リセットしてもヤンデレに犯される俺の話

バッドエンド002

⑫抱き潰されます※

「ひぁあああっ♡♡♡」
「涼太の中、すごい熱くてうねうねして、いやらしいね♡」

　挿入されると同時に、馬鹿になった涼太のペニスからは透明な液が勢いよく吹き出した。ディルドが抜かれて本物が挿入されただけで、胸はまだ刷毛で苛められていたし、ペニスの先端にはローターがくくりつけられたままだった。
　このままでは体中の水分を失って死ぬんじゃないだろうか。

「とって♡♡これ、や♡♡イク♡♡イク♡♡」
「んーもっとえっちに言えたらいいよ」
「……や…………おっぱいと、ちんこのとって……きもちいいの、つらいから……っあぅ♡」
「うんうん、もう一息かな」
「んにゃああっ♡♡♡ぅ、あ♡♡」

　もう一息、と言いながらロータをペニスの小さな穴に押し当てられる。

「……ぁあ♡♡かいとの、ちんこだけほしい♡おもちゃじゃ、やだからぁ……♡♡」

　必死に海斗の望むであろう言葉を紡ぐと中のものがグッと大きくなる。
　これ、ダメだったかも♡

「一か月分たっぷりシようね」

　にっこりと嬉しそうに微笑む海斗の整った顔。
　結局何と言ってもダメだったのかもしれない。どうしたって今日はこのまま抱き潰される。

（リセットボタンがあったら一か月前に戻れるのに）

　もちろんリセットボタンが無いから今こういうことになっているのだけれど。






「…………死ぬかと思った」
「ごめんね、つい」

　つい、で殺されてたまるか。
　結局玩具は外してもらえたが本物の方は全然抜いてもらえなかった。何度も何度も奥に出されたせいで腹が張っている。飲まず食わずでセックスし続けたのだからそろそろお腹がすく頃なのに、今は何も食べる気になれなかった。
　一か月禁欲させたのがいけなかったのかもしれないが、そうは言っても一人で抜くとか方法はあるだろう。

　身じろぐと中から精液が逆流してきてしまい、最悪だ。風呂に入りたいが指一本動かす気になれない。

「もう卒業だなと思ったら、感慨深くて」
「そうかよ」
「涼太とこの先もずっといられるって思ったら嬉しくて、止まらなくなっちゃって……ごめんなさい」

　しおらしく謝ってくるので、まだ怒ってはいたが、許してやることにした。
　もう卒業かと思ったのは涼太も同じだったから。



「大学生活も楽しみだね」
「……そうだな」