短編:エロスに溺れる

焔 はる

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一章

欲しがりな君にプレゼントを。

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<登場人物>

・海馬 尚人(34)弁護士

・浅見 芹葉(24)事務員

ーーーーーーーーーーー



密室に響く野球のテレビ中継の音声と、時折文句を言いながらナッツを口に放り込み、グラスに注いだ赤ワインを口に流し込むのは、私が勤める弁護士事務所でもリピート率1位、評判のイケメン弁護士海馬 尚人かいば なおと

高身長、勿論高学歴、鼻にかけない優しく真摯な振る舞い、丁寧な物腰、奥様方の人気者、海馬尚人。


しかし、彼は誰にも秘密で定期的に仕事後に私とラブホテルに入り浸り、互いの性癖が合致するのをいい事に時間の許す限り、私の身体も心も支配して魅了し、深い深い快楽の海へと堕としていく。


「んッ・・・んっ・・・ぁゥ・・・っ・・・ふ、ぅん・・・っ」


ラブホテルにチェックインしてからまだベッドに触れる事もしていなければ、シャワーすら浴びないまま、海馬さんはスーツの上着を脱ぎ捨てネクタイを雑に緩めてワイシャツのボタンを外し、ソファーに腰を下ろした。

来る途中で買い込んできた様々な種類のお酒が入ったコンビニの袋からまず取り出したビールを喉に流し込み、気怠そうな、いや、面倒くさそうに私を呼び寄せて隣に座らせ、まず指示を与える。



「芹葉、ストッキングを脱いで股を開いとけ」


「・・・はい」


冷たく静かな声・・・


私はそれに逆らえず、大人しく従いながら、ベージュのストッキングとスーツの上着を脱いでソファーに座り、軽く足を開いた。


心臓がうるさい・・・テレビの音や消していない明るい場違いなBGMの雑音があっても聴こえてしまうのでは、そう思えば思うほど私の身体は熱くなっていく。


「・・・足りない、もっと。」


ちらっとわたしを一瞥し、1本目のビールを開けた海馬さんが私の左足に触れ、軽く外側に押しやった。


「・・・この、くらいですか・・・?」


開いた足は長い海馬さんの太腿に触れ、それだけで私の中心は女の蜜に濡れはじめてしまう。


私の問いにいいともダメだとも答えず、海馬さんは捲れ上がったスカートの中に無造作に手を入れ、下着の上からソコに指を食い込ませ、クチクチと音を立てて具合を確かめる。


「っんっ・・・ぁ、ぁっ・・・か、ぃ、ば、さんっ・・・」


「・・・もう濡らしてんのか・・・まだ触れたばかりだぞ。」


「ぁっあぁっ・・・ん、んんっ・・・」


「・・・本当に淫乱な女だな・・・下着もこんなに汚して・・・仕事中から濡らしてたのか?」


布地を食い込ませて縦筋をなぞり、勃起しはじめたクリトリスを指先でカリカリと掻かれる度に私の身体にはビリっビリっと電気を流されたかのような淫らな感覚が駆け抜けた。


「答えろ。まさか仕事中も濡らしていたのではないだろうな?」


「ぁ、ぁぁ・・・ご、めん、な、さ・・・ぃ・・・っ・・・海馬さ、ん・・・っ」


「はぁ・・・芹葉、お前はよほど仕置きが好きなようだな・・・」


クリトリスを弄りながら、蜜を零すソコに指を沈め、もどかしさに私が自ら腰を振るようになると、そこで指を止め、海馬さんはバッグからソレを取り出し、スイッチを入れた。


ブーーーーン・・・とモーター音を響かせて振動を始めたピンク色の玩具を指先で摘まみ、海馬さんは全く表情を変えずにソレを私の敏感になっているクリトリスに押し当てた・・・。



「っッーーー!!ふぅッ、んんっ・・・ッッ・・・ぁ、か、は、・・・ッ・・・ぁァッ・・・ん、ゥッ」


「なんだ、もうイッたのか?」


「やぅッんンッ、まッ・・・や、ぁッ・・・かい、ば、さんッ・・・んんっーーーッ」


「だめだ。いやらしい芹葉には、躾が必要だ。他の男もいる場所でこんな風に濡らし、何を考えていた?」


振動しながらクリトリスを押し潰し、ゆっくり離れては尖る先端に触れるか触れないかの刺激で弄び、涎を零す私の唇を塞いで、自分のソコに私の手を導いた。


「・・・何を考えた?芹葉・・・言ってみろ。」


「・・・あ・・・ぁ・・・あぁ・・・なお、と・・・さん、の・・・おちん、ちん・・・です・・・」


海馬さんは伝う唾液と、恥ずかしさと快楽に翻弄され流れる涙を唇で拭ってくれて、押し当てたローターを1段階強くした。


「やぁぁぁッーーーーッ・・・ぁッあぁっやぁんッ、や、だぁッ、なおと、さんッ、なおとさ、んッ・・・」


きもちぃ・・・キモチイイッ・・・クリトリスがおかしくなっちゃう・・・尚人さんに虐められて、キモチよくなることを教えられた私の身体は、尚人さんからされる事を拒絶できない・・・


「やぁッやんンッ・・・あ、ぁ、あぁッ・・・壊れちゃ、ぅッおか、し、く、なッんンッ・・・ッ」


「仕事中に俺のちん〇の事を考え、清楚に飾ったスーツの下で、股を濡らし、来客の応対をしてたのか。」


「ぁあッ・・・そ、ぅ、ですッ・・・ぅ・・・ご、めんな、さぃ・・・なおと、さんッ・・・ごめんなさ、ぃッ・・・ひぃッあぁっ」


更に強められた威力に、私はたまらずに尚人さんにしがみつき、赦しを請うて懇願する。


ボロボロと涙を零し、逃げられないその歪んだ思いに応えるように、彼を欲して請い願った。


「尚人、さん・・・ッ・・・尚人さん・・・ッ・・・あなたの、この、おちんちん、私にください・・・ッでなきゃ・・・私のココは、おかしくなっちゃう・・・ッ・・・おねがい・・・します・・・」


銀縁の眼鏡の下で揺らいだ瞳に熱が宿り、僅かに口角が上がった口元に笑みが浮かぶ。



・・・・・・あぁ・・・赦された・・・・・・



安堵感に私は尚人さんのスラックスの前を寛げる為指先を動かしてベルトを外し、ホックを外してジッパーを下げ、熱気と男の匂いを放つソコに手を差し入れた。


「ぁ・・・あ・・・ぁぁ・・・ぁ・・・尚人さんの・・・ペニス・・・」


「・・・・・・そんなに嬉しそうにするな」


そう言って私の髪を撫でる尚人さんも嬉しそうに私の下着の中に手を滑らせ、直接ローターをクリトリスに擦りつけた。


「あぁぁッ・・・ッやぁッ・・・そ、れ、だ、めッ・・・だめぇッ・・・やぁッ」


髪を振り乱し、泣きじゃくり、喜々として昂る雄を私に握らせながら尚人さんはローターを押し付け、愛液を纏わせて上下に動かしてはグリグリとクリトリスをいじめ続けた。



可愛い声で喘いだ事なんて、尚人さんに抱かれるようになってからきっと一度もない、


いつもドSな尚人さんのペースで翻弄され、赦して欲しいと願って、ひたすら快楽を教え込まれ、グダグダになってからようやく褒めてもらえるのだ。




機械の音は脳内にも伝わるようで、その音にすら私は濡れ、


「・・・芹葉・・・」


「んぐ・・・ッ・・・ぁ、あぁッ」


「・・・は・・・ナカもドロドロじゃないか・・・」


ローターを押し当てたま、尚人さんの指はグジュッ・・・っと2本私のナカに挿入され、慣らす前戯ではなく、私を昇りつめさせる為の行為として膣内を擦り、Gスポットを押し上げて揺らし、クライアントの女性がうっとりする細く綺麗な指で最奥を撫でて押し込んだ。



「やぁッだめ、ッ・・・だめッ・・・イッちゃ、・・・ぅッ・・・でちゃぅッ・・・」


「いいじゃないか、見せてみろよ。芹葉がイクところ、そして潮を吹いてびしょびしょになるトコロを俺に見せろ。」


「なおとさんッ・・・んんっ・・・あ、ぁぁぁッ・・・なお、と、さんンッ・・・」


ガクガクと身体を震えさせ、深い場所から込み上げ、止める事なんて許されない淫らな体液を私は派手に噴き上げて悦びに達した。


ソファーも、スカートも、尚人さんのワイシャツもビショビショかもしれない・・・


どうしよう・・・どうやって帰ればいいんだろう・・・


頭の片隅には微かに残った理性があって、冷静に考えられてもいるのに、それを奪い、壊すのは尚人さん。



「ぁ・・・はぁ、はぁ・・・ぁ・・・」


「・・・芹葉・・・それだけ出したら喉が渇くだろう・・・?」


赤ワインを口に含み、口づけられたと思った瞬間にはカッ・・・と熱くなる液体が喉に流し込まれていた。


「ん・・・ぁ・・・なお、とさん・・・」


尚人さんのネクタイで両手首を纏められ、ソファーに四つん這いにされて腰だけ高く持ち上げられた瞬間、イッたばかりの肉壺は指とは比べ物にならない質量と硬さ、それに熱い杭を打ち込まれた。


「あぁぁぁッ!あ、ッあ”ッァッ・・・」


断末魔のような叫びは自分のものとは思えない程・・・。


何度受け入れても、身体の大きな尚人さんにのしかかられ、雄肉を受け入れるには私のナカは狭くて、貫かれる悦びに私は涙を流す。


「ひぃ、ん・・・っぁ、ぁぁ・・・」


「芹葉・・・(笑)そんな風に泣くな・・・(笑)」


「ぁ、ぁぅ・・・ら、って・・・な、ぉと、さ・・・おっき、ぃ・・・お、きぃ、んら、も・・・ん・・・ふ、ぇ・・・う、ぁ・・・」


どこにも逃げられない・・・


引いてもこそぎ取られるような熱杭は私を見逃してはくれないだろうし、ソレがとてつもない快楽となって私を捕らえにかかる事もわかっている・・・


私は、この嗜虐的で魅惑的な獣に食われるのを待ち、それも美味しく頂かれるよう願うしかなかった・・・。



「芹葉のナカは、いつになっても狭いな・・・身体が小さいからか?」


「ぁ、ぁぁ・・・ん・・・」


自分のペニスを咥え込み、もうそれ以上広がらないソコを眺めてお尻を撫でる手はとても優しくて、私はその心地よさに声を漏らした。


「ん・・・ん・・・尚人さん・・・シ、て・・・せり、はの、しきゅ・・・ぅ・・・ズンズン、て・・・シて・・・」


「はは・・・芹葉・・・」


「あんっ・・・」


覆い被さって来る尚人さん・・・。


それは、動画サイトで見た事のある、小型犬の雌犬にのしかかり、無慈悲に赤黒いペニスを突き立てて腰を振り種を付ける大型犬の雄犬を思い起こさせた。


にちゅ・・・


「ひぅっ・・・」


ジュ、ブっ・・・


「あぁんっ」


ジュブ・・・


「んん・・・」


グボッ・・・


「は、ァん・・・」


・・・尚人さんのペニスに貫かれてる・・・大きな身体で・・・私は逃げられもしない、ただの雌犬だ・・・


ニュチュ・・・


入り口まで引き抜かれ・・・


どちゅッン・・・ッ


「んやァッんぅ・・・ッ」


脳内をキラキラとした光が舞った。


22歳まで男性経験がなかった私の身体を開いた尚人さん・・・。


尚人さんしか受け入れたことのない雌穴を、たくさんの女性を貫いてきた尚人さんのペニスが留まる事なく突き上げて、子宮を押し上げて精子を送り込もうとしている・・・。


「芹葉・・・お前の子宮に、たくさん俺の精子、飲ませてやるよ・・・」


「あ、ぁあ”ぅ・・・やァ・・・ら、め・・・や、ァ・・・ッ・・・あか、ちゃ、んッ・・・でき、ちゃッ・・・ぅっ」


ジュブっグチュっニュチュニュチュッ


尚人さんに抱かれると簡単に愛液を零してしまう私のソコは、淫らな音を響かせて尚人さんを受け入れ、もっと欲しくて纏わりついて、ちょうだい、ちょうだい、と搾り取ろうとしていた。


尚人さんの抽挿に合わせて腰を揺らし、子宮にペニスを押し当てられて揺すられると、あまりのキモチよさに痙攣したように身体は震えた。


「あァッキモチぃよぅ、キモチ、ィッ・・・ーーッ、や、んッ、ぅ、にゃ、ぅッ・・・んッ・・・は、ァ、はぁッ・・・あ、あ”・・・らめ、ぇ・・・せ、り、の・・・おま、んこ・・・なお、とさん・・・の・・・」


「・・・は、ァ・・・芹、の・・・?あぁ、・・・せりのおまんこに・・・?」


頭がぼーっとする・・・


頭のてっぺんから足の先まで・・・全部が尚人さんと溶け合ってしまったみたいに熱くて・・・ドロドロで・・・


背中に感じる尚人さんの体温と、髪の毛をよけられたうなじに、ちゅ・・・と触れる唇の感触・・・


「せりのおまんこにどうしてほしい・・・?」


尚人さんの言葉に促され・・・私は何も考えられない頭で、きっと・・・大好きな人に対する女の本能を言葉にした・・・




「・・・せりの、ね・・・おまんこ・・・に尚人さんの・・・いっぱい、ほしぃ・・・の・・・」


「あぁ・・・、いっぱいあげような・・・それで・・・?」


「せ、り、の・・・子宮に・・・尚人さんの・・・精子・・・いっぱい、欲しい・・・あん、んッ・・・や、ん・・・なおと、さんのおちんちん・・・おっきくなった・・・ぁ・・・ふふ・・・」


「・・・今のはせりが悪い・・・」


ドチュッどちゅッバチュッ


「あぁぁッ・・・ごめ、ん、なさっ・・・」


私が望んだ事。


尚人さんのペニスで子宮を犯してほしい・・・


あの雌犬のように、雄の精を受け入れて、彼の子を孕みたい・・・


私に容赦なく腰を打ち付ける尚人さんを受け止め、望みが叶う事に私の雌肉は悦び啼いていた。


「あっあッあぁぁッな、ぉとさ、んッ・・・すき、ッ・・・すき、です、ッ・・・」


「は・・・ばか・・・」


「やぁんッ・・・せり、のおまんこッ・・・こわ、れッ・・・ゆ・・・こわ、れ、ちゃぅ・・・んンッあッあぁッ」


「ッ・・・せり・・・ッ・・・受け止めろ・・・ッ」


「あぁッ・・・ッあ、ぁッ・・・あぁっ・・・」


熱い飛沫はビュルッ・・・ビュルッ・・・と子宮を押し付けて入り口を開き、子宮の奥へ奥へと送り込もうとする尚人さんのペニスから吐き出された。


ズン・・・ズン・・・重苦しい痛みに似た精を送り込む雄の律動に、身体は勝手に応えてソコをくっつけようとしていた。



ぱちゅ、ん・・・ぱちゅ・・・ッ


「ん・・・ん・・・ぁ、ん・・・ぁ・・・あ・・・」


きもちぃ・・・きもちぃよぉ・・・


尚人さんの精液を胎内に受け入れ、私は・・・ママになるかもしれない・・・


愛しい雄の子を孕む、雌・・・


「せり・・・?可愛い・・・そんなに搾り取ろうとして・・・俺の子、孕んでくれるの・・・?」


私の髪を撫でて、顎を持ち上げ、後ろを振り向かせながら唇を重ねる尚人さん。


「ん、ん、ぅ・・・は、ぃ・・・」


「・・・ふふ・・・嬉しい・・・じゃぁ・・・今日絶対孕ませないとね・・・」


尚人さんの精液でグチャグチャに満たされた胎内を、熱を取り戻した尚人さんが再び突き上げ、私の手を縛っていたネクタイを解き、後ろに引き寄せた。


「あァァッ・・・!これッ・・・やァッ・・・な、かッだ、めぇッ・・・ッ」


両手を尚人さんの背後に引くようにされると、お尻を押し付けた格好になる私のナカをドチュドチュと突き上げて、お腹側も、背中側も、子宮の入り口の尚人さんに開発されたポルチオも全部、キモチよくて私は尚人さんに揺さぶられ続ける・・・雄犬に弄ばれる玩具のようにガクガクと身体を揺らし、ソファーに手を着かされて片足を持ち上げられると、背後からお腹のナカがグチャグチャになるのではないかというほど貫かれて、暴れ回った尚人さんのペニスが2度目の射精を迎える時には私は意識を失い、彼の胸に抱かれて熱い白濁を受け止める事に笑みさえ浮かべていたと、ベッドで目覚めた時、尚人さんが教えてくれた。



「・・・・・・尚人さん・・・・・・」


頬杖をつくようにして私を見下ろしている尚人さん・・・。


その瞳がいつもよりも愛しさを含んでいるように見えるなんて、きっと気のせいだ・・・


「ん?」


「・・・・・・私・・・その、勘違いとか、してないですから・・・」


「・・・・・・は?」


胎内に受け入れた尚人さんの精液・・・


いつも必ず避妊していたのに、今日はどうして、なんて・・・


そういう空気に飲まれる事もあるのかもしれないし、もしそうなっても、私1人でなんとか・・・


「・・・・・・芹葉、お前、なんの話をしてるんだ?」


「・・・・・・・・・その・・・・・・」


私は無意識に下腹部に手を当てていた。


「・・・はァ・・・俺はお前の彼氏じゃないのか?まさか、ただのセフレだとでも思っていたのか?」


「え・・・?えぇ・・・??だ、って・・・」


「はぁぁぁ・・・」


「だってッ・・・すき、とか、つきあう、とか、1回もッ・・・」


「あ~~、悪かった・・・男と付き合った事もなかったお前に、ちゃんとしなかった俺が悪いな・・・泣くなせり・・・」


「う、う、うぁ・・・」


「・・・それ、1つ目のプレゼント・・・」


尚人さんが私を抱きよせて、指先が涙を拭って首元を指差していた。


「え・・・?こ、れ・・・??」


「・・・そ。誕生日、おめでとう、芹葉。」


胸元でキラキラ輝くのは私の誕生石のアクアマリンをあしらったネックレス・・・。


「~~~~ッ・・・ずるいぃぃッ・・・」


「あ~もぉ~泣くなって・・・(笑)そんで、2つ目が・・・」


「・・・・・・・・・・・・え・・・・・・・・・・・・え・・・・・・・・・・・・えぇぇぇぇぇッ?!」


「驚きすぎだろ(笑)」


尚人さんの指から贈られたシルバーのリングは、迷う事なく、左手の薬指に収まった。


「・・・言わなくても伝ってると思ってごめんな・・・お前と出会ってから今日まで、俺は恋人同士のつもりだったんだけど・・・言わないとだめだな・・・。芹葉、俺と結婚してほしい。だから、勘違いとか言わずに、ココに宿っていたら、俺の子を産んでくれないか・・・?2人とも、俺がずっと守るから。」






こんなの聞いてない・・・


こんなプレゼント・・・





私は盛大に泣き、ドSな尚人さんはいつまでも笑っていて、安心したらお腹が空いて、体を動かしたら胎内から零れてしまったたくさんの・・・尚人さんの証に、再び興奮した尚人さんに一晩中たっぷり愛され、1年後・・・彼は小さく温かな温もりを腕に抱き、涙を流すのだった・・・。





~欲しがりな君にプレゼントを。~END
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