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50 久しぶり
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「あ、お帰りなさい。ユリス様」
夕方頃になって唐突に部屋にやって来たティアンは、俺を目にしても特に驚くことなく淡々と頭を下げる。久しぶりに会うというのに随分と素っ気ない態度だ。
「俺に会えたんだぞ。もっと喜べ」
「なんですかその尊大な態度は」
眉を寄せるも、今度は「ご無事でなによりです」と小馬鹿にするように丁寧に頭を下げて見せる。
「これで満足ですか」
「偉そうだな。もっと心配しろ」
めんどくさ、と小さく呟いたティアンは俺の向かいに腰掛ける。
「心配もなにも。王宮にいらしたのでしょう? お身内じゃないですか。なにを心配することがあるんです」
「俺は誘拐されたんだけど」
「エリック殿下は悪戯好きで有名ですもんね」
どうでもよさそうに言い放つティアンはマジで俺のことを心配していなかったらしい。俺がどれだけ怖い思いをしたと思っているのか。
「ロニーに近付くからこんなことになるんですよ。そもそも夜中にお部屋を抜け出たと聞きました。なにしてるんですか」
なにやら小言が始まりそうな予感に慌ててティアンの話を遮る。
「俺がいない間なにしてたの?」
「僕ですか? いつも通りですよ。勉強したり、剣術の訓練に参加したり」
「剣術⁉︎ おまえが?」
「なにを驚くことがあるんですか。僕将来は騎士になりたいと言いましたよね」
「冗談かと思ってた」
「失礼ですね」
だってティアンはなんか細いし。父親のクレイグ団長はがっしりとした体付きでいかにも強そう。しかし眼前のティアンは色白で細いし、到底剣を振り回す姿が想像できない。
「いまから鍛えるんです。そのうち立派な騎士になるのでみていてください!」
「なんでちょっとキレてるんだよ」
子供は機嫌を損ねると厄介だな。
しかしティアンが騎士ねぇ。まったく想像できない。セドリックも細身だが長身だし危うさはない。騎士といわれて納得の見た目である。馬も乗りこなしていたし。
「……ティアンは馬乗れる?」
ふと気になって訊ねれば、「乗れますけど」と非常に偉そうな答えが返ってきた。
「ジャンは?」
「はい。乗れますよ」
マジか。
今日帰ってくる時も俺はさらっと馬車に乗せられたから気にしなかったけどティアンも馬に乗れるのか。この世界、自動車はなく移動は馬が基本らしい。もしかして俺も乗れた方がいいのでは? てか単純に乗馬とかカッコいい。
「俺も乗りたい! 馬!」
「え」
両手を高く上げて宣言すれば、ティアンが嫌そうな顔をする。
「ユリス様。馬って結構繊細な生き物なんですよ。適当に乗ればいいってものではないのでユリス様には向かないのでは?」
「どういう意味だ」
まるで俺がガサツみたいな言い方をするティアンは、壁際のセドリックに助けを求める。しかしセドリックは動かない。あくまで職務に忠実な彼は俺がどうしようもないくらい余計なことをしない限り口を挟むのは稀である。
「じゃあ早速行こう」
「今からですか⁉︎ もうそろそろ暗くなります。せめて明日にしましょう。というかユリス様もお疲れでしょう。今日はもう休んでください」
なんだこの掌返し。
先程までたいしたことないとあしらっていたくせに急に俺の心配を始めるティアン。よほど馬に乗りたくないらしい。そこまで考えてハッとした。
「もしかしてティアンって馬乗れないの?」
「乗れますよ!」
本当かな?
