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女の子登場

〜デート〜

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ルシアさんはよく顔を見せる。でも、その度に心配になる。
「ねぇ、ルシアさん最近おかしくない?」
「そうか?」
アルは鈍感だし、聞いても無駄だったな。
「なんか危険な感じする。」

何がとは言えないけど、いい顔はしてない。
ルシアさんが壊れかけてる気がする。

放置したらいけない気がして
『ルシアさん、今度街でカフェでも行きません?話きくよ』
「…ありがとう。じゃお願いしようかしら」

『…元気ないね。早めがいい?なら、明日いこっか』
「うん。楽しみにしてるね」
そう言って別れたけど、やっぱおかしい。

前はよく笑って明るかったけど、今は暗くて作り笑いって感じ。
…ずっと笑ってる人なんて滅多にいないけど、出会った頃よりヤバい雰囲気がする。

「……今日はルシアとお出かけかな?」
『はい。あと二人の関係だから口挟まないけど、素直になった方がいいよ』
その一言に俯いて

「ルカは俺を許してくれる?」
『大切な人達が幸せな方がめっちゃ幸せだよ』
「…そっか」
何か吹っ切れたように笑ってた。

時間がやばくて変な事を聞くユミルを気にせず、待ち合わせ場所に行く。
『待たせた?ごめん!遅くなった…」

「大丈夫だよ。私もついたばかりだよ」
『ならよかった。とりあえずカフェ行く?』
「いきましょ。」
直球でカフェへレッツゴー

『なんか空いてるね』
「この時間はね、お腹すいたぁ…私何にしようかしら…」
『俺はこの苺タルトにしよう』
「甘党なのね。私はショコラにしようかな」

お互い甘党じゃんって笑い合ってると、もうケーキが来た…
『え、はや…注文したっけ。』
「このメニュー表で注文できるのよ」
『あ、なるほど。ありがとー』

これ甘くて美味しい…心の中で感動してると
「私ね、よくユミルさんを好んでる人に警告されるのよ。」
へぇ…あの人と愛し合ってるから身を引いてって女子こわ

「ベットの中で一番大切って言われた人がいて、もう辛いの…!
私の婚約者なのに何で他の人と寝るの?とか何で見てくれないの?って」

「最近…鏡に映った自分が醜いの…。嫉妬に狂ってどんどん醜くってく」
多分ユミルと寝たって人は嘘だと思うけど…
言いたいけどユミルが解決しないとね

『自分の大切な人に見てほしいって思うのは普通の事だよ。俺も思うしね、
ユミルはルシアさんに一途だと思うけど、」

「うそだ…いつも私を突き放すし」
『ならさ、ユミル以外を考えてみたら?』
まぁ断るだろうから無駄な提案だけど
「ユミルさん以外考えられない…」

『ずっとユミルの事ばっか考えてたら、よくないよ。今日は忘れて遊ぼう。
1日だけのデートみたいな?』
冗談ぽくニヤって笑うと、クスって笑って
「じゃあ、楽しませて頂戴」

デートとは言ったけれど、流石に手は繋がない予定だったけど
「あら、デートじゃなかったの?」
って言われて繋ことになった。

まぁ姉弟に見えるらしいし、兄妹デートってことにしよう…。

服屋、アクセサリー、小物屋…色々回りまくって疲れた…
「こんなお店長時間回れるの初めて…!とっても楽しいわ」

『それはよかった』
女の子って色んな場所回るの好きだよね…。
もう日が暮れそうだよ…身体も、
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