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No.016~No.020
しおりを挟むNo.016
楽しいこととうれしいことは同じだろうか。わくわくするのは楽しいことで、うきうきするのはうれしいこと。どちらが行動的だろう。どちらを優先すれば僕は前に向かって行けるのか。みんなで共有できる気持ちは楽しい。うれしい気持ちは共有ではなく、それは僕自身の思うこと?そうか……楽しく行こう。
No.017
ああ、魂の叫びだ。この振動をいつか僕は受け取ったことがある。どこにいるの。目を閉じてそのふるえを感じとる。あの時の僕は幼すぎて理解できなかった。その振動がどれだけの嘆きでできていたかなんて。誰かがゆさぶっている、すべてを。あまりの悲しみに止留処なく溢れる奔流が僕を襲い、涙を流す。
No.018
せめてこの罰を軽くできるのなら。この罪に対してこの罰の多さは何だろう。ああ、またどこかで罪が生まれ罰が生まれる。逃れることのできない苦しみを、一心に受けいれる。ゆるしてください。どうかゆるしてください。その祈りが遥か彼方に届いていると信じなければその祈りは何れ呪いになってしまう。
No.019
闇の鼓動を聞いて目が覚める。形容しがたい不思議な音で、それはどこか歪でけれども規則的だった。僕はその鼓動をいつまでも聴いていたいと思うのだけれど、それは光がゆるさなかった。光の鼓動は金管楽器のような高さで、太古の昔から響いているという。だれが鳴らしているのか君にはわかるだろうか。
No.020
だれが愛を教えるの。だれが悪を教えるの。心のなかに潜む気持ちをだれが表現しなさいと伝えてくるの。それを愛だとだれがいうの。それを悪だとだれがいうの。まだなにも知らない僕は雛鳥で、生まれたときにそれを知る。それとも僕は生まれる前から知っているというの。どちらを選ぶかだれが命じるの。
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