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第7章 新たな進化
22話 反抗する平民達
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ヒロトシは、ターラ奴隷商会から10人の犠牲者を購入して、更に10人人材を揃えた。
「君達には、サンライトの飲食店で働いてもらうからよろしくお願いいたします」
「「「「「はい!」」」」」
ヒロトシは、購入したばかりの人間を1号店に配置した。そして、1号店で働いてもらっていた人間を3号店に行ってもらった。
サンライト3号店は、聖教国でもすぐに人気店となった。
「これは砂糖を使っているの?」
「なんで、こんなに安いんだ?」
「うちの店は、ポーション屋と同じ主人なんです」
「あのポーション屋と?」
「はい。だから、砂糖も独自のルートで仕入れさせていただいてます」
「砂糖までも独自のルートを?」
「本当にすごいお人だな」
「ヒロトシ様のおかげで、ポーションも安く購入できるようになって、無理なく冒険者の依頼が受けれるようになったんだぜ」
「ああ。ポーションは冒険者にとって生命線だからな」
「本当にヒロトシ様々だな」
「ええ。ご主人様はすごいお人です」
サンライト3号店では、冒険者や町の人の笑い声が聞こえていた。
今は、冒険者達が生活に余裕が出てきたところで町の人間は富裕層である店を経営していた人間が、ちらほらサンライトに食事を楽しみ出してきていたのだ。
ミトンの町の人間のようにゆとりが出るまでにはもう少し時間がかかりそうだと、ヒロトシは思っていた。
冒険者達が、ポーションを安く購入できるようになって、今まで以上に薬草はもちろんだが、魔物の素材を持って帰れるようになった。
これにより、聖教国の経済が回り出してきた。こうなって来ると、冒険者達の装備品がグレードアップする。
冒険者達に元気が戻って来ると、生産職の職人が冒険者を護衛に雇い、ダンジョンに向かい始めたのである。
こうなって来ると、立場が危うくなってくるのが教会本部の人間達だった。
「なぁ、聖教国って教会が要らないんじゃねぇ?」
「確かに、生活が楽になってきたのは、ヒロトシさんのポーション屋のおかげだよな」
「ああ。薬草問屋が潰れたことで経済が回り出してきたもんな」
「あたしの子供も、風邪をひいたけど教会は役に立たなかったよ」
「あたしの子供も、ヒロトシさんのところの風邪薬があって本当に良かったよ」
「だよな。教会は何かというと高い治療費を取りやがるから、万が一の時のために金を貯めとかなきゃいけなかったからな」
「だよな、ヒロトシさんのポーション屋ができて、そういう危機感がなくなったもんな」
聖教国の人間は、ヒロトシに感謝して噂していたのだ。今までは、何かあった時の神頼みではないが聖職者に頼み治療していたが、今や平民達の生活が楽になって、ヒロトシの店が教会の代わりになっていた。
教会本部では、教会の威厳が失われてきて、教会内部で教皇に訴えが出てきていた。今まで、こんな事はあり得ない事だった。
「大司祭様、このままでは本当に聖教国が!」
「黙れ!いま教皇様と話し合っているのだ」
「しかし、薬草問屋が潰れてしまって、町では教会は疫病神を奉っているのかと言われているのです。こんな屈辱的な事、私は耐えられません!」
「誰だそんな馬鹿げた事を!聖騎士達は何をやっておるのだ!」
「今や、教会の威厳は地に落ちております」
「馬鹿な事を申すな!」
「大司祭様、世論の声をお聞きください。今や教皇様を疑う平民達で溢れています」
「何を言う。そのようなこと教皇様の耳に入ったらどのような事になると思っておる!」
「大司祭様、ここは聖女様に助けてもらうしかありません」
「な、何を言う・・・・・・聖女様を俗世間にふれさしてなんとする?」
「もう、教会の威厳を取り戻すには、聖女様の力を借りるしかありません!」
「そうです!大司祭様から、教皇様に提案を!」
今はもう、教皇と謁見ができないでいた。教皇と面会というより、会議で会う事ができるのは大幹部だけだった。
「今もこれからも、聖女様が民衆の前に姿を見せる事はない!」
大司祭も必死でいいわけをして、聖女が人前に姿を見せる事はないと言っていた。聖女が聖教国を脱走したというのは教皇と大幹部しかしらない事だったからだ。
「とにかく、教会の事は教皇様に任せておけばいいのだ!お前達は我らの指示に従え。わかったな!」
司祭や司教は、やるせない気持ちで下を向いて奥歯を噛み締めていた。自分達も教会がボロボロになる前になんとかしたかったのだ。
しかし、何も出来ない自分達の不甲斐なさに何も言えなかった。
その頃、シュガーの村ではヒロトシと聖女ハンナが話し合っていた。
「ハンナさん、そろそろ人前に出る準備をよろしくお願いいたします」
「はい。聖教国はどうなっていますか?」
「聖教国は、賑わってきてますよ。ただ教会がこのままでは崩壊するかもね」
「崩壊ってどういうわけですか?」
「今や、お布施は全くないですね。町の人間は教会は要らないとすら思っています」
「何でそんなことに?」
「まぁ、ギルドと町のポーション屋があれば十分成り立ってますからね。しかし、やはり聖教国は女神様の教えを広めないといけないから、滅亡すると困ります」
「当たり前です!」
「なので、聖女様が聖教国のトップに立って、人前に出ていただきます。ハンナさんと面識がある人は教皇と大幹部以外でいますか?」
「聖騎士団団長なら、二、三度会った事がありますが、ジーク団長が覚えているかわかりません」
ヒロトシは、それを聞いてニヤリと笑った。
「君達には、サンライトの飲食店で働いてもらうからよろしくお願いいたします」
「「「「「はい!」」」」」
ヒロトシは、購入したばかりの人間を1号店に配置した。そして、1号店で働いてもらっていた人間を3号店に行ってもらった。
サンライト3号店は、聖教国でもすぐに人気店となった。
「これは砂糖を使っているの?」
「なんで、こんなに安いんだ?」
「うちの店は、ポーション屋と同じ主人なんです」
「あのポーション屋と?」
「はい。だから、砂糖も独自のルートで仕入れさせていただいてます」
「砂糖までも独自のルートを?」
「本当にすごいお人だな」
「ヒロトシ様のおかげで、ポーションも安く購入できるようになって、無理なく冒険者の依頼が受けれるようになったんだぜ」
「ああ。ポーションは冒険者にとって生命線だからな」
「本当にヒロトシ様々だな」
「ええ。ご主人様はすごいお人です」
サンライト3号店では、冒険者や町の人の笑い声が聞こえていた。
今は、冒険者達が生活に余裕が出てきたところで町の人間は富裕層である店を経営していた人間が、ちらほらサンライトに食事を楽しみ出してきていたのだ。
ミトンの町の人間のようにゆとりが出るまでにはもう少し時間がかかりそうだと、ヒロトシは思っていた。
冒険者達が、ポーションを安く購入できるようになって、今まで以上に薬草はもちろんだが、魔物の素材を持って帰れるようになった。
これにより、聖教国の経済が回り出してきた。こうなって来ると、冒険者達の装備品がグレードアップする。
冒険者達に元気が戻って来ると、生産職の職人が冒険者を護衛に雇い、ダンジョンに向かい始めたのである。
こうなって来ると、立場が危うくなってくるのが教会本部の人間達だった。
「なぁ、聖教国って教会が要らないんじゃねぇ?」
「確かに、生活が楽になってきたのは、ヒロトシさんのポーション屋のおかげだよな」
「ああ。薬草問屋が潰れたことで経済が回り出してきたもんな」
「あたしの子供も、風邪をひいたけど教会は役に立たなかったよ」
「あたしの子供も、ヒロトシさんのところの風邪薬があって本当に良かったよ」
「だよな。教会は何かというと高い治療費を取りやがるから、万が一の時のために金を貯めとかなきゃいけなかったからな」
「だよな、ヒロトシさんのポーション屋ができて、そういう危機感がなくなったもんな」
聖教国の人間は、ヒロトシに感謝して噂していたのだ。今までは、何かあった時の神頼みではないが聖職者に頼み治療していたが、今や平民達の生活が楽になって、ヒロトシの店が教会の代わりになっていた。
教会本部では、教会の威厳が失われてきて、教会内部で教皇に訴えが出てきていた。今まで、こんな事はあり得ない事だった。
「大司祭様、このままでは本当に聖教国が!」
「黙れ!いま教皇様と話し合っているのだ」
「しかし、薬草問屋が潰れてしまって、町では教会は疫病神を奉っているのかと言われているのです。こんな屈辱的な事、私は耐えられません!」
「誰だそんな馬鹿げた事を!聖騎士達は何をやっておるのだ!」
「今や、教会の威厳は地に落ちております」
「馬鹿な事を申すな!」
「大司祭様、世論の声をお聞きください。今や教皇様を疑う平民達で溢れています」
「何を言う。そのようなこと教皇様の耳に入ったらどのような事になると思っておる!」
「大司祭様、ここは聖女様に助けてもらうしかありません」
「な、何を言う・・・・・・聖女様を俗世間にふれさしてなんとする?」
「もう、教会の威厳を取り戻すには、聖女様の力を借りるしかありません!」
「そうです!大司祭様から、教皇様に提案を!」
今はもう、教皇と謁見ができないでいた。教皇と面会というより、会議で会う事ができるのは大幹部だけだった。
「今もこれからも、聖女様が民衆の前に姿を見せる事はない!」
大司祭も必死でいいわけをして、聖女が人前に姿を見せる事はないと言っていた。聖女が聖教国を脱走したというのは教皇と大幹部しかしらない事だったからだ。
「とにかく、教会の事は教皇様に任せておけばいいのだ!お前達は我らの指示に従え。わかったな!」
司祭や司教は、やるせない気持ちで下を向いて奥歯を噛み締めていた。自分達も教会がボロボロになる前になんとかしたかったのだ。
しかし、何も出来ない自分達の不甲斐なさに何も言えなかった。
その頃、シュガーの村ではヒロトシと聖女ハンナが話し合っていた。
「ハンナさん、そろそろ人前に出る準備をよろしくお願いいたします」
「はい。聖教国はどうなっていますか?」
「聖教国は、賑わってきてますよ。ただ教会がこのままでは崩壊するかもね」
「崩壊ってどういうわけですか?」
「今や、お布施は全くないですね。町の人間は教会は要らないとすら思っています」
「何でそんなことに?」
「まぁ、ギルドと町のポーション屋があれば十分成り立ってますからね。しかし、やはり聖教国は女神様の教えを広めないといけないから、滅亡すると困ります」
「当たり前です!」
「なので、聖女様が聖教国のトップに立って、人前に出ていただきます。ハンナさんと面識がある人は教皇と大幹部以外でいますか?」
「聖騎士団団長なら、二、三度会った事がありますが、ジーク団長が覚えているかわかりません」
ヒロトシは、それを聞いてニヤリと笑った。
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