛くない」
「う……うん。はぁい。んんっ、はぁ………あっ、あう………はぁっ、ぁ、ん」
「くっ、はぁ……良い子だなぁ。ああ、ほら僕と若菜が一つになったよ。若菜は僕みたいに陰毛が生えてないから、いやらしいお口で僕を健気に咥え込んでいるのが丸見えだね。あぁ、本当に愛してる。愛してるよ、僕の可愛い若菜。ねぇ、お兄ちゃん愛してるって言ってごらん!」
羅刹は若菜の処女膜を再生し喪失させてから、彼の中で都合よく若菜は二回目の性交であると、自分の妄想を信じている様子だった。
若菜は言われるがままに、ぼんやりと『愛してる』と虚無の言葉を彼に放つ。
若菜が、恐る恐る先端をゆっくりと膣口に当てると、そのまま腰を下ろして根元まで挿入する姿に興奮し、羅刹の額にどっと汗が滲んで歯を食いしばった。天上の華と歌われた名器は、挿入しただけで直ぐに射精してしまいそうなほど心地が良く、まろやかで、羅刹は必死に歯を食いしばって我慢した。
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羅漢は、羅刹の告白とそれに答える若菜を弟の胸元に寝そべらせると、張りのある白い臀部をパチンと叩いて急かす。
「おい、若菜。さっさと後孔を向けろ。俺から逃げた罰だ……。こっちでも俺のことを忘れられねぇように、じっくりはめてやる」
「ひやぁ! あっ、んんんっ! らめぇっ、あっ、ああぁっ、はっ………あ、あっ、お尻の中に入ってきちゃう!」
羅刹の陰茎を咥えた薄桃色の花弁と桃色の濡れた後孔をじっくり見るように開くと、二人の結合部から滲んだ愛液を纏わせ、一気に挿入する。若菜は目を見開いて快感に涙を零して、喉を仰け反らせた。羅漢がじんわりと腰を動かすと、負けじと羅刹が突き上げてきて、いやらしく激しい粘着音が部屋に響いた。
揺れる豊かな乳房の先端を、羅刹が唇に含んで舌で転がすように舐め、羅漢が若菜の花芯に手をこっそりと伸ばすと、指で捏ね回す。そうすると、彼女はわなわなと体を震わせながら喘いだ。
パン、パンと肌がぶつかる音に加えて、二人の男根が出入りする淫らな摩擦音、催眠によって、抵抗をなくした若菜の切ない表情は、余興を楽しむ阿修羅王を、大変に喜ばせた。
「あっ、ああっ、やぁん、やぁっ、あっ、だめ、前も後ろも全部擦れてっ、やぁっ、ふぁっ、ああっ、――――ッッ! はぁっ♡ んっ、んんっ、ゃ、やぁ♡ まって、まって、やなの、また、頭が白くっ……気持ちいい…い、あっ、あっあっあっ、イっちゃうッッ!! イクの止まらないっ、やぁぁ♡」
「はぁ、若菜は……っ、本当に感じやすい子だから、直ぐにいっちゃうなぁ。はぁっ……くっ、その度に、女陰がひくひく、して……っ、はぁっ、駄目だ、腟内に出して、しまう、はぁっ!」
「はっ、若菜ぁ……っ、こっちまで締め付けやがって、ほんっとうに淫乱っ……な奴隷だな。はぁっ、ん? どうだ、俺の男根の味は? 奥まで届いて気持ち良いだろう」
羅漢が腸内を愛撫する速度を早めて突き上げると、競い合うように羅刹が動きを激しくして腰を振った。華奢な若菜の体は小舟のように淫らに揺れ動き、痛いほど固くなった花芯を、指の腹で弄ばれ、若菜は前後から与えられる激しい快楽に声を出す間もなく硬直して連続で達すると、羅刹の胸板に倒れ込む。
双子から熱い精液を放たれ、若菜と彼らの結合部から白濁液が溢れ返る。若菜は意識を朦朧とさせて、涙を浮かべた。
「はぁっ、んっ……やぁ……? ご主人様ぁ」
「おい、まだ終わってねぇぞ、若菜。俺はまだお前の尻を堪能したい。それからたっぷりと心ゆくまで女陰を犯す」
「あぁ……そうだよ、若菜。全然足りない……もっと君が欲しい。他の男のこびりついた匂いを精液で押し流して、子宮とお尻に僕のものであるって言う印をつけなくちゃ。ふふ、あはは。可愛い、愛してるよ……若菜」
羅漢が若菜を抱き上げると、両足を抱えるように座り、背面座位のまま後孔に陰茎をゆっくりと挿入する。興奮したように彼は若菜の耳垂を舐め、熱い息遣いで首筋に吸い付き、何かに憑かれたように腰を動かした。
豊かな乳房を震わせて、若菜は両手を胸元に揃えて与えられる快楽に悶えていると、精液と愛液でどろどろに濡れた花弁に、羅刹の男根がもう一度挿入された。そして、まるで熱病にでも侵されたような瞳で若菜をうっとりと見つめると、偽りの妹に深く口付けお互いの舌を絡まり合わせた。
羅刹は、正気を失いそうな快感に腰が砕けそうになりながら若菜の媚肉をじっくりと味わい、子宮の入口付近の奥まで擦っては、極上の名器に酔いしれるようにして腰を振り、可愛らしい桃色の花芯を指で優しく、意地悪に抓る。
羅刹が腰を緩急をつけて男根を出し入れさせる度に、自然と羅漢の男根も、みっちりとした腸内で擦られ、彼はますます嗜虐的な気持ちになる。唸り声をあげ、自分のものだと強く主張するように柔肌のあちらこちらに深い口付けのマークを付けた。
「ひっ、ん、あぁっ♡ やっ、あっ♡あっ♡あっ♡ らめぇっ♡ やぁぁ、そこっ、弱いのっ♡だめ、全部気持ちいいっ♡ お兄ちゃんっ、ご主人様ぁ♡ あっ、だめ、イクッ、あっ、あ……!!」
何度も達しているせいか、若菜の体は与えられる愛撫に敏感になり、双子の天鬼の体に挟まれては、快楽に飲まれて悶えた。その一方で羅漢と羅刹は知らないうちに甘やかな底なし沼に陥るように、猥雑に蠢く若菜の内部に囚われていた。
肌から香る爽やかで無垢な甘い香りは、慈愛に満ちていて、髪に顔を埋める度に若菜の放つ香りに興奮し、欲情して射精する。その濃密な空間を見ながら、阿修羅王は己のそ男根の竿に触れた。
「若菜姫、双子の犬に盛られ犯され続ける姿はとても美しいぞ。喉から手が出るほど俺を待ちわびるといい。もう、朔や晴明のことなど思い出さぬほどに、快楽に飲まれて……無様だな。後でたっぷりとその光景を、お前に見せてやろう」
二人の男に犯される若菜は淫らで愛らしく、そして彼らに感じる姿に嫉妬し、催眠状態で朔をと存在を忘れていることに、阿修羅王は気を良くした。今すぐ二人を押しのけてこの場で若菜を犯したいが、この光景を今はしっかりと焼き付けておきたい。
若菜の痴態をみながら、阿修羅王は天に向けてそそり勃つ男根を擦り出す。
「やっ♡やっ♡あぁっ♡きもちいいっ♡んんっ、はぁっ♡死んじゃうっ♡ もう、許してぇっ♡ んんっ♡ また、いっちゃう♡」
「若菜、若菜、孕んでっ、はぁ、僕の赤ちゃん孕むように、沢山中出しをしてあげるからね、はぁっ、ほら、ほらぁ、僕の精液が垂れてきてるよ若菜。はぁ」
「はぁっ、ほら! ご主人様にケツ穴犯されて嬉しいですって言えよ、若菜。はぁ、お前は俺の物だ。……どこもかしこも俺だけの物」
二人の動きは、若菜に対する欲望に比例するかのように激しくなり、本当に抱き潰すように前後から犯されると、何度目かの絶頂で、若菜の意識が遠くなった。
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