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「朝から気まずい...。」
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うううっ、気まずいよ...。こんな雰囲気耐えられない......頼む!!!誰か助けて...。
俺が、こんなことを思っている理由なんて、そりゃ、この状況を見てもらえば、分かるでしょ...。
「秋良...??ちょっと耳貸せよ。」
「えっ、あーはい...。」
俺が、隣に並んで大学に向かう龍に恐る恐る耳を貸すと、龍は、耳元でこう囁いてきた。
「...なぁ、この状況は何なんだ???......なんで䴇も一緒に登校なんだよ。...お前が、声掛けたのか??」
「えっ、ちっ...違うよ...いきなり何言うんだよ!!...なんか、今日は一限かららしくて...一緒に行きたいって、䴇くんが言ってきたから...その......断れなくて...。『やっぱり、お前が了承したからついてきたんじゃねぇかよ!!...折角の俺とお前二人きりの大切な時間だったのによ...。』...でっでも、いいじゃん!!ほっ、ほら!やっぱり...たくさんいる方が楽しいし...それに、一人で登校は寂しいじゃん??」
俺がコソコソ声でこう返すと龍は、ため息をひとつつき、最後にこう言い残すと一限の講義室に向かって去っていった。
「...とにかく、䴇...アイツの行動に対して、なんか分からないが腑に落ちない所があるんだよ。とりあえず秋良...今日の昼...食堂来い。お前に話したいことがあるから。じゃ、一限行ってくるわ。遅刻したら、一限の教授...問答無用で単位落としてくるって噂だから...。」
「あぁ、分かった。...それは、大変だ...行ってらっしゃい。」
俺の言葉に、龍は少し微笑んでいたが、今は、そんなことにニヤけている場合ではない...。䴇くんは、確かに...最近よく会う気がするし...何だか、タイミングが上手くできすぎている気がする...。俺がこう思うのは、きっと気のせいでは無いはずだ...。
俺は、内心色々考えながら、いつの間にか隣に来ていた䴇くんに別れを告げ、自らの講義室にそそくさと向かったのだった。
そんな俺の後ろ姿を、䴇くんがニンマリ笑って見送ってるなんて、この時は全く気付いていない俺なのであった。
「秋良くん??...これから、僕と...仲良くしてね??例の計画の為にも...ね???(笑)」
俺が、こんなことを思っている理由なんて、そりゃ、この状況を見てもらえば、分かるでしょ...。
「秋良...??ちょっと耳貸せよ。」
「えっ、あーはい...。」
俺が、隣に並んで大学に向かう龍に恐る恐る耳を貸すと、龍は、耳元でこう囁いてきた。
「...なぁ、この状況は何なんだ???......なんで䴇も一緒に登校なんだよ。...お前が、声掛けたのか??」
「えっ、ちっ...違うよ...いきなり何言うんだよ!!...なんか、今日は一限かららしくて...一緒に行きたいって、䴇くんが言ってきたから...その......断れなくて...。『やっぱり、お前が了承したからついてきたんじゃねぇかよ!!...折角の俺とお前二人きりの大切な時間だったのによ...。』...でっでも、いいじゃん!!ほっ、ほら!やっぱり...たくさんいる方が楽しいし...それに、一人で登校は寂しいじゃん??」
俺がコソコソ声でこう返すと龍は、ため息をひとつつき、最後にこう言い残すと一限の講義室に向かって去っていった。
「...とにかく、䴇...アイツの行動に対して、なんか分からないが腑に落ちない所があるんだよ。とりあえず秋良...今日の昼...食堂来い。お前に話したいことがあるから。じゃ、一限行ってくるわ。遅刻したら、一限の教授...問答無用で単位落としてくるって噂だから...。」
「あぁ、分かった。...それは、大変だ...行ってらっしゃい。」
俺の言葉に、龍は少し微笑んでいたが、今は、そんなことにニヤけている場合ではない...。䴇くんは、確かに...最近よく会う気がするし...何だか、タイミングが上手くできすぎている気がする...。俺がこう思うのは、きっと気のせいでは無いはずだ...。
俺は、内心色々考えながら、いつの間にか隣に来ていた䴇くんに別れを告げ、自らの講義室にそそくさと向かったのだった。
そんな俺の後ろ姿を、䴇くんがニンマリ笑って見送ってるなんて、この時は全く気付いていない俺なのであった。
「秋良くん??...これから、僕と...仲良くしてね??例の計画の為にも...ね???(笑)」
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