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第1部 高校編
Project.12 テレビ局
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あれから実はひとつ大きな進展があった。それはとあるテレビに私たちがグループとして出てみないか?という話だった。内容としては簡単なトーク番組のようなもので出演時間もそれほど多くはないみたいだがテレビでの宣伝効果というものはこの業界では間違いなく伸びるきっかけになるものだし断る理由も特になかった。出演するとなると当然打ち合わせなども入る。学校はまあ色々と理由を説明してなんとかなるし、なによりうちの学校は芸能系は力を入れて欲しい、って方針だし大丈夫。
あとは誰がどれを説明するかとかそういう打合せだったりそういうところだ。
「じゃあ浅篠さんは今回はフォローに回ってくれるの?」
「ええ。私は既に有名人だしあなた達を目立たせればその分私が見込んだ人達ってことで注目も集まるわ」
「それはそれで気に食わねぇなぁ」
「でも今はそうしておくのが得策でしよ?」
「まあな」
納得いかない、ということは無くスラスラと話が進んでいく。曲は披露出来なくともこの機会は浅篠さんが作ってくれたものだし恩を仇で返すようなことだけはしないように注意していきたい。当然衣装は曲を踊る時のものを来て欲しい、とテレビ局側のオーダーに答え、あとはそれぞれの特徴だったり特技をテレビの前の人に見てもらう。
「僕は作曲ができます」
「俺は作詞ができるな」
「私は彼女と衣装と振り付けで分担するから振り付けね」
「じゃあそれぞれが自分たちでやってます。って感じのアピールでいいかな?」
アピールポイントは特に大事。最初の印象というものはとても大切で、ぶっちゃけると最初に追っかけたいと思ってくれたファンはかなり根強いオタク力で支持してくれる。あとから有名になってファンになりました!という人より長く応援してくれる傾向がある。もちろんあとから推してくれたファンも大切だけどね。
あとは誰がどれを説明するかとかそういう打合せだったりそういうところだ。
「じゃあ浅篠さんは今回はフォローに回ってくれるの?」
「ええ。私は既に有名人だしあなた達を目立たせればその分私が見込んだ人達ってことで注目も集まるわ」
「それはそれで気に食わねぇなぁ」
「でも今はそうしておくのが得策でしよ?」
「まあな」
納得いかない、ということは無くスラスラと話が進んでいく。曲は披露出来なくともこの機会は浅篠さんが作ってくれたものだし恩を仇で返すようなことだけはしないように注意していきたい。当然衣装は曲を踊る時のものを来て欲しい、とテレビ局側のオーダーに答え、あとはそれぞれの特徴だったり特技をテレビの前の人に見てもらう。
「僕は作曲ができます」
「俺は作詞ができるな」
「私は彼女と衣装と振り付けで分担するから振り付けね」
「じゃあそれぞれが自分たちでやってます。って感じのアピールでいいかな?」
アピールポイントは特に大事。最初の印象というものはとても大切で、ぶっちゃけると最初に追っかけたいと思ってくれたファンはかなり根強いオタク力で支持してくれる。あとから有名になってファンになりました!という人より長く応援してくれる傾向がある。もちろんあとから推してくれたファンも大切だけどね。
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