524 / 619
第10章 Freedom国、経済の中心へ!
71話 殺人事件
しおりを挟む
ケンジは、至急ムシュダルクに連絡を入れて衛兵と学校の校長に、Freedom本部の会議室に呼び出す事にした。
「ケンジ様、いきなりどうしたのですか?」
ケンジは目をつむり、会議室にみんなが揃うまで静かに待っていた。ケンジはムシュダルクに、みんなが揃ってから説明するとだけいい、幹部達で衛兵や校長を待っていた。
その間、ムシュダルク達は異様な緊張感で押しつぶされそうになっていた。
「なあ、ケンジ様どうしたんだ?」
「わしにもよくわからん……」
「いきなり校長と衛兵を呼べと言われて……」
「あの件ではないのか?」
「あの件って?」
「学校の生徒が不登校になったとかなんとか?」
「なんだと?私はそんな話聞いていないぞ?」
ムシュダルク達、国の内政を担っている者達は小声で話していた。しかし、ケンジはそれに反応せず、ずっと黙って校長達を待っていた。
そして、ようやく報告書を上げてきたランスロットをはじめ、衛兵達と学校関係者達が会議室に到着した。
「急に呼び出して悪かったな。みんな席についてくれ?」
ケンジの言葉は、緊張感が漂っていてランスロットはそれにすぐ感づいていた。
「ケンジ様、今日はどのような事で?」
「校長達学校関係者に聞きたい。不登校になった生徒の事だ!」
「不登校ですか?」
「ああ、昨日俺の所に報告書が上がって来た。何でも3ヶ月前の事だったよ」
「ああ!確かにそんなことがあったと、現場の教師から報告があったような……」
「俺は貴方達生徒に近い存在として、くれぐれもよろしく頼むと言って任せたと思うが、不登校?の事をなぜその時に言ってこない?」
「な、何を怒って……」
「不登校ならまだよかったが、衛兵の報告書にはその不登校になった生徒の家族が、行方不明となっているじゃないか?これは一体どういうことだ?」
なぜ、そういう事になっているのか、校長達も訳が分からなかった。確かに、不登校の生徒の家に家庭訪問を行っていたが、誰もいなくてその周りの人間にも聞いたが、誰も所在を知らないと言うので、衛兵に通報したに過ぎなかった。
衛兵達の方でも、この世界ではいきなり誘拐される事があるので、普通の事件として処理をしていた。
教師達も、暇を見つけては家庭訪問をしていたが、それだけであって、それ以上の事をしていなかったのだ。つまり、連携が全然取れていなくて学校では不登校、衛兵では行方不明の事で別物として処理をされて今に至っていた。
ケンジは、頭を抱えてため息しか出なかったのだ。
「ケンジ様、不登校の生徒がどうかしたのですか?」
「ムシュダルクさん……俺は、その生徒と両親はもうこの世にいないかもしれないと思っているんだよ……そして、よくても奴隷に落とされていると思っている」
「はぁあ⁉」
「校長、あなたにはあの生徒の事は気を配っていてくれと言ったはずだぞ?確かに、俺も1週間で見張りを解いた事は不覚に思うが、何故?あの生徒が不登校になったのなら気を使わないんだ?」
「どういう事ですか?」
「今は、まだ生徒の数もそんなにも多くはないんだろ?不登校になった生徒の名前くらい気にしても良くはないか?なぜ、そんなに無関心なんだ?」
校長は、何で自分を責めているのか分からずアタフタしていた。
「まだ、分からないのか?不登校になったのはマリちゃんだよ!」
「はっ?」
「せっかく、問題が解決したのにあのマリちゃんが不登校になるはずがないだろ?なぜ、あなたは不登校になった生徒の確認を怠ったのだ?」
「ま、まさか?あの子供が……不登校になったのがあの子だとは……」
「それと、ランスロット!」
「な、なんでしょうか……」
「お前は、部下に誘拐事件をそんな軽く見させているのか?」
「そ、そんなことは……」
「だったらなぜ、報告書が3ヶ月も遅れて俺に挙がってくるんだ!城壁の補習や物資の補給より、事件性のある方を先にあげてくるのが普通だろ!」
ケンジの怒りが爆発したのだった。滅多に怒鳴る事がなかったケンジに、その場にいた人間全てが凍りついたのである。
そして、ケンジはマリの担任を睨んだのだった。
「君が、マリちゃんの担任だな?なぜ、校長に報告しなかった?君は誰が、不登校になったのか分かっていたはずだが違うか?」
「申し訳ございません!」
担任である教師は、顔が真っ青になりただ謝罪を繰り返していた。
「俺に謝罪をしても事態は変わらない!ちゃんと説明をするんだ。なぜ、報告をしなかった?」
「申し訳ございません!」
「おい、マスト!ケンジ様の言う事を聞くんだ!何を謝ってばかりいるんだ?」
校長は、担任のマストを叱った。しかし、マストは謝罪を繰り返すだけで話にならなかった。
「マストと言ったな?じゃあ、聞き方を変える。お前は今回の事でなにをやった?なにと交換条件をだしたのだ?」
ケンジに、核心を突かれたマストは更に顔を青白くなり、がくがくと震え出したのだった。
「ケンジ様、お許しください!何も言えないのです……申し訳ございません!」
そう言ったとたん、マストは立ち上がり会議室から逃走したのだった。
「ま、待て!今出ていくんじゃない!」
マストは必死の形相で、この場所から逃走し町へと逃げていった。ケンジはすぐに、マストを追う様に指示を出したが、必死に逃げようとしたマストは信じられない程早く逃げたのだった。
そして、マストがFreedom国の内壁を出た瞬間大通りを逃走していた時、いきなり呻き声を上げて倒れたのだった。
周りでいた人間は、いきなり倒れた人間にどうしたのかと思い、近づき肩を揺すり声をかけたのだった。
「どうした?あんた大丈夫かい?」
「何だ?どうしたどうした?」
「いやねえ、いきなりこの人が走ってって足がもつれたみたいで倒れたんだよ?」
「なんだ?兄ちゃんもっと落ち着かないと怪我をするぜ?」
周りの人が、心配で覗き込むとマストは瞳孔が開き息をしていなかった。それに気づいた人達は、後づ去りしてパニックになった。
「し、死、死、死んでる!」
「きゃああああああ!」
「わ、私は何もしてないよ!いきなりこの人が倒れたんだ……」
「「「「「どうした?どうした?」」」」
その場はパニックに陥り騒然となっていた。そして、そこにランスロット達がマストが倒れていた現場に辿り着いたのである。
「こ、これはいったい……衛兵さん!聞いておくれ!私は何もしてない!」
「どういう事だ?」
その女性は、今起こった事を丁寧に説明したのである。そして、周りにいた人間もその女性に気を使いそのように証言をした。しかし、ランスロットはその証言をこの場ですぐに信じる訳にはいかなかった。
会議室での、マストの取り乱しようと、そして内壁を出た瞬間に死亡してしまったのである。どう考えても口封じされたと考えてよかったからだ。
そこに、ケンジもやって来たことで、周りは騒然とした。町の人間がその場に土下座し出したのである。
「みんな、土下座などしなくていい!ちょっと聞きたいのだが、ここで何が起こった?詳しく状況を説明をしてくれないか?」
すると、マストを救護した女性が震え出し説明をし出した。
「ケ、ケンジ様……わたしは何もやっていません!ただ、その男性がわたしの前から、必死の形相で走って来たんです。すると足を縺れさせて転んだから、心配になって駆け寄っただけなんです!」
女性は、自分の無実を必死で、ケンジに訴えかけたのだった。
「そんなに焦らなくていいから、何も貴方が犯人だと思っていないから大丈夫だよ」
ケンジは女性を落ち着かせる為に、笑顔で対応したのである。すると周りからも同じように説明があった。
「主殿!これはどういう事でしょうか?」
「分からん……けど……ここで言ってもしょうがない!マストの死体を運んでくれ」
「はっ!」
ランスロット達は、マストの死体を屋敷の方に運び、ギル達斥侯部隊にマストの家族の護衛の指示を出した。そして、ツバキ達アラクネ部隊には、フリーの町の警護をさせ怪しい人間の確保を命令した。
この地点で、ケンジ達はマリの事件性から、バンチェス達元貴族を疑っていたが、証拠が何もないのを歯がゆく思っていた。
証言した女性達には、丁寧にお礼を言うとホッとした表情となり、ドッと疲れが出ていたようだった。この女性がここまで精神的に疲れていたのは、自分が平民だったことにある。
今までなら、こういう場合冤罪を擦り付けられる事が殆どだからである。他国なら、99%責任を取らされ奴隷へと落とされていたであろう。それほどまでに、この世界の治安は悪くてどうしようもないのである。
(まさか……10年経ち、闇ギルドが不可侵条約を破棄してきたのか?)
ケンジは、心の中でそう思った。だからこそ、ツバキ達に町の警護をあたらせて、フリーの町に闇ギルドのアジトが出来ていないのか探らせたのだった。
ギル達は、マストの家族の所に行き、家を訪問したが誰も出てくる気配がなかった。ギルは何かおかしいと思い、すぐに衛兵に通報し家宅捜索を依頼した。周りにいた人たちは、朝に挨拶をしてから見てないと言うだけだった。
衛兵が到着して、家の中に侵入したらそこは見るに堪えない惨状だった。マストの奥さんであろう女性は、ソファーに座り何もなかったように、胸を一撃で刺され絶命しており、子供も泣き叫んだ様子が無く絶命していた。
本当に、血まみれでなかった場合、日常の風景を切り出したような光景がそこにあった。
ギルは、衛兵達に死体をケンジの屋敷に運ぶように指示を出した。そして、イチカ達は部下にそう指示を出しタンカで死体を運ぶのだった。
「ケンジ様、いきなりどうしたのですか?」
ケンジは目をつむり、会議室にみんなが揃うまで静かに待っていた。ケンジはムシュダルクに、みんなが揃ってから説明するとだけいい、幹部達で衛兵や校長を待っていた。
その間、ムシュダルク達は異様な緊張感で押しつぶされそうになっていた。
「なあ、ケンジ様どうしたんだ?」
「わしにもよくわからん……」
「いきなり校長と衛兵を呼べと言われて……」
「あの件ではないのか?」
「あの件って?」
「学校の生徒が不登校になったとかなんとか?」
「なんだと?私はそんな話聞いていないぞ?」
ムシュダルク達、国の内政を担っている者達は小声で話していた。しかし、ケンジはそれに反応せず、ずっと黙って校長達を待っていた。
そして、ようやく報告書を上げてきたランスロットをはじめ、衛兵達と学校関係者達が会議室に到着した。
「急に呼び出して悪かったな。みんな席についてくれ?」
ケンジの言葉は、緊張感が漂っていてランスロットはそれにすぐ感づいていた。
「ケンジ様、今日はどのような事で?」
「校長達学校関係者に聞きたい。不登校になった生徒の事だ!」
「不登校ですか?」
「ああ、昨日俺の所に報告書が上がって来た。何でも3ヶ月前の事だったよ」
「ああ!確かにそんなことがあったと、現場の教師から報告があったような……」
「俺は貴方達生徒に近い存在として、くれぐれもよろしく頼むと言って任せたと思うが、不登校?の事をなぜその時に言ってこない?」
「な、何を怒って……」
「不登校ならまだよかったが、衛兵の報告書にはその不登校になった生徒の家族が、行方不明となっているじゃないか?これは一体どういうことだ?」
なぜ、そういう事になっているのか、校長達も訳が分からなかった。確かに、不登校の生徒の家に家庭訪問を行っていたが、誰もいなくてその周りの人間にも聞いたが、誰も所在を知らないと言うので、衛兵に通報したに過ぎなかった。
衛兵達の方でも、この世界ではいきなり誘拐される事があるので、普通の事件として処理をしていた。
教師達も、暇を見つけては家庭訪問をしていたが、それだけであって、それ以上の事をしていなかったのだ。つまり、連携が全然取れていなくて学校では不登校、衛兵では行方不明の事で別物として処理をされて今に至っていた。
ケンジは、頭を抱えてため息しか出なかったのだ。
「ケンジ様、不登校の生徒がどうかしたのですか?」
「ムシュダルクさん……俺は、その生徒と両親はもうこの世にいないかもしれないと思っているんだよ……そして、よくても奴隷に落とされていると思っている」
「はぁあ⁉」
「校長、あなたにはあの生徒の事は気を配っていてくれと言ったはずだぞ?確かに、俺も1週間で見張りを解いた事は不覚に思うが、何故?あの生徒が不登校になったのなら気を使わないんだ?」
「どういう事ですか?」
「今は、まだ生徒の数もそんなにも多くはないんだろ?不登校になった生徒の名前くらい気にしても良くはないか?なぜ、そんなに無関心なんだ?」
校長は、何で自分を責めているのか分からずアタフタしていた。
「まだ、分からないのか?不登校になったのはマリちゃんだよ!」
「はっ?」
「せっかく、問題が解決したのにあのマリちゃんが不登校になるはずがないだろ?なぜ、あなたは不登校になった生徒の確認を怠ったのだ?」
「ま、まさか?あの子供が……不登校になったのがあの子だとは……」
「それと、ランスロット!」
「な、なんでしょうか……」
「お前は、部下に誘拐事件をそんな軽く見させているのか?」
「そ、そんなことは……」
「だったらなぜ、報告書が3ヶ月も遅れて俺に挙がってくるんだ!城壁の補習や物資の補給より、事件性のある方を先にあげてくるのが普通だろ!」
ケンジの怒りが爆発したのだった。滅多に怒鳴る事がなかったケンジに、その場にいた人間全てが凍りついたのである。
そして、ケンジはマリの担任を睨んだのだった。
「君が、マリちゃんの担任だな?なぜ、校長に報告しなかった?君は誰が、不登校になったのか分かっていたはずだが違うか?」
「申し訳ございません!」
担任である教師は、顔が真っ青になりただ謝罪を繰り返していた。
「俺に謝罪をしても事態は変わらない!ちゃんと説明をするんだ。なぜ、報告をしなかった?」
「申し訳ございません!」
「おい、マスト!ケンジ様の言う事を聞くんだ!何を謝ってばかりいるんだ?」
校長は、担任のマストを叱った。しかし、マストは謝罪を繰り返すだけで話にならなかった。
「マストと言ったな?じゃあ、聞き方を変える。お前は今回の事でなにをやった?なにと交換条件をだしたのだ?」
ケンジに、核心を突かれたマストは更に顔を青白くなり、がくがくと震え出したのだった。
「ケンジ様、お許しください!何も言えないのです……申し訳ございません!」
そう言ったとたん、マストは立ち上がり会議室から逃走したのだった。
「ま、待て!今出ていくんじゃない!」
マストは必死の形相で、この場所から逃走し町へと逃げていった。ケンジはすぐに、マストを追う様に指示を出したが、必死に逃げようとしたマストは信じられない程早く逃げたのだった。
そして、マストがFreedom国の内壁を出た瞬間大通りを逃走していた時、いきなり呻き声を上げて倒れたのだった。
周りでいた人間は、いきなり倒れた人間にどうしたのかと思い、近づき肩を揺すり声をかけたのだった。
「どうした?あんた大丈夫かい?」
「何だ?どうしたどうした?」
「いやねえ、いきなりこの人が走ってって足がもつれたみたいで倒れたんだよ?」
「なんだ?兄ちゃんもっと落ち着かないと怪我をするぜ?」
周りの人が、心配で覗き込むとマストは瞳孔が開き息をしていなかった。それに気づいた人達は、後づ去りしてパニックになった。
「し、死、死、死んでる!」
「きゃああああああ!」
「わ、私は何もしてないよ!いきなりこの人が倒れたんだ……」
「「「「「どうした?どうした?」」」」
その場はパニックに陥り騒然となっていた。そして、そこにランスロット達がマストが倒れていた現場に辿り着いたのである。
「こ、これはいったい……衛兵さん!聞いておくれ!私は何もしてない!」
「どういう事だ?」
その女性は、今起こった事を丁寧に説明したのである。そして、周りにいた人間もその女性に気を使いそのように証言をした。しかし、ランスロットはその証言をこの場ですぐに信じる訳にはいかなかった。
会議室での、マストの取り乱しようと、そして内壁を出た瞬間に死亡してしまったのである。どう考えても口封じされたと考えてよかったからだ。
そこに、ケンジもやって来たことで、周りは騒然とした。町の人間がその場に土下座し出したのである。
「みんな、土下座などしなくていい!ちょっと聞きたいのだが、ここで何が起こった?詳しく状況を説明をしてくれないか?」
すると、マストを救護した女性が震え出し説明をし出した。
「ケ、ケンジ様……わたしは何もやっていません!ただ、その男性がわたしの前から、必死の形相で走って来たんです。すると足を縺れさせて転んだから、心配になって駆け寄っただけなんです!」
女性は、自分の無実を必死で、ケンジに訴えかけたのだった。
「そんなに焦らなくていいから、何も貴方が犯人だと思っていないから大丈夫だよ」
ケンジは女性を落ち着かせる為に、笑顔で対応したのである。すると周りからも同じように説明があった。
「主殿!これはどういう事でしょうか?」
「分からん……けど……ここで言ってもしょうがない!マストの死体を運んでくれ」
「はっ!」
ランスロット達は、マストの死体を屋敷の方に運び、ギル達斥侯部隊にマストの家族の護衛の指示を出した。そして、ツバキ達アラクネ部隊には、フリーの町の警護をさせ怪しい人間の確保を命令した。
この地点で、ケンジ達はマリの事件性から、バンチェス達元貴族を疑っていたが、証拠が何もないのを歯がゆく思っていた。
証言した女性達には、丁寧にお礼を言うとホッとした表情となり、ドッと疲れが出ていたようだった。この女性がここまで精神的に疲れていたのは、自分が平民だったことにある。
今までなら、こういう場合冤罪を擦り付けられる事が殆どだからである。他国なら、99%責任を取らされ奴隷へと落とされていたであろう。それほどまでに、この世界の治安は悪くてどうしようもないのである。
(まさか……10年経ち、闇ギルドが不可侵条約を破棄してきたのか?)
