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第三回公演
24、この無利益な争いを止めるッ!
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次の踊り子さんのショーが始まり、しばらく見ていると、ショーの最中にもかかわらずガヤガヤとした一団が入ってきた。
おじさんとおじさんと、やや若い男性、若い女の子が、ちょうど空いていた舞台周りの席に着く。
どういった集団か分からないが、彼らは上演中にも関わらず声をひそめること無く話していた。
お酒も入っているのだろうか、どこか西の空気も感じたが、
「ツアー客?」
ハルくんが小声でそう問い、嵐士がみたいだねと同意する。
彼らが話しているのは日本語ではない。
アジア圏からのツアー客のようだ。
彼らは踊り子さんを指差して下卑た笑い声を上げたり、指笛を鳴らしてみせたりする。
一番やってはいけない、ステージを手でバンバン叩くという行為すらしだした。
それを見ていて嵐士達が、来るぞ、と思っていると、案の定例の支配人がすっ飛んできた。
「ステージっ、バンバンっ、ノーッ!」
そして身振りと英語でその行為はダメだと告げるが、客は意味がわからず、エー?だの、ハア?だのという顔をする。
それでも支配人がああだこうだと言うと、ハイハイわかったわかったと両手で怒りを抑えるようにし、承諾する。
どう見てもわかってないようだったが。
それを見て、
「大変だな」
と、嵐士が呟く。
日本の文化に触れようということで来てくれたらしいが、ルールやマナーが伝わりきれていなかった。
いつしかステージはベッドショーになり、ライティングが色っぽいものに変わった。
踊り子さんが淑やかに衣装を脱ぎ、客席に目線を向ける。
ツアー客がピュイっと指笛を鳴らし、
「あっ」
ハルくんが気付く。これはヤバイと。
ツアー客の一人がケータイを踊り子さんに向けだしたのだ。
来るぞ来るぞっ、と二人がまた思っていると、
「ノーッ!キャメラ、ノーッ!」
浮かれた法被を着た支配人が光の速さですっ飛んできた。
そして英語交じりで客とやり取りする。
「うわは」
「おもしろッ」
なんだかもうコントを見ているようで二人は面白くなってきた。
だが踊り子さんからしたらたまったもんではないだろう。
仕事の最中に上の人間と客が言い争っているのだ。
一生懸命表情を作ってはいるが、動きの途中でそれが険しくなり、
「おおい、通訳いねえのかっ!!」
支配人が大声で訊く。
場内か、あるいはロビーに付き添いの人間はいないのかと。
それだけの大声を出せばさすがにショーに水を挿す。
踊り子さんの表情もいよいよ不機嫌になり、
「ちょっと行ってくる」
ふぅっ、と短く息をつくと、嵐士が立ち上がった。
え?とハルくんが思っているうちに、彼は身を低くして場内を進み、
「撮影ノー!!」
「(訳)だから撮ってねえよっ!」
「(訳)ちょっとすいません」
お互いの母国語で言い争っているところへ、ツアー客側の国の言葉で男性客に話しかけた。
「(訳)あ?」
若くチャラチャラした小僧ぐらいの年齢の人間が現れ、客が不機嫌そうな声と目を向ける。
嵐士はそれを見た後、目線だけで支配人に自分に任せろと伝える。
「(訳)ここではカメラ撮影はダメなんです。カメラ機能が付いているケータイを出すのもダメなんです」
「(訳)だから撮ってねえって!!」
「(訳)はい、でも撮影を疑われる可能性があるのでケータイを出すこと自体がダメなんです」
「(訳)はあ!?だから撮ってねえよ!」
「(訳)はい、それでも画像や映像が外に流出する危険があるのでケータイはダメなんです」
観光客用に注意書きを書いとけばいいのにと思いつつ嵐士が踊り子さんを見ると、向こうも苛立たしげな目でこちらを見ていた。
その視線にもう少しで終わるからと目だけで言い、嵐士が奥に座る女の子を見る。
正確には、その女の子が被っているキャップを。
遠目で見て見覚えがあったがやはりそうだった。
「(訳)その帽子、」
