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第2章 『手繰り寄せた終焉』
第15話 『炎と焔』
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「…………」
「…………」
座りながら俯く少女と、黙って少女を見つめるフレイム──どこか既視感のある光景である。
フレイムの貧乏ゆすりの音が部屋中に響いて聞こえる程、大層静寂な時間と空間を過ごしていた。
シルヴァの言う信頼できる奴とはフレイムのことであり、シルヴァの部屋の現状の説明だけされると、フレイムは少女を預かった。
特例としてシルヴァはフレイムの部屋に少女を匿うことを許したが、詳しい事情など知る由もないフレイムは面倒そうな顔で了承した。
その際見た少女が悄然としていたことに気づき、大して言葉も交わすこともないまま、今に至っていた。
「…………はぁ……」
ふとため息を吐いたフレイムは、起立すると台所の方へ去っていった。
数分後に戻ってきた時には、両手にカップを携えていた。
「……お前っていつもそんな感じなのか? そんなんじゃ話す相手もまともに出来ねえぞ?」
少女の前のテーブルの上に片方のカップを置くと、フレイムはもう片方のカップに口をつけた。
カップの中身はオレンジ色の液体で、恐らくシルヴァが飲んでいたものと同種である。
「…………ごめん……なさい……」
「何だよ……喋れんじゃねえか。さては、俺をただのデリカシーの無い奴に仕立て上げる罠か?」
フレイムの軽い冗談に、少女は微笑む余裕は無かった。出されたカップにも口をつけず、ただ俯き続ける少女の姿は、やはり檻での会話を彷彿とさせた。
「……なぁ……俺は、お前の信用に値しないのか?」
切なげな表情で問いかけたフレイムだったが、その問いに対する答えはすぐに返ってこなかった。
仕方なく椅子に腰掛けるフレイムと少女の間に、重苦しい空気が流れる。
「……フレイムさんは……私を……殺さないんですか……?」
「……は? どういう意味だそりゃ──」
お互いに当然浮かぶ疑問を呈したその瞬間、部屋の扉が勢い良く開いた。そこにいたのは、赤髪の青年女子だった。
「……あら? お邪魔だった~? 呑気に女の子部屋に連れ込んで、いいご身分ね? 勲十等の『焔刃』さん?」
「……またかよ。そちらこそ随分と暇なんだな? 勲四等の『炎刃』さんは?」
遠慮なく部屋のソファに大きな態度で座ったのは、勲四等、『炎刃』のイグニス。
髪色はよく見るとフレイムとは少し異なり、より朱色が増し、所々に黄色を交えた『炎』らしい色をしている。特に整えられていない長髪はまさしく『炎』を模しているようだった。
「相っ変わらず気に入らない態度……先輩に対する敬意ってもんが足んないんじゃないのぉ~?」
「敬意が必要な相手なら……の話だろ?」
「──あんま舐めてると燃やすわよ?」
少女を差し置いて険悪な雰囲気を醸し出している2人は互いに立ち上がり、イグニスの方が先に剣を抜いた。
「……はぁ……バカバカしい、やめろ。今はお前の相手をしてられねえんだ」
「今の一度もアタシに勝ったことなんて無いくせに、そぉんな上から目線でいられるのは凄いわねぇ……尊敬しちゃうわぁ?」
未だ沈黙の少女を見てそう言うフレイムをイグニスは煽る。
何ら気にしないフレイムは再び席に着き、少女と向き合った。
「その子誰なの? まさか本当に愛人じゃないでしょうね? アンタみたいなのにそんなのが出来るようじゃ世も末よ」
「言われなくても、そんなんじゃない。少しの間預かることになっただけだ」
イグニスは「ふ~ん」と言いながら少女の背後に近づくと、少女の肩に手を置き、耳元で囁いた。
「コイツの勲等、知ってるわよね? 勲十等──『十の聖剣』の中で一番よわっちいの。しかも……本当なら、勲十等ですらないはずだったんだから」
