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電気代の節約でしょーもない夫婦喧嘩勃発? 夫婦の仲が悪いと節約してもマイナスに

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 あれは家計簿をつけ始めた時期のことだ。
 夫がトイレの電気をつけっぱなしにしていたり、薄着で暖房の設定温度を高くするのにイラっときた。
「私が節約頑張ってるんだから、節電に協力してくれよ~。電気消すくらい幼稚園児でもできるだろッ」
「もう一枚きたら、まだ暖房つけなくてよくない?」
 そう言いたくてたまらなかった。
 でも、グッと我慢。
 だって、セレブママのユリちゃんにこんな話を聞いたのだ。
 節約がきつすぎると夫が飲みに行きたくなるって話。

 ある子持ちの専業主婦が可愛い息子さんの受験のためにせっせと節約をしていたらしい。
 その女性は自分のオシャレや遊びは我慢して頑張って節約していた。
 このため、節電に協力しない夫に無性に腹が立っていた。
「電気つけっぱなし!」
「クーラーの設定温度、こんなに低くなくていいでしょう? 贅沢しないのッ」
 そんなふうに、仕事で疲れて帰ってきた夫にガミガミ言っていたらしい。
 
 うるさい妻に嫌気がさした夫は、あるとき魔がさして立ち寄ったキャバクラにドハマり。
 気づけばお小遣いはすぐになくなった。
 でも、小遣いが足りないと言うと嫁は絶対に怒る。
 仕方ないので黙ってキャッシングに手を出した。
 すぐにお金を返すつもりだったが、推しのキャバ嬢の誘惑に勝てず散財。
 気付けば数百万の大借金。
 発覚したとき、息子さんは大学受験。
 夫の借金のせいで合格した私立大学には行かせてやれず。

 そんなホラーな話を聞いた。
「夫婦の仲が悪いと、借金ができる」
 ユリちゃんからそんな話を聞いて、夫にガミガミ言うのはやめようと思った。
 
 トイレの電気を数時間つけっぱなしても10円、20円の世界だが、キャバクラやクラブに行かれたら1回で数千円、数万円ぶっとぶかもしれない。
 夫が電気をつけ忘れていたら黙って自分がすぐに消せばいいだけ。
 そう思うことにした。

【学び】
 夫婦の仲が悪いと借金ができる
 
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