だって俺が馬に乗ろうと言った瞬間、慌てて引き留めようとしている。実は乗れないんじゃないか、こいつ。疑いの目を向ければ、ティアンが怒りを露わにする。
「いいですよ! そこまでおっしゃるなら行きましょう!」
途端にやる気をみせるティアンに、俺はこっそりほくそ笑む。子供は単純だなぁ。
※※※
「馬ってどこで乗るの」
「騎士棟ですよ」
意気揚々と先導するティアンに連れられて、騎士棟へ向かう。外は寒いからとセドリックにジャケットを着せられた。俺の身支度はジャンの仕事だと思うのだが、残念ながら彼はそこまで気が利かない。セドリックの行動に触発されて慌ててマフラーと手袋を引っ張り出してきていたがさすがにそこまでは寒くない。丁重にお断りしておいた。
屋敷裏はいつも活気に満ちている。主に訓練中の騎士たちだ。近付くにつれ野太い声が響いてくる。あの中にティアンが混じって訓練している様子はどうにも想像できない。
「勝手に乗ってもいいの?」
「父上に許可を取ります」
「へー」
それって大丈夫なの?
クレイグ団長とはあまり話したことはないけれど俺をみる彼の顔は時折引き攣っている気がする。まぁ交渉は息子であるティアンに任せよう。
そんな軽い気持ちで騎士棟に到着したのだが、なんと間に悪いことにクレイグ団長の姿が見えない。
「アロンもいないね」
「あの方はもともと騎士棟にはあまりいませんよ。ブルース様のお付きなので」
庭先で立ち尽くす俺らに、訓練中と思われる騎士たちの視線がビシビシ刺さる。ジャンが顔を真っ青にしている。
「仕方ない。やはり明日にしましょう」
くるりと踵を返すティアン。いつも思うがこいつは諦めが早すぎる。
「団長室にいるんじゃないの?」
騎士棟内部にはブルース兄様の部屋、そして団長室や副団長室なんかがあるのを俺は知っている。そびえ立つ大きな建物を指差せば、ティアンが目に見えて嫌そうな顔をする。
「中に入るのはちょっと」
「いいじゃんべつに」
「いや怒られるのは僕なんですが」
まさか建物に入ったくらいで怒られはしないと思うが。渋るティアンを放って俺はさっさと足を進める。焦ったティアンも後に続く。
「ほんとに行くんですか? 行くって言ったのはユリス様ですからね。土壇場で僕のせいにするのはナシですよ」
「はいはい」
てかセドリックがなにも言わないから大丈夫だと思うけど。やはり父親の職場に突撃するのは勇気がいるのか。いまだにごねるティアンはちょっと鬱陶しい。
夕方頃になって唐突に部屋にやって来たティアンは、俺を目にしても特に驚くことなく淡々と頭を下げる。久しぶりに会うというのに随分と素っ気ない態度だ。
「俺に会えたんだぞ。もっと喜べ」
「なんですかその尊大な態度は」
眉を寄せるも、今度は「ご無事でなによりです」と小馬鹿にするように丁寧に頭を下げて見せる。
「これで満足ですか」
「偉そうだな。もっと心配しろ」
めんどくさ、と小さく呟いたティアンは俺の向かいに腰掛ける。
「心配もなにも。王宮にいらしたのでしょう? お身内じゃないですか。なにを心配することがあるんです」
「俺は誘拐されたんだけど」
「エリック殿下は悪戯好きで有名ですもんね」
どうでもよさそうに言い放つティアンはマジで俺のことを心配していなかったらしい。俺がどれだけ怖い思いをしたと思っているのか。
「ロニーに近付くからこんなことになるんですよ。そもそも夜中にお部屋を抜け出たと聞きました。なにしてるんですか」
なにやら小言が始まりそうな予感に慌ててティアンの話を遮る。
「俺がいない間なにしてたの?」
「僕ですか? いつも通りですよ。勉強したり、剣術の訓練に参加したり」
「剣術⁉︎ おまえが?」
「なにを驚くことがあるんですか。僕将来は騎士になりたいと言いましたよね」
「冗談かと思ってた」
「失礼ですね」
だってティアンはなんか細いし。父親のクレイグ団長はがっしりとした体付きでいかにも強そう。しかし眼前のティアンは色白で細いし、到底剣を振り回す姿が想像できない。
「いまから鍛えるんです。そのうち立派な騎士になるのでみていてください!」
「なんでちょっとキレてるんだよ」
子供は機嫌を損ねると厄介だな。
しかしティアンが騎士ねぇ。まったく想像できない。セドリックも細身だが長身だし危うさはない。騎士といわれて納得の見た目である。馬も乗りこなしていたし。
「……ティアンは馬乗れる?」
ふと気になって訊ねれば、「乗れますけど」と非常に偉そうな答えが返ってきた。
「ジャンは?」
「はい。乗れますよ」
マジか。
今日帰ってくる時も俺はさらっと馬車に乗せられたから気にしなかったけどティアンも馬に乗れるのか。この世界、自動車はなく移動は馬が基本らしい。もしかして俺も乗れた方がいいのでは? てか単純に乗馬とかカッコいい。
「俺も乗りたい! 馬!」
「え」
両手を高く上げて宣言すれば、ティアンが嫌そうな顔をする。
「ユリス様。馬って結構繊細な生き物なんですよ。適当に乗ればいいってものではないのでユリス様には向かないのでは?」
「どういう意味だ」
まるで俺がガサツみたいな言い方をするティアンは、壁際のセドリックに助けを求める。しかしセドリックは動かない。あくまで職務に忠実な彼は俺がどうしようもないくらい余計なことをしない限り口を挟むのは稀である。
「じゃあ早速行こう」
「今からですか⁉︎ もうそろそろ暗くなります。せめて明日にしましょう。というかユリス様もお疲れでしょう。今日はもう休んでください」
なんだこの掌返し。
先程までたいしたことないとあしらっていたくせに急に俺の心配を始めるティアン。よほど馬に乗りたくないらしい。そこまで考えてハッとした。
「もしかしてティアンって馬乗れないの?」
「乗れますよ!」
本当かな?
だって俺が馬に乗ろうと言った瞬間、慌てて引き留めようとしている。実は乗れないんじゃないか、こいつ。疑いの目を向ければ、ティアンが怒りを露わにする。
「いいですよ! そこまでおっしゃるなら行きましょう!」
途端にやる気をみせるティアンに、俺はこっそりほくそ笑む。子供は単純だなぁ。
※※※
「馬ってどこで乗るの」
「騎士棟ですよ」
意気揚々と先導するティアンに連れられて、騎士棟へ向かう。外は寒いからとセドリックにジャケットを着せられた。俺の身支度はジャンの仕事だと思うのだが、残念ながら彼はそこまで気が利かない。セドリックの行動に触発されて慌ててマフラーと手袋を引っ張り出してきていたがさすがにそこまでは寒くない。丁重にお断りしておいた。
屋敷裏はいつも活気に満ちている。主に訓練中の騎士たちだ。近付くにつれ野太い声が響いてくる。あの中にティアンが混じって訓練している様子はどうにも想像できない。
「勝手に乗ってもいいの?」
「父上に許可を取ります」
「へー」
それって大丈夫なの?
クレイグ団長とはあまり話したことはないけれど俺をみる彼の顔は時折引き攣っている気がする。まぁ交渉は息子であるティアンに任せよう。
そんな軽い気持ちで騎士棟に到着したのだが、なんと間に悪いことにクレイグ団長の姿が見えない。
「アロンもいないね」
「あの方はもともと騎士棟にはあまりいませんよ。ブルース様のお付きなので」
庭先で立ち尽くす俺らに、訓練中と思われる騎士たちの視線がビシビシ刺さる。ジャンが顔を真っ青にしている。
「仕方ない。やはり明日にしましょう」
くるりと踵を返すティアン。いつも思うがこいつは諦めが早すぎる。
「団長室にいるんじゃないの?」
騎士棟内部にはブルース兄様の部屋、そして団長室や副団長室なんかがあるのを俺は知っている。そびえ立つ大きな建物を指差せば、ティアンが目に見えて嫌そうな顔をする。
「中に入るのはちょっと」
「いいじゃんべつに」
「いや怒られるのは僕なんですが」
まさか建物に入ったくらいで怒られはしないと思うが。渋るティアンを放って俺はさっさと足を進める。焦ったティアンも後に続く。
「ほんとに行くんですか? 行くって言ったのはユリス様ですからね。土壇場で僕のせいにするのはナシですよ」
「はいはい」
てかセドリックがなにも言わないから大丈夫だと思うけど。やはり父親の職場に突撃するのは勇気がいるのか。いまだにごねるティアンはちょっと鬱陶しい。
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