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初めての社交月
第82話
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「ああ、見えて来ました」
ぼくの肩にショールをかけると外を見せるため、イェレミーアスが窓を開けた。窓の方へ、少し腰を動かしてぼくが覗きやすいようにしてくれる。さりげない気づかいが素晴らしい。一体この子は人生何回目なんだろうと思うほどだ。
「ありがとう、イェレ様」
「はい。あれがアイゼンシュタット伯のお屋敷ですよ、スヴァンテ様」
「……」
イェレミーアスの指が柵に囲まれた森を指す。だからね、前世庶民のぼくからすると高位貴族の家ってね、防犯のためにお屋敷へすぐに到達できないようになっているからもう、外から見るとただの森林公園なんだよね。ただ、上部に侵入者除けの返しが付いた高い鉄柵にはアイゼンシュタット伯爵家の盾とグリフォンが標《しる》されている。この紋章を見ても侵入しようだなんて、よほど胆が据わっていないと無理だろう。アイゼンシュタットは「首狩り血風」の通り名を持つ、リアル首狩り族だぞ。おっかない。
真っ直ぐに背筋の伸びた門番の衛兵は、馬車を見るとすぐに門を開いた。躾が行き届いている。さすが皇国最古の家門である。
広大な森を抜け、手入れされた庭を行き、噴水を越えると屋敷というよりは宮殿と呼ばうに相応しい建物が見えて来た。馬車が回り込み、宮殿の広場へ停まる。
「やあ、妖精さんいらっしゃい。よく来たね。ほら、パパが抱っこしてあげよう。おいで?」
「お招きありがとうございます、アイゼンシュタット伯爵。初めまして。スヴァンテ・スタンレイと申します、レディ・マルグレート。大変光栄なご招待のお礼に、ささやかながらぼくの手作りのお菓子をお持ちいたしました。お口に合うとよいのですが」
籐の籠を差し出す。アイゼンシュタットが僅かに首を動かしただけで、侍従が籠を受け取る。堂々たる「貴族」の姿だ。荷物がなくなったので、胸へ手を当て左足を僅かに引いて頭を下げる。マルグレートがほう、とため息を零した。
「それから、こちらはマルグレート様への贈り物です。お気に召すものがあれば幸いです」
もう一つ、フレートが差し出した小さな籠をマルグレートへ渡す。中にはパトリッツィ商会で手に入る中でも、最高級のリボンをいくつか選んで妖精たちが摘んで来てくれた花と一緒に入れてある。マルグレートが中を覗き込み、明るい表情をして見せた。
「まぁ、リボンがたくさん……それにお花まで。素敵ですわ! スタンレイ公子」
「メグ様、お久しぶりですわ」
「お久しぶりね、心配していたのよトリクシィ。それにお二人ともお元気そうで何よりですわ、アス様」
「マルグレート様もお元気そうで何よりです。ご無沙汰しております、アイゼンシュタット伯爵」
「よい後ろ盾を得たね、イェレミーアス」
一見にこやかだけど腹の探り合いがないはずがないよね。ああ、おうち帰りたい。妖精たちと木陰で日向ぼっこしながら、レース編みでもしていたい。ベアトリクスにレース編みで飾り襟をプレゼントしようと奮闘中なのだ。木陰でね、もうすぐ完成する本邸を建てる大工さんたちを眺めるのが最近の楽しみなんだ。ローデリヒとイェレミーアスが剣の練習をする修練場とも近いし、花畑もあってお気に入りなんだよ。
気が遠くなりかけたが、持ち直してにっこりと微笑む。それからできるだけおっとりと首を傾け、頬へ手を当てた。
「イェレ様とぼくは、なんだかとっても気が合うのでルカ様にお願いして後見人になっていただいたのです。ね、イェレ様」
つまりイェレミーアスの後見人はルクレーシャスさんなので、下手なことをしたら言い付けます。軽く牽制の先制攻撃を打ち込んでみた。意外にも、アイゼンシュタットは腹を抱えて大きな声で笑った。
「あはははは! イェレミーアスも年不相応に落ち着いた子だけど、君はさらに聡い子だね。本当に六歳かい? イェレミーアスの父である先代のラウシェンバッハ辺境伯はケイローンと二つ名を冠するほどに知恵者だったから納得できるが、君はあの凡愚なアンブロスと小物なフリュクレフの血筋とは思えないな。まさに鳶が鷹を生む、だ」
「親が愚かだと、子は聡くなければ生きて行けぬのです。それが道理とは思いませんか? アイゼンシュタット伯」
嫌味で返して、にっこりと微笑み少し首を傾けた。しかしこの、アイゼンシュタットの横にいる女性騎士さんは大丈夫なんだろうか。さっきから俯いたままだし何やらブルブル震えてブツブツ呟いているけど、具合が悪いのだろうか。具合が悪いのに完全防備のフルアーマーとか、余計に良くないんじゃないだろうか。
「あの、大丈夫ですか? お加減でも悪いのでしょうか。どうぞ、無理をなさらず」
「んんぎゃあああああ!」
声をかけると飛び上がった女性騎士は、顔を真っ赤にして涙目である。多分、女性騎士だと思うけど。いかんせんフルアーマーなので目しか出ていない。割りとガチムチなアイゼンシュタットの横に並んでるから華奢に見えるけど、女の人だとしたら結構がっちりした方なんじゃないだろうか。フルアーマーなのに軽妙な動作を見せ、その場でピョンピョン飛び跳ねている。
え、ほんと大丈夫なのこの人。よく見たらこの人、鉄球にトゲトゲの付いたあれ、めちゃくちゃ重そうなモーニングスターを持ったまま飛び上がってるんじゃない? あんなゴリゴリ信じるは己の腕力のみな殺傷能力しかない打撃専用武器、スコップでも振り回すかのように軽々扱わないでほしい。怖い。
「あの……?」
「お、ほ、ほほ~ほほ、ほひっ、よ、よ、妖精さん……っ」
え、ほんとこの人大丈夫か。首を傾げて歩み寄ろうとすると、イェレミーアスに抱え上げられた。
「お久しぶりです、アイゼンシュタット伯爵夫人」
アイゼンシュタット伯爵夫人んんんんん?! この挙動不審な女性騎士さんが?! 目をまん丸にしてイェレミーアスを仰ぐと、美貌のピンクサファイヤはちょっと眉尻を下げて唇を笑みの形にして頷いた。ヤバい、驚きの余り思わず指さすとこだった。
「いいいいい、いらっしゃい、ピンクサファイヤのおうじさま……妖精さんっ……ほわぁぁぁ! 妖精さんと王子さま……あなた、あなたっ! ほんとうに妖精さんだわ……っ」
「そうだろう、そうだろう? 私は嘘を吐かないよ、マルテ」
マルテ。どこかで聞いた名前だ。マルテ・アイゼンシュタット。マルテ……、……。
「堅牢のマルテ! もしや、マルテ・シュレーデルハイゲン様ですか?!」
「えっ、えっ、えっ、妖精がわたしの名前を呼んでる……っ、呼んでるわ、ルーヘン……っ! どっ、どどっ、どっ、どうしよう……っ!」
「呼んでるねぇ。あっはっは。驚いただろう? 妖精さん。妻はかわいいものが大好きでねぇ。君のこと、きっと好きだろうと思って呼んじゃった。あっはっは」
「きゃあ……っ!」
ゴスゴス鈍い音をさせて、アイゼンシュタットの肩を叩いているマルテさんを呆然と眺める。割りとゴツめのアイゼンシュタットが、その衝撃に堪えきれずよろめいている姿は怖い。普通に引く。
「こちらこそ、皇国初の女性騎士にしてオーベルジェの反乱では五万の軍勢を相手にシュレーデルハイゲン城を守り抜いた英傑『堅牢のマルテ』様にお会いできるだなんて、光栄です」
すごい人なんだよ、皇国はバカバカしいほどの男尊女卑社会だから女性は爵位を継げないし、騎士になることもできない。マルテさんはその常識を覆した初めての女性だ。もちろん、お父上のシュレーデルハイゲン閣下の力もあるが、実力がなければ認められるものではない。
「はわわ……どうしようルーヘン、妖精さんに褒められてるわたし、褒められてる……!」
ぼくの肩にショールをかけると外を見せるため、イェレミーアスが窓を開けた。窓の方へ、少し腰を動かしてぼくが覗きやすいようにしてくれる。さりげない気づかいが素晴らしい。一体この子は人生何回目なんだろうと思うほどだ。
「ありがとう、イェレ様」
「はい。あれがアイゼンシュタット伯のお屋敷ですよ、スヴァンテ様」
「……」
イェレミーアスの指が柵に囲まれた森を指す。だからね、前世庶民のぼくからすると高位貴族の家ってね、防犯のためにお屋敷へすぐに到達できないようになっているからもう、外から見るとただの森林公園なんだよね。ただ、上部に侵入者除けの返しが付いた高い鉄柵にはアイゼンシュタット伯爵家の盾とグリフォンが標《しる》されている。この紋章を見ても侵入しようだなんて、よほど胆が据わっていないと無理だろう。アイゼンシュタットは「首狩り血風」の通り名を持つ、リアル首狩り族だぞ。おっかない。
真っ直ぐに背筋の伸びた門番の衛兵は、馬車を見るとすぐに門を開いた。躾が行き届いている。さすが皇国最古の家門である。
広大な森を抜け、手入れされた庭を行き、噴水を越えると屋敷というよりは宮殿と呼ばうに相応しい建物が見えて来た。馬車が回り込み、宮殿の広場へ停まる。
「やあ、妖精さんいらっしゃい。よく来たね。ほら、パパが抱っこしてあげよう。おいで?」
「お招きありがとうございます、アイゼンシュタット伯爵。初めまして。スヴァンテ・スタンレイと申します、レディ・マルグレート。大変光栄なご招待のお礼に、ささやかながらぼくの手作りのお菓子をお持ちいたしました。お口に合うとよいのですが」
籐の籠を差し出す。アイゼンシュタットが僅かに首を動かしただけで、侍従が籠を受け取る。堂々たる「貴族」の姿だ。荷物がなくなったので、胸へ手を当て左足を僅かに引いて頭を下げる。マルグレートがほう、とため息を零した。
「それから、こちらはマルグレート様への贈り物です。お気に召すものがあれば幸いです」
もう一つ、フレートが差し出した小さな籠をマルグレートへ渡す。中にはパトリッツィ商会で手に入る中でも、最高級のリボンをいくつか選んで妖精たちが摘んで来てくれた花と一緒に入れてある。マルグレートが中を覗き込み、明るい表情をして見せた。
「まぁ、リボンがたくさん……それにお花まで。素敵ですわ! スタンレイ公子」
「メグ様、お久しぶりですわ」
「お久しぶりね、心配していたのよトリクシィ。それにお二人ともお元気そうで何よりですわ、アス様」
「マルグレート様もお元気そうで何よりです。ご無沙汰しております、アイゼンシュタット伯爵」
「よい後ろ盾を得たね、イェレミーアス」
一見にこやかだけど腹の探り合いがないはずがないよね。ああ、おうち帰りたい。妖精たちと木陰で日向ぼっこしながら、レース編みでもしていたい。ベアトリクスにレース編みで飾り襟をプレゼントしようと奮闘中なのだ。木陰でね、もうすぐ完成する本邸を建てる大工さんたちを眺めるのが最近の楽しみなんだ。ローデリヒとイェレミーアスが剣の練習をする修練場とも近いし、花畑もあってお気に入りなんだよ。
気が遠くなりかけたが、持ち直してにっこりと微笑む。それからできるだけおっとりと首を傾け、頬へ手を当てた。
「イェレ様とぼくは、なんだかとっても気が合うのでルカ様にお願いして後見人になっていただいたのです。ね、イェレ様」
つまりイェレミーアスの後見人はルクレーシャスさんなので、下手なことをしたら言い付けます。軽く牽制の先制攻撃を打ち込んでみた。意外にも、アイゼンシュタットは腹を抱えて大きな声で笑った。
「あはははは! イェレミーアスも年不相応に落ち着いた子だけど、君はさらに聡い子だね。本当に六歳かい? イェレミーアスの父である先代のラウシェンバッハ辺境伯はケイローンと二つ名を冠するほどに知恵者だったから納得できるが、君はあの凡愚なアンブロスと小物なフリュクレフの血筋とは思えないな。まさに鳶が鷹を生む、だ」
「親が愚かだと、子は聡くなければ生きて行けぬのです。それが道理とは思いませんか? アイゼンシュタット伯」
嫌味で返して、にっこりと微笑み少し首を傾けた。しかしこの、アイゼンシュタットの横にいる女性騎士さんは大丈夫なんだろうか。さっきから俯いたままだし何やらブルブル震えてブツブツ呟いているけど、具合が悪いのだろうか。具合が悪いのに完全防備のフルアーマーとか、余計に良くないんじゃないだろうか。
「あの、大丈夫ですか? お加減でも悪いのでしょうか。どうぞ、無理をなさらず」
「んんぎゃあああああ!」
声をかけると飛び上がった女性騎士は、顔を真っ赤にして涙目である。多分、女性騎士だと思うけど。いかんせんフルアーマーなので目しか出ていない。割りとガチムチなアイゼンシュタットの横に並んでるから華奢に見えるけど、女の人だとしたら結構がっちりした方なんじゃないだろうか。フルアーマーなのに軽妙な動作を見せ、その場でピョンピョン飛び跳ねている。
え、ほんと大丈夫なのこの人。よく見たらこの人、鉄球にトゲトゲの付いたあれ、めちゃくちゃ重そうなモーニングスターを持ったまま飛び上がってるんじゃない? あんなゴリゴリ信じるは己の腕力のみな殺傷能力しかない打撃専用武器、スコップでも振り回すかのように軽々扱わないでほしい。怖い。
「あの……?」
「お、ほ、ほほ~ほほ、ほひっ、よ、よ、妖精さん……っ」
え、ほんとこの人大丈夫か。首を傾げて歩み寄ろうとすると、イェレミーアスに抱え上げられた。
「お久しぶりです、アイゼンシュタット伯爵夫人」
アイゼンシュタット伯爵夫人んんんんん?! この挙動不審な女性騎士さんが?! 目をまん丸にしてイェレミーアスを仰ぐと、美貌のピンクサファイヤはちょっと眉尻を下げて唇を笑みの形にして頷いた。ヤバい、驚きの余り思わず指さすとこだった。
「いいいいい、いらっしゃい、ピンクサファイヤのおうじさま……妖精さんっ……ほわぁぁぁ! 妖精さんと王子さま……あなた、あなたっ! ほんとうに妖精さんだわ……っ」
「そうだろう、そうだろう? 私は嘘を吐かないよ、マルテ」
マルテ。どこかで聞いた名前だ。マルテ・アイゼンシュタット。マルテ……、……。
「堅牢のマルテ! もしや、マルテ・シュレーデルハイゲン様ですか?!」
「えっ、えっ、えっ、妖精がわたしの名前を呼んでる……っ、呼んでるわ、ルーヘン……っ! どっ、どどっ、どっ、どうしよう……っ!」
「呼んでるねぇ。あっはっは。驚いただろう? 妖精さん。妻はかわいいものが大好きでねぇ。君のこと、きっと好きだろうと思って呼んじゃった。あっはっは」
「きゃあ……っ!」
ゴスゴス鈍い音をさせて、アイゼンシュタットの肩を叩いているマルテさんを呆然と眺める。割りとゴツめのアイゼンシュタットが、その衝撃に堪えきれずよろめいている姿は怖い。普通に引く。
「こちらこそ、皇国初の女性騎士にしてオーベルジェの反乱では五万の軍勢を相手にシュレーデルハイゲン城を守り抜いた英傑『堅牢のマルテ』様にお会いできるだなんて、光栄です」
すごい人なんだよ、皇国はバカバカしいほどの男尊女卑社会だから女性は爵位を継げないし、騎士になることもできない。マルテさんはその常識を覆した初めての女性だ。もちろん、お父上のシュレーデルハイゲン閣下の力もあるが、実力がなければ認められるものではない。
「はわわ……どうしようルーヘン、妖精さんに褒められてるわたし、褒められてる……!」
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