少年プリズン

まさみ

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百五十九話

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 「よろしく頼む」
 リング中央に赴いたサムライが頭を下げる。どこまでも生真面目で堅苦しい男だ。礼に始まり礼に終わる武士道精神を遵守し、律儀に会釈したサムライに相手は鼻を鳴らしただけだ。
 十一試合目、レイジと立ち替わりリングに上がったサムライが対戦するのは北棟の人間。色素の薄い肌に金髪碧眼という典型的白色人種で、人を小馬鹿にした下卑た顔つきといい、足を肩幅以上に開いて腰に手をおいた尊大な態度といい、何から何までサムライとは対照的だった。
 「品性の卑しさが顔に表れてるな」
 サムライの会釈が無視されたことを本人以上に不快に感じて吐き捨てる。金網の向こう、リング中央で対峙したサムライは礼儀正しい挨拶を鼻で一蹴されたというのに気分を害した様子もなく、常と同じく平静な無表情で木刀の握りを確かめている。鍔の根元に軽く添えられた右手から目が離せない。袖に隠れてはいるが純白の包帯が巻かれた手首は捻挫一日を経て痛み腫れともに激化してるだろう、それこそ木刀などとても握れないほどに。このうえ手首に負担をかけるような真似をすればどうなるか……想像したくもない。
 「………っ」
 金網を握る手に無意識に力がこもる。金網で内と外に隔てられた僕には無力感に歯噛みしてサムライの無事を祈り健闘を願うことしかできない。僕のせいで怪我をしたのにサムライは僕を責めるような台詞など一つも吐かなかった、僕を庇って手首を捻ったことに対し一片の悔いもないという自然な態度で接してくれた。
 罪悪感と後悔が胸を締め付ける。
 「なんだよ、そんなにサムライが心配なのか。らしくねえじゃん、傲岸不遜冷静沈着なキーストアが沈んだ顔しちゃって」
 「……それが僕の人格を的確に表す四字熟語なのか?ならば君には軽佻浮薄、大胆不敵がふさわしいな」
 「馬鹿言え、俺にふさわしい四字熟語つったら決まってるだろ」
 「酒池肉林」
 「ちげーよ」
 ロンの皮肉は不満だったらしい。ポケットに手を入れて怠惰に金網に凭れ掛かるや、豹を彷彿とさせるしなやかな肢体を照明に晒し、牙を剥くように獰猛に笑う。
 「弱肉強食」
 納得した。
 自画自賛が嫌味にならないのは実力が伴っているからだろうか。弱者が強者に従うのは世の習いだ。いつ死ぬか殺されるかもわからない苛酷な環境で生き残る為、自己保身を最優先する人間は庇護を求めて強者に媚び、並ばれてやがて蹴落とされるのを恐れて己より劣る弱者を虐げる。弱肉強食は東京プリズンを支配する至上の掟であり、また、東京プリズンの存在を半世紀もの長きに渡り黙認し続けてきたこの社会全体に通じる非情の掟だろう。
 人間がいくら進化し、生命さえ試験管の中で作り出せる世の中になっても根幹は変わらない。言語を介しても意思疎通できず、相互理解が成立しない他者を従わせるのに最も有効なのは純粋な力……
 即ち暴力。それも、圧倒的なまでの。
 レイジにはそれがある。
 類稀なる格闘センスと身体能力の高さ、抜群の反射神経。レイジの過去についてはよく知らないが彼の証言を信じるならフィリピン出身らしい。フィリピンといえば第二次ベトナム戦争―いや、東南アジア全域に戦火が拡大されたのだからこの名称は正確ではなく後に制定された「米亜戦争」を用いるべきだろうが―に巻き込まれて二十年以上が経つ凄まじい激戦区だ。
 仮にレイジが戦場で生まれ育ったのならばあの圧倒的な強さも頷ける。
 レイジが幼少期から少年期を過ごした環境では精神的にも肉体的にも強く在らなければ到底生き残れなかったのだろう。
 だがしかし、フィリピンの戦場で生を受けた男が何故こんな極東の刑務所に送りこまれたのだ?
 先日の安田の言葉を思い出す。僕も初耳で驚いたが、東京プリズンは手軽な流刑地として戦争や貧困による治安悪化に悩む海外政府に認識されてるらしい。十代の未成年にして国際指名手配級の重犯罪を犯し、もう手におえないと自国政府から見放された少年たちの身柄を積極的に預かり隠滅工作を図ることで周辺諸国に恩を売っているのだろうか?
 だとしたらこの男は、ロンをからかって遊んでる悪魔と豹の混血の美しい青年は祖国フィリピンでどんな大それた罪を犯したのだろうか。
 「試合開始!」
 レイジの前身についてひとり頭悩ませていた僕を我に返したのは甲高いベルの音。金網を掴み、身を乗り出すようにしてリング中央を見つめれば、サムライがツと木刀を滑らし左上段の構えをとった。剣道の知識がない僕でも右利きの人間がとるならば右上段の構えのほうが有利だという基礎くらい知ってる。
 サムライが本来得意中の得意とする右上段の構えをとらない理由はただひとつ、右手が使えないからだ。
 「木刀かよ。時代遅れの相棒だな」
 試合開始を告げるゴングが鳴り、北棟の少年が皮肉げに片頬笑む。腰に重心を移した少年の手がズボンのポケットにもぐりこむ。再びあらわれた手に握られていたのは刃渡り20cmはあろかという殺傷に適したサバイバルナイフ。
 「北の人間はナイフが好きだな」
 「サーシャの影響だな、きっと」と呑気な感想を述べたレイジを睨みたくなる。菱形の網目の向こう、左上段に木刀を構えたサムライとサバイバルナイフを握り締めた少年が対峙する―……、
 
 『Мне плохо』

 氷柱の鞭のように鼓膜を打った声に真っ先に反応したのはレイジで、一呼吸遅れて僕とロンが続く。
 声の主はリングを挟んだ対岸にいた。入り口横の金網を猛禽の爪の如き握力で握り締め、菱形を連ねた網目に顔を埋めるようにしてこちらを凝視している。
 骸骨のように落ち窪んだ眼窩と病的にこけた頬は重度の薬物依存者に見られる典型症例だ。薬物の過剰摂取で灰褐色にくすんだ肌の色に似つかわしい生気のかけらもない陰鬱な容貌の中、鮮烈な異彩を放っているのは落ち窪んだ眼窩で精力的に輝くアイスブルーの瞳と肩で切り揃えた銀髪だろう。
 金網を掴んだ手に尋常ならざる力をこめ、静脈が浮いて間接が軋るほどに菱形の網目に指をくいこませる。金網をねじ切ろうとでもするかのように強く強く、内から突き上げてくる破壊衝動を金網をねじ切ることで抑圧せんとしてる様子には狂気に飲み込まれる寸前の危うさが漂っている。
 『ムニェ プローハ』……「私は気分が悪い」と吐き捨てた男の名は、サーシャ。レイジに継ぐ実力者としてブラックワーク次席を占め、ロシア人至上主義の恐怖政治を敷く北の皇帝として君臨する超絶的なナイフの使い手。
 照明を反射した銀髪が遠くロシアの大地に降り積もる雪のように絢爛に輝く。色彩と生気を失い、陰鬱に乾いた肌艶を補って余りあるほどにその銀髪は美しかった。
 半年ぶりに見るサーシャは半年前と同様、墓場の土の匂いがする骸骨めいて陰惨な容姿にはそぐわない銀髪と、卑しい混血児でありながら自らの上に君臨するレイジへの激烈な殺意とを持て余していた。
 「私は気分が悪い。今とても気分が悪い。何故だかわかるか」
 鼓膜に霜が張りそうに凍えた声だ。
 サーシャの視線は自分に背を向けて立つ北棟の少年をも通り越し、木刀を構えたサムライを空気のように透過してまっすぐに僕らへと向けられていた。否、正確にはただひとり……レイジへと。
 美しく虚ろなアイスブルーの瞳にはレイジ以外の人間が映っていない。報われない恋にも似た一方的な執着は殺意に昇華し、サーシャの口角が三日月の形に吊りあがる。
 「さあな。ああ、北のエセ皇帝は俺と違って暑がりなんだっけ。はは、なにからなにまで正反対で気があわねえのな。怒涛の十連勝に盛り上がるコロシアムでサウナのように蒸されて干からびちまいそうってか?」
 「私は気分が悪い。貴様のせいで不快な茶番に付き合わされることになった。売春班撤廃を賭けて勝負に挑む、か。東の王は物好きだな。自らとおなじ汚れた血の友を救うためなら手段を問わないというわけか」
 「懲りずに人種差別発言?半年前さんざんお説教したのに改心の余地なしときたか、皇帝は学習能力ないね。学ばない頭はギロチンで切り落とせよ、北で革命起こるのも時間の問題だ」
 「汚いものを汚いと言って何が悪い、それはとても正しいことだ。レイジよ、貴様は自分の姿を鏡に映したことがあるか」
 「最高に男前だった。俺が女だったら惚れそう」
 「貴様は汚い血の流れる雑種で内面の汚れが外見にも現れている。金に似せた紛い物の色合いの茶髪も薄汚れた褐色の肌も安物の琥珀のような茶の瞳もすべてが汚い。我ら崇高なる白色人種と知能が低い黄色い猿との背徳の交わりの末に生まれた罪の象徴」
 「きれいは汚い汚いはきれい。シェークスピア読んだことねーの」
 「いやらしい混血児が、血の穢れた雑種が。貴様のように卑しい男にこの私が、ゆくゆくは大国ロシアを総べる至高の皇帝となる純血のロシア人たるこの私が劣るというのか?そんな事は断じて認めん、全力で否定する。100人抜きを達成したら売春班撤廃などという偽善ぶった提案には反吐が出るが貴様を屠るにふさわしい舞台を整えてくれたことには感謝するぞ、東の王」
 サーシャの顔全体が笑みの形に歪み、いびつにひしゃげた網目から乱暴に指が引きぬかれる。金網に押し付けられ、まばゆい照明にくっきりと浮かび上がったのは手の甲の無残な傷跡。
 半年前。監視塔でサーシャと死闘を繰り広げたレイジが、力尽きて地に膝を屈した皇帝の手をナイフで抉った痕跡。
 「貴様と私があいまみえるのはまだ先の話だが、貴様とあの日本人が私のもとに辿り着く前に敗北を喫するともかぎらない。だがしかし北の人間以外の手にかかって殺されるのは釈然としない。レイジ、貴様にとどめを刺すのはこの私以外にはいないと心に決めているのだ」
 うっすらと恍惚の笑みさえ浮かべ、リングで対峙する二人さえ通り越して一直線にレイジだけを見つめる姿には瘴気じみた情念さえあふれだしていた。
 「だから私は私の分身を家臣に貸した、私が収集しているナイフの一本を手渡して飢えた刃にたっぷり血を吸わせるように命じた。私のかわりに貴様の血を啜ってくるようにと、な。それなのに貴様ときたら漸く北の出番が巡ってきたと同時に戦線離脱ときた。まさか怯えたわけではあるまい、ブラックワークの無敵覇者と名高き東の猿どもの王が」
 「買いかぶりすぎだぜサ―シャ。いくら俺が持久力あったって十試合ぶっとおしはさすがにきつい、休憩いれなきゃ死んじまうよ。サムライと交替したのは退屈してる相棒に出番くれてやろうと思ったからさ」
 サーシャと同じ前傾姿勢で金網に額をこすりつけたレイジが微笑む。
 「ナントカに刃物が最強なんてのは迷信だ。本当に最強なのはー……」
 リング中央、まったく隙のない防御姿勢で木刀を構え、ナイフを手にした少年を牽制するサムライを一瞥して自信たっぷりに言う。
 「サムライに刃物、だ」
 僕の視線の先では両者睨み合いのまま一進一退の気迫のぶつかりあいが続いている。いつ均衡が崩れるか予測できず緊張感が高まる。サムライの実力に信頼をおいてるレイジは気づいてない、彼が右手首を捻挫した劣勢にあることを。鍔元に添えるだけといっても木刀を振るう時には右手にも力が作用する、もし右手の捻挫が原因でサムライが敗北したら、いや、敗北するだけならいい、最悪命に関わる重傷を負ってしまったら……
 「僕のせいだ」
 「?どうかしたのか」
 自責の念に押し潰されかけた僕をロンが心配げに覗きこんでくる。気遣わしげな視線で平静さを取り戻し、眼鏡のブリッジを押し上げて表情を隠す。
 「なんでもない。リングを見てろ」
 そっけなく顎を振った僕にひっかかりを覚えたロンがさらに食い下がろうと口を開きかけ―
 刹那、均衡が崩れた。
 「「!!」」
 金網にしがみついた僕とロンの視線の先、床を蹴った少年が雄叫びを発しながらサムライへと突っ込んでゆく。腰だめに抱えたナイフが照明を反射して物騒に輝く。
 「お前が死ねばサーシャ様に誉めてもらえる、サーシャ様に認められて側近にくわえてもらうことができる。もう廊下に跪いてサーシャ様を出迎えたり食堂の床に這いつくばってサーシャ様の靴を舐めたりしなくてすむんだ犬の扱いから抜け出せるんだ!!」
 純粋なロシア人ではないのだろう、金髪碧眼というゲルマン民族の外見特徴が発現したがゆえに北棟では肩身の狭い思いをしてきた少年が積年の恨み屈辱を晴らさんと、憎悪の対象をサムライに転化して疾駆する。殺意に目を血走らせて走ってきた少年を普段のサムライなら息一つ乱さずかわせたはずだが、体調が万全とはいえない状態では必然隙が生じる。己のわき腹を疾風の速度で掠め去った銀光が弧を描いて舞い戻ったとき、サムライはまだ完全に体勢を立て直せていなかった。
 防御から応戦へと移るその一瞬の遅れにつけこんで容赦なくナイフが襲いくる、連続して振り下ろされるナイフを避けながら後退するサムライには余裕がなく、僕以上に感情をおもてに出さない無表情に気のせいか焦りの色が見え始めている。 
 「どうしたんだ今日のサムライ。あんな弱かったっけ」
 悪気はないのだろうレイジの一言で頭に血が上った。
 「違う、サムライは……!」
 言いかけて口を噤んだのはサムライ本人が伏せようとしている弱みを僕の口から伝えることに躊躇したからだ。サムライは強い、レイジと互角とまではいかなくても東棟二番手の実力者として過去にはブラックワークにスカウトされた身だ。体調が万全ならサーシャの息がかかった北棟の少年など秒殺できたはずだ。
 僕なんかを庇ったせいでサムライが追い詰められてる現状を正視できずに顔を伏せれば、頭上で大歓声が炸裂する。動物園の猿のように金網によじのぼった囚人が興奮に顔を火照らし、喉の奥が丸見えになるほどに口を開けている。何が起きたんだ?不吉な予感に突き動かされ、菱形の網目に両手をひっかけて金網にしがみつけばリング中央では予想外の事態が発生していた。
 大気を切り裂くナイフの猛攻を縦横斜めにした木刀で弾き返しながら、それでも右手を使えない劣勢は克服できずに後退を余儀なくされたサムライの間合いに一気に踏み込んだ少年が勝利を確信してナイフを突き出す。
 木刀での防御が間に合わず、間一髪身を捩ったサムライの右袖をナイフの刃が掠めて粗い生地が無残に裂ける。手首から肘にかけ、ぱっくり裂けた右袖の下から暴かれたのは清潔な包帯。 
 最悪の状況とタイミングで真実が暴かれてしまった。
 誇り高いサムライが無理を強いてまで隠し通そうとしていた痛々しい真実が。 
 「なんだあいつ、怪我してんのか」
 「どうりで動きが鈍いと思った。東棟のサムライっていや電光石火の早業で相手が気づく前にとどめを刺しちまうって評判だもんな」
 「にしちゃあ切れ味鈍いと思ったんだ」
 「しっかしあれじゃあ刀握れないだろ」
 「サムライから刀とったら何が残るよ、何も残らねえだろうが!」
 「あーあ、負け確定だなこれじゃ」
 嘆息とどよめきが金網の周囲に波紋を生じさせる。サムライの勝利に賭けていたのだろう囚人が「くそっ大損だぜ!」とヤケ気味に金網を蹴りつけ、その振動が金網から手に伝わってくる。
 「まだ決まったわけじゃないだろう、結論を急ぐんじゃない!」
 金網を掴んでむなしく叫び返した僕自身、手足の先から染み渡る絶望に意識が閉じかけて視界が翳る。すがりつくように金網に凭れ掛かればロンの声が遠くこだまする、大丈夫かよ鍵屋崎、あきらめんなよ、天才が信じれば凡人にも不可能ないって言ったじゃねえか……
 喝を入れるように僕の肩を揺さぶり、必死な声音で叱咤するロンの隣。
 呆然とリングを見つめ、レイジが呟く。
 「……なんだよあれ」
 目の前で起きている出来事が信じられず、興奮のあまりロンを押しのけてまで僕の肩を掴んだレイジが吼える。
 「鍵屋崎お前知ってたのかよサムライが右手に怪我してるって、なんだよあの包帯、あんなの聞いてねえぞ俺!?マジかよ畜生、怪我してたって最初から知ってたら絶対交替なんかしなかったのに……なんで何も言わねえんだよアイツ!!」
 レイジに詰問されて返す言葉もなくうなだれれば、見かねたロンが「鍵屋崎を責めてもはじまんねーだろ!」とレイジに食ってかかる。今度はロンに向き直り声を荒げかけ、真剣なまなざしに射すくめられて顔を歪める。舌打ちして僕の肩を突き放したレイジが腹立ち紛れに金網を殴りつける。
 「……武士の誇りとかカッコつけてる場合じゃねえだろ」
 「サムライは格好つけてたわけじゃない」
 怪我をさせた手前サムライを弁護すればレイジに睨まれるが無視して結論する。
 「ただ、手におえないほど頑固で強情で人の言うことを聞かない度し難い馬鹿なだけだ」
 天才でさえ手におえないほど頑固で強情で人の言うことを聞かない度し難い馬鹿を武士というなら、サムライは立派な武士だ。
 本当に、いやになるほど。 
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