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No.026~No.030
しおりを挟むNo.026
埋立て地を見に行こう。あなたがこれまでどれだけの土地をつくったか僕に見せてくれないか。何もない大海原にあなたがせっせとつくったものを。どろどろどろどろ。ああ奔流の果てに何があるのだろう。それは自由を手にいれるためなのか。いつかあなたが安らぎを手にするための母なる大地を見に行こう。
No.027
お祝いをしよう。ようやくパンドラの箱の中身を僕たちは手に入れることができたのだ。固く閉ざされたあの悲しみの理由を、誰も見ることができなかった、あの苦しみを。僕たちはようやく理解することができたのだ。今ようやく、僕たちの未来をありがとう。これがはじまりの一歩として、希望を捧げます。
No.028
すべてが敵だ。僕の感じるすべてが敵だ。ライバルではない、カタキだ。全身をこわばらせ毎日がハリネズミの威嚇。ハリセンボンの威嚇。神経が焼ききれる……。ずっとずっと緊急事態。エマージェンシー。命の危険。いったい僕は何に脅かされているのだろう。僕の精神よ僕の肉体にやすらぎを与えてくれ!
No.029
あなたは弱い。強さを手に入れることに失敗し生存競争に負けつづけ、両手いっぱいに悲しみを抱えている。生存戦略を考える。勝たなくてもいい、自分に負けない生き方を。勇気の出る言葉など一過性だ。自分の弱点を知ってそれを認めること。ゆるしてあげること。それが自信という言葉の意味だと気づく。
No.030
たくさんの愛があふれていてどれが本当の愛かわからない。愛はそんなにたくさんあるものなのだろうか。どれもこれも愛に満ちていて何かが足りない。僕たちの言う愛とはそれは自己満足の延長でそれを愛だと錯覚しているだけなのかもしれない。それは押し付けがましくいよいよ醜く僕たちを堕落へと誘う。
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