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4 疑い
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翌朝、当然のように寝過ごした僕はゆるゆると支度するエドワードを表面上はにこやかに見守っていた。本音としては、はよ出て行けと背中を蹴り倒したいがもちろんそんなことはしない。なんせ僕は可愛いリアなので。
「朝食くらい食べて行け。スコットに用意させる」
「そんな、悪いよ」
「気にするな」
眉尻を下げれば、すかさずエドワードがキスを落としてくる。いいからはよ仕事行け。
しかしここで下手に急かすとエドワードが何か勘付くかもしれない。エドワードは僕のことを無職のヒモ野郎だと思っている。どうも甲斐甲斐しく世話を焼くのが好きらしい。
生活して行く上で必要なお金は全部エドワードに出してもらっている。王宮事務官としての給料は貯金にまわる一方だ。だがそれでいい。僕が働くのはエドワードに捨てられた時のためだ。貯蓄大事。
以前それとなくエドワードに「僕も働いてみようかな?」と言ってみたことがある。彼は酷く嫌そうな顔をした。そして「自分の女を養えないほど甲斐性ない男に見えるか」と不機嫌になった。僕男なんだけどな、という反論は当然ながら呑み込んだ。あれは茶化していい雰囲気ではなかった。
それ以来、実は働いているということを絶対にエドワードにはバラすまいと固く決意した。
「暇ならスコットにどこか連れて行ってもらえ」
「スコットはエドワードの側近でしょ? 僕についてちゃダメでしょ」
というかついてこられると困る。まさか王太子殿下の側近騎士を引き連れて経理部に向かうわけにはいかない。大騒ぎになってしまう。あとでなんとかスコットを撒かないとな。
手持ち無沙汰に髪を手櫛で整えていると、支度を終えたらしいエドワードがこちらを振り返る。いつ見ても眩い金髪は艶やかで、王子様然とした佇まいである。こりゃモテますわ。きっと今までの人生で何人もの女の子に熱い視線を送られてきたに違いない。なんせ王太子だし。
しかしそんな未来の国王陛下はほとんど毎晩僕の隣で寝ている。なんせ僕は国一番といわれる美少女さえも裸足で逃げ出す程の美貌なので。当然の結果だろう。
「では仕事に行ってくる。今日は遅くなるかもしれない。もしあれだったらスコットに夕飯も用意してもらえ」
「はーい」
すっと立ち上がってエドワードに近付く。後ろから腕を絡めてキスを強請れば、途端に彼の機嫌がよくなる。そのまま口付けをひとつ。
「いってらっしゃい、エドワード」
「あぁ、いってくるよ。リア」
名残惜しそうな顔を作ってエドワードを見送る。バタンと扉が閉まれば、後は時間との戦いだ。始業時間はとっくに過ぎてる。ヤバいなんて言っている場合ではない。
すっと真顔に戻って僕も支度を始める。身なりを整えて鞄を引っ掴む。急いで外に出ようとしたら、ドアノブに手をかける前に開け放たれた。咄嗟に足を止める。
「あれ? もうお帰りですか?」
顔を覗かせたのはスコットだ。いつものことながら隙のない身のこなしだ。
「朝食の用意がありますよ」
「いや大丈夫」
「そう言われても。殿下からあなたに朝食を食べさせるよう言い付けられているので」
エドワードめ! 余計なことをするんじゃない。どこの世界に遅刻が決定している状態でのんびり朝食を食べる奴がいるんだ。
「お気遣いどうも。でも本当に大丈夫。僕朝は食べない派だから」
「体に悪いですよ」
困ったように目を細めるスコットは、扉の前に立ったまま動く気配がない。僕の細腕ではこいつを押しのけて退出することは不可能だ。すぐ捕まるに決まっている。
為す術なく立ち尽くしていると、やがて王宮勤めの使用人たちが朝食を運び込んできた。これは逃げられない雰囲気だぞ。配膳を終えた彼女らはそそくさと部屋を後にする。俺も部屋を出たいんだけど。
当然のようにスコットが椅子を引いてくれる。おまえはエドワードの側近だろうが。大人しくエドワードに引っ付いとれ。僕に構うんじゃない。
「どうぞ?」
こりゃあもう爆速で完食して走るしかない。押し問答を繰り広げている暇はない。
さっと席について手当たり次第に口に放り込んでいく。「そんなに急がなくても」とスコットが苦笑しているが、こっちは間違いなく急いでいるのだ。放っておけ。
しかしここ最近遅刻ばかりでまともな朝食を食べていなかった。美味いんだけど、量が多い。早くも胃が苦しい。
ピタリと手を止めれば、すかさずスコットが別のお皿を差し出してくる。違う、おかわりじゃない。
「もういいや」
「もう? そんなに食べてないじゃないですか」
僕は少食なんだ。見てわかるだろ。毎日訓練で走り回っている騎士と比べるんじゃない。
「じゃあ僕もう行くね」
「どちらに?」
「……」
どちらに? 職場ですが?
しかしそんなことこいつには言えない。僕はリアムという偽名まで使ってこっそり働いているのだ。すべてはエドワードの目を誤魔化すため。側近騎士のスコットに知られたら、たちまちエドワードの耳にも入る。
急に黙り込んだ僕を不審に思ったのだろうか。
スコットはゆるく腕を組むと「俺もお供しますよ」と恐ろしいことを言い出す。無理に決まっているだろう。
「大丈夫、家に帰るだけだから」
「だったら尚更。お送りしますよ」
「だ、大丈夫です」
どうしよう。このままついてきそうな雰囲気だ。非常に困る。自宅といったのがまずかったか。もうちょっとスコットが同行を辞退するような場所をあげればよかった。でもそれってどこだよ。トイレか?
「えっとぉ」
「リア様?」
煮え切らない返事を重ねたのがまずかったか。なにやら圧がすごい。あとスコットが僕のことを様付けで呼ぶのがずっと気になっている。いくら主人が可愛がっている相手だとしても僕はただの愛人、セフレだ。スコットがここまで馬鹿丁寧に僕を扱う意味がよくわからない。
突破の仕方がわからなくて口をもごもごさせていると、なにやら険しい顔をしたスコットが小さく息を吐く。
「こんなことを訊きたくはないのですが」
だったら訊くなという文句は口から出てこなかった。すっと目を細めたスコットがこちらに一歩寄ったからだ。反射的に後ろに下がる。そのままジリジリと壁際に追い詰められた。こいつ何がしたいの? 狩り? よそでやってくれ。
「毎朝毎朝、急いでどちらに向かわれているのですか? 殿下が非常にご心配されておられます。他に男がいるのではないか、と」
「は?」
予想外に言葉にきょとんとした顔をしてしまう。男? そっち?
てっきりこっそり働いている件がバレたのかと体を強張らせていたのだが、どうやら違うらしい。途端に体から力が抜ける。それに目敏く気が付いたスコットが「おや?」と首を傾げる。
「殿下の思い過ごしでしたか。失礼しました」
すぐさま頭を下げるスコットは非常にできた男である。なんだか知らんが命拾いした。
「そういうのじゃないよ。ただちょっと、毎日なにからなにまで世話を焼いてもらうのに慣れないだけ。朝食用意してもらうとか申し訳なさすぎて。なんかごめんね」
「いえ、こちらこそ。大変無礼な疑いをかけてしまい申し訳ありません。殿下の方には俺から説明しておきますので」
「うん、よろしく」
よし、このまま逃走だ。
ひらひら手を振って別れを告げるが、スコットはぴたりとついてくる。なんでだよ。いま話はついただろうが。
「あの、スコット?」
「ご自宅までお送りします」
いやだから!
話聞けよ。
「朝食くらい食べて行け。スコットに用意させる」
「そんな、悪いよ」
「気にするな」
眉尻を下げれば、すかさずエドワードがキスを落としてくる。いいからはよ仕事行け。
しかしここで下手に急かすとエドワードが何か勘付くかもしれない。エドワードは僕のことを無職のヒモ野郎だと思っている。どうも甲斐甲斐しく世話を焼くのが好きらしい。
生活して行く上で必要なお金は全部エドワードに出してもらっている。王宮事務官としての給料は貯金にまわる一方だ。だがそれでいい。僕が働くのはエドワードに捨てられた時のためだ。貯蓄大事。
以前それとなくエドワードに「僕も働いてみようかな?」と言ってみたことがある。彼は酷く嫌そうな顔をした。そして「自分の女を養えないほど甲斐性ない男に見えるか」と不機嫌になった。僕男なんだけどな、という反論は当然ながら呑み込んだ。あれは茶化していい雰囲気ではなかった。
それ以来、実は働いているということを絶対にエドワードにはバラすまいと固く決意した。
「暇ならスコットにどこか連れて行ってもらえ」
「スコットはエドワードの側近でしょ? 僕についてちゃダメでしょ」
というかついてこられると困る。まさか王太子殿下の側近騎士を引き連れて経理部に向かうわけにはいかない。大騒ぎになってしまう。あとでなんとかスコットを撒かないとな。
手持ち無沙汰に髪を手櫛で整えていると、支度を終えたらしいエドワードがこちらを振り返る。いつ見ても眩い金髪は艶やかで、王子様然とした佇まいである。こりゃモテますわ。きっと今までの人生で何人もの女の子に熱い視線を送られてきたに違いない。なんせ王太子だし。
しかしそんな未来の国王陛下はほとんど毎晩僕の隣で寝ている。なんせ僕は国一番といわれる美少女さえも裸足で逃げ出す程の美貌なので。当然の結果だろう。
「では仕事に行ってくる。今日は遅くなるかもしれない。もしあれだったらスコットに夕飯も用意してもらえ」
「はーい」
すっと立ち上がってエドワードに近付く。後ろから腕を絡めてキスを強請れば、途端に彼の機嫌がよくなる。そのまま口付けをひとつ。
「いってらっしゃい、エドワード」
「あぁ、いってくるよ。リア」
名残惜しそうな顔を作ってエドワードを見送る。バタンと扉が閉まれば、後は時間との戦いだ。始業時間はとっくに過ぎてる。ヤバいなんて言っている場合ではない。
すっと真顔に戻って僕も支度を始める。身なりを整えて鞄を引っ掴む。急いで外に出ようとしたら、ドアノブに手をかける前に開け放たれた。咄嗟に足を止める。
「あれ? もうお帰りですか?」
顔を覗かせたのはスコットだ。いつものことながら隙のない身のこなしだ。
「朝食の用意がありますよ」
「いや大丈夫」
「そう言われても。殿下からあなたに朝食を食べさせるよう言い付けられているので」
エドワードめ! 余計なことをするんじゃない。どこの世界に遅刻が決定している状態でのんびり朝食を食べる奴がいるんだ。
「お気遣いどうも。でも本当に大丈夫。僕朝は食べない派だから」
「体に悪いですよ」
困ったように目を細めるスコットは、扉の前に立ったまま動く気配がない。僕の細腕ではこいつを押しのけて退出することは不可能だ。すぐ捕まるに決まっている。
為す術なく立ち尽くしていると、やがて王宮勤めの使用人たちが朝食を運び込んできた。これは逃げられない雰囲気だぞ。配膳を終えた彼女らはそそくさと部屋を後にする。俺も部屋を出たいんだけど。
当然のようにスコットが椅子を引いてくれる。おまえはエドワードの側近だろうが。大人しくエドワードに引っ付いとれ。僕に構うんじゃない。
「どうぞ?」
こりゃあもう爆速で完食して走るしかない。押し問答を繰り広げている暇はない。
さっと席について手当たり次第に口に放り込んでいく。「そんなに急がなくても」とスコットが苦笑しているが、こっちは間違いなく急いでいるのだ。放っておけ。
しかしここ最近遅刻ばかりでまともな朝食を食べていなかった。美味いんだけど、量が多い。早くも胃が苦しい。
ピタリと手を止めれば、すかさずスコットが別のお皿を差し出してくる。違う、おかわりじゃない。
「もういいや」
「もう? そんなに食べてないじゃないですか」
僕は少食なんだ。見てわかるだろ。毎日訓練で走り回っている騎士と比べるんじゃない。
「じゃあ僕もう行くね」
「どちらに?」
「……」
どちらに? 職場ですが?
しかしそんなことこいつには言えない。僕はリアムという偽名まで使ってこっそり働いているのだ。すべてはエドワードの目を誤魔化すため。側近騎士のスコットに知られたら、たちまちエドワードの耳にも入る。
急に黙り込んだ僕を不審に思ったのだろうか。
スコットはゆるく腕を組むと「俺もお供しますよ」と恐ろしいことを言い出す。無理に決まっているだろう。
「大丈夫、家に帰るだけだから」
「だったら尚更。お送りしますよ」
「だ、大丈夫です」
どうしよう。このままついてきそうな雰囲気だ。非常に困る。自宅といったのがまずかったか。もうちょっとスコットが同行を辞退するような場所をあげればよかった。でもそれってどこだよ。トイレか?
「えっとぉ」
「リア様?」
煮え切らない返事を重ねたのがまずかったか。なにやら圧がすごい。あとスコットが僕のことを様付けで呼ぶのがずっと気になっている。いくら主人が可愛がっている相手だとしても僕はただの愛人、セフレだ。スコットがここまで馬鹿丁寧に僕を扱う意味がよくわからない。
突破の仕方がわからなくて口をもごもごさせていると、なにやら険しい顔をしたスコットが小さく息を吐く。
「こんなことを訊きたくはないのですが」
だったら訊くなという文句は口から出てこなかった。すっと目を細めたスコットがこちらに一歩寄ったからだ。反射的に後ろに下がる。そのままジリジリと壁際に追い詰められた。こいつ何がしたいの? 狩り? よそでやってくれ。
「毎朝毎朝、急いでどちらに向かわれているのですか? 殿下が非常にご心配されておられます。他に男がいるのではないか、と」
「は?」
予想外に言葉にきょとんとした顔をしてしまう。男? そっち?
てっきりこっそり働いている件がバレたのかと体を強張らせていたのだが、どうやら違うらしい。途端に体から力が抜ける。それに目敏く気が付いたスコットが「おや?」と首を傾げる。
「殿下の思い過ごしでしたか。失礼しました」
すぐさま頭を下げるスコットは非常にできた男である。なんだか知らんが命拾いした。
「そういうのじゃないよ。ただちょっと、毎日なにからなにまで世話を焼いてもらうのに慣れないだけ。朝食用意してもらうとか申し訳なさすぎて。なんかごめんね」
「いえ、こちらこそ。大変無礼な疑いをかけてしまい申し訳ありません。殿下の方には俺から説明しておきますので」
「うん、よろしく」
よし、このまま逃走だ。
ひらひら手を振って別れを告げるが、スコットはぴたりとついてくる。なんでだよ。いま話はついただろうが。
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「ご自宅までお送りします」
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