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遡る事…、どれくらいか前の出来事……。生活に必要な物が全て手の届く範囲に集約された感じのスペースの片隅で、私は目を覚ました。コレが室内なら、金を持った引き籠りのニートの部屋に迷い込んでしまったか?とでも思った事だろう。でも、それは、何処までも続く真っ白な空間の中での御話。
これは、真っ白な空間の中にポツンと配置されていた、引き籠りのニートの部屋の中身を不法投棄した感じの場所での御話。
そこで出会ったのは、ゲーミングパソコンと本棚の間をゲーミングチェアに乗ったまま行き来する[神]と名乗る得体のしれない人物。
但し、その神とやらは、何事も形から入るタイプだったのだろう。[初心者の為のPCガイド]と言う本を片手に不器用な手付きでキーボードに触れ、不慣れながらネットを通じて情報を集め、新しい世界を作っている所だったらしい。
私は途切れ途切れ乍らの記憶ではあるが、呼び起された意識のある時に、その神とやらの話し相手をしていた。と、記憶している。
「先輩達が変身するヒーロー・ヒロインの世界を模して成功しているから、僕はもっと別の世界を作りたいんだよね」
「さよか、でも、前例があった方が失敗しないんじゃね?」と言う話を神とやらとした気がするが、結局、神とやらが新境地を求め、何度も失敗したのを見た気がする。
「何を作りかったのさ?強欲な者だけが得をする世界とか?」
「いや、こんな筈じゃなかったんだけどねぇ~」
「に、しても、誰が推すよ?こんな腐った世界」
「あははっ、そうそう、コレって汚職塗れでちょっとヤバイよね?」
「笑い事じゃないよ?他人事だからってコレは駄目だろぉ~…、中途半端に異世界文化を学んで見切り発車で実行してんじゃねぇ~ぞ、コラ!これでもか!ってレベルの数の死人も出てんじゃん……」
「うん、そうだね♪どうやら恋愛物はゲームや物語だから良いのであって、世界を現実として創造するには向いて無かったっぽいね」
この後、神とやらは大洪水で世界をリセットしたらしい。自然現象で大虐殺って、冗談でも笑えない。
世界が復興した後は、ファンタジックなゲームや物語を参考に何か作っている御様子だった。の、だが…しかし……。
「前みたいな陰湿さは少し減ったけど、自由が過ぎて今度は物理の暴力が蔓延ってんじゃね?」
「ホントだねぇ~」
「コレって、何処の世界の世紀末ですかね?」
「うん…ホント…、駄目だね、コレ…、一旦リセットしよう……」
「おいおい、これって何度目のリセットだよ?やり過ぎくない?」
「あ、しまった…、やっちゃった…それに困ったな…、今のでリセット回数を全部使い切っちゃったよ……」
…と言う会話の末…、神とやらが異世界を学び直し…てたのに途中で飽きて…アイドルへの推し活を覚えて…、[推しを活性化させる為に課金したら、推しが加護を受けて進化する世界]と言うのを思い付き…それを構築し…、私をその世界に転生させやがりました……。
私は転生の直前に「私はモブキャラが良いです」と願い出ました。「推しも推されもしたくありません」と要望も伝えました。ちゃんと、伝えた筈です。「モブでいさせて下さい」と願いもしました。が、神様の耳には殆ど届いて無かったみたいです。
その結果、見目は平均的なモブ顔ではあります。モブなのに平均的過ぎて整った顔立ちな為、俗に言う被害者顔です。その為にか?幸が薄いです。幼少期から悪い輩に狙われたりしていました。が…、私を長生きさせる為に神とやらが私に付けた加護[九死に一生を得るLevelMax]とやらで…、私だけ幾度と無く窮地を脱して来ました……。
御蔭で、大体の人間が大人に成っても記憶している子供の時期くらいからは天涯孤独ですけど?如何言う事かな?
基本、自分自身だけが生き残る[九死に一生を得る LevelMax]って本当に加護?マジで普通に呪じゃねぇ~の?ってな事もあったりしての、転生してから数年後の御話。
私は転生させられた世界での祖父から[死神]や[忌み子]と呼ばれる事を脱する為、前世の知識と神とやらとの会話で得た情報から、レベリングや貢献度判定の向上を思い付いて行動を開始しました。
幼少期は出来る範囲の害虫を駆除して回り、虫の死骸や捕獲した虫は鳥の餌にして身近な所へ貢献。続いても同じような理由で、違う相手から[死神]や[忌み子]と呼ばれる事を脱する為、小さな害獣[鼠]から始まって[蛇や兎]に手を出し、皮は鞣し・肉は食用・毒蛇のみ薬の材料にして村へ貢献。[死神]や[忌み子]と呼ばれなく成っても、その他の雑用を手伝い貢献度を稼ぎながら、この先、大きな害獣にも手を出す予定です。
その結果、最近では、私の転生先である廃村寸前の小さな村限定ではあるモノの、モブ家の生き残りのキャラ・ハと言う名だった私は[オラが村の便利屋さん]と言う地位に立つ事に成功。頑張って、村の老人達に推される立場へと昇格したのである。
それにしてもだよ。[キャラ・ハ・モブ]って名前の意味[キャラ的には、モブだよ]って意味じゃないよね?何の冗談?コレ、冗談でも笑えないんですけど?
