51 / 51
51 デートね(最終話)
しおりを挟む
「今日は、なにをしていたんですか」
「雪音ちゃんとだらだらお喋り」
夜。懲りずにやってきたマルセルに、日中の出来事を余すことなく伝えるが、「それはよかったですね」で流されてしまう。何がよかったのか、具体的に言ってみろ。
「俺の毎日を聞いてさ、なんとも思わないわけ?」
「聖女は心の広い方ですね」
どういう意味だよ。俺の相手を毎日務めるのは大変みたいな言い方しやがる。
「すごく、暇そうだとは思わないのか?」
「……」
黙り込んでしまうマルセルは、曖昧に微笑んで、話を終わらせようとしてしまう。そうはさせるか。
「俺もお出かけしたい。雪音ちゃんのお勤めについていく」
「またご冗談を」
残念ながら、冗談ではない。毎日毎日、俺がどんだけ暇していると思っているのか。俺に気を遣っているのか知らんが、最近カーソンが頻繁にやって来るが、それでどうにかなるものではない。ぶっちゃけ、カーソンとの会話のネタも尽きた。
「暇なの。毎日」
「……そうは言われましても」
眉を寄せるマルセルは、まるで俺がとんでもない我儘言い始めたみたいな雰囲気を作り出す。我儘なのは、そっちだろ。
「イアンとお喋りでもしたらどうですか」
「イアンはあんまり喋ってくれない」
「そうですか」
あいつは、俺が一方的に捲し立てるのにあわせて、適当に相槌を打つだけだ。お世話係としては優秀だが、暇つぶしの相手には向いていない。
「お出かけしたい」
「庭園でも散歩してはどうですか」
「それはもう何度もやった。飽きた」
毎日がつまらない、退屈だと駄々を捏ねてやれば、マルセルが困ったように、ベッドに寝転ぶ俺を見下ろしてくる。言っておくが、困っているのは俺の方だからな。
アピールのために、ムスッとわかりやすく頬を膨らませておく。こうすれば、いくら察しの悪いマルセルでも、俺の不機嫌に気が付くはずである。けれども、俺の予想に反して。
「あ、それ」
なぜか声を弾ませたマルセルは、寝転ぶ俺に手を伸ばしてくる。びくりと肩を揺らして、咄嗟に「俺に手を出すつもりか!?」と叫んでおく。勢いに任せて有耶無耶にしようとしても無駄だぞ。
「人聞き悪いですね」
一瞬だけ怒ったように眉を吊り上げるマルセルであったが、すぐに表情を柔らかくすると、俺の耳にそっと触れてくる。そこにあるのは、昼間、雪音ちゃんに返してもらったイヤーカフだ。
「これ、つけてくれたんですね。怒っていたのでは?」
「怒ってたけど。まぁ、別に居場所を知られるくらいなら」
ごにょごにょと呟く俺を面白そうに眺めて、マルセルがベッドに乗り上げてくる。やめろ。ここは俺のベッドだ。勝手に乗るな。
「では今度、私とお出かけでもしますか?」
「いいの!?」
どういう心境の変化だ。
マルセルの気分が変わる前にと、バンザイして最大限の喜びを表現しておく。ここで、これでもかというくらい大袈裟に喜んでおけば、マルセルも罪悪感から「やっぱなし」とは言えないだろう。
「ミナトを放っておくと、勝手に抜け出してしまいそうなので」
「だから呼び捨てやめろって」
くすくす笑うばかりで、一向に改めないマルセルは、懲りずに今日もミナトと呼んでくる。その度に、くすぐったいような感覚に襲われるのだから、勘弁してほしい。様付けに戻せと散々言い聞かせているのだが、聞く耳持たない困った奴である。
それにしてもお出かけか。どこに行くんだろうか。非常にテンション上がる。
「雪音ちゃんも誘おう」
「は?」
「ん?」
なんか低い声を発したマルセルに、首を傾げる。なに。雪音ちゃん誘ったらまずいのか。まぁ、あの子まだ女子高校生だし、と考えてピンときた。
これは、あれだ!
「えっちなお店に行くのか!?」
「違いますよ!」
え、違うの?
真っ向から否定されて、目を瞬く。でも女子高校生を連れて行くのがアウトな店っていえば、それくらいしか思いつかない。あ、もしかして酒でも飲みに行くんか?
けれども、それもマルセルによって否定されてしまう。なんや、こいつ。俺をどこに連れて行く気だよ。怖いんだが。
そろそろとマルセルから距離をとれば、呆れたと言わんばかりにため息つかれた。
「あのですね、ミナト」
「ミナト様」
「……ミナト様」
渋々言い直したマルセルは、遠慮なくこちらに寄ってくる。そうしてせっかく確保した距離を詰められた俺は、マルセルの青い瞳と視線を合わせる。
「もちろん、そのうち聖女ともお出かけしましょう」
「うん。じゃあ雪音ちゃんにどこ行きたいか訊いてくるね」
「いえ、ですから」
「あ、でもこの時間に部屋行くのはまずいか。明日の朝ね」
「えぇ、それがよろしいですね。それで」
「俺、美味しいもの食べたい!」
なぜかムッとしたマルセルは、強引に俺の顎を掴んで、そのまま唇にキスをしてくる。触れるだけの軽いやつだが、不意打ちがすごい。やめろ。
「ちょ、なにする」
「私の話も聞いてください」
「聞いてるだろ」
はぁっと、大袈裟に息を吐いたマルセルは、俺の耳に口を寄せてくる。予想外の行動に、動けずにいると楽しそうな声色で、ミナトと呼ばれた。
「ん!?」
「まずはふたりで、ね?」
悪戯っぽく囁かれて、ポッと顔が赤くなる。
あ、あぁ、そういうことね。ふたりでデートしようってことね。ほーん。
ようやく理解して、照れ隠しに俯く俺であったが、ふと考える。
マルセルは、王太子である。庭に出るにも、いつも騎士っぽい人たちが同行している。
「……でもさ、結局は護衛の人がついてくるわけじゃん。そう考えると、別にふたりきりではないよね」
「どうしてそう、水を差すようなことを言うんですか?」
だって事実だろ。
これだからミナトは、と失礼なことを口走るマルセルの両肩に手を置く。そのままこちらからキスしてやれば、驚きに目を見開く彼。
「キスしてやったんだから。俺に感謝しろ。あと何度も言うが、呼び捨てやめろ」
「……なんというか、さすがミナト様ですね」
だからどういう意味だ。
※※※※※
完結です。お付き合いありがとうございました!
「雪音ちゃんとだらだらお喋り」
夜。懲りずにやってきたマルセルに、日中の出来事を余すことなく伝えるが、「それはよかったですね」で流されてしまう。何がよかったのか、具体的に言ってみろ。
「俺の毎日を聞いてさ、なんとも思わないわけ?」
「聖女は心の広い方ですね」
どういう意味だよ。俺の相手を毎日務めるのは大変みたいな言い方しやがる。
「すごく、暇そうだとは思わないのか?」
「……」
黙り込んでしまうマルセルは、曖昧に微笑んで、話を終わらせようとしてしまう。そうはさせるか。
「俺もお出かけしたい。雪音ちゃんのお勤めについていく」
「またご冗談を」
残念ながら、冗談ではない。毎日毎日、俺がどんだけ暇していると思っているのか。俺に気を遣っているのか知らんが、最近カーソンが頻繁にやって来るが、それでどうにかなるものではない。ぶっちゃけ、カーソンとの会話のネタも尽きた。
「暇なの。毎日」
「……そうは言われましても」
眉を寄せるマルセルは、まるで俺がとんでもない我儘言い始めたみたいな雰囲気を作り出す。我儘なのは、そっちだろ。
「イアンとお喋りでもしたらどうですか」
「イアンはあんまり喋ってくれない」
「そうですか」
あいつは、俺が一方的に捲し立てるのにあわせて、適当に相槌を打つだけだ。お世話係としては優秀だが、暇つぶしの相手には向いていない。
「お出かけしたい」
「庭園でも散歩してはどうですか」
「それはもう何度もやった。飽きた」
毎日がつまらない、退屈だと駄々を捏ねてやれば、マルセルが困ったように、ベッドに寝転ぶ俺を見下ろしてくる。言っておくが、困っているのは俺の方だからな。
アピールのために、ムスッとわかりやすく頬を膨らませておく。こうすれば、いくら察しの悪いマルセルでも、俺の不機嫌に気が付くはずである。けれども、俺の予想に反して。
「あ、それ」
なぜか声を弾ませたマルセルは、寝転ぶ俺に手を伸ばしてくる。びくりと肩を揺らして、咄嗟に「俺に手を出すつもりか!?」と叫んでおく。勢いに任せて有耶無耶にしようとしても無駄だぞ。
「人聞き悪いですね」
一瞬だけ怒ったように眉を吊り上げるマルセルであったが、すぐに表情を柔らかくすると、俺の耳にそっと触れてくる。そこにあるのは、昼間、雪音ちゃんに返してもらったイヤーカフだ。
「これ、つけてくれたんですね。怒っていたのでは?」
「怒ってたけど。まぁ、別に居場所を知られるくらいなら」
ごにょごにょと呟く俺を面白そうに眺めて、マルセルがベッドに乗り上げてくる。やめろ。ここは俺のベッドだ。勝手に乗るな。
「では今度、私とお出かけでもしますか?」
「いいの!?」
どういう心境の変化だ。
マルセルの気分が変わる前にと、バンザイして最大限の喜びを表現しておく。ここで、これでもかというくらい大袈裟に喜んでおけば、マルセルも罪悪感から「やっぱなし」とは言えないだろう。
「ミナトを放っておくと、勝手に抜け出してしまいそうなので」
「だから呼び捨てやめろって」
くすくす笑うばかりで、一向に改めないマルセルは、懲りずに今日もミナトと呼んでくる。その度に、くすぐったいような感覚に襲われるのだから、勘弁してほしい。様付けに戻せと散々言い聞かせているのだが、聞く耳持たない困った奴である。
それにしてもお出かけか。どこに行くんだろうか。非常にテンション上がる。
「雪音ちゃんも誘おう」
「は?」
「ん?」
なんか低い声を発したマルセルに、首を傾げる。なに。雪音ちゃん誘ったらまずいのか。まぁ、あの子まだ女子高校生だし、と考えてピンときた。
これは、あれだ!
「えっちなお店に行くのか!?」
「違いますよ!」
え、違うの?
真っ向から否定されて、目を瞬く。でも女子高校生を連れて行くのがアウトな店っていえば、それくらいしか思いつかない。あ、もしかして酒でも飲みに行くんか?
けれども、それもマルセルによって否定されてしまう。なんや、こいつ。俺をどこに連れて行く気だよ。怖いんだが。
そろそろとマルセルから距離をとれば、呆れたと言わんばかりにため息つかれた。
「あのですね、ミナト」
「ミナト様」
「……ミナト様」
渋々言い直したマルセルは、遠慮なくこちらに寄ってくる。そうしてせっかく確保した距離を詰められた俺は、マルセルの青い瞳と視線を合わせる。
「もちろん、そのうち聖女ともお出かけしましょう」
「うん。じゃあ雪音ちゃんにどこ行きたいか訊いてくるね」
「いえ、ですから」
「あ、でもこの時間に部屋行くのはまずいか。明日の朝ね」
「えぇ、それがよろしいですね。それで」
「俺、美味しいもの食べたい!」
なぜかムッとしたマルセルは、強引に俺の顎を掴んで、そのまま唇にキスをしてくる。触れるだけの軽いやつだが、不意打ちがすごい。やめろ。
「ちょ、なにする」
「私の話も聞いてください」
「聞いてるだろ」
はぁっと、大袈裟に息を吐いたマルセルは、俺の耳に口を寄せてくる。予想外の行動に、動けずにいると楽しそうな声色で、ミナトと呼ばれた。
「ん!?」
「まずはふたりで、ね?」
悪戯っぽく囁かれて、ポッと顔が赤くなる。
あ、あぁ、そういうことね。ふたりでデートしようってことね。ほーん。
ようやく理解して、照れ隠しに俯く俺であったが、ふと考える。
マルセルは、王太子である。庭に出るにも、いつも騎士っぽい人たちが同行している。
「……でもさ、結局は護衛の人がついてくるわけじゃん。そう考えると、別にふたりきりではないよね」
「どうしてそう、水を差すようなことを言うんですか?」
だって事実だろ。
これだからミナトは、と失礼なことを口走るマルセルの両肩に手を置く。そのままこちらからキスしてやれば、驚きに目を見開く彼。
「キスしてやったんだから。俺に感謝しろ。あと何度も言うが、呼び捨てやめろ」
「……なんというか、さすがミナト様ですね」
だからどういう意味だ。
※※※※※
完結です。お付き合いありがとうございました!
298
お気に入りに追加
812
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(12件)
あなたにおすすめの小説
悪役王子の取り巻きに転生したようですが、破滅は嫌なので全力で足掻いていたら、王子は思いのほか優秀だったようです
魚谷
BL
ジェレミーは自分が転生者であることを思い出す。
ここは、BLマンガ『誓いは星の如くきらめく』の中。
そしてジェレミーは物語の主人公カップルに手を出そうとして破滅する、悪役王子の取り巻き。
このままいけば、王子ともども断罪の未来が待っている。
前世の知識を活かし、破滅確定の未来を回避するため、奮闘する。
※微BL(手を握ったりするくらいで、キス描写はありません)
断罪フラグを回避したらヒロインの攻略対象者である自分の兄に監禁されました。
慎
BL
あるきっかけで前世の記憶を思い出し、ここが『王宮ラビンス ~冷酷王の熱い眼差しに晒されて』という乙女ゲームの中だと気付く。そのうえ自分がまさかのゲームの中の悪役で、しかも悪役は悪役でもゲームの序盤で死亡予定の超脇役。近いうちに腹違いの兄王に処刑されるという断罪フラグを回避するため兄王の目に入らないよう接触を避け、目立たないようにしてきたのに、断罪フラグを回避できたと思ったら兄王にまさかの監禁されました。
『オーディ… こうして兄を翻弄させるとは、一体どこでそんな技を覚えてきた?』
「ま、待って!待ってください兄上…ッ この鎖は何ですか!?」
ジャラリと音が鳴る足元。どうしてですかね… なんで起きたら足首に鎖が繋いでるんでしょうかッ!?
『ああ、よく似合ってる… 愛しいオーディ…。もう二度と離さない』
すみません。もの凄く別の意味で身の危険を感じるんですが!蕩けるような熱を持った眼差しを向けてくる兄上。…ちょっと待ってください!今の僕、7歳!あなた10歳以上も離れてる兄ですよね…ッ!?しかも同性ですよね!?ショタ?ショタなんですかこの国の王様は!?僕の兄上は!??そもそも、あなたのお相手のヒロインは違うでしょう!?Σちょ、どこ触ってるんですか!?
ゲームの展開と誤差が出始め、やがて国に犯罪の合法化の案を検討し始めた兄王に…。さらにはゲームの裏設定!?なんですか、それ!?国の未来と自分の身の貞操を守るために隙を見て逃げ出した――。
【完結】攻略は余所でやってくれ!
オレンジペコ
BL
※4/18『断罪劇は突然に』でこのシリーズを終わらせて頂こうと思います(´∀`*)
遊びに来てくださった皆様、本当に有難うございました♪
俺の名前は有村 康太(ありむら こうた)。
あり得ないことに死んだら10年前に亡くなったはずの父さんの親友と再会?
え?これでやっと転生できるって?
どういうこと?
死神さん、100人集まってから転生させるって手抜きですか?
え?まさかのものぐさ?
まあチマチマやるより一気にやった方が確かにスカッとはするよね?
でも10年だよ?サボりすぎじゃね?
父さんの親友は享年25才。
15で死んだ俺からしたら年上ではあるんだけど…好みドンピシャでした!
小1の時遊んでもらった記憶もあるんだけど、性格もいい人なんだよね。
お互い死んじゃったのは残念だけど、転生先が一緒ならいいな────なんて思ってたらきましたよ!
転生後、赤ちゃんからスタートしてすくすく成長したら彼は騎士団長の息子、俺は公爵家の息子として再会!
やった~!今度も好みドンピシャ!
え?俺が悪役令息?
妹と一緒に悪役として仕事しろ?
そんなの知らねーよ!
俺は俺で騎士団長の息子攻略で忙しいんだよ!
ヒロインさんよ。攻略は余所でやってくれ!
これは美味しいお菓子を手に好きな人にアタックする、そんな俺の話。
天使の声と魔女の呪い
狼蝶
BL
長年王家を支えてきたホワイトローズ公爵家の三男、リリー=ホワイトローズは社交界で“氷のプリンセス”と呼ばれており、悪役令息的存在とされていた。それは誰が相手でも口を開かず冷たい視線を向けるだけで、側にはいつも二人の兄が護るように寄り添っていることから付けられた名だった。
ある日、ホワイトローズ家とライバル関係にあるブロッサム家の令嬢、フラウリーゼ=ブロッサムに心寄せる青年、アランがリリーに対し苛立ちながら学園内を歩いていると、偶然リリーが喋る場に遭遇してしまう。
『も、もぉやら・・・・・・』
『っ!!?』
果たして、リリーが隠していた彼の秘密とは――!?
竜王妃は家出中につき
ゴルゴンゾーラ安井
BL
竜人の国、アルディオンの王ジークハルトの后リディエールは、か弱い人族として生まれながら王の唯一の番として150年竜王妃としての努めを果たしてきた。
2人の息子も王子として立派に育てたし、娘も3人嫁がせた。
これからは夫婦水入らずの生活も視野に隠居を考えていたリディエールだったが、ジークハルトに浮気疑惑が持ち上がる。
帰れる実家は既にない。
ならば、選択肢は一つ。
家出させていただきます!
元冒険者のリディが王宮を飛び出して好き勝手大暴れします。
本編完結しました。
【運命】に捨てられ捨てたΩ
諦念
BL
「拓海さん、ごめんなさい」
秀也は白磁の肌を青く染め、瞼に陰影をつけている。
「お前が決めたことだろう、こっちはそれに従うさ」
秀也の安堵する声を聞きたくなく、逃げるように拓海は音を立ててカップを置いた。
【運命】に翻弄された両親を持ち、【運命】なんて言葉を信じなくなった医大生の拓海。大学で入学式が行われた日、「一目惚れしました」と眉目秀麗、頭脳明晰なインテリ眼鏡風な新入生、秀也に突然告白された。
なんと、彼は有名な大病院の院長の一人息子でαだった。
右往左往ありながらも番を前提に恋人となった二人。卒業後、二人の前に、秀也の幼馴染で元婚約者であるαの女が突然現れて……。
前から拓海を狙っていた先輩は傷ついた拓海を慰め、ここぞとばかりに自分と同居することを提案する。
※オメガバース独自解釈です。合わない人は危険です。
縦読みを推奨します。
あなたを追いかけて【完結】
華周夏
BL
小さい頃カルガモの群れを見て、ずっと、一緒に居ようと誓ったアキと祥介。アキと祥ちゃんはずっと一緒。
いつしか秋彦、祥介と呼ぶようになっても。
けれど、秋彦はいつも教室の羊だった。祥介には言えない。
言いたくない。秋彦のプライド。
そんなある日、同じ図書委員の下級生、谷崎と秋彦が出会う……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
いやもうミナトの自由な感じがめっちゃ好きです!
作品全部大好きです✨
ミナトとマルセル、お二人のイチャイチャっぷりにニヤケが止まりません。
神様…可愛すぎて雪音ちゃんと語りたい。