アニラジロデオ ～夜中に声優ラジオなんて聴いてないでさっさと寝な！

アニラジを聴いて笑ってる僕らは、誰かが起こした人身事故のニュースに泣いたりもする。（下り線）

前回までのあらすじ

　いつしか響季のことを本気で好きになっていた零児は、その熱に浮かされ彼女の核とも言える面白さを失いつつあった。
　それに気付き、零児の元から走り去った響季。
　そして突如舞い込む百合営業声優の入籍話と、みんな大好きプリント自習。
　プリントを５分でやっつけた響季は零児とのことを柿内君に相談するが、いつしか話は今や親友となった二人の出会いと柿内君の過去のこと、更に零児と響季の実験の日々の話へと続く。
 　一学年上の生徒相手に、お笑い営業をしていた少女。
 　夜の街で、大人相手に育った少年。
 　危うい少女達の告白百人組手、からのＫｉｓｓｉｎｇ図書館デート。
　その少女達は今や心が離れていた。
　ってそんな話どうでもいいから彼女達の仲を修復する解決策を！
　そうだＶｏｇｕｅ対決だ！
 　勝った方には当選したけど全く行く気のしない献結啓蒙ライブのチケットをプレゼント！
　ひゃだ！それってとってもいいアイデア！
　そんな感じでギャルパイセンと先生達を巻き込み、ハイスクールがダンスフロアに。


　一方その頃、蟻舐めずり部長は会社の恒例行事、『エスカレーターの捕まりベルトｄｅ流しそうめん』の準備のために大忙し。
　会社にある全長一キロにも及ぶエスカレーターのベルト部分に、縦半分に割った竹を設置して流しそうめんをやるというものだ。

「うちのエスカレーターは永田町のエスカレーターにも負けないらしいでヤンスが、ホントでヤンスかねぇ」

　出世が早く、下っ端ヤンスキャラが抜けない蟻舐めずり部長。
　しかしやることはいっぱいある。
　流しそうめんに使う竹は、毎年会社の竹を割ったような性格の女性社員に割ってもらわなければいけないし、
　たまに流すピンクのそうめんの配分も決めないといけないし、たまに流すイカそうめんにアニサキスがついてないかチェックもしないといけない。
　あとそうめんのつゆは創味のつゆにするか、キッコーマン、ヤマキ、ヒガシマル、どれにするかも決めないといけない。

　するとそこへ現れたのは、
「ヒゲタ、という案も外せませんわよ。蟻舐めずり部長」
　差し入れのチャーハン入りバクダンおにぎりと、保温ポットに入れたおかゆというトリプル炭水化物を手に現れた、唐竹割りスパ子くん。

　惜しい、実に惜しいでヤンス。唐竹割り君が竹を割ったような性格であったらなあでオンス。

　いつの間にかヤンスキャラからオンスキャラにランクアップしていた蟻舐めずり部長。
　がんばれ蟻舐めずり部長！白だしで食べるっていうのもオシャレよ！