8 / 117
咲く花月
第8話
しおりを挟む
「それで、無給はありがたいのですがさすがに申し訳ないので出世払いというか、ぼくがお金を手にするまで待っていただきたいのですルカ様」
もっもっもっ。向かいでぼくが作ったスコーンを口いっぱいに詰め込んで、ルクレーシャスさんはこくこくと頷いている。今日のスコーンは干しイチジクのスコーンだ。
髪色を変える魔法をかけてもらってから数日が経った。ルクレーシャスさんはすっかり離宮の生活に慣れたようだ。行儀悪くミルクティーをごくごくと飲み干して、スコーンのカスが口の周りについたまま疑問を放つ。
「どうやってお金を?」
「新しい玩具を作ろうと思います」
コモンルームの片隅で声が上がった。
「ああっ! なぜだ、なぜこのオレがまけるのだ! フローエ、もういちどだ! きさまも、オレがかつまでぬけることはゆるさん!」
コモンルームの隅でいくつか貼り合わせた紙を床に置き、フローエ卿とラルクがゲームに興じている。紙にはマス目がたくさん書かれている。マス目の中には指示が書いてあって、サイコロを振ってマス目を進むようになっているのだ。そう、日本人なら誰でも知っているだろう、人生ゲームである。
「またか! またなのか! なぜオレだけへんなマスでとまる!」
フローエ卿は困った表情で横柄に拳を振り上げた少年に対して大きな体を必死に縮めている。仕立てのいいきめ細かな刺繍の施されたジュストコールに身を包んだぼくと同じ年頃の金髪碧眼の少年。鶺鴒皇ヴェンデルヴェルトの息子で、この国の皇太子ジークフリード・ランド・デ・ランダである。
「あれ、かな?」
「はい。あれです」
ぼくの目から見ると、ジークフリード皇太子の振ったサイコロへ妖精たちが吐息を吹きかけたり、足で蹴ったりして良くない目が出るようにしているのが分かる。ルクレーシャスさんにも見えているらしく、苦笑いしてからティースタンドへ手を伸ばす。
「いいね。子供にも大人にも受けそうだ」
実は昨日の午後、皇王も含めてぼくが作ったボードゲームで遊んでいた。ルクレーシャスさんが離宮に滞在すると言い出したからだ。どうにか偉大なる魔法使いを政治的に皇国へ取り込もうと必死なのである。毎日のように皇宮で部屋を準備すると誘いに来るのだ。それくらい、ルクレーシャスさんの存在は大きいということだろう。
「ルクレーシャス様、これは我が子のジークフリードと申します。ジークフリード、挨拶なさい。偉大なる魔法使いであらせられる、ルクレーシャス・スタンレイ様だ」
「ジークフリード・ランド・デ・ランダであるぞ」
「ジッ、ジークフリードっ! ベステル・ヘクセ殿に失礼だろうっ!」
「構いませんよ。幼子などそんなものです」
「え……っと、皇王におかれましては本日もご機嫌麗しく益々ご健勝のこととお慶び申し上げます」
気まずい。ジークフリード皇太子はね、普通の六歳児ですよ。そもそも皇族として我儘放題甘やかされて育った上に、この国で自分より身分が上の人間など父親しかいないのだ。身分の差を感じ取って相手によって態度を変えるなんて小賢しいこと、まだできないお年頃で当たり前である。ぼくはジークフリード皇太子の態度に青くなる皇王へ心の中で「どんまい」と呟いた。
「……ちちうえ……」
ジークフリード皇太子が退屈を隠しもせず、父である皇王の袖を引っ張る。皇王は冷たい瞳で己の息子を睨み付けた。やめなさいよ。普通の六歳児ってそんなもんだよ。ぼくが特殊なんですよ。中身二十五歳成人男子だって言えたら楽なのに。
「退屈ですよね、皇太子殿下。あちらでぼくと遊びませんか。ぼくが作ったゲームがあるんですよ」
「げぇむ?」
「ええ。人生ゲームと言いまして」
定番だよね。この世界、中世ヨーロッパをざっくり模しているらしくてチェスはあるけど、娯楽が少ない。今まで転生して来た人たちはゲームを作ったりしなかったらしい。いや、そんなに転生者がいなかったのかもしれないけど。
「ヴェン」
「はい、ベステル・ヘクセ殿」
「スヴァンテくんの作ったゲームをあなたもやってみるといいですよ。きっと驚く。この子の聡明さを思い知るよい機会になるでしょう。できればあなたの息子も、これくらい理解できるようになってからお連れなさい」
「……」
つまり貴様の息子はダメだと言いました。興味ないです。次からもう連れて来んな。貴族的言い回しでそういうことです。にっこり微笑んだ顔が余計に怖いですルクレーシャスさん。
「それから、スヴァンくんの家庭教師はわたくしが引き受けるので他の者は断ってね。君の子とは多分、理解度も進み具合も違うから一緒に教えるのは無理だよ。スヴァンくんの邪魔にしかならない。今から嫌というほど思い知るだろうけど」
ぼくでも分かる貴族的言い回しを、ルクレーシャスさんはさらに分かりやすく言い直した。皇王は深く頭を下げたまま固まっている。中身が成人男子のぼくはズルをしているようで居た堪れない。
「スヴァンくん、わたくしも混ぜてもらっていいかな」
「はい。ルカ様はどの色がいいですか?」
「これは全部、君が作ったんだよね?」
「はい」
「この人形も?」
「ええ。暇なので。いつもはラルクと一緒に遊んでいるんですが、時々皆さんが相手をしてくれるので少しずつ人形を増やしたんです」
ルーレットも人形も、木彫りである。前世でハンドクラフト大好き手芸男子だったぼくは自分で言うのも何だが結構、手先が器用だ。ジークフリード皇太子は青い人形を握り締め、譲らないぞと暗に周囲へ訴えている。
「さぁ皇太子殿下。サイコロを振って、出た数字の分だけマスを進んでください。止まったマスに書かれた指示に従いながら、ゴールを目指すというゲームでございます」
「うむ。さいごはおうになるのか。ふけいではないか。おうはちちうえであるぞ」
「皇王陛下は皆の憧れ。尊敬する皇に、戯れの中だけでもなってみたいという小さな願いでございます。お許しいただけませんでしょうか」
「ふむ……ちちうえが、よいというならばゆるそう」
勉強はしてないのに傲慢さだけは学んでいるようだ。その父上はぼくとルクレーシャスさんをちらりと見て、それから激しく頭を上下に揺らした。
「では、皇王陛下が黄色、ルカ様が赤、ぼくが緑、皇太子が青でよろしゅうございますね?」
「うむ」
「ああ……」
皇王は既に顔色が悪い。これ以上、ジークフリード皇太子にこの世界の英雄であるルクレーシャスさんへ無礼を働かれても困る。しかし今さら黙れと自分の息子を連れて帰るわけにも行かぬからだろう。圧力と大人の事情に塗れたゲームスタートである。
「皇太子殿下、三マス進んでください」
「……なんとかいてあるのだ」
「ルーレットを回した分、お金を受け取れます」
もう教育は始まっているだろうに、ジークフリード皇太子はマスに書いてある指示が読めないのである。一方、マスに書かれた細く拙い字は確実にぼくの書いたのものであると推測できる。子供の手って小さいし、力がないから思うように書けないんだよね。
皇王はしきりに額の汗を拭っている。
「手に入れた土地から宝石の鉱脈が見つかった。ルーレットを回した分だけ利益を受け取る。おもしろいね、スヴァンくん」
「ゲームには夢がないといけませんから」
「るーれっととやらをまわしたぞ。それで、オレはいくらもらえる?」
ルーレットの数字を見てぼくは木彫りのコインを四枚、ジークフリード皇太子へ渡した。
「四で止まりましたので、四百ヴァイツ受け取れますよ。皇太子」
「うむ。たいきんか?」
「うう~ん……四百ヴァイツですと、見つかったのは水晶が少々と言ったところでしょうか……」
「すいしょうとは、なんだ?」
「う~ん……よく、家紋を彫った印章やペーパーウェイトなどに使われるのですが……皇国は印章をあまり使わない文化なのでご存知ないかもしれませんね……」
水晶は宝石の中でも比較的安価なもので、産出量も多い。ジークフリード皇太子は満足そうに頷いているが、たったこれだけの間に皇太子にはできていないことが多くあるのだが気づいているだろうか。
もっもっもっ。向かいでぼくが作ったスコーンを口いっぱいに詰め込んで、ルクレーシャスさんはこくこくと頷いている。今日のスコーンは干しイチジクのスコーンだ。
髪色を変える魔法をかけてもらってから数日が経った。ルクレーシャスさんはすっかり離宮の生活に慣れたようだ。行儀悪くミルクティーをごくごくと飲み干して、スコーンのカスが口の周りについたまま疑問を放つ。
「どうやってお金を?」
「新しい玩具を作ろうと思います」
コモンルームの片隅で声が上がった。
「ああっ! なぜだ、なぜこのオレがまけるのだ! フローエ、もういちどだ! きさまも、オレがかつまでぬけることはゆるさん!」
コモンルームの隅でいくつか貼り合わせた紙を床に置き、フローエ卿とラルクがゲームに興じている。紙にはマス目がたくさん書かれている。マス目の中には指示が書いてあって、サイコロを振ってマス目を進むようになっているのだ。そう、日本人なら誰でも知っているだろう、人生ゲームである。
「またか! またなのか! なぜオレだけへんなマスでとまる!」
フローエ卿は困った表情で横柄に拳を振り上げた少年に対して大きな体を必死に縮めている。仕立てのいいきめ細かな刺繍の施されたジュストコールに身を包んだぼくと同じ年頃の金髪碧眼の少年。鶺鴒皇ヴェンデルヴェルトの息子で、この国の皇太子ジークフリード・ランド・デ・ランダである。
「あれ、かな?」
「はい。あれです」
ぼくの目から見ると、ジークフリード皇太子の振ったサイコロへ妖精たちが吐息を吹きかけたり、足で蹴ったりして良くない目が出るようにしているのが分かる。ルクレーシャスさんにも見えているらしく、苦笑いしてからティースタンドへ手を伸ばす。
「いいね。子供にも大人にも受けそうだ」
実は昨日の午後、皇王も含めてぼくが作ったボードゲームで遊んでいた。ルクレーシャスさんが離宮に滞在すると言い出したからだ。どうにか偉大なる魔法使いを政治的に皇国へ取り込もうと必死なのである。毎日のように皇宮で部屋を準備すると誘いに来るのだ。それくらい、ルクレーシャスさんの存在は大きいということだろう。
「ルクレーシャス様、これは我が子のジークフリードと申します。ジークフリード、挨拶なさい。偉大なる魔法使いであらせられる、ルクレーシャス・スタンレイ様だ」
「ジークフリード・ランド・デ・ランダであるぞ」
「ジッ、ジークフリードっ! ベステル・ヘクセ殿に失礼だろうっ!」
「構いませんよ。幼子などそんなものです」
「え……っと、皇王におかれましては本日もご機嫌麗しく益々ご健勝のこととお慶び申し上げます」
気まずい。ジークフリード皇太子はね、普通の六歳児ですよ。そもそも皇族として我儘放題甘やかされて育った上に、この国で自分より身分が上の人間など父親しかいないのだ。身分の差を感じ取って相手によって態度を変えるなんて小賢しいこと、まだできないお年頃で当たり前である。ぼくはジークフリード皇太子の態度に青くなる皇王へ心の中で「どんまい」と呟いた。
「……ちちうえ……」
ジークフリード皇太子が退屈を隠しもせず、父である皇王の袖を引っ張る。皇王は冷たい瞳で己の息子を睨み付けた。やめなさいよ。普通の六歳児ってそんなもんだよ。ぼくが特殊なんですよ。中身二十五歳成人男子だって言えたら楽なのに。
「退屈ですよね、皇太子殿下。あちらでぼくと遊びませんか。ぼくが作ったゲームがあるんですよ」
「げぇむ?」
「ええ。人生ゲームと言いまして」
定番だよね。この世界、中世ヨーロッパをざっくり模しているらしくてチェスはあるけど、娯楽が少ない。今まで転生して来た人たちはゲームを作ったりしなかったらしい。いや、そんなに転生者がいなかったのかもしれないけど。
「ヴェン」
「はい、ベステル・ヘクセ殿」
「スヴァンテくんの作ったゲームをあなたもやってみるといいですよ。きっと驚く。この子の聡明さを思い知るよい機会になるでしょう。できればあなたの息子も、これくらい理解できるようになってからお連れなさい」
「……」
つまり貴様の息子はダメだと言いました。興味ないです。次からもう連れて来んな。貴族的言い回しでそういうことです。にっこり微笑んだ顔が余計に怖いですルクレーシャスさん。
「それから、スヴァンくんの家庭教師はわたくしが引き受けるので他の者は断ってね。君の子とは多分、理解度も進み具合も違うから一緒に教えるのは無理だよ。スヴァンくんの邪魔にしかならない。今から嫌というほど思い知るだろうけど」
ぼくでも分かる貴族的言い回しを、ルクレーシャスさんはさらに分かりやすく言い直した。皇王は深く頭を下げたまま固まっている。中身が成人男子のぼくはズルをしているようで居た堪れない。
「スヴァンくん、わたくしも混ぜてもらっていいかな」
「はい。ルカ様はどの色がいいですか?」
「これは全部、君が作ったんだよね?」
「はい」
「この人形も?」
「ええ。暇なので。いつもはラルクと一緒に遊んでいるんですが、時々皆さんが相手をしてくれるので少しずつ人形を増やしたんです」
ルーレットも人形も、木彫りである。前世でハンドクラフト大好き手芸男子だったぼくは自分で言うのも何だが結構、手先が器用だ。ジークフリード皇太子は青い人形を握り締め、譲らないぞと暗に周囲へ訴えている。
「さぁ皇太子殿下。サイコロを振って、出た数字の分だけマスを進んでください。止まったマスに書かれた指示に従いながら、ゴールを目指すというゲームでございます」
「うむ。さいごはおうになるのか。ふけいではないか。おうはちちうえであるぞ」
「皇王陛下は皆の憧れ。尊敬する皇に、戯れの中だけでもなってみたいという小さな願いでございます。お許しいただけませんでしょうか」
「ふむ……ちちうえが、よいというならばゆるそう」
勉強はしてないのに傲慢さだけは学んでいるようだ。その父上はぼくとルクレーシャスさんをちらりと見て、それから激しく頭を上下に揺らした。
「では、皇王陛下が黄色、ルカ様が赤、ぼくが緑、皇太子が青でよろしゅうございますね?」
「うむ」
「ああ……」
皇王は既に顔色が悪い。これ以上、ジークフリード皇太子にこの世界の英雄であるルクレーシャスさんへ無礼を働かれても困る。しかし今さら黙れと自分の息子を連れて帰るわけにも行かぬからだろう。圧力と大人の事情に塗れたゲームスタートである。
「皇太子殿下、三マス進んでください」
「……なんとかいてあるのだ」
「ルーレットを回した分、お金を受け取れます」
もう教育は始まっているだろうに、ジークフリード皇太子はマスに書いてある指示が読めないのである。一方、マスに書かれた細く拙い字は確実にぼくの書いたのものであると推測できる。子供の手って小さいし、力がないから思うように書けないんだよね。
皇王はしきりに額の汗を拭っている。
「手に入れた土地から宝石の鉱脈が見つかった。ルーレットを回した分だけ利益を受け取る。おもしろいね、スヴァンくん」
「ゲームには夢がないといけませんから」
「るーれっととやらをまわしたぞ。それで、オレはいくらもらえる?」
ルーレットの数字を見てぼくは木彫りのコインを四枚、ジークフリード皇太子へ渡した。
「四で止まりましたので、四百ヴァイツ受け取れますよ。皇太子」
「うむ。たいきんか?」
「うう~ん……四百ヴァイツですと、見つかったのは水晶が少々と言ったところでしょうか……」
「すいしょうとは、なんだ?」
「う~ん……よく、家紋を彫った印章やペーパーウェイトなどに使われるのですが……皇国は印章をあまり使わない文化なのでご存知ないかもしれませんね……」
水晶は宝石の中でも比較的安価なもので、産出量も多い。ジークフリード皇太子は満足そうに頷いているが、たったこれだけの間に皇太子にはできていないことが多くあるのだが気づいているだろうか。
1
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使う事でスキルを強化、更に新スキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった…
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…
※小説家になろう、カクヨムでも掲載しております。
『付与』して『リセット』!ハズレスキルを駆使し、理不尽な世界で成り上がる!
びーぜろ@転移世界のアウトサイダー発売中
ファンタジー
ハズレスキルも組み合わせ次第!?付与とリセットで成り上がる!
孤児として教会に引き取られたサクシュ村の青年・ノアは10歳と15歳を迎える年に2つのスキルを授かった。
授かったスキルの名は『リセット』と『付与』。
どちらもハズレスキルな上、その日の内にステータスを奪われてしまう。
途方に暮れるノア……しかし、二つのハズレスキルには桁外れの可能性が眠っていた!
ハズレスキルを授かった青年・ノアの成り上がりスローライフファンタジー! ここに開幕!
※本作はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
魔力ゼロの忌み子に転生してしまった最強の元剣聖は実家を追放されたのち、魔法の杖を「改造」して成り上がります
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
小説家になろうでジャンル別日間ランキング入り!
世界最強の剣聖――エルフォ・エルドエルは戦場で死に、なんと赤子に転生してしまう。
美少女のように見える少年――アル・バーナモントに転生した彼の身体には、一切の魔力が宿っていなかった。
忌み子として家族からも見捨てられ、地元の有力貴族へ売られるアル。
そこでひどい仕打ちを受けることになる。
しかし自力で貴族の屋敷を脱出し、なんとか森へ逃れることに成功する。
魔力ゼロのアルであったが、剣聖として磨いた剣の腕だけは、転生しても健在であった。
彼はその剣の技術を駆使して、ゴブリンや盗賊を次々にやっつけ、とある村を救うことになる。
感謝されたアルは、ミュレットという少女とその母ミレーユと共に、新たな生活を手に入れる。
深く愛され、本当の家族を知ることになるのだ。
一方で、アルを追いだした実家の面々は、だんだんと歯車が狂い始める。
さらに、アルを捕えていた貴族、カイベルヘルト家も例外ではなかった。
彼らはどん底へと沈んでいく……。
フルタイトル《文字数の関係でアルファポリスでは略してます》
魔力ゼロの忌み子に転生してしまった最強の元剣聖は実家を追放されたのち、魔法の杖を「改造」して成り上がります~父が老弱して家が潰れそうなので戻ってこいと言われてももう遅い~新しい家族と幸せに暮らしてます
こちらの作品は「小説家になろう」にて先行して公開された内容を転載したものです。
こちらの作品は「小説家になろう」さま「カクヨム」さま「アルファポリス」さまに同時掲載させていただいております。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
異世界でスキルを奪います ~技能奪取は最強のチート~
星天
ファンタジー
幼馴染を庇って死んでしまった翔。でも、それは神様のミスだった!
創造神という女の子から交渉を受ける。そして、二つの【特殊技能】を貰って、異世界に飛び立つ。
『創り出す力』と『奪う力』を持って、異世界で技能を奪って、どんどん強くなっていく
はたして、翔は異世界でうまくやっていけるのだろうか!!!
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる