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第5章 最強への道
3話 仲間
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シオン達は1日悩んでいた。少女を助けてあげたいが、ブラックドラゴンの討伐であり相当の覚悟がいるのだ。
「ねぇ、マルク・・・・・・あなたはどうしたいの?」
「僕はシオン達に合わせるよ」
「それって何かずるい・・・・・・マルクは、暁月の明星のリーダーじゃない」
「そうだね」
「だったら、決断してよ」
「じゃあ、明日ギルドに行って昇格試験をしようか。決まりだな!」
「ちょっと!」
「って言ったらどうする?」
「あー!騙したわね?」
「いや、そうじゃないよ」
「だったら、そんな意地悪しなくてもいいじゃない?」
「僕は命の華を取ってきても、ランクの昇格試験でもどちらにも自信があるんだよ。だけど、シオン達はブラックドラゴンの自信がある?」
「それは・・・・・・」
「つまりだね。同じパーティーメンバーが自信ないなら、この依頼は絶対受けたら駄目って事だよ」
「だけど、マルクはあの少女を助けてあげる力があるじゃない」
「そうだね。だけど、きりがなくなる事になるよ」
「えっ?」
「あの少女を個人で助けたら、絶対自分達もと言う人間が出てくる。なんであの少女はよくて自分は駄目なんだって言って来る人間がね」
「だけど!」
「僕は個人で依頼を受けて嬉しくないよ」
「えっ?」
「パーティーで決めたことなら納得できるし、これからはシオン達も一緒に依頼をこなせるようにしてほしいと言うのは贅沢かな?」
「うんん」
「いいかい?ブラックドラゴンの討伐に決めても、シオン達だけで討伐をする訳じゃないよ。当然僕も参加だ。これは暁月としての依頼だからね」
「わかった」
「しかしだ!この依頼を受けてもボランティアにはしないよ?僕個人の依頼じゃないからね」
「それってどういう事?」
「依頼を受けるという事は、報酬が絡んでくるって事だよ。当然あの家族は莫大な借金を背負うんだよ」
「そんな!」
「当然だけど、僕達があの親子と直接依頼となるから、ギルドを通さない分安く済むとは思うけどね」
「何とかならないの?」
「こればかりは、あの親子が決める事だよ。本来ならギルドは受けてくれず門前払いだよ。それ以前に、シオン達はこれからも冒険者として覚悟をした方がいい」
「あたしのどこが冒険者としての覚悟が足りないって言うのよ!」
「町の人間を助けてあげる気持ちは大したものだよ。だけど、ブラックドラゴンの討伐と聞けば、人頼りは覚悟が足りないでしょ?」
「うっ・・・・・・」
「そこは、あたしも頑張るから僕も協力してくれって言うのが、同じパーティーの仲間じゃないの?」
「わかったわよ!もう少し考えて決断する」
シオンは、マルクに何も言い返せなくて俯いてしまった。
「そこに隠れて聞いている人間は、覚悟が決まったのかい?」
「えっ?」
シオンが顔をあげると、柱の影からカノン達が出てきた。
「「「「マルクはずるい」」」」
「なんでだよ?」
「だってマルクは、ブラックドラゴンなんか一人でも余裕で討伐できるだろ?」
「そうだね。スタンピードに比べたら余裕だと思うよ。」
「だったら!」
「僕は、君達を振り回す事はしないよ。決めるならみんなでだ!」
「振り回す?」
「暁月は僕個人のパーティーかい?」
「「「「「違う!」」」」」
「何の依頼を受けるかは、話し合って決めるのに、あの少女が可哀想と言うだけでブラックドラゴンの討伐を僕が勝手決めたら、君達はどう思う?」
「それは・・・・・・」
「何で勝手に決めるとなるはずだ?しかし、僕は暁月のパーティーリーダーだから、自分の言う事を聞くのが当たり前だと言ったら?」
「そんな事マルクは言わないだろ?」
「言わないよ。だけど、僕が決めるとなると今回は命の華を取って来る事はしないよ」
「何で?」
「当たり前だよ。ブラックドラゴンを一人で討伐になるからだよ。スタンピードとか災害級は町がなくなってしまうから、僕個人でも動くけどね」
「今回も動いてくれたら・・・・・・」
「動いても構わないけど、暁月の明星は解散するよ」
「「「「「それは駄目!」」」」」
「だったら、カノン達もレベルを上げないとね。僕達みんなで暁月と胸を張れるようにならないとね」
マルクは、急いでブラックドラゴンを討伐するか、ゆっくり別の手段でみんなのレベルをあげる事を説明した。
みんなの気持ちが、ブラックドラゴンに負けているのに、命の華を取りに行くのは危険過ぎるからだ。
だったら、マルク一人でパパッと片付ければいいという意見もあるが、そうなれば暁月としてのパーティーの意味はない。マルク一人のソロ活動すればいいだけなのだ。
「わかったよ。私達が間違っていた」
「わかってくれたら良かったよ」
カノン達も、その日悩み続けて次の日に結論を出した。
「「「「「マルク、命の華を取りに行く!」」」」」
「それでいいんだね?」
「うん!あたしはマルクを支えるようになりたい!」
シオン達は、マルクに甘えるんじゃなく対等の立場になることを決めたようだ。そして、マルク達は少女の家に向かう事にした。
「ねぇ、マルク・・・・・・あなたはどうしたいの?」
「僕はシオン達に合わせるよ」
「それって何かずるい・・・・・・マルクは、暁月の明星のリーダーじゃない」
「そうだね」
「だったら、決断してよ」
「じゃあ、明日ギルドに行って昇格試験をしようか。決まりだな!」
「ちょっと!」
「って言ったらどうする?」
「あー!騙したわね?」
「いや、そうじゃないよ」
「だったら、そんな意地悪しなくてもいいじゃない?」
「僕は命の華を取ってきても、ランクの昇格試験でもどちらにも自信があるんだよ。だけど、シオン達はブラックドラゴンの自信がある?」
「それは・・・・・・」
「つまりだね。同じパーティーメンバーが自信ないなら、この依頼は絶対受けたら駄目って事だよ」
「だけど、マルクはあの少女を助けてあげる力があるじゃない」
「そうだね。だけど、きりがなくなる事になるよ」
「えっ?」
「あの少女を個人で助けたら、絶対自分達もと言う人間が出てくる。なんであの少女はよくて自分は駄目なんだって言って来る人間がね」
「だけど!」
「僕は個人で依頼を受けて嬉しくないよ」
「えっ?」
「パーティーで決めたことなら納得できるし、これからはシオン達も一緒に依頼をこなせるようにしてほしいと言うのは贅沢かな?」
「うんん」
「いいかい?ブラックドラゴンの討伐に決めても、シオン達だけで討伐をする訳じゃないよ。当然僕も参加だ。これは暁月としての依頼だからね」
「わかった」
「しかしだ!この依頼を受けてもボランティアにはしないよ?僕個人の依頼じゃないからね」
「それってどういう事?」
「依頼を受けるという事は、報酬が絡んでくるって事だよ。当然あの家族は莫大な借金を背負うんだよ」
「そんな!」
「当然だけど、僕達があの親子と直接依頼となるから、ギルドを通さない分安く済むとは思うけどね」
「何とかならないの?」
「こればかりは、あの親子が決める事だよ。本来ならギルドは受けてくれず門前払いだよ。それ以前に、シオン達はこれからも冒険者として覚悟をした方がいい」
「あたしのどこが冒険者としての覚悟が足りないって言うのよ!」
「町の人間を助けてあげる気持ちは大したものだよ。だけど、ブラックドラゴンの討伐と聞けば、人頼りは覚悟が足りないでしょ?」
「うっ・・・・・・」
「そこは、あたしも頑張るから僕も協力してくれって言うのが、同じパーティーの仲間じゃないの?」
「わかったわよ!もう少し考えて決断する」
シオンは、マルクに何も言い返せなくて俯いてしまった。
「そこに隠れて聞いている人間は、覚悟が決まったのかい?」
「えっ?」
シオンが顔をあげると、柱の影からカノン達が出てきた。
「「「「マルクはずるい」」」」
「なんでだよ?」
「だってマルクは、ブラックドラゴンなんか一人でも余裕で討伐できるだろ?」
「そうだね。スタンピードに比べたら余裕だと思うよ。」
「だったら!」
「僕は、君達を振り回す事はしないよ。決めるならみんなでだ!」
「振り回す?」
「暁月は僕個人のパーティーかい?」
「「「「「違う!」」」」」
「何の依頼を受けるかは、話し合って決めるのに、あの少女が可哀想と言うだけでブラックドラゴンの討伐を僕が勝手決めたら、君達はどう思う?」
「それは・・・・・・」
「何で勝手に決めるとなるはずだ?しかし、僕は暁月のパーティーリーダーだから、自分の言う事を聞くのが当たり前だと言ったら?」
「そんな事マルクは言わないだろ?」
「言わないよ。だけど、僕が決めるとなると今回は命の華を取って来る事はしないよ」
「何で?」
「当たり前だよ。ブラックドラゴンを一人で討伐になるからだよ。スタンピードとか災害級は町がなくなってしまうから、僕個人でも動くけどね」
「今回も動いてくれたら・・・・・・」
「動いても構わないけど、暁月の明星は解散するよ」
「「「「「それは駄目!」」」」」
「だったら、カノン達もレベルを上げないとね。僕達みんなで暁月と胸を張れるようにならないとね」
マルクは、急いでブラックドラゴンを討伐するか、ゆっくり別の手段でみんなのレベルをあげる事を説明した。
みんなの気持ちが、ブラックドラゴンに負けているのに、命の華を取りに行くのは危険過ぎるからだ。
だったら、マルク一人でパパッと片付ければいいという意見もあるが、そうなれば暁月としてのパーティーの意味はない。マルク一人のソロ活動すればいいだけなのだ。
「わかったよ。私達が間違っていた」
「わかってくれたら良かったよ」
カノン達も、その日悩み続けて次の日に結論を出した。
「「「「「マルク、命の華を取りに行く!」」」」」
「それでいいんだね?」
「うん!あたしはマルクを支えるようになりたい!」
シオン達は、マルクに甘えるんじゃなく対等の立場になることを決めたようだ。そして、マルク達は少女の家に向かう事にした。
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