3 / 143
異世界転生
屋敷の散歩
しおりを挟む
部屋を出てからも驚きの連続だった。
一歩踏みしめるたびに足が沈み込むような豪勢な絨毯に、豪華な絵画や彫刻の飾られた廊下。そして、窓からは燦燦と日が差し込み、鳥がその日差しを受けて気持ちよさそうに鳴いていた。
「ふふ……。どうしました?なんだか面白い顔になっていますよ?」
「そ、そんなことないですわよ?」
慌てて否定するが、こんな豪奢な環境に自分の精神が追い付いていない。キョロキョロと辺りを見回してしまうのは仕方がないと思う。
悪役令嬢である私、レヴィアナの実家がこの世界有数の貴族で巨大なお屋敷に住んでいるというゲーム上の情報は知ってはいたし、設定資料を読んだこともあったが、実際にその中を歩くとその壮麗さには圧倒されるばかりだった。今はこうしてフローラに手を引かれて歩いているからまだいいが、1人になったら間違いなく迷子になるだろう。
「本当に旦那様も心配されていましたのよ?なかなかお目覚めにならないので、お嬢様が死んでしまったのではないかとずっと家中を落ち着きなく回ってらっしゃって……」
そんな大切にされていることがこそばゆかったりもして、なんと言っていいものか分からなかったので、沈黙を回答に変えそっと目を逸らした。そうこうしているうちにリビングの大きな扉の前へとたどり着いた。
フローラが扉を押し開くとそこには20人以上座れるのではないかと思われる大きな長テーブルがあり、すでにアルドリックが1人で席について何か考え事をしているのか俯いていた。私たちに気が付くと優しくほほ笑みすぐにフローラに席へと案内をさせた。
「さぁ、お嬢様こちらへ」
フローラに促されアルドリックの向かいへ座る。「ありがとうございます」とお礼を言うと、フローラはニコリとほほ笑んでからお辞儀をして一歩下がった。
「あら、お茶の用意はまだ済んでいらっしゃらないんですか?」
「セレナが外しているようだったからさ。ほら、勝手に触ると怒るだろ?」
「では、少々お待ちください」
期せずして父ことアルドリックと2人きりになってしまった。いままでこうして異性と2人になるという経験が無かったうえ、さらに相手はゲームでは台詞すら殆ど出てこないため、どんなキャラクターなのか正直わからない。何と声をかけていいか迷っているとアルドリックの方から緊張をほぐすかのように笑顔で声をかけてくれた。
「うん、具合はどうだい?どこか痛むところはないかい?」
「えぇ、大丈夫ですわ。ありがとうございます」
そんな私の返答にアルドリックは何か安心したようにニコリとほほ笑むと、「それは良かった」とつぶやき、ふーっと一息ついた。
「いやー、本当に無事でよかったよ。なんせすっごい爆発だったからね」
「爆発……?」
「そうですよ。本当に凄かったんですから。後で見に行きましょう」
話を合わせるために必死で頭を回転させ始めたところで、お茶の支度を済ませたフローラがゆっくりとワゴンをテーブルへ運んできた。部屋中に甘い紅茶の香りが漂い、それだけで少し緊張がほぐれた。
「お、いつもと違うようだね?」
「よくお分かりに。お嬢様がお目覚めになられましたので少しだけお高い葉をご用意いたしました。お嬢様のお気に入りのやつですよ」
フローラは私と目が合うとニコリとほほ笑んだ。その笑顔に思わず私も笑顔で返すとアルドリックは嬉しそうにうんうんとうなずいた。
「あぁ、アイアンクレスト商会が用意してくれるやつだね。うん、香りが違う。とても素晴らしいよ」
優雅に紅茶をたしなむアルドリックに促され、私はカップを手に取ると香りを楽しみつつ口に含む。芳しい紅茶の香ばしい匂いが鼻腔をくすぐり、舌触りの良い味わいが口いっぱいに広がる。
「えぇ。とてもおいしいわ」
「それは良かったです」
フローラは嬉しそうにほほ笑むと、焼き菓子を机の上に広げゆっくりとお辞儀をして一歩下がった。
「あ、フローラも一緒に話をしようじゃないか。さて……。じゃあ本題に入ろうか」
アルドリックがカップを置くと居住まいを正したのが分かった。私もそれに倣って背筋を伸ばしアルドリックに向き直る。
「まず、レヴィ……君のことだが……」
先ほどまでの柔らかい空気とは打って変わり重い空気が流れ始めたのを感じ、私は息をのみ込む。しかし次の言葉がなかなかアルドリックから出てこず、代わりに聞こえたのはフローラが噴き出す声だった。
「ぷっ!…すみません。でもどうしたんですか?そんな厳格ぶって。旦那様らしくもない」
「ははは!私もいざやってみると恥ずかしくなってしまってね。いやー、済まない済まない」
フローラが噴き出したのをきっかけにアルドリックは先ほどまでの堅い雰囲気を崩し、いつもの優しいほほ笑みへと戻っていた。
「もう……。ごめんなさいね、お嬢様」
「え?いえ、大丈夫ですわ……」
若干置いてけぼり感を感じながらも私はそう返すと、アルドリックはごめんごめんと笑いながら頭を下げた。
「で、レヴィのことなんだが……どこまで覚えているかな?」
「どこまで……?」
正直どこまでと言うか何も分からないので、変にボロを出す前に素直に全部聞いた。何やら『レヴィアナ』は庭で新しい魔法の練習をしていて、その魔法が暴発し大爆発を起こしたらしい。そして、その魔法に気が付いたアルドリックとフローラが慌てて『レヴィアナ』の下へ駆け付けると、そこには意識を失いぐったりとした『レヴィアナ』がいたとのことだった。
「それから2日間、体内の魔力は完全に枯渇してるみたいだし、目は覚まさないしで色々大変だったんだよ?」
「そうなんですの……。本当にご心配をおかけいたしました」
「はは、気にしなくていいよ。娘を心配するのは父の仕事みたいなものだからね」
そう言うとアルドリックはにこりとほほ笑んだ。どうやら『レヴィアナ』は随分と父であるアルドリックや横に座っているフローラに随分愛されているようだった。
「で、だ。その……あれだ。さっきも言ったけど、次あの魔法を使うのはもう少し魔法がうまくなってからのほうが良いかな。またレヴィが吹き飛んでも大変だし、私の寿命も縮んでしまうからね」
さっきから謝ってばかりだったが、それ以外答えようがなかったので「ごめんなさい……」とつぶやくと、アルドリックは苦笑いをしながら首を振った。
「いや、レヴィが悪いわけじゃないよ。それにあんな魔法を使えるなんてさすが私の娘だ。誇らしかったよ」
アルドリックは優しくほほ笑むと、手に持っていたカップをゆっくりと置いた。
「でも本当にまたこうしてレヴィと会話できてよかった。安心ついでに夕食まで休んでくるよ、最近寝不足でね」
「あら、ごゆっくり。何かあればすぐに呼んでくださいね」
「ありがとう。まだ目を覚ましたばかりだし、今日はレヴィについていてくれ」
アルドリックは立ち上がるとフローラにそう言い残し部屋を出て行った。
「最近の旦那様ってば、ずーっとお嬢様の事ばかり考えていたんですよ」
「そうなんですの……?」
「えぇ。仕事中も上の空ですし、この屋敷では旦那様とお嬢様くらいしか使わないノートもお間違いになられたのか大量に購入したりして……」
へぇ。『レヴィアナ』も私と同じでノート愛好家なんだ。勉強熱心だったりしたのかな?
「ところで、これからどうなさいますか?もう少し軽食のご用意もできますし、またお休みになられますか?」
お茶と一緒に出してもらった焼き菓子はとても美味しくてぺろりと食べてしまった。もう少し食べたい気持ちもあったけど、それは夕食に取っておこう。
「そうですわね。それよりもさっきのわたくしが作った大穴というモノを見てみたいですわ」
「かしこまりました。では、ご案内いたしますね」
フローラに先導され私は席を立ち、その後ろを付いて行く。
早速未知の冒険が始まったようで胸の高鳴りがおさまらなかった。
一歩踏みしめるたびに足が沈み込むような豪勢な絨毯に、豪華な絵画や彫刻の飾られた廊下。そして、窓からは燦燦と日が差し込み、鳥がその日差しを受けて気持ちよさそうに鳴いていた。
「ふふ……。どうしました?なんだか面白い顔になっていますよ?」
「そ、そんなことないですわよ?」
慌てて否定するが、こんな豪奢な環境に自分の精神が追い付いていない。キョロキョロと辺りを見回してしまうのは仕方がないと思う。
悪役令嬢である私、レヴィアナの実家がこの世界有数の貴族で巨大なお屋敷に住んでいるというゲーム上の情報は知ってはいたし、設定資料を読んだこともあったが、実際にその中を歩くとその壮麗さには圧倒されるばかりだった。今はこうしてフローラに手を引かれて歩いているからまだいいが、1人になったら間違いなく迷子になるだろう。
「本当に旦那様も心配されていましたのよ?なかなかお目覚めにならないので、お嬢様が死んでしまったのではないかとずっと家中を落ち着きなく回ってらっしゃって……」
そんな大切にされていることがこそばゆかったりもして、なんと言っていいものか分からなかったので、沈黙を回答に変えそっと目を逸らした。そうこうしているうちにリビングの大きな扉の前へとたどり着いた。
フローラが扉を押し開くとそこには20人以上座れるのではないかと思われる大きな長テーブルがあり、すでにアルドリックが1人で席について何か考え事をしているのか俯いていた。私たちに気が付くと優しくほほ笑みすぐにフローラに席へと案内をさせた。
「さぁ、お嬢様こちらへ」
フローラに促されアルドリックの向かいへ座る。「ありがとうございます」とお礼を言うと、フローラはニコリとほほ笑んでからお辞儀をして一歩下がった。
「あら、お茶の用意はまだ済んでいらっしゃらないんですか?」
「セレナが外しているようだったからさ。ほら、勝手に触ると怒るだろ?」
「では、少々お待ちください」
期せずして父ことアルドリックと2人きりになってしまった。いままでこうして異性と2人になるという経験が無かったうえ、さらに相手はゲームでは台詞すら殆ど出てこないため、どんなキャラクターなのか正直わからない。何と声をかけていいか迷っているとアルドリックの方から緊張をほぐすかのように笑顔で声をかけてくれた。
「うん、具合はどうだい?どこか痛むところはないかい?」
「えぇ、大丈夫ですわ。ありがとうございます」
そんな私の返答にアルドリックは何か安心したようにニコリとほほ笑むと、「それは良かった」とつぶやき、ふーっと一息ついた。
「いやー、本当に無事でよかったよ。なんせすっごい爆発だったからね」
「爆発……?」
「そうですよ。本当に凄かったんですから。後で見に行きましょう」
話を合わせるために必死で頭を回転させ始めたところで、お茶の支度を済ませたフローラがゆっくりとワゴンをテーブルへ運んできた。部屋中に甘い紅茶の香りが漂い、それだけで少し緊張がほぐれた。
「お、いつもと違うようだね?」
「よくお分かりに。お嬢様がお目覚めになられましたので少しだけお高い葉をご用意いたしました。お嬢様のお気に入りのやつですよ」
フローラは私と目が合うとニコリとほほ笑んだ。その笑顔に思わず私も笑顔で返すとアルドリックは嬉しそうにうんうんとうなずいた。
「あぁ、アイアンクレスト商会が用意してくれるやつだね。うん、香りが違う。とても素晴らしいよ」
優雅に紅茶をたしなむアルドリックに促され、私はカップを手に取ると香りを楽しみつつ口に含む。芳しい紅茶の香ばしい匂いが鼻腔をくすぐり、舌触りの良い味わいが口いっぱいに広がる。
「えぇ。とてもおいしいわ」
「それは良かったです」
フローラは嬉しそうにほほ笑むと、焼き菓子を机の上に広げゆっくりとお辞儀をして一歩下がった。
「あ、フローラも一緒に話をしようじゃないか。さて……。じゃあ本題に入ろうか」
アルドリックがカップを置くと居住まいを正したのが分かった。私もそれに倣って背筋を伸ばしアルドリックに向き直る。
「まず、レヴィ……君のことだが……」
先ほどまでの柔らかい空気とは打って変わり重い空気が流れ始めたのを感じ、私は息をのみ込む。しかし次の言葉がなかなかアルドリックから出てこず、代わりに聞こえたのはフローラが噴き出す声だった。
「ぷっ!…すみません。でもどうしたんですか?そんな厳格ぶって。旦那様らしくもない」
「ははは!私もいざやってみると恥ずかしくなってしまってね。いやー、済まない済まない」
フローラが噴き出したのをきっかけにアルドリックは先ほどまでの堅い雰囲気を崩し、いつもの優しいほほ笑みへと戻っていた。
「もう……。ごめんなさいね、お嬢様」
「え?いえ、大丈夫ですわ……」
若干置いてけぼり感を感じながらも私はそう返すと、アルドリックはごめんごめんと笑いながら頭を下げた。
「で、レヴィのことなんだが……どこまで覚えているかな?」
「どこまで……?」
正直どこまでと言うか何も分からないので、変にボロを出す前に素直に全部聞いた。何やら『レヴィアナ』は庭で新しい魔法の練習をしていて、その魔法が暴発し大爆発を起こしたらしい。そして、その魔法に気が付いたアルドリックとフローラが慌てて『レヴィアナ』の下へ駆け付けると、そこには意識を失いぐったりとした『レヴィアナ』がいたとのことだった。
「それから2日間、体内の魔力は完全に枯渇してるみたいだし、目は覚まさないしで色々大変だったんだよ?」
「そうなんですの……。本当にご心配をおかけいたしました」
「はは、気にしなくていいよ。娘を心配するのは父の仕事みたいなものだからね」
そう言うとアルドリックはにこりとほほ笑んだ。どうやら『レヴィアナ』は随分と父であるアルドリックや横に座っているフローラに随分愛されているようだった。
「で、だ。その……あれだ。さっきも言ったけど、次あの魔法を使うのはもう少し魔法がうまくなってからのほうが良いかな。またレヴィが吹き飛んでも大変だし、私の寿命も縮んでしまうからね」
さっきから謝ってばかりだったが、それ以外答えようがなかったので「ごめんなさい……」とつぶやくと、アルドリックは苦笑いをしながら首を振った。
「いや、レヴィが悪いわけじゃないよ。それにあんな魔法を使えるなんてさすが私の娘だ。誇らしかったよ」
アルドリックは優しくほほ笑むと、手に持っていたカップをゆっくりと置いた。
「でも本当にまたこうしてレヴィと会話できてよかった。安心ついでに夕食まで休んでくるよ、最近寝不足でね」
「あら、ごゆっくり。何かあればすぐに呼んでくださいね」
「ありがとう。まだ目を覚ましたばかりだし、今日はレヴィについていてくれ」
アルドリックは立ち上がるとフローラにそう言い残し部屋を出て行った。
「最近の旦那様ってば、ずーっとお嬢様の事ばかり考えていたんですよ」
「そうなんですの……?」
「えぇ。仕事中も上の空ですし、この屋敷では旦那様とお嬢様くらいしか使わないノートもお間違いになられたのか大量に購入したりして……」
へぇ。『レヴィアナ』も私と同じでノート愛好家なんだ。勉強熱心だったりしたのかな?
「ところで、これからどうなさいますか?もう少し軽食のご用意もできますし、またお休みになられますか?」
お茶と一緒に出してもらった焼き菓子はとても美味しくてぺろりと食べてしまった。もう少し食べたい気持ちもあったけど、それは夕食に取っておこう。
「そうですわね。それよりもさっきのわたくしが作った大穴というモノを見てみたいですわ」
「かしこまりました。では、ご案内いたしますね」
フローラに先導され私は席を立ち、その後ろを付いて行く。
早速未知の冒険が始まったようで胸の高鳴りがおさまらなかった。
5
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説

【完結】投げる男〜異世界転移して石を投げ続けたら最強になってた話〜
心太
ファンタジー
【何故、石を投げてたら賢さと魅力も上がるんだ?!】
(大分前に書いたモノ。どこかのサイトの、何かのコンテストで最終選考まで残ったが、その後、日の目を見る事のなかった話)
雷に打たれた俺は異世界に転移した。
目の前に現れたステータスウインドウ。そこは古風なRPGの世界。その辺に転がっていた石を投げてモンスターを倒すと経験値とお金が貰えました。こんな楽しい世界はない。モンスターを倒しまくってレベル上げ&お金持ち目指します。
──あれ? 自分のステータスが見えるのは俺だけ?
──ステータスの魅力が上がり過ぎて、神話級のイケメンになってます。
細かい事は気にしない、勇者や魔王にも興味なし。自分の育成ゲームを楽しみます。
俺は今日も伝説の武器、石を投げる!
【完結】伯爵令嬢が効率主義の権化だったら。 ~社交の輪を広げてたらやっぱりあの子息が乱入してきましたが、それでも私はマイペースを貫きます~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「『和解』が成ったからといってこのあと何も起こらない、という保証も無いですけれどね」
まぁ、相手もそこまで馬鹿じゃない事を祈りたいところだけど。
***
社交界デビューで、とある侯爵子息が伯爵令嬢・セシリアのドレスを汚す粗相を侵した。
そんな事実を中心にして、現在社交界はセシリアと伯爵家の手の平の上で今も尚踊り続けている。
両者の和解は、とりあえず正式に成立した。
しかしどうやらそれは新たな一悶着の始まりに過ぎない気配がしていた。
もう面倒なので、ここで引き下がるなら放っておく。
しかし再びちょっかいを出してきた時には、容赦しない。
たとえ相手が、自分より上位貴族家の子息であっても。
だって正当性は、明らかにこちらにあるのだから。
これはそんな令嬢が、あくまでも「自分にとってのマイペース」を貫きながら社交に友情にと勤しむ物語。
◇ ◆ ◇
最低限の『貴族の義務』は果たしたい。
でもそれ以外は「自分がやりたい事をする」生活を送りたい。
これはそんな願望を抱く令嬢が、何故か自分の周りで次々に巻き起こる『面倒』を次々へと蹴散らせていく物語・『効率主義な令嬢』シリーズの第4部作品です。
※本作品までのあらすじを第1話に掲載していますので、本編からでもお読みいただけます。
もし「きちんと本作を最初から読みたい」と思ってくださった方が居れば、第2部から読み進める事をオススメします。
(第1部は主人公の過去話のため、必読ではありません)
以下のリンクを、それぞれ画面下部(この画面では目次の下、各話画面では「お気に入りへの登録」ボタンの下部)に貼ってあります。
●物語第1部・第2部へのリンク
●本シリーズをより楽しんで頂ける『各話執筆裏話』へのリンク
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる