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第5章 最強への道
2話 今後のパーティー
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屋敷に帰ったマルク達は、ハナという少女の事について話し合っていた。
「マルク、やっぱり受けてあげようよ」
「あたしは止めておいた方がいい」
「カノン!どうしてよ?」
「命の華を取るのは構わないが、後処理が大変なのを聞いたことがある」
「後処理?」
「つまりだな?命の華をそのまま使用するのではなく、取ってきた命の華は今まで吸ってきた毒を浄化作業がいるはずなんだよ」
「そうなの?」
「そうだ。つまり、その浄化作業にも金がかかるはずで、どちらにせよあの家族は金を払う事ができないはずだ」
「そうだわ!マルクなら浄化出来るんじゃないの?それより、命の華を取るんじゃなくマルクが治療できない?」
「「「「「確かに!」」」」」
「それは無理かな?」
「なんでよ?」
「確かに冒険者は何でも屋だよ。だけどボランティアじゃない」
「それはそうだけど・・・・・・」
「それに、僕達はパーティーなんだ。みんなで依頼を達成するのが筋というものだろ?」
「「「「「うっ・・・・・・」」」」」
マルクは、エターナルの教えを守っていた。パーティーはリーダーが司令塔だが、立場は同じでなくてはならない。
一人だけに負担がかかれば、パーティーは崩壊するからだ。今回はブラックドラゴンの討伐であり、スタンピードのようにマルク一人が出張る必要は全くないのだ。
「僕の意見は受けてもいいと思う」
「マルク!」
シオンは、やっぱりマルクは優しいという雰囲気だ。一方、カノンは乗る気ではないようだ。命の華を取ってきても現実を思い知る事になるからで、少女に期待させるのは酷というものだからである。
「まぁ、落ち着いて聞いてよ」
マルクの説明はこうだった。命の華を取ってきて、浄化も自分が出来る。エクストラルキュアを使えば命の華は浄化は簡単だからだ。
「「「「なるほど!」」」」
「じゃあ!この依頼はマルクがいればブラックドラゴンは討伐できるな」
「ちょっと待って!今回はブラックドラゴンの討伐はみんなでするよ」
「「「「「ブラックドラゴンを?」」」」」
「だから言っただろ?僕達はパーティーなんだよ」
「だけど、ブラックドラゴンは・・・・・・」
「デミリッチより弱いよ」
「だけど、Sランクの魔物なんだよ」
「何も、シオンだけで討伐しろと言っている訳じゃないよ。当然パーティーでだし、僕も魔法使いとして討伐するからね」
「でも・・・・・・」
「じゃあ、この依頼は止めよう」
「「「「「えっ!」」」」」
「討伐依頼は、一人でも躊躇する仲間がいれば失敗するからと、父さんから口を酸っぱくして言われていただろ?」
「それはそうだけど・・・・・・」
「いいかい?僕の意見を聞いてほしい。僕はシオン達もレベルアップしてほしいと思っているんだ」
「大分強くなったじゃない?」
「うん。だけどもっと強くなって欲しい!」
「「「「「どうしたのよ」」」」」
「マルクがそんな事言うのおかしいよ?」
「いや、おかしいのは世の中だよ」
「「「「「えっ?」」」」」
「みんなはどう思う。強力な魔物が現れすぎだと思わないかい?」
「それは・・・・・・」
「僕はなんか嫌な予感がするんだよ。今のうちに、シオン達も人外と言われるぐらいになってほしいと思っている」
「「「「「いやいやいや!」」」」」
「そんなマルクみたいになれないよ!あたしのレアスキル剣術(C)なんだよ?」
「大丈夫だよ。今でもレベルアップしているじゃないか?」
「マルク、ちょっといいかな?」
システィナが話に割って入った。
「いいよ」
「確かに強力な魔物が現れすぎだけど、実際これ以上の魔物となると考えられないわ」
「しかし、短期間でスタンピードが二回、それにエルダーリッチ五体にデミリッチ一体だ。なんかおかしいだろ?」
「確かにデミリッチは神話の中の化け物だ」
「そうなんだよ。今回、召還したのは闇ギルドのネクロマンサーだった。しかし、いくらランクが高いと言ってもデミリッチは召還できるとは思えないんだよ」
今回、マルクは知らないがネクロマンサーがデミリッチを召還してが言いなりに出来ていなかった。反対に術者の方が様と呼んでいたのだ。
「だからね。万が一の時、シオン達も僕と一緒に戦えるようになって欲しいんだよ。だから、ブラックドラゴンの討伐はみんなでしてレベルアップしてほしいと思っている」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「だけど、無理だと思うならこの依頼は止めよう。レベルアップのやり方を変えればいいだけだしね」
「レベルアップは決定事項なんだ」
「オウカは、これ以上は成長したくないの?」
「いや、そうじゃないよ。だけど、マルクは強すぎるからね。同じレベルの強さと言われると躊躇しちゃうんだよ」
「いきなりなれとは言ってないよ。僕達はみんなで暁月の明星なんだ」
「「「「「うん!」」」」」
シオン達もマルクの言っていることには賛成のようである。
「今回の依頼を達成すれば、あの少女の母親は絶対助かるけど、問題はそこじゃないからね」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「少女には悪いが、母親を助けるのを口実に僕達のレベルアップが目的だ。もし、ブラックドラゴンの討伐が自信ないなら、当初の目的通り行商人の護衛依頼を受けて、パーティーランクをBにしよう」
「ちょっと考えさせて」
シオン達は1日検討する事にしたのだった。
「マルク、やっぱり受けてあげようよ」
「あたしは止めておいた方がいい」
「カノン!どうしてよ?」
「命の華を取るのは構わないが、後処理が大変なのを聞いたことがある」
「後処理?」
「つまりだな?命の華をそのまま使用するのではなく、取ってきた命の華は今まで吸ってきた毒を浄化作業がいるはずなんだよ」
「そうなの?」
「そうだ。つまり、その浄化作業にも金がかかるはずで、どちらにせよあの家族は金を払う事ができないはずだ」
「そうだわ!マルクなら浄化出来るんじゃないの?それより、命の華を取るんじゃなくマルクが治療できない?」
「「「「「確かに!」」」」」
「それは無理かな?」
「なんでよ?」
「確かに冒険者は何でも屋だよ。だけどボランティアじゃない」
「それはそうだけど・・・・・・」
「それに、僕達はパーティーなんだ。みんなで依頼を達成するのが筋というものだろ?」
「「「「「うっ・・・・・・」」」」」
マルクは、エターナルの教えを守っていた。パーティーはリーダーが司令塔だが、立場は同じでなくてはならない。
一人だけに負担がかかれば、パーティーは崩壊するからだ。今回はブラックドラゴンの討伐であり、スタンピードのようにマルク一人が出張る必要は全くないのだ。
「僕の意見は受けてもいいと思う」
「マルク!」
シオンは、やっぱりマルクは優しいという雰囲気だ。一方、カノンは乗る気ではないようだ。命の華を取ってきても現実を思い知る事になるからで、少女に期待させるのは酷というものだからである。
「まぁ、落ち着いて聞いてよ」
マルクの説明はこうだった。命の華を取ってきて、浄化も自分が出来る。エクストラルキュアを使えば命の華は浄化は簡単だからだ。
「「「「なるほど!」」」」
「じゃあ!この依頼はマルクがいればブラックドラゴンは討伐できるな」
「ちょっと待って!今回はブラックドラゴンの討伐はみんなでするよ」
「「「「「ブラックドラゴンを?」」」」」
「だから言っただろ?僕達はパーティーなんだよ」
「だけど、ブラックドラゴンは・・・・・・」
「デミリッチより弱いよ」
「だけど、Sランクの魔物なんだよ」
「何も、シオンだけで討伐しろと言っている訳じゃないよ。当然パーティーでだし、僕も魔法使いとして討伐するからね」
「でも・・・・・・」
「じゃあ、この依頼は止めよう」
「「「「「えっ!」」」」」
「討伐依頼は、一人でも躊躇する仲間がいれば失敗するからと、父さんから口を酸っぱくして言われていただろ?」
「それはそうだけど・・・・・・」
「いいかい?僕の意見を聞いてほしい。僕はシオン達もレベルアップしてほしいと思っているんだ」
「大分強くなったじゃない?」
「うん。だけどもっと強くなって欲しい!」
「「「「「どうしたのよ」」」」」
「マルクがそんな事言うのおかしいよ?」
「いや、おかしいのは世の中だよ」
「「「「「えっ?」」」」」
「みんなはどう思う。強力な魔物が現れすぎだと思わないかい?」
「それは・・・・・・」
「僕はなんか嫌な予感がするんだよ。今のうちに、シオン達も人外と言われるぐらいになってほしいと思っている」
「「「「「いやいやいや!」」」」」
「そんなマルクみたいになれないよ!あたしのレアスキル剣術(C)なんだよ?」
「大丈夫だよ。今でもレベルアップしているじゃないか?」
「マルク、ちょっといいかな?」
システィナが話に割って入った。
「いいよ」
「確かに強力な魔物が現れすぎだけど、実際これ以上の魔物となると考えられないわ」
「しかし、短期間でスタンピードが二回、それにエルダーリッチ五体にデミリッチ一体だ。なんかおかしいだろ?」
「確かにデミリッチは神話の中の化け物だ」
「そうなんだよ。今回、召還したのは闇ギルドのネクロマンサーだった。しかし、いくらランクが高いと言ってもデミリッチは召還できるとは思えないんだよ」
今回、マルクは知らないがネクロマンサーがデミリッチを召還してが言いなりに出来ていなかった。反対に術者の方が様と呼んでいたのだ。
「だからね。万が一の時、シオン達も僕と一緒に戦えるようになって欲しいんだよ。だから、ブラックドラゴンの討伐はみんなでしてレベルアップしてほしいと思っている」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「だけど、無理だと思うならこの依頼は止めよう。レベルアップのやり方を変えればいいだけだしね」
「レベルアップは決定事項なんだ」
「オウカは、これ以上は成長したくないの?」
「いや、そうじゃないよ。だけど、マルクは強すぎるからね。同じレベルの強さと言われると躊躇しちゃうんだよ」
「いきなりなれとは言ってないよ。僕達はみんなで暁月の明星なんだ」
「「「「「うん!」」」」」
シオン達もマルクの言っていることには賛成のようである。
「今回の依頼を達成すれば、あの少女の母親は絶対助かるけど、問題はそこじゃないからね」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「少女には悪いが、母親を助けるのを口実に僕達のレベルアップが目的だ。もし、ブラックドラゴンの討伐が自信ないなら、当初の目的通り行商人の護衛依頼を受けて、パーティーランクをBにしよう」
「ちょっと考えさせて」
シオン達は1日検討する事にしたのだった。
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