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第8章 Freedom国の設立!
18話 生産ギルドの実態
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生産ギルドでは騒然となっていて、会議室ではギルドマスターと幹部の怒号がとんでいたのである。
「ガードマンは何をやっていたのだ!」
「私達は、いつも通り地下牢におりる守衛室で……」
「だったらなぜ、レーラ達3人がいなくなるんだ!」
「誰か侵入を許したんじゃないのか?」
「それは絶対ありません!私達は交代で階段前にずっと立っていたので!」
「だったら、交代する時一時的に空っぽにしたところを!」
「それも絶対にないです!交代の時は階段前に行く事にしています」
「だったら、なぜあの3人がいなくなるのだ?」
「だから、私達にさっぱりわからなくて!」
この説明を受けて、ギルドマスター達は何が何やらさっぱり分からないのである。ケンジの使った魔法、インビジビリティーは低階位魔法なのだが、世の中に知られていないのである。
これは、ガイアースの人々に、光の屈折の原理が理解されていない事にあり、姿を消すという魔法が開発されていないからである。
以前、闇ギルドマスターがギルと同じマジックアイテムを持っていた事があったが、このアイテムも又一般的に知られている訳ではなく、ギルドマスター達がこの魔法に辿り着ける事は困難な事例である。
「いったい、どうなっておるのだ!これでは責任を取る人間がいないではないか!」
「ギルドマスター!」
「なんだ?」
「ここは、報告書を本部に上げてはいかがですか?今回失敗した人物達が脱走をしてギルドとしては、その人物を指名手配するつもりだと!」
「ああ!俺もそれしかないと思っていたところだ」
「だったら、何も心配する事は無いではありませんか?」
「だが、そのレーラ達が生きていては、不安材料の一つで安心していれないではないか?」
「その報告書さえ、本部に届いていまえば、何も心配する事はありますまい」
「それに、報告書さえ上がればギルドのネットワークを使い、大陸中にレーラ達は指名手配され捕まるのも時間の問題かと!」
「そ、そういえばそうだな!」
これが、本部から離れたギルドの実態であり腐敗した上層部の姿であった。だが、この時レーラ達はもうすでに、Freedom国を出発した後である。
ギルドマスター達は、たかが女3人で何もできないだろうと油断していたのだった。まさかこの脱走にケンジが裏で手引きをしていたなど思いもしていなかった為、その報告書もゆっくり提出したのである。
そして、その報告書が本部に届いたのは、伝書鳩のようなウィンドバードを使い伝達する方法であった。
これは、テイマーが動物をテイムする事で成り立っている郵便方法なのだが、テイマーは冒険者としては、最弱職で役には立たないが、動物をテイムし生活をしているのである。旅に必要な馬をテイムしその馬を売ったり、今回の様にウィンドバードをテイムし、郵送の仕事を請け負ったりしているのだ。
このウィンドバードは風の属性を持ち、追い風を起こし信じられない速度で飛行するのである。テンペの町から聖都まで半年以上かかる道のりも、このウィンドバードにかかれば1週間もかからず到達するのである。
そして、この報告書が届いた時には、すでにレーラ達は本部に着き訴えを起こしていたのである。
はじめ、本部のお偉いさん方は、レーラ達の訴えを本気にしていなかったのだ。なにより、テンペの町から聖都までの距離で、1週間前にあった事を訴えてきたのである。そんな短い期間で旅をしてきた事が信じられなかったのである。
だが、この訴えを聞く際に公平を期すため、嘘をついてないかどうか確認できる人物が立ち会うのである。すると本当に1週間前の事で、自分達が冤罪を受けそうになった事や、奴隷の採掘士の事や、全て本当の事だと出るのである。
これには、本部の幹部達も首を傾げるしかなかったのである。テンペの町から1週間で旅が出来るものなのか?だが、レーラ達3人の言う事に一切嘘ではない事が証明されているのである。
そんな時、テンペの町から報告書が届くのだった。この報告書がテンペの生産ギルドマスターと幹部の最後となる物と知らず、自らの首を絞める事となるのである。
そして一方、ケンジはレーラ達を送り、ハウスをそのままにしてFreedom国に帰って来たのである。
「ご主人様おかえりなさいませ!」
「ミナレスただいま。ミナレスが挨拶してくるって珍しいな。セバスはどうしたんだ?」
「セバスは、気晴らしでティアナ達と畑仕事をしていますよ」
「えっ?あのセバスが畑仕事を?」
「ええ、なんか時々土いじりをしていると、気晴らしになるみたいですよ」
「へえ!なんか意外だな」
「わたしも、ミイナと二人で時々見て笑っているんですよ」
「何か、面白い事でもあるのか?」
「あのセバスが、ティアナ達と楽しそうに畑仕事をしているのを見て、なんか孫と一緒にスローライフしているようだって!」
「誰が孫と一緒ですって?」
ミナレスがその声にビクッと反応し、声のした方向に顔を向けると、こめかみをピクピクさせたセバスが立っていたのだった。
「いや……その……」
「ったくあなたは私のいない所でそんな風に言っていたとは……私はまだ、孫がいるような年じゃないですよ。失礼な!それと、ご主人様おかえりなさいませ。お早いお帰りでしたね」
「ああ、片道だからな!聖都の近くにハウスを設置してきたよ」
「え?聖都にも支店を開くつもりですか?」
「いや、今の所聖都には支店を開くつもりはないよ。だけど、ハウスを設置しておいたら、長旅をしなくてもよくなるだろ?」
「ああ……確かに!」
「さすがご主人様です!聖都にはテンペとは違う文化もありますしね。食材も違う名物があるそうですよ」
「へえ!そうなんだ。だったら、また向こうに行って買い物をし、買い込んでもいいな」
「でも、ご主人様……何で聖都では支店を置かないのですか?」
「そんないきなり離れた場所で、支店を開いても上手くいかないよ。とりあえずは、地元の王国から地道に広げたほうが良いよ」
「なるほど……」
「あ、それとご主人様……ちょっと言いにくいのですがよろしいでしょうか?」
「ん?ミナレス、何かあったのか?」
「みんなの食事なのですが……」
「食事がどうしたんだ?」
「私達の、厨房の人員を増やしてもらえないでしょうか?」
「あ!そういうことか……やっぱり人数が増えすぎて、手が回らなくなってきたのか?」
「ええ……今まで、手の空いている者にこちらを手伝ってもらっていたのですが、3つの町を相手にしている分、余裕がなくなってきたようで、わたしとミーナだけでまわしているのですが少し辛くなってきました」
「そっか、悪かったな。すぐに人員を確保してくるよ。ギル、システィナ一緒に着いてきてくれ」
「「はい!」」
「ミナレス!料理できる者は5人ぐらいか?10人ぐらい?」
「そうですね……これから、商売する町が増えていけば、又足りなくなりますが取り敢えず5人いれば十分です」
「そっか!わかったよ」
ミナレスにそのように頼まれ、ケンジは王都の奴隷商店に向かい、料理のスキルを持った人物を5人揃えたのだった。
そして、その帰りに日用雑貨を揃えて帰るのである。前は服やベット・タンス等購入していたが、今はツバキに頼みその人間のサイズを測ってもらい、上等な糸で服を作ってもらうのである。家具等は、大工職人が自国に来た事もあり、購入することは無くなったのである。
Freedom国は、どんどん自給自足ができるようになってきたのだ。
店舗で働いている、ユエティー達の制服もまたツバキの上質な糸で作っていて、プレートメイルより防御力のある服であり、いきなり襲われても、ナイフ位は簡単に弾き返すほどの防御力があるので、ケンジは安心している。
また、ティアナ達は農業やガーデニングのスキルがグランドマスターとなり、綿花を育てれるようになり、ツバキの糸でフカフカの布団を製作できるようになったのだ。これにより、大工職人の腕と高級布団が合わさり、貴族からも人気の高い家具が、売り出せる事となったのである。
今まで、ケンジの作った商品が爆発的な人気であったが、ここにきて家具の方も人気が出てきたのである。だがケンジの商品とは違って、大工職人や鍛冶職人の商品はそれなりの値段を取り、平民達には手が出ないのだ。
その為、高級家具として売りだす事となる。鍛冶職人達の方も、新人冒険者には手が出ないような武器や防具も、作りだせるようになってきていた。
ただ、やっぱり鍛冶の方は、ケンジも製作する為、冒険者達はケンジ製作の装備品が憧れであり、ケンジの商品が売れるのである。その為、鍛冶職人達は初心者用に少しでも良いモノをと思い、製作に力を入れていたのである。
Freedomの店は、全ての人に需要のあるものを売り出していたので、店が開いている間は本当にひっきりなしに人々が来ていたのである。
これにより、厨房の人員が足りなくなったのだ。ミナレス達はギリギリまで頑張っていたのだが、これはもう無理だと思い、ケンジにお願いしたのだった。
「ご主人様!我儘を言って申し訳ありません」
「何を言っているんだ!そういう事はもっと早く言わなきゃダメだ!」
「ですが……」
「ですがじゃない!お前達が過労で倒れたらそれこそ心配だろう。だから、絶対無理なんかせず、俺に相談してくれよ」
「はい……ありがとうございます」
「ミーナにもちゃんと言っておいてくれよ」
「はい、今買い出しに行っているので、帰ってきたらそのように伝えておきます」
「ああ!」
ケンジは、ミナレスの言葉に安心し、新しく入った奴隷達の治療をし、ミナレスに任せたのだった。
そして、ケンジは部屋に戻ろうとして旅の疲れを取ろうとしたのだが、セバスから呼び止められるのだった。そのセバスの表情は何やら険しく、ケンジはなにやら不穏な事を感じるのだった。
「ガードマンは何をやっていたのだ!」
「私達は、いつも通り地下牢におりる守衛室で……」
「だったらなぜ、レーラ達3人がいなくなるんだ!」
「誰か侵入を許したんじゃないのか?」
「それは絶対ありません!私達は交代で階段前にずっと立っていたので!」
「だったら、交代する時一時的に空っぽにしたところを!」
「それも絶対にないです!交代の時は階段前に行く事にしています」
「だったら、なぜあの3人がいなくなるのだ?」
「だから、私達にさっぱりわからなくて!」
この説明を受けて、ギルドマスター達は何が何やらさっぱり分からないのである。ケンジの使った魔法、インビジビリティーは低階位魔法なのだが、世の中に知られていないのである。
これは、ガイアースの人々に、光の屈折の原理が理解されていない事にあり、姿を消すという魔法が開発されていないからである。
以前、闇ギルドマスターがギルと同じマジックアイテムを持っていた事があったが、このアイテムも又一般的に知られている訳ではなく、ギルドマスター達がこの魔法に辿り着ける事は困難な事例である。
「いったい、どうなっておるのだ!これでは責任を取る人間がいないではないか!」
「ギルドマスター!」
「なんだ?」
「ここは、報告書を本部に上げてはいかがですか?今回失敗した人物達が脱走をしてギルドとしては、その人物を指名手配するつもりだと!」
「ああ!俺もそれしかないと思っていたところだ」
「だったら、何も心配する事は無いではありませんか?」
「だが、そのレーラ達が生きていては、不安材料の一つで安心していれないではないか?」
「その報告書さえ、本部に届いていまえば、何も心配する事はありますまい」
「それに、報告書さえ上がればギルドのネットワークを使い、大陸中にレーラ達は指名手配され捕まるのも時間の問題かと!」
「そ、そういえばそうだな!」
これが、本部から離れたギルドの実態であり腐敗した上層部の姿であった。だが、この時レーラ達はもうすでに、Freedom国を出発した後である。
ギルドマスター達は、たかが女3人で何もできないだろうと油断していたのだった。まさかこの脱走にケンジが裏で手引きをしていたなど思いもしていなかった為、その報告書もゆっくり提出したのである。
そして、その報告書が本部に届いたのは、伝書鳩のようなウィンドバードを使い伝達する方法であった。
これは、テイマーが動物をテイムする事で成り立っている郵便方法なのだが、テイマーは冒険者としては、最弱職で役には立たないが、動物をテイムし生活をしているのである。旅に必要な馬をテイムしその馬を売ったり、今回の様にウィンドバードをテイムし、郵送の仕事を請け負ったりしているのだ。
このウィンドバードは風の属性を持ち、追い風を起こし信じられない速度で飛行するのである。テンペの町から聖都まで半年以上かかる道のりも、このウィンドバードにかかれば1週間もかからず到達するのである。
そして、この報告書が届いた時には、すでにレーラ達は本部に着き訴えを起こしていたのである。
はじめ、本部のお偉いさん方は、レーラ達の訴えを本気にしていなかったのだ。なにより、テンペの町から聖都までの距離で、1週間前にあった事を訴えてきたのである。そんな短い期間で旅をしてきた事が信じられなかったのである。
だが、この訴えを聞く際に公平を期すため、嘘をついてないかどうか確認できる人物が立ち会うのである。すると本当に1週間前の事で、自分達が冤罪を受けそうになった事や、奴隷の採掘士の事や、全て本当の事だと出るのである。
これには、本部の幹部達も首を傾げるしかなかったのである。テンペの町から1週間で旅が出来るものなのか?だが、レーラ達3人の言う事に一切嘘ではない事が証明されているのである。
そんな時、テンペの町から報告書が届くのだった。この報告書がテンペの生産ギルドマスターと幹部の最後となる物と知らず、自らの首を絞める事となるのである。
そして一方、ケンジはレーラ達を送り、ハウスをそのままにしてFreedom国に帰って来たのである。
「ご主人様おかえりなさいませ!」
「ミナレスただいま。ミナレスが挨拶してくるって珍しいな。セバスはどうしたんだ?」
「セバスは、気晴らしでティアナ達と畑仕事をしていますよ」
「えっ?あのセバスが畑仕事を?」
「ええ、なんか時々土いじりをしていると、気晴らしになるみたいですよ」
「へえ!なんか意外だな」
「わたしも、ミイナと二人で時々見て笑っているんですよ」
「何か、面白い事でもあるのか?」
「あのセバスが、ティアナ達と楽しそうに畑仕事をしているのを見て、なんか孫と一緒にスローライフしているようだって!」
「誰が孫と一緒ですって?」
ミナレスがその声にビクッと反応し、声のした方向に顔を向けると、こめかみをピクピクさせたセバスが立っていたのだった。
「いや……その……」
「ったくあなたは私のいない所でそんな風に言っていたとは……私はまだ、孫がいるような年じゃないですよ。失礼な!それと、ご主人様おかえりなさいませ。お早いお帰りでしたね」
「ああ、片道だからな!聖都の近くにハウスを設置してきたよ」
「え?聖都にも支店を開くつもりですか?」
「いや、今の所聖都には支店を開くつもりはないよ。だけど、ハウスを設置しておいたら、長旅をしなくてもよくなるだろ?」
「ああ……確かに!」
「さすがご主人様です!聖都にはテンペとは違う文化もありますしね。食材も違う名物があるそうですよ」
「へえ!そうなんだ。だったら、また向こうに行って買い物をし、買い込んでもいいな」
「でも、ご主人様……何で聖都では支店を置かないのですか?」
「そんないきなり離れた場所で、支店を開いても上手くいかないよ。とりあえずは、地元の王国から地道に広げたほうが良いよ」
「なるほど……」
「あ、それとご主人様……ちょっと言いにくいのですがよろしいでしょうか?」
「ん?ミナレス、何かあったのか?」
「みんなの食事なのですが……」
「食事がどうしたんだ?」
「私達の、厨房の人員を増やしてもらえないでしょうか?」
「あ!そういうことか……やっぱり人数が増えすぎて、手が回らなくなってきたのか?」
「ええ……今まで、手の空いている者にこちらを手伝ってもらっていたのですが、3つの町を相手にしている分、余裕がなくなってきたようで、わたしとミーナだけでまわしているのですが少し辛くなってきました」
「そっか、悪かったな。すぐに人員を確保してくるよ。ギル、システィナ一緒に着いてきてくれ」
「「はい!」」
「ミナレス!料理できる者は5人ぐらいか?10人ぐらい?」
「そうですね……これから、商売する町が増えていけば、又足りなくなりますが取り敢えず5人いれば十分です」
「そっか!わかったよ」
ミナレスにそのように頼まれ、ケンジは王都の奴隷商店に向かい、料理のスキルを持った人物を5人揃えたのだった。
そして、その帰りに日用雑貨を揃えて帰るのである。前は服やベット・タンス等購入していたが、今はツバキに頼みその人間のサイズを測ってもらい、上等な糸で服を作ってもらうのである。家具等は、大工職人が自国に来た事もあり、購入することは無くなったのである。
Freedom国は、どんどん自給自足ができるようになってきたのだ。
店舗で働いている、ユエティー達の制服もまたツバキの上質な糸で作っていて、プレートメイルより防御力のある服であり、いきなり襲われても、ナイフ位は簡単に弾き返すほどの防御力があるので、ケンジは安心している。
また、ティアナ達は農業やガーデニングのスキルがグランドマスターとなり、綿花を育てれるようになり、ツバキの糸でフカフカの布団を製作できるようになったのだ。これにより、大工職人の腕と高級布団が合わさり、貴族からも人気の高い家具が、売り出せる事となったのである。
今まで、ケンジの作った商品が爆発的な人気であったが、ここにきて家具の方も人気が出てきたのである。だがケンジの商品とは違って、大工職人や鍛冶職人の商品はそれなりの値段を取り、平民達には手が出ないのだ。
その為、高級家具として売りだす事となる。鍛冶職人達の方も、新人冒険者には手が出ないような武器や防具も、作りだせるようになってきていた。
ただ、やっぱり鍛冶の方は、ケンジも製作する為、冒険者達はケンジ製作の装備品が憧れであり、ケンジの商品が売れるのである。その為、鍛冶職人達は初心者用に少しでも良いモノをと思い、製作に力を入れていたのである。
Freedomの店は、全ての人に需要のあるものを売り出していたので、店が開いている間は本当にひっきりなしに人々が来ていたのである。
これにより、厨房の人員が足りなくなったのだ。ミナレス達はギリギリまで頑張っていたのだが、これはもう無理だと思い、ケンジにお願いしたのだった。
「ご主人様!我儘を言って申し訳ありません」
「何を言っているんだ!そういう事はもっと早く言わなきゃダメだ!」
「ですが……」
「ですがじゃない!お前達が過労で倒れたらそれこそ心配だろう。だから、絶対無理なんかせず、俺に相談してくれよ」
「はい……ありがとうございます」
「ミーナにもちゃんと言っておいてくれよ」
「はい、今買い出しに行っているので、帰ってきたらそのように伝えておきます」
「ああ!」
ケンジは、ミナレスの言葉に安心し、新しく入った奴隷達の治療をし、ミナレスに任せたのだった。
そして、ケンジは部屋に戻ろうとして旅の疲れを取ろうとしたのだが、セバスから呼び止められるのだった。そのセバスの表情は何やら険しく、ケンジはなにやら不穏な事を感じるのだった。
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