「──聞こえてるぞイグニス」
「そりゃ聞こえるように言ってるものぉ」
どれだけ煽られても表情をまるで変えないフレイムは、恐らくイグニスのこの態度に慣れてしまっているのだろう。
「昨日だってぇ……コイツだけ招集がかけられなかったって話よ? 相当見限られちゃってるわよねぇ~。どうやって同情したらいいかも分かんないわぁ~」
「おい待て……昨日の招集って何のことだ?」
「ほぉらやっぱり。ならこの際教えてあげるけど、アンタは──」
「その辺にしろイグニス。いい加減フレイムを苛めるのはやめろ」
フレイムが疑問を投げかけた矢先に現れたのは、勲五等、『水刃』のアクアと、勲六等、『地刃』のテラスだった。
「いつもいつもイグニスがすまないね。僕らは今日外で任務をこなしていたんだが、見ての通りの雨天でね? それでも、僕とアクアは無事終えて帰還したんだが、イグニスはどうやら消化不良だったらしいんだ」
群青一色の綺麗な短髪を持つアクアは、空色の鋭い目付きでイグニスを睨む。
それとは対比的に、淡いブラウンの髪と瞳を持つテラスは終始穏和な様子だった。
「アンタもいちいち余計なこと言ってんじゃないわよ。流石のアタシだって、アンタら2人を相手取るのは面倒なことくらい分かる」
イグニスが少女の肩から手を離すと、いの一番に部屋を去っていった。
後から来た2人も、謝罪も込めた軽い会釈をすると、イグニスの後に続いた。
「……悪いな、面倒な奴呼び寄せちまって」
少女はイグニスとの会話を聞いて薄々理解していた。
この国で、『十の聖剣』内で、フレイムがどういった立場にあるのかを。
そして、どういった扱いを受けているのかを。
そんな彼の表情に一切の曇りがないことに気づいた少女は、思わず微笑んでいた。
「……フレイムさんは……良い人です」
呟いたその一言がフレイムの頬を赤らめると、咄嗟の照れ隠しでカップの飲み物を一気に飲み干した。
「何なんだよ……お前……!」
フレイムはそれだけ言い放つと、それから暫く少女と目を合わせることが困難となった。
「…………」
座りながら俯く少女と、黙って少女を見つめるフレイム──どこか既視感のある光景である。
フレイムの貧乏ゆすりの音が部屋中に響いて聞こえる程、大層静寂な時間と空間を過ごしていた。
シルヴァの言う信頼できる奴とはフレイムのことであり、シルヴァの部屋の現状の説明だけされると、フレイムは少女を預かった。
特例としてシルヴァはフレイムの部屋に少女を匿うことを許したが、詳しい事情など知る由もないフレイムは面倒そうな顔で了承した。
その際見た少女が悄然としていたことに気づき、大して言葉も交わすこともないまま、今に至っていた。
「…………はぁ……」
ふとため息を吐いたフレイムは、起立すると台所の方へ去っていった。
数分後に戻ってきた時には、両手にカップを携えていた。
「……お前っていつもそんな感じなのか? そんなんじゃ話す相手もまともに出来ねえぞ?」
少女の前のテーブルの上に片方のカップを置くと、フレイムはもう片方のカップに口をつけた。
カップの中身はオレンジ色の液体で、恐らくシルヴァが飲んでいたものと同種である。
「…………ごめん……なさい……」
「何だよ……喋れんじゃねえか。さては、俺をただのデリカシーの無い奴に仕立て上げる罠か?」
フレイムの軽い冗談に、少女は微笑む余裕は無かった。出されたカップにも口をつけず、ただ俯き続ける少女の姿は、やはり檻での会話を彷彿とさせた。
「……なぁ……俺は、お前の信用に値しないのか?」
切なげな表情で問いかけたフレイムだったが、その問いに対する答えはすぐに返ってこなかった。
仕方なく椅子に腰掛けるフレイムと少女の間に、重苦しい空気が流れる。
「……フレイムさんは……私を……殺さないんですか……?」
「……は? どういう意味だそりゃ──」
お互いに当然浮かぶ疑問を呈したその瞬間、部屋の扉が勢い良く開いた。そこにいたのは、赤髪の青年女子だった。
「……あら? お邪魔だった~? 呑気に女の子部屋に連れ込んで、いいご身分ね? 勲十等の『焔刃』さん?」
「……またかよ。そちらこそ随分と暇なんだな? 勲四等の『炎刃』さんは?」
遠慮なく部屋のソファに大きな態度で座ったのは、勲四等、『炎刃』のイグニス。
髪色はよく見るとフレイムとは少し異なり、より朱色が増し、所々に黄色を交えた『炎』らしい色をしている。特に整えられていない長髪はまさしく『炎』を模しているようだった。
「相っ変わらず気に入らない態度……先輩に対する敬意ってもんが足んないんじゃないのぉ~?」
「敬意が必要な相手なら……の話だろ?」
「──あんま舐めてると燃やすわよ?」
少女を差し置いて険悪な雰囲気を醸し出している2人は互いに立ち上がり、イグニスの方が先に剣を抜いた。
「……はぁ……バカバカしい、やめろ。今はお前の相手をしてられねえんだ」
「今の一度もアタシに勝ったことなんて無いくせに、そぉんな上から目線でいられるのは凄いわねぇ……尊敬しちゃうわぁ?」
未だ沈黙の少女を見てそう言うフレイムをイグニスは煽る。
何ら気にしないフレイムは再び席に着き、少女と向き合った。
「その子誰なの? まさか本当に愛人じゃないでしょうね? アンタみたいなのにそんなのが出来るようじゃ世も末よ」
「言われなくても、そんなんじゃない。少しの間預かることになっただけだ」
イグニスは「ふ~ん」と言いながら少女の背後に近づくと、少女の肩に手を置き、耳元で囁いた。
「コイツの勲等、知ってるわよね? 勲十等──『十の聖剣』の中で一番よわっちいの。しかも……本当なら、勲十等ですらないはずだったんだから」
「──聞こえてるぞイグニス」
「そりゃ聞こえるように言ってるものぉ」
どれだけ煽られても表情をまるで変えないフレイムは、恐らくイグニスのこの態度に慣れてしまっているのだろう。
「昨日だってぇ……コイツだけ招集がかけられなかったって話よ? 相当見限られちゃってるわよねぇ~。どうやって同情したらいいかも分かんないわぁ~」
「おい待て……昨日の招集って何のことだ?」
「ほぉらやっぱり。ならこの際教えてあげるけど、アンタは──」
「その辺にしろイグニス。いい加減フレイムを苛めるのはやめろ」
フレイムが疑問を投げかけた矢先に現れたのは、勲五等、『水刃』のアクアと、勲六等、『地刃』のテラスだった。
「いつもいつもイグニスがすまないね。僕らは今日外で任務をこなしていたんだが、見ての通りの雨天でね? それでも、僕とアクアは無事終えて帰還したんだが、イグニスはどうやら消化不良だったらしいんだ」
群青一色の綺麗な短髪を持つアクアは、空色の鋭い目付きでイグニスを睨む。
それとは対比的に、淡いブラウンの髪と瞳を持つテラスは終始穏和な様子だった。
「アンタもいちいち余計なこと言ってんじゃないわよ。流石のアタシだって、アンタら2人を相手取るのは面倒なことくらい分かる」
イグニスが少女の肩から手を離すと、いの一番に部屋を去っていった。
後から来た2人も、謝罪も込めた軽い会釈をすると、イグニスの後に続いた。
「……悪いな、面倒な奴呼び寄せちまって」
少女はイグニスとの会話を聞いて薄々理解していた。
この国で、『十の聖剣』内で、フレイムがどういった立場にあるのかを。
そして、どういった扱いを受けているのかを。
そんな彼の表情に一切の曇りがないことに気づいた少女は、思わず微笑んでいた。
「……フレイムさんは……良い人です」
呟いたその一言がフレイムの頬を赤らめると、咄嗟の照れ隠しでカップの飲み物を一気に飲み干した。
「何なんだよ……お前……!」
フレイムはそれだけ言い放つと、それから暫く少女と目を合わせることが困難となった。
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