ケンジは、心の中でそう思った。だからこそ、ツバキ達に町の警護をあたらせて、フリーの町に闇ギルドのアジトが出来ていないのか探らせたのだった。
ギル達は、マストの家族の所に行き、家を訪問したが誰も出てくる気配がなかった。ギルは何かおかしいと思い、すぐに衛兵に通報し家宅捜索を依頼した。周りにいた人たちは、朝に挨拶をしてから見てないと言うだけだった。
衛兵が到着して、家の中に侵入したらそこは見るに堪えない惨状だった。マストの奥さんであろう女性は、ソファーに座り何もなかったように、胸を一撃で刺され絶命しており、子供も泣き叫んだ様子が無く絶命していた。
本当に、血まみれでなかった場合、日常の風景を切り出したような光景がそこにあった。
ギルは、衛兵達に死体をケンジの屋敷に運ぶように指示を出した。そして、イチカ達は部下にそう指示を出しタンカで死体を運ぶのだった。
0
お気に入りに追加
2,450
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
深刻な女神パワー不足によりチートスキルを貰えず転移した俺だが、そのおかげで敵からマークされなかった
ぐうのすけ
ファンタジー
日本の社会人として暮らす|大倉潤《おおくらじゅん》は女神に英雄【ジュン】として18才に若返り異世界に召喚される。
ジュンがチートスキルを持たず、他の転移者はチートスキルを保持している為、転移してすぐにジュンはパーティーを追放された。
ジュンは最弱ジョブの投資家でロクなスキルが無いと絶望するが【経験値投資】スキルは規格外の力を持っていた。
この力でレベルを上げつつ助けたみんなに感謝され、更に超絶美少女が俺の眷属になっていく。
一方俺を追放した勇者パーティーは横暴な態度で味方に嫌われ、素行の悪さから幸運値が下がり、敵にマークされる事で衰退していく。
女神から英雄の役目は世界を救う事で、どんな手を使っても構わないし人格は問わないと聞くが、ジュンは気づく。
あのゆるふわ女神の世界管理に問題があるんじゃね?
あの女神の完璧な美貌と笑顔に騙されていたが、あいつの性格はゆるふわJKだ!
あいつの管理を変えないと世界が滅びる!
ゲームのように普通の動きをしたら駄目だ!
ジュンは世界を救う為【深刻な女神力不足】の改善を進める。
念のためR15にしてます。
カクヨムにも先行投稿中
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
公国の後継者として有望視されていたが無能者と烙印を押され、追放されたが、とんでもない隠れスキルで成り上がっていく。公国に戻る?いやだね!
秋田ノ介
ファンタジー
主人公のロスティは公国家の次男として生まれ、品行方正、学問や剣術が優秀で、非の打ち所がなく、後継者となることを有望視されていた。
『スキル無し』……それによりロスティは無能者としての烙印を押され、後継者どころか公国から追放されることとなった。ロスティはなんとかなけなしの金でスキルを買うのだが、ゴミスキルと呼ばれるものだった。何の役にも立たないスキルだったが、ロスティのとんでもない隠れスキルでゴミスキルが成長し、レアスキル級に大化けしてしまう。
ロスティは次々とスキルを替えては成長させ、より凄いスキルを手にしていき、徐々に成り上がっていく。一方、ロスティを追放した公国は衰退を始めた。成り上がったロスティを呼び戻そうとするが……絶対にお断りだ!!!!
小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる