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裏切り者の腕は鈍ってません(上)
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僕達は教室に入ると挨拶をした。
「皆さん、今日からこのクラスの担任となる基山先生と魅悠先生です」
真智の言葉に続いて僕は挨拶をした。
「初めまして、今日からこのクラスの担任になります基山晴翔です。そして僕の横に居るのが僕のパートナーでもある基山魅悠です。これからよろしくお願いします」
そう言って僕と魅悠は頭を下げた。
「と言うことでこれから皆さんよろしくね」
真智がそう言うと1人の少女が立ち上がり抗議した。
「待ってください学院長、私は納得できません。なんでこんな弱そうな人が私たちの担任何ですか。探せばもっと強い人がいますよね」
少女の抗議に笑顔で真智は答えた。
「じゃあどうしたら納得してくれる?」
真智の疑問に少女は得意そうな笑みを浮かべて応えた。
「この人と1・1(イチイチ)の勝負をさせてください」
少女のその言葉に真智は即答で応えた。
「それは良いわねそうしましょう」
「えぇ!!」
僕は驚きを隠せず大きな声で叫んでしまった。
「待って待って、僕機体持ってないよ」
「あら、‘神の機体’があるじゃない」
「あれは使え無い!!」
僕が否定すると真智は笑顔で応えた。
「冗談、冗談よ。貴方には貴方なりの機体を用意したわ」
そう真智が伝えると少女が僕の方に近づいてきた。
「はじめまして、どうせ負けるのですから名前だけは教えて差し上げます。1年2組主席の雪上勢津奈です」
ーー雪上ってまさか……
僕たちは機体が格納されてる倉庫に案内された。
「さて、まだ基山先生にはまだ案内してないけどここは機体の格納庫兼修理工場よ。覚えておいてね」
僕は真智に、ある機体の場所まで案内された。
「う嘘、ジェルガだ。消滅したはずなのに」
そこには真紅色の機体が止まっていた。
「貴方が前戦から引いた後私達は貴方の帰りを待つためにこの機体を修復したの。で修復後ここに置いたわけ」
真智の説明を聞くと僕は早速機体に飛び乗った。
「言い忘れたけど彼女専用機を持ってて雪院家のお嬢様だから」
「了解」
そしてぼくは機体を起動させ、試合が行われるスタジアムに向かった。
スタジアムにはもうすでに1機の機体が立っていた。
「遅かったわね、てっきり逃げたかと思ったはこのミュールにね」
「申し訳ないね、この機体の懐かしさに浸っていたんだよ」
僕がそう言うと勢津奈は自慢げに2丁の銃を取り出した。
「さっさとやられなさい!!」
勢津奈は一気に2丁の銃を撃ち放った。
「まだ準備運動もしてないのに」
僕は刀を取り出して弾丸を綺麗に切り捌いた。
「これはまだ序ノ口よ!」
勢津奈は銃を連射銃に切り替えて、また撃ち放った。
「なるほど」
僕は刀で切り捌くのをやめて上空に飛んだ。
「僕を地上に落とせるかなぁ!」
「舐めるなぁ!!」
勢津奈は銃を上空に撃ち放った。しかし一発も晴翔の機体には当たらない。
「どうして当たらないの」
「さぁ、なぜでしょう」
僕は受けから攻撃にまわった。
「次は僕の番だ」
刀を勢津奈の機体目掛けて斬りつけた。勢津奈は寸前で交わしたが脚を絡ませてその場をで倒れた。
「どうした、こんなことしかできなの?死ね」
僕は刀を勢津奈目掛けて突き刺した。
刹那、僕は勢津奈の横の虫を刺した。
『相変わらず貴方と言う人はつくづく憎たらしいですね』
「それは褒め言葉かなアイズ」
僕が振り返るとそこには数機の機体がいた。
「えぇ、貴方に対するお褒めの言葉ですよ」
「ほぉ、でここには何の用かな?」
僕が尋ねるとアイズは不気味な笑みを浮かべて応えた。
「決まってるじゃ無いですか、裏切り者の処分ですよ」
「へぇ、で?」
僕はアイズを睨みつけた。
「ここで死んでそこに居る小娘をこの私にください。元はと言えばその娘は私たちの物ですから」
アイズの言葉に僕は思わず笑ってしまった。
「ふふ、自分たちの‘物’ねぇ。君たちがそう言うなら彼女は渡せないねぇ」
僕は機体から降りた。
「良いですよ。無理にでも奪いますから」
アイズは右手を上げて後ろに控えていた機体に合図を送った。
「死ね」
アイズたちは僕目掛けて攻撃をしてきた。
「はぁ、懲りないねぇ全く。僕を怒らせたらどうなるかまた教えてやろう」
僕はジェルガの前で両手を広げて唱えた。
「星彩なる神々よ、今ここに参上し我に力を」
詠唱を唱えると上空から別の機体がと戦艦らしき塊が降りてきた。
「魅悠、君は戦える?」
「はい」
魅悠は大きく返事をして僕の方に寄ってきた。
「真智、生徒全員を非難させて」
「えぇ」
真智は返事をして生徒の誘導に回った。
「さてと、始めますか」
「そうだね」
僕はジェルガ、魅悠はもう一つの機体に乗り込んだ。
「魅悠準備は良い?」
「いつでも良いよ」
2人が息を揃えて言葉を放った。
「「合同体戦意識(コネクト)」」
言葉を発するとそれぞれの塊が合体していき、1つの機体となった。
「さてアイズどっからでも掛かってきて良いよ。この機体に敵うならね」
「皆さん、今日からこのクラスの担任となる基山先生と魅悠先生です」
真智の言葉に続いて僕は挨拶をした。
「初めまして、今日からこのクラスの担任になります基山晴翔です。そして僕の横に居るのが僕のパートナーでもある基山魅悠です。これからよろしくお願いします」
そう言って僕と魅悠は頭を下げた。
「と言うことでこれから皆さんよろしくね」
真智がそう言うと1人の少女が立ち上がり抗議した。
「待ってください学院長、私は納得できません。なんでこんな弱そうな人が私たちの担任何ですか。探せばもっと強い人がいますよね」
少女の抗議に笑顔で真智は答えた。
「じゃあどうしたら納得してくれる?」
真智の疑問に少女は得意そうな笑みを浮かべて応えた。
「この人と1・1(イチイチ)の勝負をさせてください」
少女のその言葉に真智は即答で応えた。
「それは良いわねそうしましょう」
「えぇ!!」
僕は驚きを隠せず大きな声で叫んでしまった。
「待って待って、僕機体持ってないよ」
「あら、‘神の機体’があるじゃない」
「あれは使え無い!!」
僕が否定すると真智は笑顔で応えた。
「冗談、冗談よ。貴方には貴方なりの機体を用意したわ」
そう真智が伝えると少女が僕の方に近づいてきた。
「はじめまして、どうせ負けるのですから名前だけは教えて差し上げます。1年2組主席の雪上勢津奈です」
ーー雪上ってまさか……
僕たちは機体が格納されてる倉庫に案内された。
「さて、まだ基山先生にはまだ案内してないけどここは機体の格納庫兼修理工場よ。覚えておいてね」
僕は真智に、ある機体の場所まで案内された。
「う嘘、ジェルガだ。消滅したはずなのに」
そこには真紅色の機体が止まっていた。
「貴方が前戦から引いた後私達は貴方の帰りを待つためにこの機体を修復したの。で修復後ここに置いたわけ」
真智の説明を聞くと僕は早速機体に飛び乗った。
「言い忘れたけど彼女専用機を持ってて雪院家のお嬢様だから」
「了解」
そしてぼくは機体を起動させ、試合が行われるスタジアムに向かった。
スタジアムにはもうすでに1機の機体が立っていた。
「遅かったわね、てっきり逃げたかと思ったはこのミュールにね」
「申し訳ないね、この機体の懐かしさに浸っていたんだよ」
僕がそう言うと勢津奈は自慢げに2丁の銃を取り出した。
「さっさとやられなさい!!」
勢津奈は一気に2丁の銃を撃ち放った。
「まだ準備運動もしてないのに」
僕は刀を取り出して弾丸を綺麗に切り捌いた。
「これはまだ序ノ口よ!」
勢津奈は銃を連射銃に切り替えて、また撃ち放った。
「なるほど」
僕は刀で切り捌くのをやめて上空に飛んだ。
「僕を地上に落とせるかなぁ!」
「舐めるなぁ!!」
勢津奈は銃を上空に撃ち放った。しかし一発も晴翔の機体には当たらない。
「どうして当たらないの」
「さぁ、なぜでしょう」
僕は受けから攻撃にまわった。
「次は僕の番だ」
刀を勢津奈の機体目掛けて斬りつけた。勢津奈は寸前で交わしたが脚を絡ませてその場をで倒れた。
「どうした、こんなことしかできなの?死ね」
僕は刀を勢津奈目掛けて突き刺した。
刹那、僕は勢津奈の横の虫を刺した。
『相変わらず貴方と言う人はつくづく憎たらしいですね』
「それは褒め言葉かなアイズ」
僕が振り返るとそこには数機の機体がいた。
「えぇ、貴方に対するお褒めの言葉ですよ」
「ほぉ、でここには何の用かな?」
僕が尋ねるとアイズは不気味な笑みを浮かべて応えた。
「決まってるじゃ無いですか、裏切り者の処分ですよ」
「へぇ、で?」
僕はアイズを睨みつけた。
「ここで死んでそこに居る小娘をこの私にください。元はと言えばその娘は私たちの物ですから」
アイズの言葉に僕は思わず笑ってしまった。
「ふふ、自分たちの‘物’ねぇ。君たちがそう言うなら彼女は渡せないねぇ」
僕は機体から降りた。
「良いですよ。無理にでも奪いますから」
アイズは右手を上げて後ろに控えていた機体に合図を送った。
「死ね」
アイズたちは僕目掛けて攻撃をしてきた。
「はぁ、懲りないねぇ全く。僕を怒らせたらどうなるかまた教えてやろう」
僕はジェルガの前で両手を広げて唱えた。
「星彩なる神々よ、今ここに参上し我に力を」
詠唱を唱えると上空から別の機体がと戦艦らしき塊が降りてきた。
「魅悠、君は戦える?」
「はい」
魅悠は大きく返事をして僕の方に寄ってきた。
「真智、生徒全員を非難させて」
「えぇ」
真智は返事をして生徒の誘導に回った。
「さてと、始めますか」
「そうだね」
僕はジェルガ、魅悠はもう一つの機体に乗り込んだ。
「魅悠準備は良い?」
「いつでも良いよ」
2人が息を揃えて言葉を放った。
「「合同体戦意識(コネクト)」」
言葉を発するとそれぞれの塊が合体していき、1つの機体となった。
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