自己啓発ROCK〜17クラブ

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第二十九話「華人王の雄叫び」

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ロノウェ「何と‼︎大天使ミカエルだと‼︎これはまずい状況だ、私が殺す‼︎」



ロノウェは悪魔の翼を広げ、突如上空に飛び上がり、闇のエネルギーで大天使ミカエルを攻撃した。



----塔


華人王「カバラ‼︎だからお前はいつまでも出来損ないなんだ、希望などくだらない幻想を描きよって‼︎」


カバラ「パパ...僕は出来損ないなんかじゃないよ‼︎もう逃げない...僕は僕の描きたい未来を描く‼︎」



華人王「戯け者めが‼︎」



カバラ「Death readingラバーズ」


カバラは内に秘めた、杉田の思いを受け入れたように、拓矢の縛りつけていた鎖は解き、カバラの出した残りの剣達は上空から、塔の真下へと落下して行く。





ガチッ‼︎




華人王「まだ終わっちゃいない‼︎フィナーレはこれからだ‼︎」



カバラ「ラバーズが逆位置⁉︎何故‼︎何で何だ⁉︎」



華人王は落ちていく、カバラの残り一本の剣を塔の上から掴み取り、Kiralaに握らせた。



華人王「良いな、お前が奴にとどめを刺すのだ、私の妻である事を証明するのだ‼︎」



Kiralaは華人王に洗脳されるように、剣を小さなで握りしめた。




決闘場では、血だらけになって倒れ込む拓矢と、再びまた自らの能力に自信を無くし、動けなくなった杉田が呆然と立ち尽くしていた。



華人兵に連れられ、塔から降りてきたKiralaは、仰向けに倒れこんだ拓矢の胸に剣を突き立てた。



カチャン‼︎



Kirala「...お兄ちゃん、ごめんね...私達は、ツインレイではなかったのよ。」



拓矢「Kirala...何も言うな、ちゃんと一発で仕留めろよ。」



Kirala「拓矢兄ちゃん...」




グチャ.......




最後の1本の剣は拓矢の心臓を貫いた。



拓矢は最後にKiralaの腕をそっと掴み、力強く一気に自分に押し込んだ。



----死神



華人王「ぬぅぅぅん‼︎よくやったなKirala、兄を殺すなんてお前はまるで天使の顔をした悪魔だな。」



Kirala「皆の命を救うためです...直ちに旧日本人を解放しなさい‼︎」



華人王「はっはっは‼︎そんな事嘘に決まっておろう、旧日本人は華人の奴隷のままだ、今頃秘密結社のアジトにも大量の華人兵を向かっておる、全て皆殺しだ。」



Kirala「騙したのか...なんて悲惨な事を...決してあなたを許さない‼︎」



華人王「黙れ‼︎騙されるお前が悪い‼︎これで全てが華人族の物だ。」



Kirala「拓矢兄さん...」



Kiralaは怒りと哀しみに震え、瞳がひび割れたように、とめどなく涙が溢れでた。




華人王「泣いてどうなる...旧日本人など、全てを哀しみにしか変えられない弱い種族、絶滅して当然だ、お前らは愛などと簡単に口にするが、それこそ最も愚かな悪魔の迷信なのだ!」




Kirala「悪魔はあなたよ‼︎欲に支配されたこの化け物め‼︎」




華人王「はっはっはっ‼︎なら何故神は彼らを助けない、なら何故彼らは貧しい、なら何故彼らは滅びゆく、いつの時代も神は変わりゆく物、いい加減気づけKiralaよ!この世の全てが悪なのだ...感情的になった者が負ける物だ」



----game over



カチャン‼︎
チャキン‼︎



上空ではロノウェはとミカエルの激しい戦闘が繰り広げられている。




ロノウェ「これでは拉致があかん、あの男を先に殺すか‼︎」



ロノウェはターゲットを変えるように、上空から決闘場へと降り立ち、恐怖で立ちすくむ杉田の背後から剣を貫いた。



ブシャ........


杉田「ぐはぁぁぁぁ‼︎」


ロノウェの剣を杉田の心臓に深く突き刺さり、そのまま地面へと倒れこんだ。



ロノウェ「華人王様、大天使ミカエルを消しさるためにはこの方法しかなかったのです。」



華人王「もう良い、そいつはただの使えなくなった塵だ。」



決闘場に倒れた、拓矢と杉田の身体を踏み躙るように、華人王は血の雨が止んだ空に向かって雄叫びを上げた。




















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