「(訳)え?」
「(訳)自分は、こういうものです」
言って嵐士がケータイを取り出し、待ち受け画像を見せた。
踊り子さんにレンズが向かないよう手で覆い、画面だけを。
「(訳)おめえだって出してるじゃねえか!!」
語気荒くそう言う男性客を手で制す。
対して女の子は見せられた画面を見て目を丸くする。
「(訳)それって、」
嵐士が待ち受けにしていたのは日本で、いやアジア、海外で大人気のハードコアロボットアニメ、それの地球解放軍のエンブレムだった。
イケメンキャラが多数登場し、イケメン声優も多数起用され、アジア中の腐女子に大人気のアニメだ。
女の子が被っていたのはその地球軍の女性整備士が作中で被っていたものだ。
現実的にも無理のないデザインのそれは実際に商品化され、ネットを通じて海の向こうでも買えるものだったが、
「(訳)ねえっ、彼は悪い人じゃないわっ!」
そのキャップを被っている女の子はわかってくれた。目の前の日本人が敵ではないと。
それを連れの男性陣に説明してくれる。
「(訳)なんだって!?」
「(訳)私の、私達の同志よ!絶対悪い人じゃないわ!ねえ、あなたヒッコシギョウシャは好き!?」
テンション高く、主要キャラ達がイケメン引越し屋を営むスピンオフ作品の方も好きかと訊いてくる女の子に、嵐士がまた手で制す。
そして人差し指を自分の唇の前で立ててみせ、
「(訳)わかった、ショーが終わったらロビーで話そう」
同じ人差し指で女の子の唇を押さえるようにすると、声と同じくらい柔らかな目線を向けながら優しくそう言った。
更に踊り子さんの方を見て、お騒がせしましたと頭を下げると自分の席の方へと戻っていった。
「見たかい、ハルくん」
戻ってきた嵐士はスッとした動作で座ると、
「日本のアニメが、争いを止めたよ」
ステージの方に目を向けたままそう言った。
「(訳)ねえっ!さっきのショー、クロマクハベツニイル。の曲がかかってたわ!あんな曲も使うだなんて、ニッポンのストリップティーズってすごくエキサイティングなのね!」
「(訳)さっきは緋鳥児がかかってたよ」
「(訳)そうなの!?ぜひ見たかったわっ!ストリップティーズってアニソンで踊る人が多いの?」
「(訳)たまたま使えそうな曲を選んだらそうだったんじゃないのかな」
「(訳)そういえばわたし、さっきギークスターボーイズのライブを見たのだけれど」
「(訳)ホントに?わたしも見てたよ」
「(訳)いたの!?貴女もあそこに!?すごい偶然ねっ!ああ、でもその格好なら納得だわっ!わたしも出来ればそうしたかったのだけれど、今回はツレがいるし、ああでも今度またニッポンに来てきちんとしたライブに行く時はそういう格好もやってみたいわっ!それこそが彼らのライブのドレス・コードよねっ!」
そんな会話をしながら、ストリップ劇場のロビーで異国の女子二人が交友を深めていた。
実は女だと嵐士が言うと二人の距離は更に縮まった。
そして、楽しそうに話しているのをハルくんとおじさん達は遠巻きに見ていた。
お互い弾かれた物同士だが、ハルくんは母国語の関係で連れのおじさんたちとは会話出来ない。
そこへ、支配人がやって来た。
こちらを見ていたのでぺこっとハルくんが会釈すると、
「あの、すみませんが」
「はい」
「あちらのお客さんにですね」
そう言って支配人が嵐士の方を見る。
「すいませんっ。うるさかったですか?」
おしゃべりが他の客に迷惑だったかと、ハルくんが注意しに行こうとするが、
「ああ、いえ。そうではなくて」
それに、支配人がバツが悪そうな顔をする。
「もし、よろしければなんですが」
「はい」
「場内撮影禁止の、注意書きの文面をですね、その…、書いていただけないかと。あの、あちらの方々の国の言葉で書いたものを」
「え?あ…、はあ」
どうやらお願いに来たらしい。今後ああいったトラブルが起きないようにと。
ただ撮ってはダメならまだしも、なぜ撮ってはダメなのかが伝わりづらい。
それをあちらの方々にもご理解していただける文面で書いてくれというお願いだった。
「はい、大丈夫だと思います」
楽しげに異国の女の子と話す友人を見て、ハルくんは誇らしい気持ちになっていた。
「あ、そうだ」
そして思い出す。少々厄介な差し入れを。
「あの、メロンとかって食べます?」
おじさんとおじさんと、やや若い男性、若い女の子が、ちょうど空いていた舞台周りの席に着く。
どういった集団か分からないが、彼らは上演中にも関わらず声をひそめること無く話していた。
お酒も入っているのだろうか、どこか西の空気も感じたが、
「ツアー客?」
ハルくんが小声でそう問い、嵐士がみたいだねと同意する。
彼らが話しているのは日本語ではない。
アジア圏からのツアー客のようだ。
彼らは踊り子さんを指差して下卑た笑い声を上げたり、指笛を鳴らしてみせたりする。
一番やってはいけない、ステージを手でバンバン叩くという行為すらしだした。
それを見ていて嵐士達が、来るぞ、と思っていると、案の定例の支配人がすっ飛んできた。
「ステージっ、バンバンっ、ノーッ!」
そして身振りと英語でその行為はダメだと告げるが、客は意味がわからず、エー?だの、ハア?だのという顔をする。
それでも支配人がああだこうだと言うと、ハイハイわかったわかったと両手で怒りを抑えるようにし、承諾する。
どう見てもわかってないようだったが。
それを見て、
「大変だな」
と、嵐士が呟く。
日本の文化に触れようということで来てくれたらしいが、ルールやマナーが伝わりきれていなかった。
いつしかステージはベッドショーになり、ライティングが色っぽいものに変わった。
踊り子さんが淑やかに衣装を脱ぎ、客席に目線を向ける。
ツアー客がピュイっと指笛を鳴らし、
「あっ」
ハルくんが気付く。これはヤバイと。
ツアー客の一人がケータイを踊り子さんに向けだしたのだ。
来るぞ来るぞっ、と二人がまた思っていると、
「ノーッ!キャメラ、ノーッ!」
浮かれた法被を着た支配人が光の速さですっ飛んできた。
そして英語交じりで客とやり取りする。
「うわは」
「おもしろッ」
なんだかもうコントを見ているようで二人は面白くなってきた。
だが踊り子さんからしたらたまったもんではないだろう。
仕事の最中に上の人間と客が言い争っているのだ。
一生懸命表情を作ってはいるが、動きの途中でそれが険しくなり、
「おおい、通訳いねえのかっ!!」
支配人が大声で訊く。
場内か、あるいはロビーに付き添いの人間はいないのかと。
それだけの大声を出せばさすがにショーに水を挿す。
踊り子さんの表情もいよいよ不機嫌になり、
「ちょっと行ってくる」
ふぅっ、と短く息をつくと、嵐士が立ち上がった。
え?とハルくんが思っているうちに、彼は身を低くして場内を進み、
「撮影ノー!!」
「(訳)だから撮ってねえよっ!」
「(訳)ちょっとすいません」
お互いの母国語で言い争っているところへ、ツアー客側の国の言葉で男性客に話しかけた。
「(訳)あ?」
若くチャラチャラした小僧ぐらいの年齢の人間が現れ、客が不機嫌そうな声と目を向ける。
嵐士はそれを見た後、目線だけで支配人に自分に任せろと伝える。
「(訳)ここではカメラ撮影はダメなんです。カメラ機能が付いているケータイを出すのもダメなんです」
「(訳)だから撮ってねえって!!」
「(訳)はい、でも撮影を疑われる可能性があるのでケータイを出すこと自体がダメなんです」
「(訳)はあ!?だから撮ってねえよ!」
「(訳)はい、それでも画像や映像が外に流出する危険があるのでケータイはダメなんです」
観光客用に注意書きを書いとけばいいのにと思いつつ嵐士が踊り子さんを見ると、向こうも苛立たしげな目でこちらを見ていた。
その視線にもう少しで終わるからと目だけで言い、嵐士が奥に座る女の子を見る。
正確には、その女の子が被っているキャップを。
遠目で見て見覚えがあったがやはりそうだった。
「(訳)その帽子、」
「(訳)え?」
「(訳)自分は、こういうものです」
言って嵐士がケータイを取り出し、待ち受け画像を見せた。
踊り子さんにレンズが向かないよう手で覆い、画面だけを。
「(訳)おめえだって出してるじゃねえか!!」
語気荒くそう言う男性客を手で制す。
対して女の子は見せられた画面を見て目を丸くする。
「(訳)それって、」
嵐士が待ち受けにしていたのは日本で、いやアジア、海外で大人気のハードコアロボットアニメ、それの地球解放軍のエンブレムだった。
イケメンキャラが多数登場し、イケメン声優も多数起用され、アジア中の腐女子に大人気のアニメだ。
女の子が被っていたのはその地球軍の女性整備士が作中で被っていたものだ。
現実的にも無理のないデザインのそれは実際に商品化され、ネットを通じて海の向こうでも買えるものだったが、
「(訳)ねえっ、彼は悪い人じゃないわっ!」
そのキャップを被っている女の子はわかってくれた。目の前の日本人が敵ではないと。
それを連れの男性陣に説明してくれる。
「(訳)なんだって!?」
「(訳)私の、私達の同志よ!絶対悪い人じゃないわ!ねえ、あなたヒッコシギョウシャは好き!?」
テンション高く、主要キャラ達がイケメン引越し屋を営むスピンオフ作品の方も好きかと訊いてくる女の子に、嵐士がまた手で制す。
そして人差し指を自分の唇の前で立ててみせ、
「(訳)わかった、ショーが終わったらロビーで話そう」
同じ人差し指で女の子の唇を押さえるようにすると、声と同じくらい柔らかな目線を向けながら優しくそう言った。
更に踊り子さんの方を見て、お騒がせしましたと頭を下げると自分の席の方へと戻っていった。
「見たかい、ハルくん」
戻ってきた嵐士はスッとした動作で座ると、
「日本のアニメが、争いを止めたよ」
ステージの方に目を向けたままそう言った。
「(訳)ねえっ!さっきのショー、クロマクハベツニイル。の曲がかかってたわ!あんな曲も使うだなんて、ニッポンのストリップティーズってすごくエキサイティングなのね!」
「(訳)さっきは緋鳥児がかかってたよ」
「(訳)そうなの!?ぜひ見たかったわっ!ストリップティーズってアニソンで踊る人が多いの?」
「(訳)たまたま使えそうな曲を選んだらそうだったんじゃないのかな」
「(訳)そういえばわたし、さっきギークスターボーイズのライブを見たのだけれど」
「(訳)ホントに?わたしも見てたよ」
「(訳)いたの!?貴女もあそこに!?すごい偶然ねっ!ああ、でもその格好なら納得だわっ!わたしも出来ればそうしたかったのだけれど、今回はツレがいるし、ああでも今度またニッポンに来てきちんとしたライブに行く時はそういう格好もやってみたいわっ!それこそが彼らのライブのドレス・コードよねっ!」
そんな会話をしながら、ストリップ劇場のロビーで異国の女子二人が交友を深めていた。
実は女だと嵐士が言うと二人の距離は更に縮まった。
そして、楽しそうに話しているのをハルくんとおじさん達は遠巻きに見ていた。
お互い弾かれた物同士だが、ハルくんは母国語の関係で連れのおじさんたちとは会話出来ない。
そこへ、支配人がやって来た。
こちらを見ていたのでぺこっとハルくんが会釈すると、
「あの、すみませんが」
「はい」
「あちらのお客さんにですね」
そう言って支配人が嵐士の方を見る。
「すいませんっ。うるさかったですか?」
おしゃべりが他の客に迷惑だったかと、ハルくんが注意しに行こうとするが、
「ああ、いえ。そうではなくて」
それに、支配人がバツが悪そうな顔をする。
「もし、よろしければなんですが」
「はい」
「場内撮影禁止の、注意書きの文面をですね、その…、書いていただけないかと。あの、あちらの方々の国の言葉で書いたものを」
「え?あ…、はあ」
どうやらお願いに来たらしい。今後ああいったトラブルが起きないようにと。
ただ撮ってはダメならまだしも、なぜ撮ってはダメなのかが伝わりづらい。
それをあちらの方々にもご理解していただける文面で書いてくれというお願いだった。
「はい、大丈夫だと思います」
楽しげに異国の女の子と話す友人を見て、ハルくんは誇らしい気持ちになっていた。
「あ、そうだ」
そして思い出す。少々厄介な差し入れを。
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