54 / 117
円滑洒脱、で行きたいよね……?
第54話
しおりを挟む
無言で俯くジークフリードをあやすように手を揺らして、顔を傾ける。ジークフリードは何度も頷き、しばらくして唇の端を無理矢理引き上げて見せた。とんとん、とジークフリードの拳を軽く叩いて、元気よく立ち上がる。
「というわけで、ぼくはぼくの正義を貫くために徹底的に皇王陛下と交戦しますよ!」
胸の前で手を打つと、ジークフリードはぼくの顔を眺め、目を丸くしてから大声で笑った。それからテラスへ続く窓を開き、護衛騎士へ命じる。
「ラルクたち親子を連れて、政宮を見学させてやりたい。準備せよ」
「は」
短く答えて護衛騎士たちが庭の方を向き並ぶ。顔なじみの護衛騎士たちは当然、ジークフリードがラルクと仲良くしていることを知っている。そもそもここ半年ほどの間が大人しかったからと言っても、この幼い主が暴君であった頃を知っている者たちである。だからこの命令にも疑問を持たなかったようだ。
「ラルク! ラルクは居るか!」
「なんでしょう、殿下」
いつも通り日陰棚《パーゴラ》の上からひょこんと顔を出したラルクが、駆け寄って来る。ラルクとももう、前日に打ち合わせ済みだ。
「これから政宮へ見学に来ないか。見たいと言っていただろう」
ちらり、とぼくへ視線を送ったラルクが、もじもじと後ろへ手をやり体を揺らす。
「いいのか、スヴェン」
「いいよ。ジーク様が連れて行ってくださると言うのだから、ありがたく見学させてもらおうか」
「あの、殿下。じゃあ父ちゃんと母ちゃんにも見せてあげてもいいですか?」
ラルクはこういう、子供らしいところがあるのは以前からだ。護衛騎士も少し笑ってラルクへ視線を送っている。ジークフリードは鷹揚に頷いた。
「いいとも。スヴェンも一緒なのだから、一緒で構わんだろう」
「ありがとう存じます、ジーク様」
ぼくが礼を言う。ひとしきり小芝居が終わるとコモンルームを振り返り、ジークフリードがニヤリと唇を歪めた。コモンルームの入口の扉を開いて、待機していたフローエ卿へ声をかけるのが聞こえて来る。
「カルス、ラルク一家を政宮見学に連れて行く。離宮が空になってしまうから、警備のためお前はここで待機だ」
「……かしこまりました」
フローエ卿は、我儘殿下が戻って来たことに多少、面喰らった様子である。しかしナイスだジークフリード。これで皇王に告げ口できる人間がいなくなった。例えぼくらの企みに気づいたとしても、そこから慌てて皇王へ知らせたとしてその間に皇宮を立ち去れるだけの時間は稼げる。
いつも通りにぼくの焼いたスコーンを頬袋へ詰め込んでいたルクレーシャスさんが、やおらに立ち上がった。その手には魔法の杖が握り締められている。
「あの子は本当に変わったねぇ」
「本当ですね。眩しいくらいです」
顔を合わせ、テラスへ向かう。魔法の杖を持つルクレーシャスさんは堂々としている。ああ、この人は本当に偉大なる魔法使いなのだと少し感動した。
「ベステル・ヘクセ殿、よろしく頼む」
「まぁ、わたくしもここらでかわいい弟子に良い所を見せておきたいからね」
「そうですよ。このままじゃルカ様、ただのいつもお菓子を口いっぱいに含んでる人ですからね!」
ぼくがそう口にすると、コモンルームの方からふわりと藍色のベールが降りて来た。背中から抱きしめられる。いつもなら抱き上げられるところだが、今日はちゃんと我慢してくれたようだ。
『……ヴァン』
耳元で囁かれて身震いしてしまった。だっていいお声なんだもん。
「ルチ様。ルカ様と仲良くしてくださいね」
『……分かった』
しかしルチ様は、そのままぼくへ頬ずりして囁く。
『ようやく、会える』
「……? 会えるって、誰にですか?」
答えずルチ様はにっこりと微笑んで立ち上がった。ジークフリードの護衛騎士たちがイタイ子を見る目でぼくを見ている。いいんです。もう慣れっ子なので。ジークフリードだけが、きょろきょろとぼくが視線を送っている方を見ていた。
「精霊が、来ているのか」
「ええ。今のところ順調ですよ」
悪意を見分けるために、ジークフリードにはルクレーシャスさんの魔法で精霊を呼び出していると説明してある。さすがはベステル・ヘクセ様、ということにしておいた方がぼくにとって都合がいいからだ。大人数でぞろぞろと連れ立って離宮の庭を抜け、皇宮の庭へ入る。そこにはローデリヒが待っていた。
「よ、スヴェン。ジーク」
「リヒ様、こちらでお待ちいただいていたのですね」
「リヒも居れば、父上が邪魔しに来た時の見張りにもなるし足止めにもなるかと思ってな」
「……すごい、ジーク様は策士ですね」
「お前に言われるとこそばゆいな、スヴェン」
離宮と皇宮の境界を守る騎士が、ちらちらとこちらへ視線を送っている。すごい目立つよね、美人さん揃いだもん。その上、見えないけど明星の精霊まで加わっているんだよ。わぁ、豪華。とか言っている場合ではない。
ルクレーシャスさんの魔法で、ジークフリードの護衛騎士たちにはぼくらの存在が徐々に認識できないようになっているらしい。ぼくらの会話も聞こえないようにしてあるそうだ。振り返ると、護衛騎士たちは何だかぼんやりとした表情で足取りもふわふわしていて危なっかしい。勝手なイメージだけど、夢遊病の人ってこんな感じかもしれない。
「ルカ様、ルチ様。ラウシェンバッハ辺境伯のご遺体をしっかり確認して来てくださいね。肌に鬱血や斑点などないか、眼球の状態、歯や歯茎の状態、手足の爪から頭髪の状態まで詳しくですよ」
貴族が亡くなった場合、よほどご遺体の損傷が激しい場合以外は遠方からの弔問客のために遺体へ保存魔法を施す。特に辺境伯はその名の通り辺境に城を構えているわけだから、弔問客は遠方から来る。だから当然、ラウシェンバッハ伯爵の遺体も保存魔法が施されているはずである。つまり、亡くなった時の状況が分かる。これは重要なことだ。
「そんなもん、何で必要なんだ? スヴェン」
「暗殺の可能性があるから、本当にザネルラ熱で亡くなったのかを確認するためですよ。リヒ様」
「アイスラーにザネルラ熱の患者に見られる特徴を聞いていたのはそのためか、スヴェン」
「ええ。杞憂ならそれでいいですし、杞憂ではないのならば手を打たねばなりません。ラウシェンバッハ辺境伯を害した人間がいるのなら、イェレミーアス様をそのままにしておくわけがありませんから」
「……お前が味方でよかったよ、スヴェン」
「あはは。今は味方、ですよリヒ様」
口元を手で覆って笑うと、ローデリヒは大げさに驚いて見せる。ローデリヒの向こうでジークフリードは笑うのを堪えた表情でぼくとローデリヒを交互に眺めている。
「ええっ?! そんな、オレたちもう友達だろ? そうだって言ってくれよ、スヴェン」
「ははは、からかう相手ができてよかったな、スヴェン」
「本当にリヒ様は素直で、からかいがいがありますね」
正直、二人には今回の件でこちらの手の内を明かし過ぎている。敵対するより仲間に引き入れてしまった方が楽だ。そう。ぼくはあくまで表向きは皇王の意に沿った風を装うが、皇王はそうは取らないだろう。皇王に目を付けられてしまった仲間、である。今後警戒されるに決まっているし、心証は悪くなるだろう。
反面、ジークフリードにとっては父に背いてまでイェレミーアスへ手を差し伸べたことになるわけで、ローデリヒも彼には大きな恩ができたことになる。だからジークフリードは「父の忠臣」ではない完全なる「自分の味方」を二人も、この年で得たことになるのだ。この意味は大きいだろう。
「というわけで、ぼくはぼくの正義を貫くために徹底的に皇王陛下と交戦しますよ!」
胸の前で手を打つと、ジークフリードはぼくの顔を眺め、目を丸くしてから大声で笑った。それからテラスへ続く窓を開き、護衛騎士へ命じる。
「ラルクたち親子を連れて、政宮を見学させてやりたい。準備せよ」
「は」
短く答えて護衛騎士たちが庭の方を向き並ぶ。顔なじみの護衛騎士たちは当然、ジークフリードがラルクと仲良くしていることを知っている。そもそもここ半年ほどの間が大人しかったからと言っても、この幼い主が暴君であった頃を知っている者たちである。だからこの命令にも疑問を持たなかったようだ。
「ラルク! ラルクは居るか!」
「なんでしょう、殿下」
いつも通り日陰棚《パーゴラ》の上からひょこんと顔を出したラルクが、駆け寄って来る。ラルクとももう、前日に打ち合わせ済みだ。
「これから政宮へ見学に来ないか。見たいと言っていただろう」
ちらり、とぼくへ視線を送ったラルクが、もじもじと後ろへ手をやり体を揺らす。
「いいのか、スヴェン」
「いいよ。ジーク様が連れて行ってくださると言うのだから、ありがたく見学させてもらおうか」
「あの、殿下。じゃあ父ちゃんと母ちゃんにも見せてあげてもいいですか?」
ラルクはこういう、子供らしいところがあるのは以前からだ。護衛騎士も少し笑ってラルクへ視線を送っている。ジークフリードは鷹揚に頷いた。
「いいとも。スヴェンも一緒なのだから、一緒で構わんだろう」
「ありがとう存じます、ジーク様」
ぼくが礼を言う。ひとしきり小芝居が終わるとコモンルームを振り返り、ジークフリードがニヤリと唇を歪めた。コモンルームの入口の扉を開いて、待機していたフローエ卿へ声をかけるのが聞こえて来る。
「カルス、ラルク一家を政宮見学に連れて行く。離宮が空になってしまうから、警備のためお前はここで待機だ」
「……かしこまりました」
フローエ卿は、我儘殿下が戻って来たことに多少、面喰らった様子である。しかしナイスだジークフリード。これで皇王に告げ口できる人間がいなくなった。例えぼくらの企みに気づいたとしても、そこから慌てて皇王へ知らせたとしてその間に皇宮を立ち去れるだけの時間は稼げる。
いつも通りにぼくの焼いたスコーンを頬袋へ詰め込んでいたルクレーシャスさんが、やおらに立ち上がった。その手には魔法の杖が握り締められている。
「あの子は本当に変わったねぇ」
「本当ですね。眩しいくらいです」
顔を合わせ、テラスへ向かう。魔法の杖を持つルクレーシャスさんは堂々としている。ああ、この人は本当に偉大なる魔法使いなのだと少し感動した。
「ベステル・ヘクセ殿、よろしく頼む」
「まぁ、わたくしもここらでかわいい弟子に良い所を見せておきたいからね」
「そうですよ。このままじゃルカ様、ただのいつもお菓子を口いっぱいに含んでる人ですからね!」
ぼくがそう口にすると、コモンルームの方からふわりと藍色のベールが降りて来た。背中から抱きしめられる。いつもなら抱き上げられるところだが、今日はちゃんと我慢してくれたようだ。
『……ヴァン』
耳元で囁かれて身震いしてしまった。だっていいお声なんだもん。
「ルチ様。ルカ様と仲良くしてくださいね」
『……分かった』
しかしルチ様は、そのままぼくへ頬ずりして囁く。
『ようやく、会える』
「……? 会えるって、誰にですか?」
答えずルチ様はにっこりと微笑んで立ち上がった。ジークフリードの護衛騎士たちがイタイ子を見る目でぼくを見ている。いいんです。もう慣れっ子なので。ジークフリードだけが、きょろきょろとぼくが視線を送っている方を見ていた。
「精霊が、来ているのか」
「ええ。今のところ順調ですよ」
悪意を見分けるために、ジークフリードにはルクレーシャスさんの魔法で精霊を呼び出していると説明してある。さすがはベステル・ヘクセ様、ということにしておいた方がぼくにとって都合がいいからだ。大人数でぞろぞろと連れ立って離宮の庭を抜け、皇宮の庭へ入る。そこにはローデリヒが待っていた。
「よ、スヴェン。ジーク」
「リヒ様、こちらでお待ちいただいていたのですね」
「リヒも居れば、父上が邪魔しに来た時の見張りにもなるし足止めにもなるかと思ってな」
「……すごい、ジーク様は策士ですね」
「お前に言われるとこそばゆいな、スヴェン」
離宮と皇宮の境界を守る騎士が、ちらちらとこちらへ視線を送っている。すごい目立つよね、美人さん揃いだもん。その上、見えないけど明星の精霊まで加わっているんだよ。わぁ、豪華。とか言っている場合ではない。
ルクレーシャスさんの魔法で、ジークフリードの護衛騎士たちにはぼくらの存在が徐々に認識できないようになっているらしい。ぼくらの会話も聞こえないようにしてあるそうだ。振り返ると、護衛騎士たちは何だかぼんやりとした表情で足取りもふわふわしていて危なっかしい。勝手なイメージだけど、夢遊病の人ってこんな感じかもしれない。
「ルカ様、ルチ様。ラウシェンバッハ辺境伯のご遺体をしっかり確認して来てくださいね。肌に鬱血や斑点などないか、眼球の状態、歯や歯茎の状態、手足の爪から頭髪の状態まで詳しくですよ」
貴族が亡くなった場合、よほどご遺体の損傷が激しい場合以外は遠方からの弔問客のために遺体へ保存魔法を施す。特に辺境伯はその名の通り辺境に城を構えているわけだから、弔問客は遠方から来る。だから当然、ラウシェンバッハ伯爵の遺体も保存魔法が施されているはずである。つまり、亡くなった時の状況が分かる。これは重要なことだ。
「そんなもん、何で必要なんだ? スヴェン」
「暗殺の可能性があるから、本当にザネルラ熱で亡くなったのかを確認するためですよ。リヒ様」
「アイスラーにザネルラ熱の患者に見られる特徴を聞いていたのはそのためか、スヴェン」
「ええ。杞憂ならそれでいいですし、杞憂ではないのならば手を打たねばなりません。ラウシェンバッハ辺境伯を害した人間がいるのなら、イェレミーアス様をそのままにしておくわけがありませんから」
「……お前が味方でよかったよ、スヴェン」
「あはは。今は味方、ですよリヒ様」
口元を手で覆って笑うと、ローデリヒは大げさに驚いて見せる。ローデリヒの向こうでジークフリードは笑うのを堪えた表情でぼくとローデリヒを交互に眺めている。
「ええっ?! そんな、オレたちもう友達だろ? そうだって言ってくれよ、スヴェン」
「ははは、からかう相手ができてよかったな、スヴェン」
「本当にリヒ様は素直で、からかいがいがありますね」
正直、二人には今回の件でこちらの手の内を明かし過ぎている。敵対するより仲間に引き入れてしまった方が楽だ。そう。ぼくはあくまで表向きは皇王の意に沿った風を装うが、皇王はそうは取らないだろう。皇王に目を付けられてしまった仲間、である。今後警戒されるに決まっているし、心証は悪くなるだろう。
反面、ジークフリードにとっては父に背いてまでイェレミーアスへ手を差し伸べたことになるわけで、ローデリヒも彼には大きな恩ができたことになる。だからジークフリードは「父の忠臣」ではない完全なる「自分の味方」を二人も、この年で得たことになるのだ。この意味は大きいだろう。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る(旧題|剣は光より速い-社畜異世界転生)
丁鹿イノ
ファンタジー
【ファンタジア文庫にて1巻発売中!】
深夜の職場で人生を終えた青桐 恒(25)は、気づいたらファンタジーな異世界に転生していた。
前世の社畜人生のお陰で圧倒的な精神力を持ち、生後から持ち前の社畜精神で頑張りすぎて魔力と気力を異常に成長させてしまう。
そのうち元Sクラス冒険者である両親も自重しなくなり、魔術と剣術もとんでもないことに……
異世界に転生しても働くのをやめられない!
剣と魔術が存在するファンタジーな異世界で持ち前の社畜精神で努力を積み重ね成り上がっていく、成長物語。
■カクヨムでも連載中です■
本作品をお読みいただき、また多く感想をいただき、誠にありがとうございます。
中々お返しできておりませんが、お寄せいただいたコメントは全て拝見し、執筆の糧にしています。
いつもありがとうございます。
◆
書籍化に伴いタイトルが変更となりました。
剣は光より速い - 社畜異世界転生 ~社畜は異世界でも無休で最強へ至る~
↓
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
4層世界の最下層、魔物の森で生き残る~生存率0.1%未満の試練~
TOYA
ファンタジー
~完結済み~
「この世界のルールはとても残酷だ。10歳の洗礼の試練は避ける事が出来ないんだ」
この世界で大人になるには、10歳で必ず発生する洗礼の試練で生き残らなければならない。
その試練はこの世界の最下層、魔物の巣窟にたった一人で放り出される残酷な内容だった。
生存率は1%未満。大勢の子供たちは成す術も無く魔物に食い殺されて行く中、
生き延び、帰還する為の魔法を覚えなければならない。
だが……魔法には帰還する為の魔法の更に先が存在した。
それに気がついた主人公、ロフルはその先の魔法を習得すべく
帰還せず魔物の巣窟に残り、奮闘する。
いずれ同じこの地獄へと落ちてくる、妹弟を救うために。
※あらすじは第一章の内容です。
―――
本作品は小説家になろう様 カクヨム様でも連載しております。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
「強くてニューゲーム」で異世界無限レベリング ~美少女勇者(3,077歳)、王子様に溺愛されながらレベリングし続けて魔王討伐を目指します!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
作家志望くずれの孫請けゲームプログラマ喪女26歳。デスマーチ明けの昼下がり、道路に飛び出した子供をかばってトラックに轢かれ、異世界転生することになった。
課せられた使命は魔王討伐!? 女神様から与えられたチートは、赤ちゃんから何度でもやり直せる「強くてニューゲーム!?」
強敵・災害・謀略・謀殺なんのその! 勝つまでレベリングすれば必ず勝つ!
やり直し系女勇者の長い永い戦いが、今始まる!!
本作の数千年後のお話、『アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~』を連載中です!!
何卒御覧下さいませ!!
魔力ゼロの忌み子に転生してしまった最強の元剣聖は実家を追放されたのち、魔法の杖を「改造」して成り上がります
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
小説家になろうでジャンル別日間ランキング入り!
世界最強の剣聖――エルフォ・エルドエルは戦場で死に、なんと赤子に転生してしまう。
美少女のように見える少年――アル・バーナモントに転生した彼の身体には、一切の魔力が宿っていなかった。
忌み子として家族からも見捨てられ、地元の有力貴族へ売られるアル。
そこでひどい仕打ちを受けることになる。
しかし自力で貴族の屋敷を脱出し、なんとか森へ逃れることに成功する。
魔力ゼロのアルであったが、剣聖として磨いた剣の腕だけは、転生しても健在であった。
彼はその剣の技術を駆使して、ゴブリンや盗賊を次々にやっつけ、とある村を救うことになる。
感謝されたアルは、ミュレットという少女とその母ミレーユと共に、新たな生活を手に入れる。
深く愛され、本当の家族を知ることになるのだ。
一方で、アルを追いだした実家の面々は、だんだんと歯車が狂い始める。
さらに、アルを捕えていた貴族、カイベルヘルト家も例外ではなかった。
彼らはどん底へと沈んでいく……。
フルタイトル《文字数の関係でアルファポリスでは略してます》
魔力ゼロの忌み子に転生してしまった最強の元剣聖は実家を追放されたのち、魔法の杖を「改造」して成り上がります~父が老弱して家が潰れそうなので戻ってこいと言われてももう遅い~新しい家族と幸せに暮らしてます
こちらの作品は「小説家になろう」にて先行して公開された内容を転載したものです。
こちらの作品は「小説家になろう」さま「カクヨム」さま「アルファポリス」さまに同時掲載させていただいております。
秘密多め令嬢の自由でデンジャラスな生活〜魔力0、超虚弱体質、たまに白い獣で大冒険して、溺愛されてる話
嵐華子
ファンタジー
【旧題】秘密の多い魔力0令嬢の自由ライフ。
【あらすじ】
イケメン魔術師一家の超虚弱体質養女は史上3人目の魔力0人間。
しかし本人はもちろん、通称、魔王と悪魔兄弟(義理家族達)は気にしない。
ついでに魔王と悪魔兄弟は王子達への雷撃も、国王と宰相の頭を燃やしても、凍らせても気にしない。
そんな一家はむしろ互いに愛情過多。
あてられた周りだけ食傷気味。
「でも魔力0だから魔法が使えないって誰が決めたの?」
なんて養女は言う。
今の所、魔法を使った事ないんですけどね。
ただし時々白い獣になって何かしらやらかしている模様。
僕呼びも含めて養女には色々秘密があるけど、令嬢の成長と共に少しずつ明らかになっていく。
一家の望みは表舞台に出る事なく家族でスローライフ……無理じゃないだろうか。
生活にも困らず、むしろ養女はやりたい事をやりたいように、自由に生きているだけで懐が潤いまくり、慰謝料も魔王達がガッポリ回収しては手渡すからか、懐は潤っている。
でもスローなライフは無理っぽい。
__そんなお話。
※お気に入り登録、コメント、その他色々ありがとうございます。
※他サイトでも掲載中。
※1話1600〜2000文字くらいの、下スクロールでサクサク読めるように句読点改行しています。
※主人公は溺愛されまくりですが、一部を除いて恋愛要素は今のところ無い模様。
※サブも含めてタイトルのセンスは壊滅的にありません(自分的にしっくりくるまでちょくちょく変更すると思います)。
異世界でスキルを奪います ~技能奪取は最強のチート~
星天
ファンタジー
幼馴染を庇って死んでしまった翔。でも、それは神様のミスだった!
創造神という女の子から交渉を受ける。そして、二つの【特殊技能】を貰って、異世界に飛び立つ。
『創り出す力』と『奪う力』を持って、異世界で技能を奪って、どんどん強くなっていく
はたして、翔は異世界でうまくやっていけるのだろうか!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる