46 / 70
八章
夜の蝶は秘密を抱いて苗床となる②⑨
しおりを挟む「ぁ、ァ・・・っ、みひ、ろ・・・さ、ま・・・っ」
にちゅ
くちゅ・・・
僕のソレを握り、上下に扱きながら絶妙な力加減で緩急を付け、先走りで濡れ始めた亀頭を美比呂様の手のひらが押し潰すように捏ね繰り回し、親指と人差し指で作った輪っかにカリ首を引っ掻けて擦ったり、裏筋を撫でては2つの玉をやわやわと揉みしだいた。
「・・・ユウキ、美比呂様の手技はそんなにキモチイイの?もう腰が砕けそうになっているじゃない」
呆れと愉快さを含んだヒナさんの声が、美比呂様の手の中で腰を揺らしそうになる僕の意識を一瞬だけ現実に引き戻した。
「ふふ、そんなにキモチイイの?ユウキくん。でもお尻の穴はまだ緩めちゃだめよ?」
「ぁッ、ぅぅッ・・・ん、ンぅッ」
「まだ見習いといってもちゃんとお客様を悦ばせることができているのだから立派なものよ、ユウキ。」
悦ばせると言っても、この状況は美比呂様が僕の身体を好きにして、それに僕が感じてしまっているというただただ情けないだけの状況だ。
くぷ、くぷ・・・
「ふ、ぅゥ・・・ッ」
亀頭より小さな指で作った輪っかが、カリ首までを何度もくぐっては戻され、圧迫感と共にグリッグリッと刺激を与えられて僕はあられもない声を上げそうになるのを唇を噛んで堪えていた。
「あ・・・ねぇヒナさん、ユウキくんにもう少しお薬入れてあげた方がいいと思うの。」
「なんてお優しい・・・ノラへの労わり、感謝致します美比呂様。すぐに準備させて頂きますね。」
・・・え・・・
それは今は、だめだ・・・
「・・・ね、ユウキくん、お腹のナカ、ちゃんと綺麗にしてあげるからね。」
背中にチュ、と触れた唇の感触。
ぐちゅグチュと僕のペニスは美比呂様の手の中で弄り回され、逃れることはできずに快楽を与え続けられる。
「美比呂様、準備ができました。」
「ありがとうヒナさん、私手が塞がっているからヒナさんがユウキくんに入れて上げてくれる?」
「かしこまりました。」
背後で交わされる言葉は、2人の悦びと戯れを纏った遊びのようで、僕はきっと今、お客様を愉しませるという意味では立派にノラの仕事をしているのだろう。
ツプ・・・
「ぁ・・・ゥ・・・」
意識して締めていなければ先に注入されたモノが溢れそうなところに更に追加される液体。
「んンゥッ・・・」
浣腸器の先を飲み込み、
「鎮痛作用のある薬も入っているから痛みは和らいできているはずよ。」
「は、ァ・・・あ・・・ん・・・」
「ふふ、お腹のナカが満たされてきてキモチイイのね・・・可愛い・・・ユウキくん・・・」
ゆっくりと注がれる液体が腹を満たし、ペニスは美比呂様の手で扱かれ、2つの快感に僕の身体は小さく震えた。
「美比呂様、せっかくですから追加のお薬も頂戴したいのですが・・・」
「そうね、せっかくですもの」
「「ふふふ・・・」」
・・・淫らで美しい2人の女性は捕まえた獲物を愛で、可愛がることを愉しむように、僕を快楽に堕としていった。
「ぁ、ァ、うぁ・・・も、はい、ら・・・な・・・ッ」
100ccの浣腸器で8本目を数えた頃になっても、「まだよ、まだ我慢して」と美比呂様は僕のペニスをくちゅくちゅ、ニチュにちゅと可愛がりながら決してイカせてはくれず、ガクガク震える膝で僕はなんとか浴槽の縁に掴まっていた。
「やん・・・引き締まったお腹なのに、すこ~しポッコリしてる・・・たくさんお薬飲んだものね、ユウキくん・・・」
「ゥ、ぁ・・・ふ、ぅ・・・ッ・・・は、ァ・・・ぁァ・・・おね、が・・・ぃ・・・しま、・・・す・・・ッ・・・だし、たぃ・・・ッ・・・」
ちゅく
チュク・・・
にゅぷ
にゅちゅ・・・
「ひぅッ・・・は、ァ・・・や、だっ・・・出る・・・ッ・・・出ちゃぅ・・・ッ」
前を早いスピードで扱かれ、我慢し続けた僕はいよいよ限界へと追い立てられていく。
もう無理・・・ッ
キモチぃ・・・
きもちよすぎて、もう我慢なんて・・・できない・・・ッ
「そうね、そろそろお薬も浸透したでしょうし・・・でもユウキくん、どっちが出ちゃいそうなの・・・?」
「ッ・・・」
どっちなんて・・・両方に決まってるのに僕にSっ気を出して弄ぶことに愉しみを見出した美比呂様はどうしても僕の口から言わせたいようで、催促するようにうなじや背中に何度も口づける。
「ど、っちも・・・両方・・・っ・・・出ちゃ、い、ま・・・っ・・・す・・・」
「どっちもって??」
「・・・っ・・・みひ、ろさま・・・ァっ」
「ふふふふ、ごめんね、ユウキくん・・・ユウキくんが可愛くて意地悪しちゃった」
半泣きになりそうな僕の懇願に、美比呂様はようやく「いいわよ、ちゃんと我慢出来て偉かったわね」と褒めて下さり、
「・・・可愛くイクところ、私に見せて・・・」
と、僕のペニスをぎゅっと握り、大きなストロークで扱き上げた。
「ぅ、あァッ・・・は、ァン・・・ッ、く、ンぅ・・・ふ、ゥ、ァ、あァッッーーッ」
その瞬間、身体中の熱が集まったのではないかと思えるほどの精を僕は美比呂様の手の中に弾けさせ、相当量の液体を注入されたアナルは、汚く卑猥な水音を立てて飛沫を噴き出していた。
ビシャーーーッッ
ブシュッ
ビジャッ
「ァ・・・あァ・・・っ・・・ふ、ゥ・・・ん・・・」
「すごい・・・こんなにたくさん・・・」
自分にかかることも厭わずに、美比呂様は僕のアナルから噴きだす飛沫に感嘆の声をあげている。
にっちゅ二ッチュとユルユル扱いて最後の一滴まで絞り出そうとする美比呂様の手の中で、治まりを見せ始める僕のペニスだったが、
「・・・イイコね、ユウキくん・・・」
「っ・・・!?美比呂・・・さ、ま・・・っ?!」
そっと促されて浴槽の縁に座らせた僕の足の間に膝を着いた美比呂様が、しぼみ始めたソレを握りながら僕を見上げた。
「・・・・・・イイコにはちゃんとご褒美をあげなきゃ・・・」
やはり美しい人だ・・・と美比呂様を見下ろし、嬉しそうに微笑んだ美比呂様と視線を交わしながらプックリとした形の良い唇が、『あ~・・・ん。』と開いたと思った瞬間、僕の中心に顔を埋めた美比呂様が躊躇なくソレを口に含んでいた。
0
お気に入りに追加
159
あなたにおすすめの小説
「平民が聖女になれただけでも感謝しろ」とやりがい搾取されたのでやめることにします。
木山楽斗
恋愛
平民であるフェルーナは、類稀なる魔法使いとしての才を持っており、聖女に就任することになった。
しかしそんな彼女に待っていたのは、冷遇の日々だった。平民が聖女になることを許せない者達によって、彼女は虐げられていたのだ。
さらにフェルーナには、本来聖女が受け取るはずの報酬がほとんど与えられていなかった。
聖女としての忙しさと責任に見合わないような給与には、流石のフェルーナも抗議せざるを得なかった。
しかし抗議に対しては、「平民が聖女になれただけでも感謝しろ」といった心無い言葉が返ってくるだけだった。
それを受けて、フェルーナは聖女をやめることにした。元々歓迎されていなかった彼女を止める者はおらず、それは受け入れられたのだった。
だがその後、王国は大きく傾くことになった。
フェルーナが優秀な聖女であったため、その代わりが務まる者はいなかったのだ。
さらにはフェルーナへの仕打ちも流出して、結果として多くの国民から反感を招く状況になっていた。
これを重く見た王族達は、フェルーナに再び聖女に就任するように頼み込んだ。
しかしフェルーナは、それを受け入れなかった。これまでひどい仕打ちをしてきた者達を助ける気には、ならなかったのである。
平民の方が好きと言われた私は、あなたを愛することをやめました
天宮有
恋愛
公爵令嬢の私ルーナは、婚約者ラドン王子に「お前より平民の方が好きだ」と言われてしまう。
平民を新しい婚約者にするため、ラドン王子は私から婚約破棄を言い渡して欲しいようだ。
家族もラドン王子の酷さから納得して、言うとおり私の方から婚約を破棄した。
愛することをやめた結果、ラドン王子は後悔することとなる。
一番悪いのは誰
jun
恋愛
結婚式翌日から屋敷に帰れなかったファビオ。
ようやく帰れたのは三か月後。
愛する妻のローラにやっと会えると早る気持ちを抑えて家路を急いだ。
出迎えないローラを探そうとすると、執事が言った、
「ローラ様は先日亡くなられました」と。
何故ローラは死んだのは、帰れなかったファビオのせいなのか、それとも・・・
氷の貴婦人
羊
恋愛
ソフィは幸せな結婚を目の前に控えていた。弾んでいた心を打ち砕かれたのは、結婚相手のアトレーと姉がベッドに居る姿を見た時だった。
呆然としたまま結婚式の日を迎え、その日から彼女の心は壊れていく。
感情が麻痺してしまい、すべてがかすみ越しの出来事に思える。そして、あんなに好きだったアトレーを見ると吐き気をもよおすようになった。
毒の強めなお話で、大人向けテイストです。
今日で都合の良い嫁は辞めます!後は家族で仲良くしてください!
ユウ
恋愛
三年前、夫の願いにより義両親との同居を求められた私はは悩みながらも同意した。
苦労すると周りから止められながらも受け入れたけれど、待っていたのは我慢を強いられる日々だった。
それでもなんとななれ始めたのだが、
目下の悩みは子供がなかなか授からない事だった。
そんなある日、義姉が里帰りをするようになり、生活は一変した。
義姉は子供を私に預け、育児を丸投げをするようになった。
仕事と家事と育児すべてをこなすのが困難になった夫に助けを求めるも。
「子供一人ぐらい楽勝だろ」
夫はリサに残酷な事を言葉を投げ。
「家族なんだから助けてあげないと」
「家族なんだから助けあうべきだ」
夫のみならず、義両親までもリサの味方をすることなく行動はエスカレートする。
「仕事を少し休んでくれる?娘が旅行にいきたいそうだから」
「あの子は大変なんだ」
「母親ならできて当然よ」
シンパシー家は私が黙っていることをいいことに育児をすべて丸投げさせ、義姉を大事にするあまり家族の団欒から外され、我慢できなくなり夫と口論となる。
その末に。
「母性がなさすぎるよ!家族なんだから協力すべきだろ」
この言葉でもう無理だと思った私は決断をした。
【完結】愛とは呼ばせない
野村にれ
恋愛
リール王太子殿下とサリー・ペルガメント侯爵令嬢は六歳の時からの婚約者である。
二人はお互いを励まし、未来に向かっていた。
しかし、王太子殿下は最近ある子爵令嬢に御執心で、サリーを蔑ろにしていた。
サリーは幾度となく、王太子殿下に問うも、答えは得られなかった。
二人は身分差はあるものの、子爵令嬢は男装をしても似合いそうな顔立ちで、長身で美しく、
まるで対の様だと言われるようになっていた。二人を見つめるファンもいるほどである。
サリーは婚約解消なのだろうと受け止め、承知するつもりであった。
しかし、そうはならなかった。
お家の大精霊さんのまったり異世界暮らし
椅子の上のお神さん
ファンタジー
オカン系高校生である二階堂優は登下校中に交通事故に巻き込まれ死亡してしまった。その後、優は精霊神を名乗る少年にお家の大精霊として異世界に転生される。
転生した場所は森に囲まれた倒壊寸前の廃墟旅館。そこで優はお家魔法で廃墟と化した旅館を立て直し悠々自適な異世界暮らしを始めることにした。そこに、魔人やエルフ、聖獣が現れて…。
多種多様な宿泊者が集うおもてなし異世界ファンタジーここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる