112 / 347
第3章 新しい研磨
37話 ミトンの町から塩が無くなる
しおりを挟む
ヒロトシは、シルフォードが真実を暴き出し今回の件をなんとかしてくれると思っていた。そして、家に帰るとセバスが迎え入れてくれた。
「旦那様おかえりなさいませ」
「ああ、ただいま」
「シルフォード様には真実を?」
「抜き打ちで監視官を送るらしい。これで多分不幸になる人間がいなくなると思うよ」
「そうですか。これで、ナミの旦那もうかばれるでしょうね」
「そうだな……」
「どうかいたしましたか?」
「いや……何でもないよ。シルフォード様はこれからがしんどいだろうなと思ってな」
ヒロトシの想像した通りになった。ケルビンやその部下達によって、横領が発覚したのだ。それによりケルビンは罪に問われ、何人ものも従業員を過労死させ、その家族を奴隷へと落とした罪に問われ処刑された。
ケルビンの部下は、鉱山送りとなり死ぬまで強制労働となり、秘書のソフィアのような借金のかたに言いなりになっていた人間は、無罪放免とされた。ただし、従業員たちの借金は無くならず返していく事になる。
そして、㋪美研にこの知らせが届いた。
「ご主人様、本当にありがとうございます。これで旦那も浮かばれると思います」
「本当にありがとうございます。これでお兄ちゃんも喜んでいると思います」
「ああ……本当によかったな。しかし、お前達の様に奴隷に落とされた人間はもう……」
「あたし達はまだ幸せです。ご主人様に拾って頂けました。でも、他の人達は奴隷としての人生を……」
「そうだな」
今回の事で、ララとナミはヒロトシに何回も頭を下げて感謝したのだった。
そして、今度はこの事件の事でシルフォードはピンチになるのであった。ミトン塩精製工場には、後任の人間が就任したが働き手が全く見つからなかった。
「どういう事だ!これでは、ミトンの町に塩が全く入ってこないではないか!」
「シルフォード様……いかがなさいましょう?」
「どうするも何も、ミトンの町で募集をかけるしかあるまい」
「それが……」
「どうかしたのか?はっきり申せ!」
「ミトンの町は、ヒロトシ様のおかげで住みやすく闇ギルドが無い町となっています」
「それがどうしたというのだ?」
「つまり、そんな町を出て行く理由がないのです。当然ガーラの町に出張する人間など皆無と言ってもいいのです」
「ぐううう……」
「それに……ガーラの町からは、塩の輸出がとまってしまいました」
「それはなぜだ?」
「ガーラの町の人間のボイコットです……」
「何でボイコットが?」
「ガーラの町の人間は、ミトンの町に不信感が膨れていまして、今回の事件で罪のない人間が何人も過労死、そして奴隷へと落とされた事が広まっていて謝罪、損害賠償と数年間塩の輸出は見送らせてもらいたいと……」
「馬鹿な……」
「そういう情況でミトン塩工場に、現地の人間が働きたいと言ってくる人間は一人もいないのです」
シルフォードは頭を抱えてしまった。ヒロトシがセバスに言った事が現実のものとなってしまったのだ。シルフォードは、何とかして人員を確保しようとしたが、更なる被害がもたされたのだ。
「シルフォード様!大変です。ガーラの領主様から、ミトン塩精製工場を取り潰してほしいと要請が!」
「何故、そんな事を⁉」
「町の人間が、悪魔の工場の取り潰しを要求してきたようですが、多分それは違ってこちらの方がメイン要求です。土地の税金を要求してきました」
「ばかな!今は売り上げもない工場だぞ?」
「町の人間を酷使させた売り上げがあるだろうと……その売り上げから出せばいいと……」
そんな金はミトンには入ってきていない。全部ケルビンが賄賂として使ってしまったからだ。ようは、賄賂を貰った貴族が得した形になっただけである。
このままでは、ミトン塩精製工場は取り潰すとガーラの領主から申し出があった。そして、新しく就任した人間から辞退する意向が出てしまった。
「シルフォード様……今回ガーラへの出向辞退させていただきたい」
「何を言っている?」
「あの町に今ミトンの町の人間は行けません……悪名がふれ渡り、ミトンの人間は殺されてしまいます。いくら町に塩が無くなると言っても、そんな中に町のためとはいえ喜んで跳びこもうという人間はいません。わたしも何とか協力はしたいと思いますが、こればかりはご勘弁を願います」
「マーチスちょっと待ってくれ。なんとかこの状況を改善して見せる。考えを改めてくれないか?」
「こればかりは申し訳ございません。仮に、この事件が収束したとしても、あの町に行って命の保証がある訳ではありません」
「な、何を……言っておる?」
「例えばですよ?過労死された遺族が全員奴隷に落とされたと言えますか?あの工場で責任者として就任しても、その恐怖をいつも考えて行かないといけないのです。そんな精神をすり減らす職場はわたしには無理でございます」
マーチスの言う事は当然の事だった。損害賠償を町に払ってもその遺族に届く事はないだろう。そうなればミトン工場は町の人間からは、いつも白い目に晒され、何が起こるかわからないのが今の状況だった。
もし、マーチスに何かあったとしても、ガーラの町の人間はあの工場の人間なら、自業自得だと思うのが当然だった。
「だが、誰かがやらなければ、ミトンの町に塩を全く入ってこないのだ……」
「それは、わたしでなくてもいいでしょう。と言うより、その誰かはたぶん誰もいないと思いますよ。当然ですがわたしはお断りします」
マーチスを責める事は誰も出来なかった。責めたら自分が行く事になるからだ。誰でも命が惜しいのである。それだけ言って、マーチスはシルフォード達がいる会議室から、一礼をして出て行ってしまった。
「くっ……どうしたらよいのだ……」
「シルフォード様……これはもうヒロトシ様に助けを求めた方が……」
「それしか本当にないのか……」
シルフォードは、ヒロトシの手を煩わせたくなかった。今回の調査もしてもらい、後始末もやってもらう事になれば自分のいる意味が無くなるのを恐れていた。
しかし、どうしようもないのも事実だったのが、どうしてもやるせない気持ちでいっぱいだった。そして、それから一ヶ月会議を開いて対応策を考えていたが、どうにもならなかった。
「ヒロトシ君の協力をお願いしたい……どうかこの通りだ!」
シルフォードと役員達が頭を下げに、㋪美研に訪問した。
「ちょっと待ってくださいよ。シルフォード様頭を上げてください。皆さんも何をやっているのですか?」
「申し訳ない!もう我々だけではどうにもならんのだ。このままでは塩の備蓄も底をつき、数年前の再来となるだろう。どうか力を貸してほしい」
「今の状況はいくら俺でも無理ですよ。実際ミトン塩工場で、ガーラの町にはとんでもない損害を与えているのは事実でしょ?」
「そ、それは……」
「それを水に流せと、ガーラに言っても向こうが納得するはずがないでしょ?」
「しかし、このままでは……」
「損害賠償を払い続けてもどうしようもないしな……数年間は塩の輸出はしないと言ってきているんですよね?」
「何故それを?」
「そんなのちょっと考えたらわかりますよ」
「それで塩工場は取り潰すか。土地の税金を値上げられてしまったのだ。このままでは塩工場は解体して、売りに出さないといけない状況で、そうなれば本当に塩は一切入ってこなくなる」
「まあ、工場があっても従業員が集まらず、稼働できないんじゃあっても一緒でしょうけどね」
シルフォードは、ヒロトシの説明にこの人間は全てお見通しだったと、その知力に驚愕したのだ。そして、たまらず役員の一人が話に割って入ったのだ。
「何とかその知力をお貸し願いたい。ヒロトシ様の力で何とかならないだろうか?」
「これは言っていいのか分かりませんが、そちらで責任は取ってもらえますか?」
「何かいい案があるのですか?」
「ヒロトシ君、そんな考えがあるのかね?」
「ただ、これするとお互いが険悪な状況になりかねないんですよね?一つ間違えれば本当に塩は入ってこなくなりますがよろしいですか?」
「上手く行けば塩が入って来るのか?」
「交渉しかありませんね。数年前ガーラの町の塩問屋は闇ギルドと繋がり、意図的にミトンの町の塩を止めたのは覚えていますよね?」
「ああ……あの一件で安定的にミトンの町に塩の供給をする為に、塩工場を建設したのだからな」
「その時はこちらから損害賠償は取っていないですよね?」
「ああ!たしかに!」
「だったらそのネタを使って、あの時は自分達は目をつむったのに今回はこちらの落ち度だが、そちらとんでもない損害賠償をしてくるのかと言うのと同時に、塩の輸出を止めるのならこちらは、シルフォード様のシャープネスオイルの輸出を止めると言うのです」
「そ、それは!確かに向こうもシャープネスオイルが止められれば困る事に」
「その通りです。もし、それでも効果が無かった場合、生産ギルドと協力を依頼して、俺の鏡や食器の輸出も止めると言えば……」
「なるほど……ミトンの町と交易が止まると不味い状況を生み出すのか」
「ただ、これをやり過ぎると、塩以外の物もとめられる恐れがあります。判断はシルフォード様に任せますが、慎重に交渉をしてください」
ヒロトシは、やりすぎない様にと忠告したのだった。
「もし駄目だった場合、ミトンの町はどうなる?」
「まあ、塩をガーラの町以外から輸入するしかなくなるでしょうね」
「そうなれば、塩は貴重品になってしまうではないか?」
シルフォードが言う様に、ミトンの町に輸送する事が更に困難になり、塩の単価が跳ね上がる事になり、そればかりか魚の干物や海の産物がミトンの町から消えることを示唆される事になる。
シルフォードは、その選択に冷や汗を流す事になった。
「旦那様おかえりなさいませ」
「ああ、ただいま」
「シルフォード様には真実を?」
「抜き打ちで監視官を送るらしい。これで多分不幸になる人間がいなくなると思うよ」
「そうですか。これで、ナミの旦那もうかばれるでしょうね」
「そうだな……」
「どうかいたしましたか?」
「いや……何でもないよ。シルフォード様はこれからがしんどいだろうなと思ってな」
ヒロトシの想像した通りになった。ケルビンやその部下達によって、横領が発覚したのだ。それによりケルビンは罪に問われ、何人ものも従業員を過労死させ、その家族を奴隷へと落とした罪に問われ処刑された。
ケルビンの部下は、鉱山送りとなり死ぬまで強制労働となり、秘書のソフィアのような借金のかたに言いなりになっていた人間は、無罪放免とされた。ただし、従業員たちの借金は無くならず返していく事になる。
そして、㋪美研にこの知らせが届いた。
「ご主人様、本当にありがとうございます。これで旦那も浮かばれると思います」
「本当にありがとうございます。これでお兄ちゃんも喜んでいると思います」
「ああ……本当によかったな。しかし、お前達の様に奴隷に落とされた人間はもう……」
「あたし達はまだ幸せです。ご主人様に拾って頂けました。でも、他の人達は奴隷としての人生を……」
「そうだな」
今回の事で、ララとナミはヒロトシに何回も頭を下げて感謝したのだった。
そして、今度はこの事件の事でシルフォードはピンチになるのであった。ミトン塩精製工場には、後任の人間が就任したが働き手が全く見つからなかった。
「どういう事だ!これでは、ミトンの町に塩が全く入ってこないではないか!」
「シルフォード様……いかがなさいましょう?」
「どうするも何も、ミトンの町で募集をかけるしかあるまい」
「それが……」
「どうかしたのか?はっきり申せ!」
「ミトンの町は、ヒロトシ様のおかげで住みやすく闇ギルドが無い町となっています」
「それがどうしたというのだ?」
「つまり、そんな町を出て行く理由がないのです。当然ガーラの町に出張する人間など皆無と言ってもいいのです」
「ぐううう……」
「それに……ガーラの町からは、塩の輸出がとまってしまいました」
「それはなぜだ?」
「ガーラの町の人間のボイコットです……」
「何でボイコットが?」
「ガーラの町の人間は、ミトンの町に不信感が膨れていまして、今回の事件で罪のない人間が何人も過労死、そして奴隷へと落とされた事が広まっていて謝罪、損害賠償と数年間塩の輸出は見送らせてもらいたいと……」
「馬鹿な……」
「そういう情況でミトン塩工場に、現地の人間が働きたいと言ってくる人間は一人もいないのです」
シルフォードは頭を抱えてしまった。ヒロトシがセバスに言った事が現実のものとなってしまったのだ。シルフォードは、何とかして人員を確保しようとしたが、更なる被害がもたされたのだ。
「シルフォード様!大変です。ガーラの領主様から、ミトン塩精製工場を取り潰してほしいと要請が!」
「何故、そんな事を⁉」
「町の人間が、悪魔の工場の取り潰しを要求してきたようですが、多分それは違ってこちらの方がメイン要求です。土地の税金を要求してきました」
「ばかな!今は売り上げもない工場だぞ?」
「町の人間を酷使させた売り上げがあるだろうと……その売り上げから出せばいいと……」
そんな金はミトンには入ってきていない。全部ケルビンが賄賂として使ってしまったからだ。ようは、賄賂を貰った貴族が得した形になっただけである。
このままでは、ミトン塩精製工場は取り潰すとガーラの領主から申し出があった。そして、新しく就任した人間から辞退する意向が出てしまった。
「シルフォード様……今回ガーラへの出向辞退させていただきたい」
「何を言っている?」
「あの町に今ミトンの町の人間は行けません……悪名がふれ渡り、ミトンの人間は殺されてしまいます。いくら町に塩が無くなると言っても、そんな中に町のためとはいえ喜んで跳びこもうという人間はいません。わたしも何とか協力はしたいと思いますが、こればかりはご勘弁を願います」
「マーチスちょっと待ってくれ。なんとかこの状況を改善して見せる。考えを改めてくれないか?」
「こればかりは申し訳ございません。仮に、この事件が収束したとしても、あの町に行って命の保証がある訳ではありません」
「な、何を……言っておる?」
「例えばですよ?過労死された遺族が全員奴隷に落とされたと言えますか?あの工場で責任者として就任しても、その恐怖をいつも考えて行かないといけないのです。そんな精神をすり減らす職場はわたしには無理でございます」
マーチスの言う事は当然の事だった。損害賠償を町に払ってもその遺族に届く事はないだろう。そうなればミトン工場は町の人間からは、いつも白い目に晒され、何が起こるかわからないのが今の状況だった。
もし、マーチスに何かあったとしても、ガーラの町の人間はあの工場の人間なら、自業自得だと思うのが当然だった。
「だが、誰かがやらなければ、ミトンの町に塩を全く入ってこないのだ……」
「それは、わたしでなくてもいいでしょう。と言うより、その誰かはたぶん誰もいないと思いますよ。当然ですがわたしはお断りします」
マーチスを責める事は誰も出来なかった。責めたら自分が行く事になるからだ。誰でも命が惜しいのである。それだけ言って、マーチスはシルフォード達がいる会議室から、一礼をして出て行ってしまった。
「くっ……どうしたらよいのだ……」
「シルフォード様……これはもうヒロトシ様に助けを求めた方が……」
「それしか本当にないのか……」
シルフォードは、ヒロトシの手を煩わせたくなかった。今回の調査もしてもらい、後始末もやってもらう事になれば自分のいる意味が無くなるのを恐れていた。
しかし、どうしようもないのも事実だったのが、どうしてもやるせない気持ちでいっぱいだった。そして、それから一ヶ月会議を開いて対応策を考えていたが、どうにもならなかった。
「ヒロトシ君の協力をお願いしたい……どうかこの通りだ!」
シルフォードと役員達が頭を下げに、㋪美研に訪問した。
「ちょっと待ってくださいよ。シルフォード様頭を上げてください。皆さんも何をやっているのですか?」
「申し訳ない!もう我々だけではどうにもならんのだ。このままでは塩の備蓄も底をつき、数年前の再来となるだろう。どうか力を貸してほしい」
「今の状況はいくら俺でも無理ですよ。実際ミトン塩工場で、ガーラの町にはとんでもない損害を与えているのは事実でしょ?」
「そ、それは……」
「それを水に流せと、ガーラに言っても向こうが納得するはずがないでしょ?」
「しかし、このままでは……」
「損害賠償を払い続けてもどうしようもないしな……数年間は塩の輸出はしないと言ってきているんですよね?」
「何故それを?」
「そんなのちょっと考えたらわかりますよ」
「それで塩工場は取り潰すか。土地の税金を値上げられてしまったのだ。このままでは塩工場は解体して、売りに出さないといけない状況で、そうなれば本当に塩は一切入ってこなくなる」
「まあ、工場があっても従業員が集まらず、稼働できないんじゃあっても一緒でしょうけどね」
シルフォードは、ヒロトシの説明にこの人間は全てお見通しだったと、その知力に驚愕したのだ。そして、たまらず役員の一人が話に割って入ったのだ。
「何とかその知力をお貸し願いたい。ヒロトシ様の力で何とかならないだろうか?」
「これは言っていいのか分かりませんが、そちらで責任は取ってもらえますか?」
「何かいい案があるのですか?」
「ヒロトシ君、そんな考えがあるのかね?」
「ただ、これするとお互いが険悪な状況になりかねないんですよね?一つ間違えれば本当に塩は入ってこなくなりますがよろしいですか?」
「上手く行けば塩が入って来るのか?」
「交渉しかありませんね。数年前ガーラの町の塩問屋は闇ギルドと繋がり、意図的にミトンの町の塩を止めたのは覚えていますよね?」
「ああ……あの一件で安定的にミトンの町に塩の供給をする為に、塩工場を建設したのだからな」
「その時はこちらから損害賠償は取っていないですよね?」
「ああ!たしかに!」
「だったらそのネタを使って、あの時は自分達は目をつむったのに今回はこちらの落ち度だが、そちらとんでもない損害賠償をしてくるのかと言うのと同時に、塩の輸出を止めるのならこちらは、シルフォード様のシャープネスオイルの輸出を止めると言うのです」
「そ、それは!確かに向こうもシャープネスオイルが止められれば困る事に」
「その通りです。もし、それでも効果が無かった場合、生産ギルドと協力を依頼して、俺の鏡や食器の輸出も止めると言えば……」
「なるほど……ミトンの町と交易が止まると不味い状況を生み出すのか」
「ただ、これをやり過ぎると、塩以外の物もとめられる恐れがあります。判断はシルフォード様に任せますが、慎重に交渉をしてください」
ヒロトシは、やりすぎない様にと忠告したのだった。
「もし駄目だった場合、ミトンの町はどうなる?」
「まあ、塩をガーラの町以外から輸入するしかなくなるでしょうね」
「そうなれば、塩は貴重品になってしまうではないか?」
シルフォードが言う様に、ミトンの町に輸送する事が更に困難になり、塩の単価が跳ね上がる事になり、そればかりか魚の干物や海の産物がミトンの町から消えることを示唆される事になる。
シルフォードは、その選択に冷や汗を流す事になった。
0
お気に入りに追加
416
あなたにおすすめの小説
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
ドロップキング 〜 平均的な才能の冒険者ですが、ドロップアイテムが異常です。 〜
出汁の素
ファンタジー
アレックスは、地方の騎士爵家の五男。食い扶持を得る為に13歳で冒険者学校に通い始めた、極々一般的な冒険者。
これと言った特技はなく、冒険者としては平凡な才能しか持たない戦士として、冒険者学校3か月の授業を終え、最低ランクHランクの認定を受け、実地研修としての初ダンジョンアタックを冒険者学校の同級生で組んだパーティーでで挑んだ。
そんなアレックスが、初めてモンスターを倒した時に手に入れたドロップアイテムが異常だった。
のちにドロップキングと呼ばれる冒険者と、仲間達の成長ストーリーここに開幕する。
第一章は、1カ月以内に2人で1000体のモンスターを倒せば一気にEランクに昇格出来る冒険者学校の最終試験ダンジョンアタック研修から、クラン設立までのお話。
第二章は、設立したクラン アクア。その本部となる街アクアを中心としたお話。
第三章は、クラン アクアのオーナーアリアの婚約破棄から始まる、ドタバタなお話。
第四章は、帝都での混乱から派生した戦いのお話(ざまぁ要素を含む)。
1章20話(除く閑話)予定です。
-------------------------------------------------------------
書いて出し状態で、1話2,000字~3,000字程度予定ですが、大きくぶれがあります。
全部書きあがってから、情景描写、戦闘描写、心理描写等を増やしていく予定です。
下手な文章で申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
器用貧乏の意味を異世界人は知らないようで、家を追い出されちゃいました。
武雅
ファンタジー
この世界では8歳になると教会で女神からギフトを授かる。
人口約1000人程の田舎の村、そこでそこそこ裕福な家の3男として生まれたファインは8歳の誕生に教会でギフトを授かるも、授かったギフトは【器用貧乏】
前例の無いギフトに困惑する司祭や両親は貧乏と言う言葉が入っていることから、将来貧乏になったり、周りも貧乏にすると思い込み成人とみなされる15歳になったら家を、村を出て行くようファインに伝える。
そんな時、前世では本間勝彦と名乗り、上司と飲み入った帰り、駅の階段で足を滑らし転げ落ちて死亡した記憶がよみがえる。
そして15歳まであと7年、異世界で生きていくために冒険者となると決め、修行を続けやがて冒険者になる為村を出る。
様々な人と出会い、冒険し、転生した世界を器用貧乏なのに器用貧乏にならない様生きていく。
村を出て冒険者となったその先は…。
※しばらくの間(2021年6月末頃まで)毎日投稿いたします。
よろしくお願いいたします。
前世は最悪だったのに神の世界に行ったら神々全員&転生先の家族から溺愛されて幸せ!?しかも最強➕契約した者、創られた者は過保護すぎ!他者も!?
a.m.
ファンタジー
主人公柳沢 尊(やなぎさわ たける)は最悪な人生だった・・耐えられず心が壊れ自殺してしまう。
気が付くと神の世界にいた。
そして目の前には、多数の神々いて「柳沢尊よ、幸せに出来なくてすまなかった転生の前に前の人生で壊れてしまった心を一緒に治そう」
そうして神々たちとの生活が始まるのだった...
もちろん転生もします
神の逆鱗は、尊を傷つけること。
神「我々の子、愛し子を傷つける者は何であろうと容赦しない!」
神々&転生先の家族から溺愛!
成長速度は遅いです。
じっくり成長させようと思います。
一年一年丁寧に書いていきます。
二年後等とはしません。
今のところ。
前世で味わえなかった幸せを!
家族との思い出を大切に。
現在転生後···· 0歳
1章物語の要点······神々との出会い
1章②物語の要点······家族&神々の愛情
現在1章③物語の要点······?
想像力が9/25日から爆発しまして増えたための変えました。
学校編&冒険編はもう少し進んでから
―――編、―――編―――編まだまだ色んなのを書く予定―――は秘密
処女作なのでお手柔らかにお願いします。文章を書くのが下手なので誤字脱字や比例していたらコメントに書いていただけたらすぐに直しますのでお願いします。(背景などの細かいところはまだ全く書けないのですいません。)主人公以外の目線は、お気に入り100になり次第別に書きますのでそちらの方もよろしくお願いします。(詳細は200)
感想お願いいたします。
❕只今話を繋げ中なためしおりの方は注意❕
目線、詳細は本編の間に入れました
2020年9月毎日投稿予定(何もなければ)
頑張ります
(心の中で読んでくださる皆さんに物語の何か案があれば教えてほしい~~🙏)と思ってしまいました。人物、魔物、物語の流れなど何でも、皆さんの理想に追いつくために!
旧 転生したら最強だったし幸せだった
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
自重知らずの転生貴族は、現在知識チートでどんどん商品を開発していきます!!
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
無限の時空間の中、いきなり意識が覚醒した。
女神の話によれば、異世界に転生できるという。
ディルメス侯爵家の次男、シオン・ディルメスに転生してから九年が経ったある日、邸の執務室へ行くと、対立国の情報が飛び込んできた。
父であるディルメス侯爵は敵軍を迎撃するため、国境にあるロンメル砦へと出発していく。
その間に執務長が領地の資金繰りに困っていたため、シオンは女神様から授かったスキル『創造魔法陣』を用いて、骨から作った『ボーン食器』を発明する。
食器は大ヒットとなり、侯爵領全域へと広がっていった。
そして噂は王国内の貴族達から王宮にまで届き、シオンは父と一緒に王城へ向かうことに……『ボーン食器』は、シオンの予想を遥かに超えて、大事へと発展していくのだった……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる