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第7章 超級ダンジョン攻略!
50話 超級ダンジョン④
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ケンジ達は、重苦しい雰囲気の中ハウスから出て、ダンジョンの奥へと進むのだった。
いつもは、隊列の順はギルが先頭で、その後に槍を持つプリムと続き、最後の殿にはマイを置いていたのだった。これは、一番実力がある頼りになる仲間と言う事であり、ちゃんとした理由があるのである。
だが、今回はギル達の考え方に不安を持った、マイがギルの後に続き、プリムを殿に置いたのだった。
「貴方たち、考え方をちゃんと改めたの?」
マイは、厳しい口調でギルに尋ねるのだった。
「私は、今までみたいに動けるとはおもいます・・・ですが、マードック達には昨日の主の言葉が響いているとは、少し疑問が残っている感じですね・・・」
「・・・・」
「貴方達は、ケンちゃんに購入してもらい、もう4年ほど経つじゃない?」
「ええ・・・そうですね・・・」
「たった4年で、80レベルに到達したのは、いきなりじゃないんだよ?ちゃんと今まで、努力した結果だと思わなきゃだめだよ。」
「ですが・・・・そんな人間が今までいたとは・・・・これは、どう考えても主のおかげで、強くなれたかんじですし・・・」
「その考え方がいけないのよ!ケンちゃんのスキル【成長】はあくまでサポートなのよ!」
「・・・・」
「その様子じゃ、まだわかっていないようね。いい?サポートはあくまでサポートであって、本人が努力して経験を積み、行動を起こさないと結果がともわないのよ。」
「つまり、ギル達が色んなことを吸収し経験をした証が、そのレベルという形になっているの!」
「はあ・・・」
ギルは、わかったようなわからないような、気の抜けた返事をしたのだった。
「ったく!しっかりしなさいよね!」
マイはギルの背中を叩き、気合を入れ直すのだった。それを聞いていた、マードックとシスティナはマイに対して申し訳なく思うのだった。
そして、不安な気持ちを抱え、ケンジ達は20階層にたどり着くのである。ケンジは、選択を迫られていたのだった。このままボスに突入してもいいのかそれとも、引き返すのが正解なのか。
ケンジとしては、今のメンバーの実力なら冗談抜きに余裕で、ボスを討伐出来る自信はあるのだが、ギル達の心情を考えると進んでもいいのか?どうか考えものなのだ。
「主!ボス部屋の扉をあけるぞ?」
「ちょっと待て!」
「え?」
「ご主人様、どうかしたのですか?」
「どうかしたの?じゃない。お前達は本当に大丈夫なのか?確かにボスではない、エンカウントした魔物には、今まで通りの行動はしていたが、この感じをそのまま維持をしてボスに挑めるのか?」
ケンジの言葉に、みんな黙ってしまうのだった。そして、第一声にマードックがケンジに、懇願する様に話しかけてきたのだった。
「主!頼む!この先に挑戦させてくれ!今度はちゃんとするから!」
「マードック、厳しいようだがそのちゃんとするという根拠は?」
「根拠と言われたら・・・説明できねぇ・・・だけど、これだけは信じてくれ!俺は、いや・・・俺だけじゃなく姉貴達もこのまま、主とマイさんに迷惑をかけたまま終われねえんだ・・・」
「マードック・・・」
「俺は、主にゴブリンから助けられた時、生涯主の役に立つと誓ったんだ!だから頼む!もう一回俺達にチャンスをくれ!」
マードックは、ケンジに土下座しながら頼み込んだのだった。ケンジはマイの方を見て頷くのだった。ケンジはそれを見てハウスを取り出したのだった。
「主!ちょっと待ってくれ・・・やっぱり信用に値しないのか?」
「マードック!お前を信用するからな。今度、同じような失敗した時は留守番組のメンバーにする。この先新しいダンジョンに一緒に行けると思うなよ。」
「えっ?」
「えっ?じゃないよ。このまま突入するわけないだろ。今日はここまで、ゆっくり疲れをいやしてから8時間後に突入する!みんなも体調を整えるんだ。いいな!」
それを聞き、マードック達は笑顔になり返事をするのだった。そして、ハウスに入りケンジ達は、ご飯を食べゆっくりするのだった。
そのあと、ケンジとマイはゆっくり話し合っていたのだった。
「ケンちゃん・・・本当に大丈夫なの?」
「ああ・・・不安は残るだろうが、マードックのあの目を見ただろう?」
「見たけど、ケンちゃんには何か違って見えたの?あたしにはいつもと同じように見えたんだけど・・・」
「うん・・・なんていうのかな?あいつ、俺の護衛役として冒険者になった頃、戦闘職ではなくて大道芸人でダンスしか出来なかったんだよ。」
「うん、それは聞いたことあるかな。」
