ドラゴンヤクザ

＊リィリにイタズラしてた時の話

俺がよく家に来るようになって、理知はいつも嬉しそうに俺を出迎えてくれた。
しかしまだ５才のせいか銭湯のあとだからか、我慢出来ず途中で眠ってしまうときがある。

今日も俺の膝の上で舟を漕ぎはじめ、そのまま眠ってしまった。

座布団を折り曲げて枕にしてやり、理知を横たわらせる。
そして俺もその横に添い寝した。

リィリともよくこうやって一緒に寝ていた。
と言っても俺はほとんど眠るということはなかった。
基本的に眠らなくても平気だということもあったが、眠っているリィリを眺めるのが好きだったからだ。

美しい金色の髪、透き通るような肌、閉じていても分かる円らな瞳、小さく可愛らしい鼻、桜貝のような唇。
そしてなんと言っても俺が好きだったのは…リィリの胸だった。

竜に性欲なんてものはない。
そもそも性別すらなかったはずだ。
なのに水竜のころの俺はリィリの胸に明らかに欲情していた。

眠っているリィリに気付かれないように、爪でリィリの胸を隠している貝殻を外す。ちなみにこれは俺が陸から探してプレゼントしたものだ。
リィリの胸はデカ過ぎず小さ過ぎず綺麗なお椀型。
乳首も控えめで唇よりは薄い桜色だった。

俺の舌は普段は分厚く口に収まる程度の長さだが、自分の意志で形状を変えられる。
長く細く伸ばしてリィリの乳首をツンと突いた。

「ん……ぅ…」

リィリは眠っていても反応を示す。
それがまた可愛くて止められない。

チロ、チロ、と舐めてみる。

「ぁ…ん、ふ……」

無意識か手で胸を隠そうとしたので、それも舌で払い除けた。
今度は舌を２つに割り、両乳首を同時にクニクニと弄る。

「んぅ…、や…ぁん…」

リィリはもう手で胸を隠そうとはしなかったが、何かに縋るように手を伸ばしたので俺の手を差し出してやると爪をギュッと掴んできた。
何故だか興奮して舌の動きを早める。

「んっ、ん…ぁあ……、すい、りゅ…さん…っ」
「っー！」

人魚でもイク感覚はあるのだろうか。
ピクンピクンと震えると、リィリは完全に力が抜けたみたいに水に流されそうになったのでこちらに引き寄せる。
貝殻を胸に戻してやり、俺はリィリが目覚めても何事も無いフリを装おった。



「…」

目の前で寝息を立てる理知を見る。
胸に手を伸ばし触ってみる。
当たり前だがつるぺただ。
これに欲情出来るほど俺も落ちちゃいない。
欲情出来たとしてもまだ手は出さない。

手を出すのは理知が俺に惚れてくれるまで、そして理知が高校を卒業するまではなるべく最後まで手を出さないつもりだ。

それまで死なずに頑張らねぇとな…。

「んぅ…おじさん……」
「…」

な、なるべく…、なるべくな！