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へびのきゅうあい
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しおりを挟む「ぅ……っん、あぁッ」
腕の中で揺らされ、奥をぐちゅりぐちゅりと潰される感覚はすごく気持ちいい。
まだヤトと出会って一ヶ月なのに、この体はヤトのくれる刺激に従順だ。触れられるとひくりと跳ねるし、突かれると甘い声が出る。
このヤトの屋敷に突然連れてこられるのにも、もう慣れた。
ヤトはどうやってるのか俺には全然わからないけれど、向こうとこちらを自由に行き来できるらしい。俺の家の浴室と繋がった理由は、ヤトもわかってなかったみたいだったけど。
ちなみにこっちと向こうの世界の時間は同じように流れてるから、あの日戻ったときにシャワーが出っ放しだったのには、ちょっと焦った。主に水道光熱費的に。そうだ……そろそろ請求が来るんじゃ。
「考え事とは余裕だな」
「……っ、んぁッ、そんな、こと……ひぁッ」
余裕なんて全然ない。
むしろ、別のことを考えてないとすぐに出ちゃいそうなんだって。
「あぁ、っあ、だ、め……おく、したら、出ちゃうッ」
「出せばいい」
「でも……まだ、ヤトが」
「共にイきたいのか?」
そりゃ、そうだろ。コクンと頷くと、ヤトが楽しそうに目を細めて口の端を持ち上げた。
そして、腰を少し引く。抜け落ちてしまいそうな感覚にぞくりと背中が震えて、俺の口からは勝手に甘い吐息が漏れた。
「ならば、少し強くしようか」
「ぁ……っ、それ、は」
抵抗する間もなく、ヤトの手が俺の太ももの裏に回された。
仰向けのまま片足を大きく持ち上げられて、陰部がすべてヤトの目に晒される。大きくて太いヤトのものを咥え込まされている場所をじっくりと見られていると思うだけで、胸の奥からぞくぞくとしたものが込み上がってくる。
そして、抜けかけていたそれを、今度は一気に勢いよく挿入された。
「―――ぁああぁ……ッ!」
衝撃に視界が真っ白になる。
頭も真っ白になって、何も聞こえなくなる……そうなると今度は違う感覚が研ぎ澄まされるのか、自分の内壁がヤトの動きに合わせて蠢いているのがわかる。そんな敏感な場所をヤトの熱が前後する。
その動きに翻弄されて、全身を揺すられて……俺はただただ高い声で鳴くことしかできない。
「は、あッ、……っ、おく、……ぁああッ」
「……は、っ」
ヤトの荒い呼吸が耳元で聞こえる。それが何だか嬉しかった。
あの一切乱れそうにない美しい顔の人外を俺が乱しているのかと思えば、それだけですごく満たされた気持ちになる。
弱いところを潰されて擦られて、奥を突かれると堪らなくて……俺に限界が来るのは思った以上に早かった。
「も、いく……っ、でる……っ」
「あぁ」
奥に熱を感じたのと、俺が達したのはほぼ同時だった。
ひと際強く前後に揺すられたかと思うと、ぐ、と強く腰が押し当てられて、ヤトのものが俺に注ぎ込まれる。その熱にギュッと体に力が入る。
「ぁ……つッ」
びゅる、と俺の出したものがヤトの腹を白く汚した。それがまた、神聖なものを穢しているかのようで興奮する。あー、ちょっと変態っぽいかも。
でも、ヤトの方がもっと変態だ。
俺のナカに精液を注ぎ込みながら、自分の腹に付いた俺の精液を指で絡めとる。そして一瞬も躊躇うことなくそれを口に運んだ。
「ちょ……ヤト……ぁッ」
慌てて止めようとして、まだナカに入ったままのヤトを締め付けてしまう。
もう硬くはないけど、イった直後のナカは敏感で、そんな刺激にすら、ぴくりと体を揺らしてしまう。
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