砂狂

ジャンマル

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君の瞳は美しい

君と僕

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 自分の世界の中で自分が何を出来るのか。ずっと気になっていた。自分だけのものが何かを考えた。そしたら答えは簡単だった。愛だ。

「な、なにしてんの?」
「君は言ったよね…?自分が例え好きな人が出来てもお前のことは大事にするって」
「あ、ああ。言ったよ」
「でもさぁ……それって、嘘だよね?」

 この気持ちはなんだろう。最初に違和感を覚えた頃には俺は君が好きでたまらなかった。だけどそれが許されないものなんだと知ったのは少しあと。俺には両親が居ない。一人暮らし、って訳にも行かないし当時忙しかった中で小学校の先生が特別に寮に入れてくれた。そこからずっと寮暮しだ。
 そんな俺が高校に入るくらいの時期。一人暮らしを出来るようになってからだ。彼とーー大和と出会ったのは。
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