491 / 619
第10章 Freedom国、経済の中心へ!
38話 葛藤
しおりを挟む
ケンジは、キース王と聖女アリサの言葉に賛同した様な事を突然言った。これにはムシュダルク達は、驚き大声を上げたのである。
「ケンジ様!いきなり何を、あの関税で街道の防御の予算がやっと組めるのですよ!」
「ああ!分かっているよ!」
「だったらなぜ?」
「キース王、聖女アリサ今のを聞いたか?街道を守るために、こうして予算を組んでいるんだ」
「それは分かりますが……あそこまで税金が高いと……」
「だから解放をしてやってもいいが、どうなっても知らないが本当にいいのか?」
「それはどういうことだ?」
「キース王よ。簡単な事だよ!関税であの街道の守りは、強固になっているのは分かっただろ?だが、その関税を両国は払いたくないと言っている!だから、街道沿いにある城壁は潰し、魔物が旅人や行商人を襲っても我が国はあずかり知らないという事だ!」
「「なっ⁉そんな!」」
「自分達であの魔の森を通り抜け、流通を勝手にしてくれたらいいよ!なら、俺達Freedomも警護の予算を組まなくてもいいし、貴方達も高い関税を払わなくてもよくなるからな」
「そんな事をされては、流通自体できなくなるでは無いか!」
「それは知らないよ!貴方達が頑張って、護衛を増やすなり工夫してくれ」
「そんなバカな!今、あの一帯はテンプルナイトですら危ない地域なのですよ!」
「そんなのは知らないよ。聖女さん、あんた達が関税を払いたくないと言ったんだぞ!」
「そんな事をしたら、Freedomも影響があるんじゃないのか?あの街道が通れないとなると、町の流通が止まるんじゃないのか?」
「キース王よ……ホント、何回も言うけど自分の立場をよく考えた方がいいよ?」
「何を言っておる!実際のところ、あの街道の城壁がなくなれば、ホープとホネストの町は行き来できなくなるではないか!」
「おあいにく様!あの街道が使えなくなった場合、Freedom国民は転移マットで行き来できるようになるだけだ」
「な、なんだと!」
「そんなの当り前じゃないか!国民はFreedom国に税金を納めているんだ。今までと変わりなく商売ができるようにしてあげないといけないだろ?街道が他国の圧力で使えなくなったんだ。Freedom国として、国民をフォローするのは当たり前じゃないか!」
「だったら、転移マットをワシらにも使わせてほしい。それなら警備はいらないし、予算も組まなくてもいいであろう!」
「お願いします!ケンジ様、聖教国もその転移マットを!」
「ホント、あんた達は自分勝手な考えを押し付けてくるんだな?」
「どういう事ですか?」
「転移マットは、超級ダンジョンのボスから出る魔道具なんだぞ?言ってみたらアーティファクトだ!そんなアイテムを、他国にタダで使わせるわけないだろ?」
「それでは支店から、Freedom店に招くのはタダではないのか?」
「あれは、お客様が買い物をしてくれているだろうが!ちゃんと、お客様がお金を使って販売させて頂いている!」
「ゥぐ……」
「そんなアイテムを、他国の人間が使うのなら、今までの関税より高い値段になるのは当然だろうが!」
「それはいくらなんでも……」
「なんで、今までの関税より高くなるんですか?」
「そんなの当り前だろ?転移できるという事は安全に荷物を運べ、時間経過がなくなる事、護衛料金も安く済む事、馬の食費代もなくなる。いい事ずくめになるじゃないか?」
「むむむむ!」
「もしそれが嫌なら、関税を払わないとか言わず、今の街道を使う事をお勧めするよ」
ケンジの提案に、キース王と聖女アリサは何も言えなくなった。そして、ムシュダルク達は安堵したのだった。
「このままだと、どうなるか分かっているのか?」
「キース王!それは脅しなのか?止めておいた方がいいぞ。貴方の父と同じ末路にはなりたくないだろう?」
「ゥぐ!」
「一つアドバイスをしてやるよ!キース王もそうだが聖女も、いつからそんな考え方になった?俺はあんた達を見直していたんだぞ?しかし、今のあんた達は……傲慢で自分勝手な事ばかりで、俺が嫌悪感を感じる貴族様そのものだよ!」
「なっ⁉」
「貴方達が、今のまま突き進むというのなら、いずれ俺は貴・方・達・を!」
ケンジはそう言って、二人を睨みつけ言葉を止めた。その言葉に二人は震えあがったのは言うまでもなかった。だが、ケンジは二人の様子はどうでも良かった。二人についてきた側近の様子を観察していたのだ。
やはり、元凶といえる側近の者達の顔が一瞬歪み、苦虫を噛みしめた顔になったのをケンジは見逃さなかった。
(そろそろ、こいつら自身が動くようだな……)
「いいか?どちらにしてもFreedomは、王国や聖教国が得になるような事はしないから諦めるんだな!Freedomが得になる事で、相談があるなら何時でも相談に乗るからそれだけ覚えておいてくれ!」
ケンジは、王国と聖教国に対して足元を見るような駆け引きをした。そして、両国を負い返してしまった。
両国を負い返して、ムシュダルク達はケンジに問い詰めたのだった。
「ケンジ様!何であんな事を言うのですか?ハラハラしましたよ!」
「何を言ってんだよ。それにあそこまで、はっきり言わないとあいつ等は理解しないよ」
「ですが……」
「それに、そろそろあいつ等が動き出しそうだぞ」
「はっ⁉何を言っているのですか?」
「国王と聖女の側近の顔を見ていなかったのか?」
「どういう事ですか?」
「最後、あいつ等苦虫をかみつぶしたような顔をしていただろう?そろそろ横領が出来ない程、困窮してきているはずだ!まず聖教国で騒ぎが起きると思うぞ」
「はああ?」
「聖女には悪いが、もう止められんよ……聖教国滅亡の序曲だな……」
「ちょっと!あなた!それが分かっていて何で放って置くのよ!」
「マイ!俺は言ってたはずだよ!他国の事には興味ないし、貴族達はもう必要が無いと!」
「だからと言って、聖女は被害者みたいなものでしょ?周りの人間に監禁されやっと自由になったら、今度は操られて聖女の人生って何なのよ!」
「聖女は人間達を導く存在だが、それを利用して利権を手に入れる権力者や貴族が悪いんだよ!」
「それは……」
「もう、俺は本当に傲慢な貴族達はいらないと思っているんだ。この考えが、傲慢だと言うのならそれは構わない!だが、あいつ等のおかげで、平民達は自分の住んでいた場所を追いやられ、国に簡単に見捨てられるんだ」
「……」
「税金を納めているのに、貴族達の横領や賄賂で自分達の私欲を満たす事をそれが当たり前だと思っている!そんな貴族達が本当に必要か?」
「だけど、貴族全員がそうじゃ……」
「そんな事わかっているよ!ムシュダルクさんみたいな、貴族様もいるのは重々承知している」
「それと聖女が、犠牲になるのは関係ないじゃない!」
「ああ!確かに関係ないよ。俺が聖教国を滅亡させると思っているが違うからな。俺は、この世界の通例にのっとり城壁内に入場したから税金を取っていただけだ」
「それはそうだけど……」
「その税金を使って。街道の城壁や守りの予算を組んでいただけだろ?その税金を横領したか?してないだろ?それなのに、その状況を飲み込めず聖教国が勝手に暴走するだけなんだよ」
「だけど、そこまで分かっているなら!」
「分かっていたら?俺にどうしろと?」
「それは……」
「何もできないのはマイも分かるだろ?だから言っているじゃないか!他国の事であって、Freedomには関係のない事だよ」
「ケンちゃん!ケンちゃんなら何とかできるんじゃないの?」
マイは久しぶりに、ケンジの事をケンちゃんと呼んだ。これは自分の言う事を聞いてほしいという意思表示そのものだった。
「久しぶりに、その呼び方で呼んだな!」
「ケンちゃんが、気に入らないのは貴族なんでしょ?だったら、聖教国が滅亡するのを、見ていなくてもいいじゃない!」
「そうです!ケンジ様、これはいくらなんでもやり過ぎだと思います!」
「やり過ぎ?俺達、Freedomは王国は聖教国に何かやったのか?何かやってきたのは、王国と聖教国だと思うが俺の勘違いだったか?」
「そうではありません!確かに最初、厄介事を丸投げしたのは王国と聖教国です」
「だよな?俺達が悪いと言うのは違うと思うぞ?」
「しかし、ケンジ様はそれを利用して、聖教国が滅亡に導くように誘導しているのですよ!これはどう説明するのですか?」
「そうか、ムシュダルクさんには俺がこうなるように、誘導しているようにみえるんだ」
「ケンジ様は、どのようにもすることが出来るではありませんか?だったら、もっと違う未来にする事も可能ではありませんか?」
「甘い行動をして、貴族達や権力者を救って、のうのうとのさばらせると言うんだな?」
ケンジは、ムシュダルクの言葉に結構ショックを受けていた。まさかマイ達に、否定されるとは思っていなかったからだ。
「わかったよ!お前達の考えはよく分かった……少し考える!」
「ケンちゃん!」
「ケンジ様!」
ムシュダルク達の静止も聞かず、ケンジは会議室から出て行ってしまった。ケンジの想いは、やはりここガイアースでは通じない物なのか?それとも王国制度で、貴族の存在は世の中に必要なのかと、ケンジは思い悩んでいた。
もしそうなら、Freedom国もそういった制度にしてしまった方が早い。だが、そんな事をすればケンジ自身暴君となるのは火を見るのも明らかである。
ケンジの考え方は、やはり地球のものでありその考えを、ガイアースに持ってくるのは無理なのかと諦めに近いものになってきていた。
「ケンジ様!いきなり何を、あの関税で街道の防御の予算がやっと組めるのですよ!」
「ああ!分かっているよ!」
「だったらなぜ?」
「キース王、聖女アリサ今のを聞いたか?街道を守るために、こうして予算を組んでいるんだ」
「それは分かりますが……あそこまで税金が高いと……」
「だから解放をしてやってもいいが、どうなっても知らないが本当にいいのか?」
「それはどういうことだ?」
「キース王よ。簡単な事だよ!関税であの街道の守りは、強固になっているのは分かっただろ?だが、その関税を両国は払いたくないと言っている!だから、街道沿いにある城壁は潰し、魔物が旅人や行商人を襲っても我が国はあずかり知らないという事だ!」
「「なっ⁉そんな!」」
「自分達であの魔の森を通り抜け、流通を勝手にしてくれたらいいよ!なら、俺達Freedomも警護の予算を組まなくてもいいし、貴方達も高い関税を払わなくてもよくなるからな」
「そんな事をされては、流通自体できなくなるでは無いか!」
「それは知らないよ!貴方達が頑張って、護衛を増やすなり工夫してくれ」
「そんなバカな!今、あの一帯はテンプルナイトですら危ない地域なのですよ!」
「そんなのは知らないよ。聖女さん、あんた達が関税を払いたくないと言ったんだぞ!」
「そんな事をしたら、Freedomも影響があるんじゃないのか?あの街道が通れないとなると、町の流通が止まるんじゃないのか?」
「キース王よ……ホント、何回も言うけど自分の立場をよく考えた方がいいよ?」
「何を言っておる!実際のところ、あの街道の城壁がなくなれば、ホープとホネストの町は行き来できなくなるではないか!」
「おあいにく様!あの街道が使えなくなった場合、Freedom国民は転移マットで行き来できるようになるだけだ」
「な、なんだと!」
「そんなの当り前じゃないか!国民はFreedom国に税金を納めているんだ。今までと変わりなく商売ができるようにしてあげないといけないだろ?街道が他国の圧力で使えなくなったんだ。Freedom国として、国民をフォローするのは当たり前じゃないか!」
「だったら、転移マットをワシらにも使わせてほしい。それなら警備はいらないし、予算も組まなくてもいいであろう!」
「お願いします!ケンジ様、聖教国もその転移マットを!」
「ホント、あんた達は自分勝手な考えを押し付けてくるんだな?」
「どういう事ですか?」
「転移マットは、超級ダンジョンのボスから出る魔道具なんだぞ?言ってみたらアーティファクトだ!そんなアイテムを、他国にタダで使わせるわけないだろ?」
「それでは支店から、Freedom店に招くのはタダではないのか?」
「あれは、お客様が買い物をしてくれているだろうが!ちゃんと、お客様がお金を使って販売させて頂いている!」
「ゥぐ……」
「そんなアイテムを、他国の人間が使うのなら、今までの関税より高い値段になるのは当然だろうが!」
「それはいくらなんでも……」
「なんで、今までの関税より高くなるんですか?」
「そんなの当り前だろ?転移できるという事は安全に荷物を運べ、時間経過がなくなる事、護衛料金も安く済む事、馬の食費代もなくなる。いい事ずくめになるじゃないか?」
「むむむむ!」
「もしそれが嫌なら、関税を払わないとか言わず、今の街道を使う事をお勧めするよ」
ケンジの提案に、キース王と聖女アリサは何も言えなくなった。そして、ムシュダルク達は安堵したのだった。
「このままだと、どうなるか分かっているのか?」
「キース王!それは脅しなのか?止めておいた方がいいぞ。貴方の父と同じ末路にはなりたくないだろう?」
「ゥぐ!」
「一つアドバイスをしてやるよ!キース王もそうだが聖女も、いつからそんな考え方になった?俺はあんた達を見直していたんだぞ?しかし、今のあんた達は……傲慢で自分勝手な事ばかりで、俺が嫌悪感を感じる貴族様そのものだよ!」
「なっ⁉」
「貴方達が、今のまま突き進むというのなら、いずれ俺は貴・方・達・を!」
ケンジはそう言って、二人を睨みつけ言葉を止めた。その言葉に二人は震えあがったのは言うまでもなかった。だが、ケンジは二人の様子はどうでも良かった。二人についてきた側近の様子を観察していたのだ。
やはり、元凶といえる側近の者達の顔が一瞬歪み、苦虫を噛みしめた顔になったのをケンジは見逃さなかった。
(そろそろ、こいつら自身が動くようだな……)
「いいか?どちらにしてもFreedomは、王国や聖教国が得になるような事はしないから諦めるんだな!Freedomが得になる事で、相談があるなら何時でも相談に乗るからそれだけ覚えておいてくれ!」
ケンジは、王国と聖教国に対して足元を見るような駆け引きをした。そして、両国を負い返してしまった。
両国を負い返して、ムシュダルク達はケンジに問い詰めたのだった。
「ケンジ様!何であんな事を言うのですか?ハラハラしましたよ!」
「何を言ってんだよ。それにあそこまで、はっきり言わないとあいつ等は理解しないよ」
「ですが……」
「それに、そろそろあいつ等が動き出しそうだぞ」
「はっ⁉何を言っているのですか?」
「国王と聖女の側近の顔を見ていなかったのか?」
「どういう事ですか?」
「最後、あいつ等苦虫をかみつぶしたような顔をしていただろう?そろそろ横領が出来ない程、困窮してきているはずだ!まず聖教国で騒ぎが起きると思うぞ」
「はああ?」
「聖女には悪いが、もう止められんよ……聖教国滅亡の序曲だな……」
「ちょっと!あなた!それが分かっていて何で放って置くのよ!」
「マイ!俺は言ってたはずだよ!他国の事には興味ないし、貴族達はもう必要が無いと!」
「だからと言って、聖女は被害者みたいなものでしょ?周りの人間に監禁されやっと自由になったら、今度は操られて聖女の人生って何なのよ!」
「聖女は人間達を導く存在だが、それを利用して利権を手に入れる権力者や貴族が悪いんだよ!」
「それは……」
「もう、俺は本当に傲慢な貴族達はいらないと思っているんだ。この考えが、傲慢だと言うのならそれは構わない!だが、あいつ等のおかげで、平民達は自分の住んでいた場所を追いやられ、国に簡単に見捨てられるんだ」
「……」
「税金を納めているのに、貴族達の横領や賄賂で自分達の私欲を満たす事をそれが当たり前だと思っている!そんな貴族達が本当に必要か?」
「だけど、貴族全員がそうじゃ……」
「そんな事わかっているよ!ムシュダルクさんみたいな、貴族様もいるのは重々承知している」
「それと聖女が、犠牲になるのは関係ないじゃない!」
「ああ!確かに関係ないよ。俺が聖教国を滅亡させると思っているが違うからな。俺は、この世界の通例にのっとり城壁内に入場したから税金を取っていただけだ」
「それはそうだけど……」
「その税金を使って。街道の城壁や守りの予算を組んでいただけだろ?その税金を横領したか?してないだろ?それなのに、その状況を飲み込めず聖教国が勝手に暴走するだけなんだよ」
「だけど、そこまで分かっているなら!」
「分かっていたら?俺にどうしろと?」
「それは……」
「何もできないのはマイも分かるだろ?だから言っているじゃないか!他国の事であって、Freedomには関係のない事だよ」
「ケンちゃん!ケンちゃんなら何とかできるんじゃないの?」
マイは久しぶりに、ケンジの事をケンちゃんと呼んだ。これは自分の言う事を聞いてほしいという意思表示そのものだった。
「久しぶりに、その呼び方で呼んだな!」
「ケンちゃんが、気に入らないのは貴族なんでしょ?だったら、聖教国が滅亡するのを、見ていなくてもいいじゃない!」
「そうです!ケンジ様、これはいくらなんでもやり過ぎだと思います!」
「やり過ぎ?俺達、Freedomは王国は聖教国に何かやったのか?何かやってきたのは、王国と聖教国だと思うが俺の勘違いだったか?」
「そうではありません!確かに最初、厄介事を丸投げしたのは王国と聖教国です」
「だよな?俺達が悪いと言うのは違うと思うぞ?」
「しかし、ケンジ様はそれを利用して、聖教国が滅亡に導くように誘導しているのですよ!これはどう説明するのですか?」
「そうか、ムシュダルクさんには俺がこうなるように、誘導しているようにみえるんだ」
「ケンジ様は、どのようにもすることが出来るではありませんか?だったら、もっと違う未来にする事も可能ではありませんか?」
「甘い行動をして、貴族達や権力者を救って、のうのうとのさばらせると言うんだな?」
ケンジは、ムシュダルクの言葉に結構ショックを受けていた。まさかマイ達に、否定されるとは思っていなかったからだ。
「わかったよ!お前達の考えはよく分かった……少し考える!」
「ケンちゃん!」
「ケンジ様!」
ムシュダルク達の静止も聞かず、ケンジは会議室から出て行ってしまった。ケンジの想いは、やはりここガイアースでは通じない物なのか?それとも王国制度で、貴族の存在は世の中に必要なのかと、ケンジは思い悩んでいた。
もしそうなら、Freedom国もそういった制度にしてしまった方が早い。だが、そんな事をすればケンジ自身暴君となるのは火を見るのも明らかである。
ケンジの考え方は、やはり地球のものでありその考えを、ガイアースに持ってくるのは無理なのかと諦めに近いものになってきていた。
1
お気に入りに追加
2,452
あなたにおすすめの小説
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる