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咲く花月
第5話
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「よし、作ろう」
『何作るの?』
『おいしいの?』
『なに?』
精霊や妖精たちがざわめく。
「うん。作ったら持って来るよ」
紙に必要な材料を書き込んで、料理人のダニーの元へ向かう。途中でテラスの片づけを終えたのだろう、ベッテと出会った。
「ベッテ、ちょっと新しいお菓子を作りたいんですが」
紙を見せると、ベッテは軽く目を瞬かせて頷いた。ベッテやフレートは、ぼくのすることに疑問を差し挟まず言う通りにしてくれるからとてもありがたい。普通なら奇行に走る変な五歳児だよね。ごめんね。
「かしこまりました。材料を準備しましたらお呼びいたします」
「はい。お願いします」
初めはシンプルなスティックパイかな。メープルシロップを間に塗って何層かに重ねたものを焼くのもいいな。デ・ランダ皇国は夏が短くて冬が長い。平均気温も低いから、砂糖といえばビートから作る甜菜糖が一般的だ。サトウキビから作る砂糖はものすごく貴重で高い。でも甜菜糖のちょっとクセのある甘みもぼくは好きだな。折り込んで焼いたら美味しいかなぁ。最初から生地に練り込むより、やっぱ折り込みながら重ねるのがいいよね、多分。
考え事をしながら廊下を歩いていると、後ろから元気な足音が追いかけて来た。
「スヴェン、キッチンにいくのか?」
「うん。新しいお菓子を作ろうと思って」
「うまいのか?」
「うん。多分」
「やった~! はやくいこうぜ!」
文字通り飛び上がって喜びを表すラルクを見てると安心する。ああ、普通ってこういうことだよなぁって。さっきまで庭のあんなに遠くの木に登ってたのにもうここまで戻って来たのかとか、七歳児の脚力ってそんなにすごいっけ? とかそういう疑問が頭を過ったけどいいんだ。ラルクは無邪気で幼児らしくてかわいい。癒し癒し。
「ラルクはそのままでいてね」
「おー? うん?」
首を傾げた乳兄弟へ笑みを向け、ぼくはパイ生地を何層にしようかと考えた。
魔法使いは一週間後、良く晴れた初夏の気持ちよい風が吹く日にやって来た。テラスでラルクと、ぼくお手製のボードゲームをしている所だった。案内されて来た、いかにも魔法使い! と言う感じの刺繍が入ったフードを被った人物を見て、椅子から下りる。
「はじめまして。わたくしはルクレーシャス・スタンレイと申します」
中肉中背……よりは少し細身の男性はフードを取って丁寧にお辞儀をした。ルクレーシャスさんの頭には、金色で三角の耳がある。それがぴくぴくぱたぱた、と動いた。
ケ、ケ、ケ、ケモ耳だあぁ――――――!
俄然、興奮してまいりました! やっぱり異世界転生と言ったらケモ耳ですよね! ああ、尻尾が見たいけど失礼かな。失礼だよね。何の獣人か聞いたらダメかな。うずうずするのを堪えて、握手を求める。
「初めまして、スヴァンテ・フリュクレフです。よろしくお願いします、スタンレイ様」
魔法使いとは、剣技を使用せず魔法のみを極める者の総称である。魔法使いはどの国でも皆、公的に身分が保証されている。デ・ランダ皇国では魔法使いは能力の区別なく子爵と同等の扱いである。ましてや皇王が自ら呼び、離宮への出入りを許可したとなればルクレーシャスさんは名の通った魔法使いである可能性が高い。そしてぼくが文字を読むヲタクのヲタク力を存分に発揮して必死に叩き込んだこの世界の知識の中から、獣人でルクレーシャス・スタンレイという名前の魔法使いに該当する人物はただ一人だ。
生ける伝説、大魔法使い。||かつて勇者と共に魔王を倒した、最高の魔法使いのルクレーシャス・スタンレイ。
ちらり、とルクレーシャスさんが手にした杖に付けられたアクセサリーへ目を向ける。杖に結ばれた青いリボンと、宝石がはめ込まれた金細工の装飾には、盾の中に世界樹と、その根元に剣が刺さっている紋章がある。これはこの世界で唯一、最高の魔法使いの称号を与えられたルクレーシャスさんにのみ許された紋章「ガンツェ・ヴェルトゲボイデ」である。つまり、間違いなくご本人だ。
「汝に命じるもの、この世界におらず。汝の命とあらば何を於いても叶えよう。偉大なる英雄たちに今後千年の謝意を表す」
人間の国々の王は手を組んで魔王討伐に乗り出したが、敵わなかった。その魔王を倒した英雄たちは、国を問わず尊重されることとなった。
『汝に命じるもの、この世界におらず。汝の命とあらば何を於いても叶えよう。偉大なる英雄たちに今後千年の謝意を表す』とは魔王を倒すために手を携えた国々を取りまとめたかつて東にあった王国の王が、勇者一行に国を越えて最大の身分を約束するとした誓約の言葉である。
ぼくが胸に手を当て左足を僅かに後ろへ引くと、ルクレーシャスさんはよく見慣れた表情をした。
「……フリュクレフ公子は随分と昔話に詳しいようですね」
そりゃ、暇だから離宮にある本は片っ端から読み漁ったもの。読書ヲタクは説明書や原材料欄ですら読み込む性を持って生まれているんですよ!
「偉大なる魔法使い様に拝謁できて光栄です」
できるだけ愛想よく微笑んだぼくを見て、ルクレーシャスさんはちょっとだけ目を丸くした。なんだかぼくに初めて会う大人はみんなこんな表情をする。ぼく、皇国語の発音がおかしいのかなぁ。舌っ足らずとかなのかも。
「うわぁ、なぁスヴェン! じゅうじんだ! オレじゅうじんはじめてみる!」
ラルクが無邪気に言い放つ。ベッテが凍り付いてラルクの口を塞ぎながら後ろへ下がる。
「躾が行き届かず申し訳ありません」
平謝りするベッテを後ろへ庇い、できるだけおっとりと微笑んで見せた。
「すみません。ぼくの乳兄弟なんです」
「いえいえ、お気になさらず。おいくつですか?」
「ラルクは七つで、ぼくの二つ上です」
「えっ?! ということは、フリュクレフ公子はまだ五歳なのですか!」
ぼくが答えるとルクレーシャスさんは短く呟き、笑顔のまま固まった。なんだろうこの反応。ぼくごちゃい。中身は二十五歳だからプラス五年で実年齢は三十歳だけどね。
「どうぞ、お掛けください。ルクレーシャス様は苦手な食べ物はございますか。いくつかデザートを用意いたしましたのでお楽しみいただければ幸いです」
ラルクを庭へ放って、ベッテは準備していたデザートの乗ったハイティースタンドをテーブルへ設置していく。あれだ。ヤギを放牧するのに似てる。新緑の庭へ消えて行くラルクの後ろ姿はあっという間に見えなくなった。ねぇほんとラルクの脚力すごくない? 何なの忍者なの?
ベッテがティーカップへ注いだ紅茶をルクレーシャスさんの手元へ運ぶのを見計らって、紅茶を勧める。
「本日はアルゼンルブラ産のファーストフラッシュを用意させていただきました。水色は淡いのですが、香りが高く味は爽やかなのでお口に合うといいのですが」
「……アルゼンルブラ産の茶葉は初めて口にします。恥ずかしながら紅茶の産地とは知りませんでした。おっしゃる通り、香りが華やかでとても美味しいです」
ルクレーシャスさんの返事から、元々貴族階級の出身ではないかと推察する。ならばおそらく、ぼくの両親の話やぼくの社交界での立ち位置などはある程度知っているだろう。貴族的な会話はまどろっこしいけど、相手の背景を探るにはうってつけではある。
「早速で申し訳ありません。皇王陛下から聞き及んでおられるかとは思いますが、ぼくの髪色を魔法で変えていただきたいのです。濡れたり拭いたりしても決して色が戻らないように。それからぼくが望めば髪の色を戻したり、変えたりできるように。お願いできますか」
もうワクワクが止まらないよね! 何がどこまで魔法で出来るか、己の肉体で試してみたい! ひゃっほーい!
『何作るの?』
『おいしいの?』
『なに?』
精霊や妖精たちがざわめく。
「うん。作ったら持って来るよ」
紙に必要な材料を書き込んで、料理人のダニーの元へ向かう。途中でテラスの片づけを終えたのだろう、ベッテと出会った。
「ベッテ、ちょっと新しいお菓子を作りたいんですが」
紙を見せると、ベッテは軽く目を瞬かせて頷いた。ベッテやフレートは、ぼくのすることに疑問を差し挟まず言う通りにしてくれるからとてもありがたい。普通なら奇行に走る変な五歳児だよね。ごめんね。
「かしこまりました。材料を準備しましたらお呼びいたします」
「はい。お願いします」
初めはシンプルなスティックパイかな。メープルシロップを間に塗って何層かに重ねたものを焼くのもいいな。デ・ランダ皇国は夏が短くて冬が長い。平均気温も低いから、砂糖といえばビートから作る甜菜糖が一般的だ。サトウキビから作る砂糖はものすごく貴重で高い。でも甜菜糖のちょっとクセのある甘みもぼくは好きだな。折り込んで焼いたら美味しいかなぁ。最初から生地に練り込むより、やっぱ折り込みながら重ねるのがいいよね、多分。
考え事をしながら廊下を歩いていると、後ろから元気な足音が追いかけて来た。
「スヴェン、キッチンにいくのか?」
「うん。新しいお菓子を作ろうと思って」
「うまいのか?」
「うん。多分」
「やった~! はやくいこうぜ!」
文字通り飛び上がって喜びを表すラルクを見てると安心する。ああ、普通ってこういうことだよなぁって。さっきまで庭のあんなに遠くの木に登ってたのにもうここまで戻って来たのかとか、七歳児の脚力ってそんなにすごいっけ? とかそういう疑問が頭を過ったけどいいんだ。ラルクは無邪気で幼児らしくてかわいい。癒し癒し。
「ラルクはそのままでいてね」
「おー? うん?」
首を傾げた乳兄弟へ笑みを向け、ぼくはパイ生地を何層にしようかと考えた。
魔法使いは一週間後、良く晴れた初夏の気持ちよい風が吹く日にやって来た。テラスでラルクと、ぼくお手製のボードゲームをしている所だった。案内されて来た、いかにも魔法使い! と言う感じの刺繍が入ったフードを被った人物を見て、椅子から下りる。
「はじめまして。わたくしはルクレーシャス・スタンレイと申します」
中肉中背……よりは少し細身の男性はフードを取って丁寧にお辞儀をした。ルクレーシャスさんの頭には、金色で三角の耳がある。それがぴくぴくぱたぱた、と動いた。
ケ、ケ、ケ、ケモ耳だあぁ――――――!
俄然、興奮してまいりました! やっぱり異世界転生と言ったらケモ耳ですよね! ああ、尻尾が見たいけど失礼かな。失礼だよね。何の獣人か聞いたらダメかな。うずうずするのを堪えて、握手を求める。
「初めまして、スヴァンテ・フリュクレフです。よろしくお願いします、スタンレイ様」
魔法使いとは、剣技を使用せず魔法のみを極める者の総称である。魔法使いはどの国でも皆、公的に身分が保証されている。デ・ランダ皇国では魔法使いは能力の区別なく子爵と同等の扱いである。ましてや皇王が自ら呼び、離宮への出入りを許可したとなればルクレーシャスさんは名の通った魔法使いである可能性が高い。そしてぼくが文字を読むヲタクのヲタク力を存分に発揮して必死に叩き込んだこの世界の知識の中から、獣人でルクレーシャス・スタンレイという名前の魔法使いに該当する人物はただ一人だ。
生ける伝説、大魔法使い。||かつて勇者と共に魔王を倒した、最高の魔法使いのルクレーシャス・スタンレイ。
ちらり、とルクレーシャスさんが手にした杖に付けられたアクセサリーへ目を向ける。杖に結ばれた青いリボンと、宝石がはめ込まれた金細工の装飾には、盾の中に世界樹と、その根元に剣が刺さっている紋章がある。これはこの世界で唯一、最高の魔法使いの称号を与えられたルクレーシャスさんにのみ許された紋章「ガンツェ・ヴェルトゲボイデ」である。つまり、間違いなくご本人だ。
「汝に命じるもの、この世界におらず。汝の命とあらば何を於いても叶えよう。偉大なる英雄たちに今後千年の謝意を表す」
人間の国々の王は手を組んで魔王討伐に乗り出したが、敵わなかった。その魔王を倒した英雄たちは、国を問わず尊重されることとなった。
『汝に命じるもの、この世界におらず。汝の命とあらば何を於いても叶えよう。偉大なる英雄たちに今後千年の謝意を表す』とは魔王を倒すために手を携えた国々を取りまとめたかつて東にあった王国の王が、勇者一行に国を越えて最大の身分を約束するとした誓約の言葉である。
ぼくが胸に手を当て左足を僅かに後ろへ引くと、ルクレーシャスさんはよく見慣れた表情をした。
「……フリュクレフ公子は随分と昔話に詳しいようですね」
そりゃ、暇だから離宮にある本は片っ端から読み漁ったもの。読書ヲタクは説明書や原材料欄ですら読み込む性を持って生まれているんですよ!
「偉大なる魔法使い様に拝謁できて光栄です」
できるだけ愛想よく微笑んだぼくを見て、ルクレーシャスさんはちょっとだけ目を丸くした。なんだかぼくに初めて会う大人はみんなこんな表情をする。ぼく、皇国語の発音がおかしいのかなぁ。舌っ足らずとかなのかも。
「うわぁ、なぁスヴェン! じゅうじんだ! オレじゅうじんはじめてみる!」
ラルクが無邪気に言い放つ。ベッテが凍り付いてラルクの口を塞ぎながら後ろへ下がる。
「躾が行き届かず申し訳ありません」
平謝りするベッテを後ろへ庇い、できるだけおっとりと微笑んで見せた。
「すみません。ぼくの乳兄弟なんです」
「いえいえ、お気になさらず。おいくつですか?」
「ラルクは七つで、ぼくの二つ上です」
「えっ?! ということは、フリュクレフ公子はまだ五歳なのですか!」
ぼくが答えるとルクレーシャスさんは短く呟き、笑顔のまま固まった。なんだろうこの反応。ぼくごちゃい。中身は二十五歳だからプラス五年で実年齢は三十歳だけどね。
「どうぞ、お掛けください。ルクレーシャス様は苦手な食べ物はございますか。いくつかデザートを用意いたしましたのでお楽しみいただければ幸いです」
ラルクを庭へ放って、ベッテは準備していたデザートの乗ったハイティースタンドをテーブルへ設置していく。あれだ。ヤギを放牧するのに似てる。新緑の庭へ消えて行くラルクの後ろ姿はあっという間に見えなくなった。ねぇほんとラルクの脚力すごくない? 何なの忍者なの?
ベッテがティーカップへ注いだ紅茶をルクレーシャスさんの手元へ運ぶのを見計らって、紅茶を勧める。
「本日はアルゼンルブラ産のファーストフラッシュを用意させていただきました。水色は淡いのですが、香りが高く味は爽やかなのでお口に合うといいのですが」
「……アルゼンルブラ産の茶葉は初めて口にします。恥ずかしながら紅茶の産地とは知りませんでした。おっしゃる通り、香りが華やかでとても美味しいです」
ルクレーシャスさんの返事から、元々貴族階級の出身ではないかと推察する。ならばおそらく、ぼくの両親の話やぼくの社交界での立ち位置などはある程度知っているだろう。貴族的な会話はまどろっこしいけど、相手の背景を探るにはうってつけではある。
「早速で申し訳ありません。皇王陛下から聞き及んでおられるかとは思いますが、ぼくの髪色を魔法で変えていただきたいのです。濡れたり拭いたりしても決して色が戻らないように。それからぼくが望めば髪の色を戻したり、変えたりできるように。お願いできますか」
もうワクワクが止まらないよね! 何がどこまで魔法で出来るか、己の肉体で試してみたい! ひゃっほーい!
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