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邂逅逸話 暁のシジル③-2
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「さぁ、洗いざらい吐いてもらうわよ。魔術師さん」
赤い服の少女が再び弓矢を構える。照準はもちろん、フードの男に定まっている。
すっかり置いてきぼりのオルメカ達は呆然と事を見守っているしかなかった。
「ぐ…。吐く…?ふふ…一体何を吐けと言うんです?」
「決まっとるやん?あんさんの企みやん。いや、あんさんらの、かな?」
ぐりっと手甲鉤がさらに強く首元に刺さる。ひとすじ、血が流れる。
「…た、企み…?ふふ…何のことでしょう」
「強情ね。けれど悪いわね。大体の調べはついてるのよ魔術師さん。…貴方達が複数の異世界で起こしている人攫いの事」
…人攫い…?この男が?だとしたら、さっきの盗賊とは無関係?
少なくとも、この褐色の男と赤い服の少女は何か事情を知っているようだ。このフードの男の事も知っているようだし、ひとまずは助けてもらったわけだ、今は彼女達に流れを合わせる事にした。
「人攫いって…その男が?」
「ああ、あんさんらは知らんのか。こいつはな、色んな異世界で人攫いをしとる集団の魔術師なんさ。なんやある人物を捜しとるみたいやねんけど…」
「ある人物…?」
オルメカは首を傾げた。アリスも同様の反応だ。誰かを捜して人攫いをしているというのなら、自分達が狙われた理由とはなんだと言うのか。盗賊達を「手足」と表現していたのを覚えている。
もし二人の言うようにある人物を捜す為だったのなら、それは自分達に関係がある相手だとでも言うのか。
「金髪の魔法使いの男。年齢は問わない。それが、この男達が攫う人間の特徴よ」
少女が視線だけオルメカ達に向けて答える。体…弓矢の照準はフードの男に向けたまま。
…金髪の…魔法使い…?
どこかで聞いたことのあるイメージだ。それもよく知るイメージ。
脳裏に、金髪の長い髪がなびくシーンがよぎる。羽の髪飾りも。
「…ーソロモン!?」
思わずハッとして声に出していた。
不規則に現れる世界の歪。
消えたソロモン。
異世界を渡り歩く人攫い。
…その対象である特徴。
「まさか…ソロモンは…」
だが、そう考えると辻褄が合う。
毎朝、起こしに来る事が日課になっているソロモンが急に居なくなることがおかしい。そんな薄情な、勝手な人間ではない事は知っている。召喚にも応じない。
きっと何かあったんだろうと感じたオルメカの直感は正しかった。
「なんや、あんさんらの知り合いも居なくなったんか?」
褐色の男が何か気づいた様なオルメカの様子に声をかけた。
「え?あ、ああ、うん。朝、歪が出来たと思ったら居なくなってて…」
そう、事の起こりを説明しようとした時、凄まじい殺気ある視線を感じ、ぎょっとしてそちらを見る。
褐色の男に捕えられたままのフードの男からぶつけられる視線だった。
いくらなんでもここまで恨まれるような覚えはない。オルメカは訳が分からない。
「な、何?」
注がれる殺気にアリスはオルメカの背に隠れる。
「…どうやら貴女、無関係でただ巻き込まれただけ、と言う訳ではなさそうね」
「えぇぇ!?嘘…でも全然、心当たりないんだけど…」
そもそもフードの男なんて知らないし、異世界で人攫いがあった事も知らなかった。
皆目見当もつかない。
きょとんとしているオルメカに対してフードの男は憎しみに満ちた目で言葉をぶつけた。
「やはりあんたは消しておくべきだったわけですね!傲慢の女め!!!」
男は続ける。
「あんたさえ居なければもっと早く済んでいたのに…っ!!ハズレばかり連れ去る羽目になり…ようやく…ようやく見つけたというのに…まだ邪魔をするというのですか!!!」
まるで獣の様だ。敵対心を剥き出しにしている。
だが、オルメカにはイマイチ何の話をしているのかわからない。
「…そう、そういうことね」
頭の上にハテナを飛ばしているオルメカとアリスを横目に、赤い服の少女が理解したようだった。
「つまり、あの男達が人攫いしてまでも捜していたある人物、と言うのが、貴女の連れだった…という事よ」
「え…それって、ソロモンを捜してたっての??」
オルメカがその名を口にした瞬間、フードの男がキレた。
「あんたがその名を口にするんじゃない!!!」
オルメカを初め、その場にいた全員がぎょっとした。
「あんたさえいなければ…あんたさえ…!!!」
今にもオルメカを殺さんとする勢いがあった。故に褐色の男が更に手甲鉤を突き立てる。
「何もさせへんで」
下手をすれば喉を潰されかねない。フードの男は命が惜しいのか、それ以降、大人しくなった。
☆
「…それで、一体全体どういう事?」
近くの岩に腰掛け、オルメカは赤い服の少女に問う。
オルメカの隣で彼女にぴったりくっついて腰掛けているアリスも怪訝そうな顔だ。
…ね、こんなぴったりくっついて来て可愛過ぎない????やっぱり天使なの???
心の中でそんなことを考えながら顔は至って真面目である。
今現在、フードの男は褐色の男による聴取を受けている所である。その間、少し離れた所でオルメカ達は話していた。
「それを説明する前に、私達の事を説明する方が早いかしらね」
赤い服の少女は順を追って説明をし始める。
「わたし達はギルド「遥ディスタントの惑星プラネット」に所属しているの。わたしの名前はメイジー。連れの男はシャアム。わたし達のギルドは異世界も飛び回って活動しているわ。今回は異世界中で起こっている人攫い事件について調査していたのよ」
「ギルド…はぁ…」
少し呆気に取られた。ギルドの人々だったのか。
「あ、私はオルメカ。この子はアリス」
隣でぴったりくっついているアリスの頭の上に、ぽん、と手を置いた。
「わたし達の元に人攫い事件の首謀者と思われる集団の情報が入っていてね、手分けして調査に当たっていたというわけよ」
「具体的な目的ってのがわかってるの?それがあの…ソロモンを捜してたっていうやつ?」
「ええ。特定の誰かを捜していることはわかっていたのだけど…貴女の連れ…ソロモンという人物だったようね」
メイジーと名乗った少女は離れた所で聴取中のシャアムを見る。
「…確か、貴女達は連れがいなくなったと言っていたわね」
「ああ、うん」
「…おそらく、彼はあの男、もしくはその仲間が攫ったのでしょう。きっとこの世界にいるわよ」
「え?そこまでわかるの!?私はまぁ…わかるんだけど…」
召喚契約を結ぶからこそ感じることが出来るので確信があるが、彼女達はその限りではない。まだ何か情報があるのだろうか。
「この世界にはね、彼らのアジトがあるからよ。特定の人物を見つけたのなら間違いなくアジトに連れて行っているわ」
「な、なるほど…」
よく調べているようだ。さすがギルドに属しているだけある。持っている情報の量が多い。
それだけではない。この二人の実力だ。特に魔法を使っていた訳では無いが、その素早さや正確さは間違いないだろう。
そんな会話をしていると、シャアムが戻って来る。
「やぁー…あのにーちゃん、アジトの場所吐いたでー」
にかーっと陽気に笑いながらやってくる。その彼の周りにフードの男が居ない。
「あれ?あいつは?」
「あぁ、あいつか?そなら連れてってもろたで」
「ギルドの仲間が身柄を回収した、と言うことよ。さぁ、場所がわかったなら向かいましょう」
…い、いつの間に…。もしかしてこの二人のギルドってめっちゃ優秀なんじゃ…
オルメカは思わずその手際に目を丸くした。
メイジーがすたすたと歩き出す。その後をシャアムがついて行く。よく見るとシャアムの手甲鉤や腕に返り血の様なものが付いているのが見えた。
…一体、何をしたのだろう。おそらく、聞かない方がいいのだろうけど。味方なら心強いが敵に回ると厄介な事この上ない相手だろう。
多分、異界の神の召喚に成功すればなんて事無い相手かもしれない。だが、失敗すれば通常戦となる。その際に、勝てるんだろうか。そう考えると非戦闘員のアリスを抱えた状態でこの二人を敵に回すのは得策では無い。
状況的には助けてもらった訳だが、本当にそうなのだろうか。話を聞く限り悪い人々には見えないが…。
「なんや?どげんしたん?あんさんらのお仲間助けに行かんのー?」
その場でとどまっていたオルメカとアリスにシャアムは振り向いて声をかけてくる。首を傾げている。
…こうしてよく見ると、このシャアムという男、実は結構美男子なんじゃない…?
あれこれ考えていたが、結局、最後は残念な思考へと落ち着く。
赤い服の少女が再び弓矢を構える。照準はもちろん、フードの男に定まっている。
すっかり置いてきぼりのオルメカ達は呆然と事を見守っているしかなかった。
「ぐ…。吐く…?ふふ…一体何を吐けと言うんです?」
「決まっとるやん?あんさんの企みやん。いや、あんさんらの、かな?」
ぐりっと手甲鉤がさらに強く首元に刺さる。ひとすじ、血が流れる。
「…た、企み…?ふふ…何のことでしょう」
「強情ね。けれど悪いわね。大体の調べはついてるのよ魔術師さん。…貴方達が複数の異世界で起こしている人攫いの事」
…人攫い…?この男が?だとしたら、さっきの盗賊とは無関係?
少なくとも、この褐色の男と赤い服の少女は何か事情を知っているようだ。このフードの男の事も知っているようだし、ひとまずは助けてもらったわけだ、今は彼女達に流れを合わせる事にした。
「人攫いって…その男が?」
「ああ、あんさんらは知らんのか。こいつはな、色んな異世界で人攫いをしとる集団の魔術師なんさ。なんやある人物を捜しとるみたいやねんけど…」
「ある人物…?」
オルメカは首を傾げた。アリスも同様の反応だ。誰かを捜して人攫いをしているというのなら、自分達が狙われた理由とはなんだと言うのか。盗賊達を「手足」と表現していたのを覚えている。
もし二人の言うようにある人物を捜す為だったのなら、それは自分達に関係がある相手だとでも言うのか。
「金髪の魔法使いの男。年齢は問わない。それが、この男達が攫う人間の特徴よ」
少女が視線だけオルメカ達に向けて答える。体…弓矢の照準はフードの男に向けたまま。
…金髪の…魔法使い…?
どこかで聞いたことのあるイメージだ。それもよく知るイメージ。
脳裏に、金髪の長い髪がなびくシーンがよぎる。羽の髪飾りも。
「…ーソロモン!?」
思わずハッとして声に出していた。
不規則に現れる世界の歪。
消えたソロモン。
異世界を渡り歩く人攫い。
…その対象である特徴。
「まさか…ソロモンは…」
だが、そう考えると辻褄が合う。
毎朝、起こしに来る事が日課になっているソロモンが急に居なくなることがおかしい。そんな薄情な、勝手な人間ではない事は知っている。召喚にも応じない。
きっと何かあったんだろうと感じたオルメカの直感は正しかった。
「なんや、あんさんらの知り合いも居なくなったんか?」
褐色の男が何か気づいた様なオルメカの様子に声をかけた。
「え?あ、ああ、うん。朝、歪が出来たと思ったら居なくなってて…」
そう、事の起こりを説明しようとした時、凄まじい殺気ある視線を感じ、ぎょっとしてそちらを見る。
褐色の男に捕えられたままのフードの男からぶつけられる視線だった。
いくらなんでもここまで恨まれるような覚えはない。オルメカは訳が分からない。
「な、何?」
注がれる殺気にアリスはオルメカの背に隠れる。
「…どうやら貴女、無関係でただ巻き込まれただけ、と言う訳ではなさそうね」
「えぇぇ!?嘘…でも全然、心当たりないんだけど…」
そもそもフードの男なんて知らないし、異世界で人攫いがあった事も知らなかった。
皆目見当もつかない。
きょとんとしているオルメカに対してフードの男は憎しみに満ちた目で言葉をぶつけた。
「やはりあんたは消しておくべきだったわけですね!傲慢の女め!!!」
男は続ける。
「あんたさえ居なければもっと早く済んでいたのに…っ!!ハズレばかり連れ去る羽目になり…ようやく…ようやく見つけたというのに…まだ邪魔をするというのですか!!!」
まるで獣の様だ。敵対心を剥き出しにしている。
だが、オルメカにはイマイチ何の話をしているのかわからない。
「…そう、そういうことね」
頭の上にハテナを飛ばしているオルメカとアリスを横目に、赤い服の少女が理解したようだった。
「つまり、あの男達が人攫いしてまでも捜していたある人物、と言うのが、貴女の連れだった…という事よ」
「え…それって、ソロモンを捜してたっての??」
オルメカがその名を口にした瞬間、フードの男がキレた。
「あんたがその名を口にするんじゃない!!!」
オルメカを初め、その場にいた全員がぎょっとした。
「あんたさえいなければ…あんたさえ…!!!」
今にもオルメカを殺さんとする勢いがあった。故に褐色の男が更に手甲鉤を突き立てる。
「何もさせへんで」
下手をすれば喉を潰されかねない。フードの男は命が惜しいのか、それ以降、大人しくなった。
☆
「…それで、一体全体どういう事?」
近くの岩に腰掛け、オルメカは赤い服の少女に問う。
オルメカの隣で彼女にぴったりくっついて腰掛けているアリスも怪訝そうな顔だ。
…ね、こんなぴったりくっついて来て可愛過ぎない????やっぱり天使なの???
心の中でそんなことを考えながら顔は至って真面目である。
今現在、フードの男は褐色の男による聴取を受けている所である。その間、少し離れた所でオルメカ達は話していた。
「それを説明する前に、私達の事を説明する方が早いかしらね」
赤い服の少女は順を追って説明をし始める。
「わたし達はギルド「遥ディスタントの惑星プラネット」に所属しているの。わたしの名前はメイジー。連れの男はシャアム。わたし達のギルドは異世界も飛び回って活動しているわ。今回は異世界中で起こっている人攫い事件について調査していたのよ」
「ギルド…はぁ…」
少し呆気に取られた。ギルドの人々だったのか。
「あ、私はオルメカ。この子はアリス」
隣でぴったりくっついているアリスの頭の上に、ぽん、と手を置いた。
「わたし達の元に人攫い事件の首謀者と思われる集団の情報が入っていてね、手分けして調査に当たっていたというわけよ」
「具体的な目的ってのがわかってるの?それがあの…ソロモンを捜してたっていうやつ?」
「ええ。特定の誰かを捜していることはわかっていたのだけど…貴女の連れ…ソロモンという人物だったようね」
メイジーと名乗った少女は離れた所で聴取中のシャアムを見る。
「…確か、貴女達は連れがいなくなったと言っていたわね」
「ああ、うん」
「…おそらく、彼はあの男、もしくはその仲間が攫ったのでしょう。きっとこの世界にいるわよ」
「え?そこまでわかるの!?私はまぁ…わかるんだけど…」
召喚契約を結ぶからこそ感じることが出来るので確信があるが、彼女達はその限りではない。まだ何か情報があるのだろうか。
「この世界にはね、彼らのアジトがあるからよ。特定の人物を見つけたのなら間違いなくアジトに連れて行っているわ」
「な、なるほど…」
よく調べているようだ。さすがギルドに属しているだけある。持っている情報の量が多い。
それだけではない。この二人の実力だ。特に魔法を使っていた訳では無いが、その素早さや正確さは間違いないだろう。
そんな会話をしていると、シャアムが戻って来る。
「やぁー…あのにーちゃん、アジトの場所吐いたでー」
にかーっと陽気に笑いながらやってくる。その彼の周りにフードの男が居ない。
「あれ?あいつは?」
「あぁ、あいつか?そなら連れてってもろたで」
「ギルドの仲間が身柄を回収した、と言うことよ。さぁ、場所がわかったなら向かいましょう」
…い、いつの間に…。もしかしてこの二人のギルドってめっちゃ優秀なんじゃ…
オルメカは思わずその手際に目を丸くした。
メイジーがすたすたと歩き出す。その後をシャアムがついて行く。よく見るとシャアムの手甲鉤や腕に返り血の様なものが付いているのが見えた。
…一体、何をしたのだろう。おそらく、聞かない方がいいのだろうけど。味方なら心強いが敵に回ると厄介な事この上ない相手だろう。
多分、異界の神の召喚に成功すればなんて事無い相手かもしれない。だが、失敗すれば通常戦となる。その際に、勝てるんだろうか。そう考えると非戦闘員のアリスを抱えた状態でこの二人を敵に回すのは得策では無い。
状況的には助けてもらった訳だが、本当にそうなのだろうか。話を聞く限り悪い人々には見えないが…。
「なんや?どげんしたん?あんさんらのお仲間助けに行かんのー?」
その場でとどまっていたオルメカとアリスにシャアムは振り向いて声をかけてくる。首を傾げている。
…こうしてよく見ると、このシャアムという男、実は結構美男子なんじゃない…?
あれこれ考えていたが、結局、最後は残念な思考へと落ち着く。
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