「そんな、あいつに最初ダンサーは、ダークエルフ特有の職業があるって教えたらさ、目を輝かせてそれになるって頑張ったんだよ。」
「そりゃ、頑張らないと奴隷という立場だから頑張らなきゃ捨てられる恐れがあるものね・・・」
「それにしてもだぜ。大道芸人として町で暮らしていけるんだ。そんな人間が大道芸人を極めて、そのうえ戦士に転職なんて普通はあり得ないだろ?」
「まあ、確かにそれは普通に考えてあり得ないわね。」
「それを経て、今はミストラルダンサーだ。並大抵の努力じゃなれないよ。」
「それに、パッシブスキルって才能が無いと、100.00まで到達しない人間も少なくないんだろ?」
「ええ、確かにそうね。」
「ってことは、あいつは努力と才能を掛け合わせて持ってた事となるよな?」
「で、ケンちゃんは何が言いたいのよ?」
「最近は、マードックは自信を無くしマードックだけじゃないけど、そんな奴らが俺の周りにいるって事は幸運だって事だよ。」
「はあ?それと、今回突入を決めた事と何の関係があるのよ。」
「わからないのか?」
「わからないわよ!確かにマードック達はグランドマスター(100.00)どころかレジェンダリー(120.00)に到達できるほどの才能の持ち主だよ。
だけど、いくら才能があると言っても、自信を無くしてしまった人間は、立ち直るのにそれなりの時間がいると思うよ。」
「それは、並の人間だったらな。だけど、今回のあいつの目は、自分の過去の事を想いだしたような目だったよ。いや・・・・マードックだけじゃなく、あいつの言葉にギル達も自分の立場や役目を思い出したようだったぞ。」
「え?本当に?あたしには同じようにしかみえなかったけど・・・」
「まあ、もし同じように躊躇するようだったら、その地点で俺が出張るつもりだ。そして、このダンジョンは諦めようと思う。」
「諦めてどうするの?」
「諦めると言うか、このダンジョンの5階層ぐらいで資材の採取だけしてればいいさ。只のエンカウントの魔物だけなら間引けるだろ?」
「ああ・・・そういうことね・・・残念だけどそれが一番の対処法ね。」
ケンジとマイは、そんなことを話しお気楽に考えていたのだった。ケンジからしたら、ダンジョンの攻略をしてこの土地自体を安全にして、新たな事を考えていたのだが、ダンジョン攻略は絶対という訳ではなく、無理なら無理で次の事を考えればいいと思っていたのだった。
そして8時間後・・・ゆっくりと休憩を取ったケンジ達は気を引き締め、20階層のボスに挑もうとしていたのだった。
いつもは、隊列の順はギルが先頭で、その後に槍を持つプリムと続き、最後の殿にはマイを置いていたのだった。これは、一番実力がある頼りになる仲間と言う事であり、ちゃんとした理由があるのである。
だが、今回はギル達の考え方に不安を持った、マイがギルの後に続き、プリムを殿に置いたのだった。
「貴方たち、考え方をちゃんと改めたの?」
マイは、厳しい口調でギルに尋ねるのだった。
「私は、今までみたいに動けるとはおもいます・・・ですが、マードック達には昨日の主の言葉が響いているとは、少し疑問が残っている感じですね・・・」
「・・・・」
「貴方達は、ケンちゃんに購入してもらい、もう4年ほど経つじゃない?」
「ええ・・・そうですね・・・」
「たった4年で、80レベルに到達したのは、いきなりじゃないんだよ?ちゃんと今まで、努力した結果だと思わなきゃだめだよ。」
「ですが・・・・そんな人間が今までいたとは・・・・これは、どう考えても主のおかげで、強くなれたかんじですし・・・」
「その考え方がいけないのよ!ケンちゃんのスキル【成長】はあくまでサポートなのよ!」
「・・・・」
「その様子じゃ、まだわかっていないようね。いい?サポートはあくまでサポートであって、本人が努力して経験を積み、行動を起こさないと結果がともわないのよ。」
「つまり、ギル達が色んなことを吸収し経験をした証が、そのレベルという形になっているの!」
「はあ・・・」
ギルは、わかったようなわからないような、気の抜けた返事をしたのだった。
「ったく!しっかりしなさいよね!」
マイはギルの背中を叩き、気合を入れ直すのだった。それを聞いていた、マードックとシスティナはマイに対して申し訳なく思うのだった。
そして、不安な気持ちを抱え、ケンジ達は20階層にたどり着くのである。ケンジは、選択を迫られていたのだった。このままボスに突入してもいいのかそれとも、引き返すのが正解なのか。
ケンジとしては、今のメンバーの実力なら冗談抜きに余裕で、ボスを討伐出来る自信はあるのだが、ギル達の心情を考えると進んでもいいのか?どうか考えものなのだ。
「主!ボス部屋の扉をあけるぞ?」
「ちょっと待て!」
「え?」
「ご主人様、どうかしたのですか?」
「どうかしたの?じゃない。お前達は本当に大丈夫なのか?確かにボスではない、エンカウントした魔物には、今まで通りの行動はしていたが、この感じをそのまま維持をしてボスに挑めるのか?」
ケンジの言葉に、みんな黙ってしまうのだった。そして、第一声にマードックがケンジに、懇願する様に話しかけてきたのだった。
「主!頼む!この先に挑戦させてくれ!今度はちゃんとするから!」
「マードック、厳しいようだがそのちゃんとするという根拠は?」
「根拠と言われたら・・・説明できねぇ・・・だけど、これだけは信じてくれ!俺は、いや・・・俺だけじゃなく姉貴達もこのまま、主とマイさんに迷惑をかけたまま終われねえんだ・・・」
「マードック・・・」
「俺は、主にゴブリンから助けられた時、生涯主の役に立つと誓ったんだ!だから頼む!もう一回俺達にチャンスをくれ!」
マードックは、ケンジに土下座しながら頼み込んだのだった。ケンジはマイの方を見て頷くのだった。ケンジはそれを見てハウスを取り出したのだった。
「主!ちょっと待ってくれ・・・やっぱり信用に値しないのか?」
「マードック!お前を信用するからな。今度、同じような失敗した時は留守番組のメンバーにする。この先新しいダンジョンに一緒に行けると思うなよ。」
「えっ?」
「えっ?じゃないよ。このまま突入するわけないだろ。今日はここまで、ゆっくり疲れをいやしてから8時間後に突入する!みんなも体調を整えるんだ。いいな!」
それを聞き、マードック達は笑顔になり返事をするのだった。そして、ハウスに入りケンジ達は、ご飯を食べゆっくりするのだった。
そのあと、ケンジとマイはゆっくり話し合っていたのだった。
「ケンちゃん・・・本当に大丈夫なの?」
「ああ・・・不安は残るだろうが、マードックのあの目を見ただろう?」
「見たけど、ケンちゃんには何か違って見えたの?あたしにはいつもと同じように見えたんだけど・・・」
「うん・・・なんていうのかな?あいつ、俺の護衛役として冒険者になった頃、戦闘職ではなくて大道芸人でダンスしか出来なかったんだよ。」
「うん、それは聞いたことあるかな。」
「そんな、あいつに最初ダンサーは、ダークエルフ特有の職業があるって教えたらさ、目を輝かせてそれになるって頑張ったんだよ。」
「そりゃ、頑張らないと奴隷という立場だから頑張らなきゃ捨てられる恐れがあるものね・・・」
「それにしてもだぜ。大道芸人として町で暮らしていけるんだ。そんな人間が大道芸人を極めて、そのうえ戦士に転職なんて普通はあり得ないだろ?」
「まあ、確かにそれは普通に考えてあり得ないわね。」
「それを経て、今はミストラルダンサーだ。並大抵の努力じゃなれないよ。」
「それに、パッシブスキルって才能が無いと、100.00まで到達しない人間も少なくないんだろ?」
「ええ、確かにそうね。」
「ってことは、あいつは努力と才能を掛け合わせて持ってた事となるよな?」
「で、ケンちゃんは何が言いたいのよ?」
「最近は、マードックは自信を無くしマードックだけじゃないけど、そんな奴らが俺の周りにいるって事は幸運だって事だよ。」
「はあ?それと、今回突入を決めた事と何の関係があるのよ。」
「わからないのか?」
「わからないわよ!確かにマードック達はグランドマスター(100.00)どころかレジェンダリー(120.00)に到達できるほどの才能の持ち主だよ。
だけど、いくら才能があると言っても、自信を無くしてしまった人間は、立ち直るのにそれなりの時間がいると思うよ。」
「それは、並の人間だったらな。だけど、今回のあいつの目は、自分の過去の事を想いだしたような目だったよ。いや・・・・マードックだけじゃなく、あいつの言葉にギル達も自分の立場や役目を思い出したようだったぞ。」
「え?本当に?あたしには同じようにしかみえなかったけど・・・」
「まあ、もし同じように躊躇するようだったら、その地点で俺が出張るつもりだ。そして、このダンジョンは諦めようと思う。」
「諦めてどうするの?」
「諦めると言うか、このダンジョンの5階層ぐらいで資材の採取だけしてればいいさ。只のエンカウントの魔物だけなら間引けるだろ?」
「ああ・・・そういうことね・・・残念だけどそれが一番の対処法ね。」
ケンジとマイは、そんなことを話しお気楽に考えていたのだった。ケンジからしたら、ダンジョンの攻略をしてこの土地自体を安全にして、新たな事を考えていたのだが、ダンジョン攻略は絶対という訳ではなく、無理なら無理で次の事を考えればいいと思っていたのだった。
そして8時間後・・・ゆっくりと休憩を取ったケンジ達は気を引き締め、20階層のボスに挑もうとしていたのだった。
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