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第9章 Freedom国の発展!
89話 スキル
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水飴や女性用下着を開発し、どんどんその地位を確立していくFreedom店である。その他の商品も又、工房で働いている者がゴッドオーダーをしながら、スキルを着実に伸ばしていることもあり、一般商品も又最高品質の商品が増えていたのである。
「シス嬢ちゃん、今ちょっといいか?」
「棟梁!どうしたのですか?」
システィナは大工の棟梁と呼んでいるが、この棟梁はゲンゴという名前のドワーフである。当然ケンジの奴隷で、システィナの後輩にあたるのだ。他のみんなは、棟梁やゲンさんという愛称で呼んでいるのだ。
「いやな……そろそろ楽器が作りたくてな!楽器を教えてくれないか?」
「棟梁!楽器を作るのですか⁉」
「ああ!大工がやっと105.00になってな!楽器を覚えたら、楽器を作れるようになると思ってな……」
「いいですよ!Freedomでは楽器製作に挑戦するのは、棟梁が初めてになりますね」
ここ、ガイアースの世界は本当に不思議な世界である。大工と楽器のスキルが成長すると、楽器が作れるようになるのだ。
大工はなんとなくわかるが、楽器のスキルが成長したら奏でるようになるだけだと思うのだが、楽器のスキルが伸びる事で特徴が分かるようになるのかもしれない。この2つのスキルが揃う事で、地球で言うストラディバリウスのような名器が製作可能となるのである。
その日から、システィナは土の日にはゲンゴに楽器の弾き方を教えたのである。基本のコードを教えたら、後は自分で頑張るとゲンゴは言ったが、システィナも楽器を修理してもらえることとなるので、出来る限り手伝うといったのである。
「棟梁!いつの間に大工を105.00にしたの?」
「それがな!主殿にゴッドオーダーは、暇なときにやれと言われておっての!」
「ご主人様は、いつもあたし達の事を想っていってくれますからね」
「それで、8ヵ月前だったかの?大工スキルのパワースクロール105が出たんだよ!あれは嬉しかったぞ!」
「へえ!ホント凄いね。でも105.00になるの大変だったでしょ?」
「ああ!たった5ポイント上げるのにも、8ヵ月ほどかかったっておるから、主殿の偉大さは本当凄いものだの!」
システィナは、ケンジが褒められるのを自分の事のように喜ぶのだった。
「でも、棟梁もすごいと思うよ!グランドマスター以上のスキルを、8ヵ月で105まで上げたんだからね」
「まあ、大工は誰でも簡単に上げれる職業だからの。グランドマスターも生産職の中では簡単な方だからだな……」
ゲンゴは、少し寂しそうな顔をしてウケを狙ったように、自虐で場を和ませようとしたのだった。
「ううん!そんな事ないよ!大工職人だって立派な職業だよ。ご主人様がいつも言っているもの!どんな職業だってその道を究めるのは大変なんだって!」
「シス嬢ちゃんは優しいな!」
ゲンゴは、システィナの頭を優しく撫でるのだった。そんな事をしているところにケンジがやってきたのである。
「ゲンさんとシスティナって珍しい組み合わせだな?何の話をしてんだ?」
「あっ!ご主人様!」
「主殿!」
「ご主人様聞いて下さいよ!棟梁が大工105.00になったらしいのですよ!」
「本当か!それは凄いじゃないか!」
「主殿のおかげだよ!ワシ等の為に資材を提供してくれるからな。そのおかげで、ワシ等はゴッドオーダーも気兼ねなく使えるんだよ」
「いやいや……そんな事ないぞ。スキルを上げるのだって、ゲンさんが頑張らなきゃ伸びないんだからな」
「ほらぁ~~~、ご主人様がそう言っているんだから、棟梁はもっと胸を張ったらいいんだよ」
「システィナの言う通りだ!」
「だがな……大工仕事は誰でも上げやすい職業なのは周知の事だから、あんま威張る事も出来んよ!同じ生産職でも錬金術の方が凄いんだからな」
「ゲンさん!良い事を教えてやろう」
「いい事って何だ?」
「ゲンさんが、さっき言った錬金術もゲンさんの職業である大工も、スキルのあがり方は一緒なんだぞ」
「そんな事はあるまい!主殿も冗談が好きだのう!」
「いやいや!これは冗談じゃなく本当なんだぞ。大工のスキルが上がりやすいのはちゃんと理由があるんだよ!」
「それは本当か?」
「ゲンさん達大工職人が上がりやすい理由は、斧術と戦術にあるんだよ」
「はっ⁉どういう事だ?生産と関係ないじゃないか!」
「ゲンさん達、大工職人は若い頃は伐採を上げているだろ?」
「ああ!まずは資材集めから頑張るのが、大工職人の道だからのう」
「他の生産職とはまずそこが違うんだよ。町の外に出て、斧で戦う事が出来る生産職で冒険者の護衛がいらないんだよ。その為、他の生産職とは違ってレベルが段違いにあるって事なんだよ」
ケンジの説明では、レベル10でスキル100ポイントが普通の速度であがる為、他の生産職と違いスキルが上がりやすいと言われたゲンゴは、顎が外れそうなくらい口を大きく開けて固まってしまったのである。
「あ、主殿!じゃあ……なにか?錬金術士もレベルを上げてからスキルをあげると、大工職人と同じくらいのスピードでスキルが成長するということなのか?」
「そういう事だ!他の生産職業は、自分で魔物と戦うすべの知らないから、レベルを上げずにスキルから上げていく為、生産職はスキルの伸びが遅いんだよ」
「それは本当か⁉」
「ああ!だからゲンさんはそんな悲観せず胸を張ればいいんだよ!大工スキルを105まで上げたのは、本当にすごい事なんだよ!」
ケンジの言葉に、ゲンゴは目が潤んだのだった。小さいころから、お前は何もできないから大工の道に進めと言われていて、その簡単な大工で失敗し奴隷へと落ちてしまったのだ。その失敗がゲンゴにはトラウマになっていたのだが、ケンジの言葉に救われたのである。
ドワーフだった、ゲンゴは幼いころから鍛冶職人になりたかったが、それがだめで大工になったがそれでさえ失敗したが、どんな職業でも同じくらい難しいと分かったのである。
才能がなければ、スキルは50.00で止まってしまう者もいる為、大工職人として105.00まで上げれるという事は、ゲンゴは大工の才能があるという事である。
「主殿、ありがとう!わしはそのことが聞けただけでも本当に幸せ者だ!」
「ああ!ゲンさんは、大工職人として胸を張ったらいいんだよ」
「ご主人様!聞いて下さいよ。棟梁はこれから楽器のスキルを伸ばして、楽器製作も出来るようになりたいそうですよ」
「だから、システィナと一緒にいたのか?」
「ああ!楽器もFreedom店に置けたらいいなと思ってな!シス嬢ちゃんに、楽器を教えてもらおうと思ったんだよ」
ケンジは、その言葉に何も言わずただ笑顔で答えたのだった。やっぱりFreedomの人間はエリート集団だなと思ったのである。
ギルドとは違い、自分が出来る事を自分から発案し努力しようとする事が、ケンジは嬉しかったのだった。
「ゲンさん!もう自分を卑下なんかせず頑張れよ」
「あっ、ああ!分かっておる!主殿、本当にありがとな」
ケンジは、少し休憩をしてゲンゴとシスティナと話をした事によって、リフレッシュすることが出来たのだった。
そして、それから一ヵ月が経った頃、ケンジがとうとう錬金術のスキルが130.01となり、ケンジはガッツポーズをとったのである。
「よっし!」
「ご主人様、どうしたのですか?」
「錬金術がやっと130.01になったよ!」
「130オーバー⁉すごいです!」
「でも、もっと凄い事になったぞ」
「えっ?」
「とうとう、エリクサーが製作可能となった」
「嘘でしょ?本当ですか……」
ケンジの言葉に、ダリアだけでなく部下達も又、開いた口が塞がらなかったのである。エリクサーはダンジョンからしか出ないとされていて、製作出来なかったからである。
つまり、今までイズモ大陸では年に数個でたらいいエリクサーを、オークションで購入されていたものが、製作可能となり普通に販売可能となるのである。
「ご主人様!すごいです。製作可能となればオークションでなくとも、手軽に手に入る事になるのですよね?」
「まあ、手軽ではないけどな?今までよりかは、手に入りやすいかもな?」
「でも製作可能なんですよね?」
「材料が大変かもな……」
「材料は何を使うのですか?」
「月光草が50本、秘薬の黒大蒜・高麗人参が200個づつ、それと最後にレサードラゴンの肝臓10gと血液が100mlが必要だな……」
「ド、ドラゴンの素材ですか?」
「まあ、俺達なら超級ダンジョンに行けば素材は揃えれるだろうが、販売するとなると相場は2億から3億は取らないといけないかもな」
「それでも、多分とぶように売れるかと思いますよ!オークションでは、6億は普通に越えちゃいますからね。半額で手に入るなら、貴族達はとびつくと思いますよ」
「それはそうかもしれないけど、貴族の為にダンジョンに潜ろうとは思わないかな……」
「ご主人様はホント貴族が嫌いですよね……まあ、好きな人は居ないと思いますが」
ダリアは、そんな事を言い苦笑いしたのである。
「まあ、でもエリクサーをいっぱい製作して、スキルを育てるのもいいよな。あれば無駄じゃないからな」
ケンジの言葉に、ダリア達は目が点になるのだった。エリクサーをスキルを伸ばすための、手段に使うなんて聞いたこともなかったからだ。エリクサーがあれば色んな人が助かり、手に入れた人は後の人生働かなくてもよくなり、人生勝ち組になるというのに、ケンジはエリクサーをあっても無駄じゃないと言い切ったのである。
「ご主人様って、本当に常識という物が無いのですね……」
ダリア達は、両手を広げて呆れたポーズしたのである。
「なんだよ……エリクサーなんて俺にとったらグレーターヒールポーションとあんま変わらないだけだよ!」
「「「「「はぁあ~~~~~⁉」」」」」
「まったく違いますよ!欠損や呪い、死以外のものは全て治療できるのですよ!」
「普通はそうだが、エリクサーなんてダンジョンに行ったらいくらでも手に入るアイテムだからさ。Freedomでは、もう普通に欠損なんか治るものじゃないか!」
「「「「「その考え方が常識が無いと言っているのです!」」」」」
ケンジは、みんなから一斉に否定されて項垂れるのだった。
「シス嬢ちゃん、今ちょっといいか?」
「棟梁!どうしたのですか?」
システィナは大工の棟梁と呼んでいるが、この棟梁はゲンゴという名前のドワーフである。当然ケンジの奴隷で、システィナの後輩にあたるのだ。他のみんなは、棟梁やゲンさんという愛称で呼んでいるのだ。
「いやな……そろそろ楽器が作りたくてな!楽器を教えてくれないか?」
「棟梁!楽器を作るのですか⁉」
「ああ!大工がやっと105.00になってな!楽器を覚えたら、楽器を作れるようになると思ってな……」
「いいですよ!Freedomでは楽器製作に挑戦するのは、棟梁が初めてになりますね」
ここ、ガイアースの世界は本当に不思議な世界である。大工と楽器のスキルが成長すると、楽器が作れるようになるのだ。
大工はなんとなくわかるが、楽器のスキルが成長したら奏でるようになるだけだと思うのだが、楽器のスキルが伸びる事で特徴が分かるようになるのかもしれない。この2つのスキルが揃う事で、地球で言うストラディバリウスのような名器が製作可能となるのである。
その日から、システィナは土の日にはゲンゴに楽器の弾き方を教えたのである。基本のコードを教えたら、後は自分で頑張るとゲンゴは言ったが、システィナも楽器を修理してもらえることとなるので、出来る限り手伝うといったのである。
「棟梁!いつの間に大工を105.00にしたの?」
「それがな!主殿にゴッドオーダーは、暇なときにやれと言われておっての!」
「ご主人様は、いつもあたし達の事を想っていってくれますからね」
「それで、8ヵ月前だったかの?大工スキルのパワースクロール105が出たんだよ!あれは嬉しかったぞ!」
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「ああ!たった5ポイント上げるのにも、8ヵ月ほどかかったっておるから、主殿の偉大さは本当凄いものだの!」
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「でも、棟梁もすごいと思うよ!グランドマスター以上のスキルを、8ヵ月で105まで上げたんだからね」
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「あっ!ご主人様!」
「主殿!」
「ご主人様聞いて下さいよ!棟梁が大工105.00になったらしいのですよ!」
「本当か!それは凄いじゃないか!」
「主殿のおかげだよ!ワシ等の為に資材を提供してくれるからな。そのおかげで、ワシ等はゴッドオーダーも気兼ねなく使えるんだよ」
「いやいや……そんな事ないぞ。スキルを上げるのだって、ゲンさんが頑張らなきゃ伸びないんだからな」
「ほらぁ~~~、ご主人様がそう言っているんだから、棟梁はもっと胸を張ったらいいんだよ」
「システィナの言う通りだ!」
「だがな……大工仕事は誰でも上げやすい職業なのは周知の事だから、あんま威張る事も出来んよ!同じ生産職でも錬金術の方が凄いんだからな」
「ゲンさん!良い事を教えてやろう」
「いい事って何だ?」
「ゲンさんが、さっき言った錬金術もゲンさんの職業である大工も、スキルのあがり方は一緒なんだぞ」
「そんな事はあるまい!主殿も冗談が好きだのう!」
「いやいや!これは冗談じゃなく本当なんだぞ。大工のスキルが上がりやすいのはちゃんと理由があるんだよ!」
「それは本当か?」
「ゲンさん達大工職人が上がりやすい理由は、斧術と戦術にあるんだよ」
「はっ⁉どういう事だ?生産と関係ないじゃないか!」
「ゲンさん達、大工職人は若い頃は伐採を上げているだろ?」
「ああ!まずは資材集めから頑張るのが、大工職人の道だからのう」
「他の生産職とはまずそこが違うんだよ。町の外に出て、斧で戦う事が出来る生産職で冒険者の護衛がいらないんだよ。その為、他の生産職とは違ってレベルが段違いにあるって事なんだよ」
ケンジの説明では、レベル10でスキル100ポイントが普通の速度であがる為、他の生産職と違いスキルが上がりやすいと言われたゲンゴは、顎が外れそうなくらい口を大きく開けて固まってしまったのである。
「あ、主殿!じゃあ……なにか?錬金術士もレベルを上げてからスキルをあげると、大工職人と同じくらいのスピードでスキルが成長するということなのか?」
「そういう事だ!他の生産職業は、自分で魔物と戦うすべの知らないから、レベルを上げずにスキルから上げていく為、生産職はスキルの伸びが遅いんだよ」
「それは本当か⁉」
「ああ!だからゲンさんはそんな悲観せず胸を張ればいいんだよ!大工スキルを105まで上げたのは、本当にすごい事なんだよ!」
ケンジの言葉に、ゲンゴは目が潤んだのだった。小さいころから、お前は何もできないから大工の道に進めと言われていて、その簡単な大工で失敗し奴隷へと落ちてしまったのだ。その失敗がゲンゴにはトラウマになっていたのだが、ケンジの言葉に救われたのである。
ドワーフだった、ゲンゴは幼いころから鍛冶職人になりたかったが、それがだめで大工になったがそれでさえ失敗したが、どんな職業でも同じくらい難しいと分かったのである。
才能がなければ、スキルは50.00で止まってしまう者もいる為、大工職人として105.00まで上げれるという事は、ゲンゴは大工の才能があるという事である。
「主殿、ありがとう!わしはそのことが聞けただけでも本当に幸せ者だ!」
「ああ!ゲンさんは、大工職人として胸を張ったらいいんだよ」
「ご主人様!聞いて下さいよ。棟梁はこれから楽器のスキルを伸ばして、楽器製作も出来るようになりたいそうですよ」
「だから、システィナと一緒にいたのか?」
「ああ!楽器もFreedom店に置けたらいいなと思ってな!シス嬢ちゃんに、楽器を教えてもらおうと思ったんだよ」
ケンジは、その言葉に何も言わずただ笑顔で答えたのだった。やっぱりFreedomの人間はエリート集団だなと思ったのである。
ギルドとは違い、自分が出来る事を自分から発案し努力しようとする事が、ケンジは嬉しかったのだった。
「ゲンさん!もう自分を卑下なんかせず頑張れよ」
「あっ、ああ!分かっておる!主殿、本当にありがとな」
ケンジは、少し休憩をしてゲンゴとシスティナと話をした事によって、リフレッシュすることが出来たのだった。
そして、それから一ヵ月が経った頃、ケンジがとうとう錬金術のスキルが130.01となり、ケンジはガッツポーズをとったのである。
「よっし!」
「ご主人様、どうしたのですか?」
「錬金術がやっと130.01になったよ!」
「130オーバー⁉すごいです!」
「でも、もっと凄い事になったぞ」
「えっ?」
「とうとう、エリクサーが製作可能となった」
「嘘でしょ?本当ですか……」
ケンジの言葉に、ダリアだけでなく部下達も又、開いた口が塞がらなかったのである。エリクサーはダンジョンからしか出ないとされていて、製作出来なかったからである。
つまり、今までイズモ大陸では年に数個でたらいいエリクサーを、オークションで購入されていたものが、製作可能となり普通に販売可能となるのである。
「ご主人様!すごいです。製作可能となればオークションでなくとも、手軽に手に入る事になるのですよね?」
「まあ、手軽ではないけどな?今までよりかは、手に入りやすいかもな?」
「でも製作可能なんですよね?」
「材料が大変かもな……」
「材料は何を使うのですか?」
「月光草が50本、秘薬の黒大蒜・高麗人参が200個づつ、それと最後にレサードラゴンの肝臓10gと血液が100mlが必要だな……」
「ド、ドラゴンの素材ですか?」
「まあ、俺達なら超級ダンジョンに行けば素材は揃えれるだろうが、販売するとなると相場は2億から3億は取らないといけないかもな」
「それでも、多分とぶように売れるかと思いますよ!オークションでは、6億は普通に越えちゃいますからね。半額で手に入るなら、貴族達はとびつくと思いますよ」
「それはそうかもしれないけど、貴族の為にダンジョンに潜ろうとは思わないかな……」
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「ご主人様って、本当に常識という物が無いのですね……」
ダリア達は、両手を広げて呆れたポーズしたのである。
「なんだよ……エリクサーなんて俺にとったらグレーターヒールポーションとあんま変わらないだけだよ!」
「「「「「はぁあ~~~~~⁉」」」」」
「まったく違いますよ!欠損や呪い、死以外のものは全て治療できるのですよ!」
「普通はそうだが、エリクサーなんてダンジョンに行ったらいくらでも手に入るアイテムだからさ。Freedomでは、もう普通に欠損なんか治るものじゃないか!」
「「「「「その考え方が常識が無いと言っているのです!」」」」」
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