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第2章 研磨という技術
28話 偽装
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領主が変わってしまった噂は、当然ヒロトシの所にも聞こえてきていた。工場で研磨作業をしていたヒロトシの所に、スズが入ってきた。
スズとは、クレアと同じく闇ギルドから救い出されていた女の子で、今は㋪美研の受付嬢として、冒険者から人気の女の子である。
「ご主人様聞きましたか?」
「スズどうしたんだ?」
「今、冒険者の人から聞いたのですが、何か領主様が変わってしまったらしいですよ」
「ああ……知っているよ。近所の人も、まさかこの町の税率が上がるとは思いもしなかったって言ってたからな」
「じゃあ、すぐに領主様と話し合いを!」
「オイオイ……スズは何を言っているんだ。そんな事できるわけないだろ?」
「何でですか?」
「町の政策に、俺が口を出せるわけないじゃないか。それに税率が上がったとはいえ、10%から18%になっただけだろ?」
「だけって……」
「いいか?今回スタンピードで町は凄い損失が出たんだ。今だって、アンデットの後始末を冒険者や町の人間がしているくらいなんだぞ?」
「それは分かりますが……みんな、少しおかしいと言っているんですよ?」
「なにがおかしい?道理に合っているじゃないか?屑石の予算まで使い切って、それに当てているんだよ?これからは多分薬草の在庫も揃えていくはずだよ」
「それですよそれ!冒険者の皆様も言っていたのですが、前の領主様は財政が苦しくとも絶対に税率を上げてこなかったお人だと言っているのに、今回は何の躊躇もなく税率を上げたそうです」
「それほど財政が苦しかったんだろ?他の町では、20%30%が普通らしいじゃないか」
「それはそうですけども……」
「俺は確かに、この町では英雄と言われているが、だからと言って町の政に口を出していい人間じゃないよ?領主様には、領主様の考えがあっての事かもしれないからな」
「それはそうですけれども……冒険者の皆様も、ご主人様から何とか言ってほしいと言っていたのですよ?」
「それは自分達が苦しいと思っているからだろ?そんな事でいちいち動けるか。もし不満に思うのなら、他の町に拠点を移す事だな。この町の方がまだまだ住みやすいという事が実感できるだろうさ」
「確かにそうかも……」
「スズ、お前もそんな事を気にしなくていいから業務にもどるんだ」
「は、はい!」
ヒロトシの言うことはもっともだったが、しかしヒロトシもちょっと疑問に感じているところはあった。だからと言って、領主の政策に口が出せるわけもなく、ヒロトシは自分の仕事を続けるしかなかった。
その頃、アンジェリカは部屋で泣き崩れていた。シルフォードの言う事を聞かないと家から追い出されてしまうといわれ、このままでは幼少のころから慕っているハンスとは別れ、フォーゼンと結婚させられてしまうからだ。
「お父様……いったいどうなされてしまったの?」
あれほど怖い目を向けられたのは、アンジェリカにとって初めてだった。いつもは笑顔で優しい目を向けられていたのに、まるで人が変わったように怒鳴られたのだ。
「アンジェリカ、入りますよ」
「いや!入ってこないで!」
ベルナータが、アンジェリカを心配して部屋に入ろうとしたが、拒絶されてしまったのだった。これを見て、ベルナータはシルフォードに意見をしに行ったのだ。
「貴方ちょっとよろしいでしょうか?」
「改まってなんだ?」
「アンジェリカの事です。なぜいきなりハンス様との婚約を解消するのですか?」
「優秀な旦那を貰うのは当たり前であろう!」
「しかし、アンジェリカはハンス様をお慕いしているのですよ。好き逢っている者同士一緒にしてあげる方が、幸せではないですか?」
「お前も知っているように、この間この町はどうなったか言ってみなさい」
「それは……スタンピードに襲われました」
「では、その時誰が活躍したかわかるか?」
「それは、町の英雄であるヒロトシさんですね」
「そうだ。あの者は、あの年で色んな才能を持ち合わせ今の地位を築いておる。親としては、あの者とアンジェリカを結婚させたいくらいだ」
「何を言っているのですか?ヒロトシさんはまだ成人前で……」
「そうだ……まだ成人前であの者は平民である……だから、結婚などさせられない」
「それはわかっています!それとこれが何の関係が……」
「だったら、貴族の中で決めるしかなかろう。その中でフォーゼンが一番優秀だと私は思っておる。だったら、ハンスよりフォーゼンと結婚させたほうが幸せに決まっておる」
「そんな、アンジェリカの気持ちは無視するおつもりですか?」
「そんなのは関係ない!一緒になればアンジェリカも、私の言ったことが正解だと思うだろう」
「そんなわけ……」
「うるさい!この話はもう進んどる。これ以上反論は許さん」
シルフォードは、妻のベルナータを部屋から追い出してしまった。
(あなた……一体どうしてしまったのですか?……)
シルフォードは、その日部屋から出る事はなかった。そして、フォーゼンの父フォーガンの所に頻繁に出かけるようになっていたのだ。
「首尾はどうだ?」
「ああ!ばっちりだ。お主の所の息子と結婚させたら後は頼むぞ」
「分かっておる。それより絶対に身バレせぬようにな」
「くっくっくっく……そのようなことあるはずないのは貴様も分かっていよう。それより分かっておるだろうな。お主に領主を渡したら、闇ギルドとの付き合いを!」
シルフォードの姿をしたこの男は、闇ギルドの人間であった。
「シーズよ。分かっておる。ワシに任せよ。それにしても長かった……シルフォードに仕えて、絶対に私の息子と結婚をさせるとばかり思っていたのに、まさか幼少の時にハンコードの息子と婚約していたとは知らなかった」
「まあ、良いではないか。俺のこのスキルでばれることはまずあり得ない」
「それより、シルフォードの奴はどうなった?早く殺さぬか!」
「それは駄目だ!理由は言えぬが、この計画が成功してからでないと……」
「そ、そうか……」
シーズのスキルは、偽装の5レベルである。5レベルの人間がこの世に存在していたのは驚きだが、シーズは長命種であるダークエルフだった。年齢も800歳を超え、異様なほどまでにスキルを使い続けた結果。ここまでスキルを成長させる事が出来たのである。
シーズが、ドローエルフだったら、ここまで生きられなかっただろう。
そして、この偽装というスキルは生きている人間とリンクしたうえで、その人間の記憶や姿形をコピーするものである。
つまり、シルフォードを殺してしまえば、スキルが解けてしまうのである。しかし、このスキルは強力であり本人とリンクすることで、遺伝子レベルと言ってもいいほど精巧に化ける事が出来るのである。つまり、鑑定では絶対にばれる事のない変装なのだ。
そして、今回フォーガンが闇ギルドに依頼を出したのだ。自分の息子フォーゼンとシルフォードの娘であるアンジェリカを結婚させ、ミントの町を乗っ取る手段に出たのだった。
「お主の所に、ハンコードの奴が訴えてきてないのか?」
「来ておるが、お主の方が優秀ではないか。それを理由に断っておるよ。私は今、領主なのだからな。なにを言っても無駄だよ。それより分かっておろうな」
「分かっているよ。息子が領主になれば、この町の税率は思いのままだ。25%まで上げて、そのうちの5%を闇ギルドに流そうじゃないか」
「それでよい。くっくっく」
まさかの計画だった。シルフォードは、すでに闇ギルドに誘拐されてしまっていて、フォーガンが糸を引いていたのだった。
右腕だったフォーガンはシルフォードを裏切り、闇ギルドに情報を流して、一人になる時間を狙って誘拐してしまっていた。
そして、シルフォードはミトンの町の外に連れ出されていた。北の森の奥、エルダーリッチがいた所より、さらに奥にある洞窟に囚われていた。
そこにはアサシンや犯罪者達が集まっていた。ミトンの町を乗っ取る為に、周辺の地域から集合して、今はここがアサシンギルドミトン支部となっていた。
「ここはどこだ!貴様達は一体?」
「うるさい!少しは黙れ。お主は人質だ。計画が上手く行くまでの命だがな。せいぜい残り少ない命を楽しんでおくがよい。そこにいる女はサービスだ。好きにするがいい」
「馬鹿な事を!」
シルフォードと、どこかからか誘拐してきた女性が、二人一緒の牢屋に入れられていたのだ。シーズの命令でなるべく健康にさせる為、囚われているはずのシルフォードには、3食の食事も用意されていたのである。牢屋にはベットも用意され衣食住は完璧だった。
「ミントの町はどうなっている!」
「お前が心配する必要はない。もうじき死ぬ運命にあるのだからな。今はゆっくりしていろ」
牢屋を見張っている山賊風の男に、シルフォードは怒鳴られたのだった。この状況に、何もできないシルフォードは鉄格子を持ち、その場に膝まつくしかなかったのだった。
スズとは、クレアと同じく闇ギルドから救い出されていた女の子で、今は㋪美研の受付嬢として、冒険者から人気の女の子である。
「ご主人様聞きましたか?」
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「じゃあ、すぐに領主様と話し合いを!」
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「それほど財政が苦しかったんだろ?他の町では、20%30%が普通らしいじゃないか」
「それはそうですけども……」
「俺は確かに、この町では英雄と言われているが、だからと言って町の政に口を出していい人間じゃないよ?領主様には、領主様の考えがあっての事かもしれないからな」
「それはそうですけれども……冒険者の皆様も、ご主人様から何とか言ってほしいと言っていたのですよ?」
「それは自分達が苦しいと思っているからだろ?そんな事でいちいち動けるか。もし不満に思うのなら、他の町に拠点を移す事だな。この町の方がまだまだ住みやすいという事が実感できるだろうさ」
「確かにそうかも……」
「スズ、お前もそんな事を気にしなくていいから業務にもどるんだ」
「は、はい!」
ヒロトシの言うことはもっともだったが、しかしヒロトシもちょっと疑問に感じているところはあった。だからと言って、領主の政策に口が出せるわけもなく、ヒロトシは自分の仕事を続けるしかなかった。
その頃、アンジェリカは部屋で泣き崩れていた。シルフォードの言う事を聞かないと家から追い出されてしまうといわれ、このままでは幼少のころから慕っているハンスとは別れ、フォーゼンと結婚させられてしまうからだ。
「お父様……いったいどうなされてしまったの?」
あれほど怖い目を向けられたのは、アンジェリカにとって初めてだった。いつもは笑顔で優しい目を向けられていたのに、まるで人が変わったように怒鳴られたのだ。
「アンジェリカ、入りますよ」
「いや!入ってこないで!」
ベルナータが、アンジェリカを心配して部屋に入ろうとしたが、拒絶されてしまったのだった。これを見て、ベルナータはシルフォードに意見をしに行ったのだ。
「貴方ちょっとよろしいでしょうか?」
「改まってなんだ?」
「アンジェリカの事です。なぜいきなりハンス様との婚約を解消するのですか?」
「優秀な旦那を貰うのは当たり前であろう!」
「しかし、アンジェリカはハンス様をお慕いしているのですよ。好き逢っている者同士一緒にしてあげる方が、幸せではないですか?」
「お前も知っているように、この間この町はどうなったか言ってみなさい」
「それは……スタンピードに襲われました」
「では、その時誰が活躍したかわかるか?」
「それは、町の英雄であるヒロトシさんですね」
「そうだ。あの者は、あの年で色んな才能を持ち合わせ今の地位を築いておる。親としては、あの者とアンジェリカを結婚させたいくらいだ」
「何を言っているのですか?ヒロトシさんはまだ成人前で……」
「そうだ……まだ成人前であの者は平民である……だから、結婚などさせられない」
「それはわかっています!それとこれが何の関係が……」
「だったら、貴族の中で決めるしかなかろう。その中でフォーゼンが一番優秀だと私は思っておる。だったら、ハンスよりフォーゼンと結婚させたほうが幸せに決まっておる」
「そんな、アンジェリカの気持ちは無視するおつもりですか?」
「そんなのは関係ない!一緒になればアンジェリカも、私の言ったことが正解だと思うだろう」
「そんなわけ……」
「うるさい!この話はもう進んどる。これ以上反論は許さん」
シルフォードは、妻のベルナータを部屋から追い出してしまった。
(あなた……一体どうしてしまったのですか?……)
シルフォードは、その日部屋から出る事はなかった。そして、フォーゼンの父フォーガンの所に頻繁に出かけるようになっていたのだ。
「首尾はどうだ?」
「ああ!ばっちりだ。お主の所の息子と結婚させたら後は頼むぞ」
「分かっておる。それより絶対に身バレせぬようにな」
「くっくっくっく……そのようなことあるはずないのは貴様も分かっていよう。それより分かっておるだろうな。お主に領主を渡したら、闇ギルドとの付き合いを!」
シルフォードの姿をしたこの男は、闇ギルドの人間であった。
「シーズよ。分かっておる。ワシに任せよ。それにしても長かった……シルフォードに仕えて、絶対に私の息子と結婚をさせるとばかり思っていたのに、まさか幼少の時にハンコードの息子と婚約していたとは知らなかった」
「まあ、良いではないか。俺のこのスキルでばれることはまずあり得ない」
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シーズが、ドローエルフだったら、ここまで生きられなかっただろう。
そして、この偽装というスキルは生きている人間とリンクしたうえで、その人間の記憶や姿形をコピーするものである。
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そして、今回フォーガンが闇ギルドに依頼を出したのだ。自分の息子フォーゼンとシルフォードの娘であるアンジェリカを結婚させ、ミントの町を乗っ取る手段に出たのだった。
「お主の所に、ハンコードの奴が訴えてきてないのか?」
「来ておるが、お主の方が優秀ではないか。それを理由に断っておるよ。私は今、領主なのだからな。なにを言っても無駄だよ。それより分かっておろうな」
「分かっているよ。息子が領主になれば、この町の税率は思いのままだ。25%まで上げて、そのうちの5%を闇ギルドに流そうじゃないか」
「それでよい。くっくっく」
まさかの計画だった。シルフォードは、すでに闇ギルドに誘拐されてしまっていて、フォーガンが糸を引いていたのだった。
右腕だったフォーガンはシルフォードを裏切り、闇ギルドに情報を流して、一人になる時間を狙って誘拐してしまっていた。
そして、シルフォードはミトンの町の外に連れ出されていた。北の森の奥、エルダーリッチがいた所より、さらに奥にある洞窟に囚われていた。
そこにはアサシンや犯罪者達が集まっていた。ミトンの町を乗っ取る為に、周辺の地域から集合して、今はここがアサシンギルドミトン支部となっていた。
「ここはどこだ!貴様達は一体?」
「うるさい!少しは黙れ。お主は人質だ。計画が上手く行くまでの命だがな。せいぜい残り少ない命を楽しんでおくがよい。そこにいる女はサービスだ。好きにするがいい」
「馬鹿な事を!」
シルフォードと、どこかからか誘拐してきた女性が、二人一緒の牢屋に入れられていたのだ。シーズの命令でなるべく健康にさせる為、囚われているはずのシルフォードには、3食の食事も用意されていたのである。牢屋にはベットも用意され衣食住は完璧だった。
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「お前が心配する必要はない。もうじき死ぬ運命にあるのだからな。今はゆっくりしていろ」
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