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「活動開始!!...サークルの謹慎も解禁だー!」
「みんなで路上ライブやらないか??」
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俺は現在、眉間に皺を寄せて、盛大に唸っていた。
それもそのはず...。
「はい、虎雅さんの負け~!!!...ということで、練習部屋の掃除当番1ヶ月間は、虎雅さんに決定です!!!」
「おい、ちょっと待て!!!俺は、『月並み』のリーダーで、その他にも沢山仕事をやっているんだぞ???俺には、掃除をしている時間なんて無い。断固拒否だ!!!」
という俺の言い分を聞いた、目の前の七緒は、じーっと俺の事を見つめると、一つの大きなため息をついて、こう言葉を返してきた。
「...虎雅さん???トランプで大富豪する前に、虎雅さん言ってましたよね???『俺は負けないだろうから、忙しいが暇つぶしに参加してやる。』と...。俺はその時にちゃんと、この勝負に負けたら、罰として練習部屋の掃除を1ヶ月間やる事って言いましたよね??皆もそれで了承したはずでは...??なのに、虎雅さんは負けたらそうやって逃げるんですか??それは、グループをまとめていくに辺り、責任感が誰よりも必要なはずのリーダーである虎雅さんが、やってはいけないことではないんですか???」
七緒の言い分に、何も言葉を返す事が出来ず、困り果てた俺は隣に座って悠々とトランプのジャックとクイーンで即興ロミオとジュリエット人形劇を行っていた翔真に助けを求めた。
だが、奴は...。
「...何???まさか、俺に助けてって言ってるの???...それは駄目だよ、虎雅...。皆、この勝負に負けたら掃除当番が回ってくる覚悟でゲームをやったんだからさ...???そんなことは...『おい、翔真???俺が、吉波さん事件の時に気絶したお前を担いで、外まで運び出したっていう借りがあることを分かってて、こんな事を言っているんだろうな????』...あっ...虎雅、それはずるい...!!!!そんな恩着せがましい奴が、このグループのリーダーなんて...最悪だ!!!『ンだと!???翔真、やんのかコラァ!!!!』...おー、上等だ!!!!やってやるよ!!!!!」
俺と翔真が、喧嘩をおっぱじめようとした時に、目の前でピアノのエア引きをしていた優が、焦った表情で間に割って入った。
「...ちょちょ...ちょっと...!!!喧嘩は流石に駄目ですよ!!!!...と言うよりも、いっその事、二人で掃除当番したらどうです???って...そんなことよりも、ゲーム中に話し合いで決めた路上ライブ...やるんなら、さっさと練習始めた方がいいんじゃないんですか???」
「ねぇねぇ、虎雅さんじゃなくて...優さんに、リーダーやってもらった方がいいんじゃない???絶対あってると思うけど...『はぁ???奏也のお菓子が食べたという願いを叶えてやったのは、俺なんだぞ???練習部屋の管理をしている人と、仲良くなるの大変だったんだからな???奏也は当然...それ考えた上で言ってるんだよな???』...うっ...ごめん、虎雅さん...虎雅さんのおかげで、この部屋でのお菓子が許されてること忘れていた...。(汗)」
奏也は、俺の指摘にそれ以上何か文句を言うことはなかった。
そうして俺は、少し考えた後...優の方に顔を向け、こう話し出したのだった。
「優、確かにそうだな。喧嘩は良くないよな...。止めてくれてありがとな。...それと、路上ライブの話は、俺的にもこれから名前を売っていくには、もってこいだと思う。だから、学内イベントをこなしながら、路上ライブをすることを目標に、これから頑張っていく方向で、このバンドを活動させていくという形でいいだろうか???」
俺が周りの皆にこう聞くと、皆は嬉しそうに、にこにこと笑顔を俺に向け、同意の意思を表していた。
こういうところって、このバンドのいいところの一つのような気がする。
俺は、内心こんなことを考えて、一人で微笑ましさを感じていた。
「じゃあ、みんな頷いてるからそういうことで。...それから翔真???...掃除当番は、俺がやるからいいよ。」
俺が、こう言って翔真をみると、何故か翔真は怒った顔をして、俺を見つめていた。
俺が不思議そうな顔をしていると、翔真は
「なんだよ...それじゃあ、俺が大人げないみたいじゃないか!!!...俺も手伝うから。(照)」
と言い、少し照れた顔でそっぽを向いた。
そんな翔真を可愛く思い、俺は
「翔真...ふん、当たり前だろ???リーダーには気を遣えってな!!(笑)」
と、冗談めかして生意気にこう返すと翔真は
『はぁ!???』
という、声が聞こえてくるのではないのかと、思うほど文句ありげな表情で、こう反論してきた。
「...何が当たり前だよ!!!!あーーーー、くそっ!!!してやられた!!!!(悔)...こんなことなら、大人げなくて良かったじゃん...。」
なんて言うもんだから、余計に可愛く思えて、
「...はははっ、悪かったって...翔真。冗談が過ぎたな...。ごめん、帰りにおいしい洋食屋さんが、この近くに出来たらしいから、食い行こうぜ???俺が奢るから。『ほんとに???よっしゃー!!!いこいこ!!!!あー、楽しみだな~!!!』翔真、あまりはしゃぎ過ぎるなよ??まぁ、何はともあれ...『月並み』再始動と題して...改めて練習始めるか!(笑)」
『はい、リーダー!!!アイアイサ-!!!!『...って、いや、まだ続いてるのかよ!!!!』」
なんていう俺の盛大なツッコミと共に、俺たちの新しい『月並み』の、再始動が幕を開けたのだった。
これからが俺たちのバンド人生...本格始動だよな!!
みんな、頼りないリーダーだけど...メンバーを悲しませるようなことは、絶対にしない。
何かあれば、俺がみんなを守るから。
だから、これから改めてよろしくな!
なんて皆の前じゃ、とてもじゃないけど言えないから...密かに心で言っとくとするか。(笑)
それもそのはず...。
「はい、虎雅さんの負け~!!!...ということで、練習部屋の掃除当番1ヶ月間は、虎雅さんに決定です!!!」
「おい、ちょっと待て!!!俺は、『月並み』のリーダーで、その他にも沢山仕事をやっているんだぞ???俺には、掃除をしている時間なんて無い。断固拒否だ!!!」
という俺の言い分を聞いた、目の前の七緒は、じーっと俺の事を見つめると、一つの大きなため息をついて、こう言葉を返してきた。
「...虎雅さん???トランプで大富豪する前に、虎雅さん言ってましたよね???『俺は負けないだろうから、忙しいが暇つぶしに参加してやる。』と...。俺はその時にちゃんと、この勝負に負けたら、罰として練習部屋の掃除を1ヶ月間やる事って言いましたよね??皆もそれで了承したはずでは...??なのに、虎雅さんは負けたらそうやって逃げるんですか??それは、グループをまとめていくに辺り、責任感が誰よりも必要なはずのリーダーである虎雅さんが、やってはいけないことではないんですか???」
七緒の言い分に、何も言葉を返す事が出来ず、困り果てた俺は隣に座って悠々とトランプのジャックとクイーンで即興ロミオとジュリエット人形劇を行っていた翔真に助けを求めた。
だが、奴は...。
「...何???まさか、俺に助けてって言ってるの???...それは駄目だよ、虎雅...。皆、この勝負に負けたら掃除当番が回ってくる覚悟でゲームをやったんだからさ...???そんなことは...『おい、翔真???俺が、吉波さん事件の時に気絶したお前を担いで、外まで運び出したっていう借りがあることを分かってて、こんな事を言っているんだろうな????』...あっ...虎雅、それはずるい...!!!!そんな恩着せがましい奴が、このグループのリーダーなんて...最悪だ!!!『ンだと!???翔真、やんのかコラァ!!!!』...おー、上等だ!!!!やってやるよ!!!!!」
俺と翔真が、喧嘩をおっぱじめようとした時に、目の前でピアノのエア引きをしていた優が、焦った表情で間に割って入った。
「...ちょちょ...ちょっと...!!!喧嘩は流石に駄目ですよ!!!!...と言うよりも、いっその事、二人で掃除当番したらどうです???って...そんなことよりも、ゲーム中に話し合いで決めた路上ライブ...やるんなら、さっさと練習始めた方がいいんじゃないんですか???」
「ねぇねぇ、虎雅さんじゃなくて...優さんに、リーダーやってもらった方がいいんじゃない???絶対あってると思うけど...『はぁ???奏也のお菓子が食べたという願いを叶えてやったのは、俺なんだぞ???練習部屋の管理をしている人と、仲良くなるの大変だったんだからな???奏也は当然...それ考えた上で言ってるんだよな???』...うっ...ごめん、虎雅さん...虎雅さんのおかげで、この部屋でのお菓子が許されてること忘れていた...。(汗)」
奏也は、俺の指摘にそれ以上何か文句を言うことはなかった。
そうして俺は、少し考えた後...優の方に顔を向け、こう話し出したのだった。
「優、確かにそうだな。喧嘩は良くないよな...。止めてくれてありがとな。...それと、路上ライブの話は、俺的にもこれから名前を売っていくには、もってこいだと思う。だから、学内イベントをこなしながら、路上ライブをすることを目標に、これから頑張っていく方向で、このバンドを活動させていくという形でいいだろうか???」
俺が周りの皆にこう聞くと、皆は嬉しそうに、にこにこと笑顔を俺に向け、同意の意思を表していた。
こういうところって、このバンドのいいところの一つのような気がする。
俺は、内心こんなことを考えて、一人で微笑ましさを感じていた。
「じゃあ、みんな頷いてるからそういうことで。...それから翔真???...掃除当番は、俺がやるからいいよ。」
俺が、こう言って翔真をみると、何故か翔真は怒った顔をして、俺を見つめていた。
俺が不思議そうな顔をしていると、翔真は
「なんだよ...それじゃあ、俺が大人げないみたいじゃないか!!!...俺も手伝うから。(照)」
と言い、少し照れた顔でそっぽを向いた。
そんな翔真を可愛く思い、俺は
「翔真...ふん、当たり前だろ???リーダーには気を遣えってな!!(笑)」
と、冗談めかして生意気にこう返すと翔真は
『はぁ!???』
という、声が聞こえてくるのではないのかと、思うほど文句ありげな表情で、こう反論してきた。
「...何が当たり前だよ!!!!あーーーー、くそっ!!!してやられた!!!!(悔)...こんなことなら、大人げなくて良かったじゃん...。」
なんて言うもんだから、余計に可愛く思えて、
「...はははっ、悪かったって...翔真。冗談が過ぎたな...。ごめん、帰りにおいしい洋食屋さんが、この近くに出来たらしいから、食い行こうぜ???俺が奢るから。『ほんとに???よっしゃー!!!いこいこ!!!!あー、楽しみだな~!!!』翔真、あまりはしゃぎ過ぎるなよ??まぁ、何はともあれ...『月並み』再始動と題して...改めて練習始めるか!(笑)」
『はい、リーダー!!!アイアイサ-!!!!『...って、いや、まだ続いてるのかよ!!!!』」
なんていう俺の盛大なツッコミと共に、俺たちの新しい『月並み』の、再始動が幕を開けたのだった。
これからが俺たちのバンド人生...本格始動だよな!!
みんな、頼りないリーダーだけど...メンバーを悲しませるようなことは、絶対にしない。
何かあれば、俺がみんなを守るから。
だから、これから改めてよろしくな!
なんて皆の前じゃ、とてもじゃないけど言えないから...密かに心で言っとくとするか。(笑)
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