・・・Answer 冗談では無く、モブキャラの意味が分からなかった神の苦肉の策の賜物。キャラ・ハと言う名前には、一生モブ姓を名乗り続けられる加護も付加されているらしい。・・・
これは、真っ白な空間の中にポツンと配置されていた、引き籠りのニートの部屋の中身を不法投棄した感じの場所での御話。
そこで出会ったのは、ゲーミングパソコンと本棚の間をゲーミングチェアに乗ったまま行き来する[神]と名乗る得体のしれない人物。
但し、その神とやらは、何事も形から入るタイプだったのだろう。[初心者の為のPCガイド]と言う本を片手に不器用な手付きでキーボードに触れ、不慣れながらネットを通じて情報を集め、新しい世界を作っている所だったらしい。
私は途切れ途切れ乍らの記憶ではあるが、呼び起された意識のある時に、その神とやらの話し相手をしていた。と、記憶している。
「先輩達が変身するヒーロー・ヒロインの世界を模して成功しているから、僕はもっと別の世界を作りたいんだよね」
「さよか、でも、前例があった方が失敗しないんじゃね?」と言う話を神とやらとした気がするが、結局、神とやらが新境地を求め、何度も失敗したのを見た気がする。
「何を作りかったのさ?強欲な者だけが得をする世界とか?」
「いや、こんな筈じゃなかったんだけどねぇ~」
「に、しても、誰が推すよ?こんな腐った世界」
「あははっ、そうそう、コレって汚職塗れでちょっとヤバイよね?」
「笑い事じゃないよ?他人事だからってコレは駄目だろぉ~…、中途半端に異世界文化を学んで見切り発車で実行してんじゃねぇ~ぞ、コラ!これでもか!ってレベルの数の死人も出てんじゃん……」
「うん、そうだね♪どうやら恋愛物はゲームや物語だから良いのであって、世界を現実として創造するには向いて無かったっぽいね」
この後、神とやらは大洪水で世界をリセットしたらしい。自然現象で大虐殺って、冗談でも笑えない。
世界が復興した後は、ファンタジックなゲームや物語を参考に何か作っている御様子だった。の、だが…しかし……。
「前みたいな陰湿さは少し減ったけど、自由が過ぎて今度は物理の暴力が蔓延ってんじゃね?」
「ホントだねぇ~」
「コレって、何処の世界の世紀末ですかね?」
「うん…ホント…、駄目だね、コレ…、一旦リセットしよう……」
「おいおい、これって何度目のリセットだよ?やり過ぎくない?」
「あ、しまった…、やっちゃった…それに困ったな…、今のでリセット回数を全部使い切っちゃったよ……」
…と言う会話の末…、神とやらが異世界を学び直し…てたのに途中で飽きて…アイドルへの推し活を覚えて…、[推しを活性化させる為に課金したら、推しが加護を受けて進化する世界]と言うのを思い付き…それを構築し…、私をその世界に転生させやがりました……。
私は転生の直前に「私はモブキャラが良いです」と願い出ました。「推しも推されもしたくありません」と要望も伝えました。ちゃんと、伝えた筈です。「モブでいさせて下さい」と願いもしました。が、神様の耳には殆ど届いて無かったみたいです。
その結果、見目は平均的なモブ顔ではあります。モブなのに平均的過ぎて整った顔立ちな為、俗に言う被害者顔です。その為にか?幸が薄いです。幼少期から悪い輩に狙われたりしていました。が…、私を長生きさせる為に神とやらが私に付けた加護[九死に一生を得るLevelMax]とやらで…、私だけ幾度と無く窮地を脱して来ました……。
御蔭で、大体の人間が大人に成っても記憶している子供の時期くらいからは天涯孤独ですけど?如何言う事かな?
基本、自分自身だけが生き残る[九死に一生を得る LevelMax]って本当に加護?マジで普通に呪じゃねぇ~の?ってな事もあったりしての、転生してから数年後の御話。
私は転生させられた世界での祖父から[死神]や[忌み子]と呼ばれる事を脱する為、前世の知識と神とやらとの会話で得た情報から、レベリングや貢献度判定の向上を思い付いて行動を開始しました。
幼少期は出来る範囲の害虫を駆除して回り、虫の死骸や捕獲した虫は鳥の餌にして身近な所へ貢献。続いても同じような理由で、違う相手から[死神]や[忌み子]と呼ばれる事を脱する為、小さな害獣[鼠]から始まって[蛇や兎]に手を出し、皮は鞣し・肉は食用・毒蛇のみ薬の材料にして村へ貢献。[死神]や[忌み子]と呼ばれなく成っても、その他の雑用を手伝い貢献度を稼ぎながら、この先、大きな害獣にも手を出す予定です。
その結果、最近では、私の転生先である廃村寸前の小さな村限定ではあるモノの、モブ家の生き残りのキャラ・ハと言う名だった私は[オラが村の便利屋さん]と言う地位に立つ事に成功。頑張って、村の老人達に推される立場へと昇格したのである。
それにしてもだよ。[キャラ・ハ・モブ]って名前の意味[キャラ的には、モブだよ]って意味じゃないよね?何の冗談?コレ、冗談でも笑えないんですけど?
・・・Answer 冗談では無く、モブキャラの意味が分からなかった神の苦肉の策の賜物。キャラ・ハと言う名前には、一生モブ姓を名乗り続けられる加護も付加されているらしい。・・・
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