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第6章 ケンジの新しい生産力!

3話 スキル上げ③

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 システィナとの事があってからケンジはずっとテイムのスキルを伸ばしその結果魔物をテイムできると言われるマスタークラス(80.00)まで取り敢えず頑張ることにしたのだった。

 ゴブリンをテイムするのに80.00のスキルはいるらしいのだがこれとは別に動物学・獣医学のスキルが無いと魔物は絶対にテイム出来ない事がわかるのである。

 動物学はその生き物がどういった生態や習性があるのかどういった物を食べるのかが詳しくわかるのである。つまり動物や魔物専用の鑑定能力みたいなものである。

 そして、魔物をテイムするには最も重要といってもいいであろう獣医学である。これはせっかくテイムして仲間にしても病気や怪我をした時、何が悪いとかどこを治療したらいいのか解らないとテイマーとして無責任な主になる為必須スキルである。
 獣医学が無いとテイムされる方も動物の勘で使い捨てにされるかもしれないと信頼関係が結べない為魔物は絶対に仲間になってくれないのだ。

 この事からテイマーは3つのスキルを満遍なく上げることが必要でテイムが成功しないとスキルは絶対に上がらないし、テイムしたペットが病気や治療が必要の時だけ治療をする為獣医学は更に上がりづらいのである。
 この事からわかる様にテイマーは魔法使いよりスキルを上げるのが難しく魔物もペットにできない為、人数も少ないのである。

 

 ケンジはシスティナのサポートのおかげでテイムと動物学のスキルはどんどん上がっていくのだが獣医学だけは全然上がらなかったのである。

「なあ、システィナ・・・野生の牛と鶏、家で買う事出来ないかな?」

「何にするのですか?」

「いやな・・・テイムしてもすぐ解放していると獣医学が全然伸ばせないんだよな・・・だから家で飼育したら調子悪くなったとき治療したら獣医学も伸ばせるんだよな。」

「それしか方法が無いならしょうがないんじゃないですか?」

「だけどなあ・・・飼育するとなると大変だろ?俺は動物は好きだが世話をしたことないからなあ・・・・」

「じゃあ牛はあきらめて鶏だけにしたらどうですか?鶏だけ数羽なら餌代もそんなにかからないかと思いますし。卵を産んでくれたらラッキーですしね。」

「確かに牛は大きいから餌代も馬鹿にならんしとりあえず鶏だけにするか。」

 そうしてこの日は鶏を5羽テイムし家に連れて帰るケンジだった。家に帰るとセバスが何事なのかと驚き声をかけてきた。

「ご主人様、鶏をどうするのでございますか?」

「いやな・・・テイムは順調に上がっているんだけどな獣医学の方が全然あがらないから家で鶏を飼育しようかと思ってな。」

「ですが飼育なんてできるのですか?野生だったものがそう簡単に順応するとはおもえないのですが・・・」

「テイムしているから大丈夫じゃないのか?」

 セバスの説明では必ずしもそうではないらしいのである。例えばゴブリンをテイムした冒険者がゴブリンを操り切れなくて町でゴブリンが問題を起こしその飼い主の冒険者が賠償金を払った事例もあるらしいのである。
 セバスが言うにはテイムした動物と魔物の信頼関係が十分なら問題ないらしいがそこは動物なので意思疎通が難しいのである。ケンジはその説明を受けて下を見てみると足元によって来た鶏がコケェと一言鳴いたのだった。

 ケンジはセバスの説明を聞き、鶏5羽にはのびのび育てる感じで敷地内にスペースを作り柵で囲んだのだった。鶏は野生の時とは違い敵がいないのを感じ取りゆったりくつろいでいる様子であった。

「これなら鶏も安心できるだろうし順応してくれるかな?あとは、卵が手に入ったら言う事なしだな。」

 ケンジは鶏を飼育しはじめ元気のないときはリフレッシュかけたり怪我をしたりしていたらヒールをかけて獣医学を伸ばしていくのだった。
 それによってテイマーの特質というか動物たちの信頼がなんとなく分かってきたのだった。つまりテイムした魔物や動物が言う事を聞かないのはテイム対象が調教術や動物学のスキルの値が足りないことがわかるのだった。

 例えばゴブリンをテイムできる最低値が80.00なのだが100%安全に言う事を聞かせようとするならば調教術100.00、動物学100.00、獣医学80.00のスキルが必要なのである。

 こういったテイマーとしての素質がない者は気を焦らせスキルが足りないのに無理やりゴブリンや他の魔物をテイムした結果町で暴走させてしまうことがわかるのだった。

 つまり鶏をテイムするには調教術20あれば十分操ることができ何も問題無いことがわかったのである。

 だがこれによりケンジがわかったことは裁縫の素材の為蜘蛛系やワーム系の魔物を問題なくテイムできるスキル値はレジェンダリー(120.00)近くまで引き上げなければいけないことがわかってケンジはガクッと膝から
崩れ落ちるのだった。






 ケンジは落ち込みながら裁縫室でカタカタ機織り機の前で糸から布を作りその材料でシャツやズボンを作り裁縫のスキルをのばしていた。ケンジが作った製品はスキルが足りずほころびや型があってなかったりと散々なものが出来上がったのだ。

「なあ、プリム裁縫を教えてほしいんだがいいか?」
 
 ケンジがプリムに声をかけるのだったが今からプリムはマイの護衛で町の外に向かうところだった。

「えええ・・・・わたし今からマイさんと町の外に行くところだったんです・・・」

「そっか。それはしょうがないな。マイを頼むぞ。」

 プリムはケンジと一緒の時間を二人で過ごせるチャンスを逃しプリムはものすごく落ち込むのだった。するとミイナがやってきてケンジに話しかけてきた。

「ご主人様あたしも裁縫できますよ。あたしで良かったらサポートできます。」

「そっかあ。ミイナも裁縫スキルマスタークラスだったよな。だったら頼むよ。ここのところがうまくいかなくてなあ・・・」

「ああ、そこはですね・・・ここをこうしてこうしたら・・・ほら!」

「おおお!なるほどおお!」

 それを見たプリムは目に涙をためてマイとシスティナと二人で狩にいくのだった。

「プリムこうゆうこともあるよ・・・・元気出して。」

「うん・・・」




 ケンジはミイナに裁縫のコツを教えてもらいドンドン服を作っていったのだった。ケンジにはレアスキルといわれる成長があったのでミイナの言った事は全て吸収し裁縫スキルを伸ばしていくのだった。

 作った物はゴッドオーダーで裁縫の注文書で出すと全て注文書に吸収させて余った服はインベントリに収納して後日ゴッドオーダーにしてしまおうとケンジは思っていたのだった。

「ご主人様?その大量の服はどうするのですか?」

「ああ、これは売り物にはならないだろ?まだ俺の腕ではお客様に売れるものじゃないんだ・・・・だからゴッドオーダーで使おうと思ってな。」

「なるほど・・・」

「ミイナもゴッドオーダーで注文書出したことあるだろ?」

「一応注文書は毎日とってはいますが材料を使うのは勿体ないと思いゴッドオーダーはやった事ないですよ。」

「そうなのか?じゃあその注文書にこれらの服やズボンを吸収させたら在庫処分できそうだな。それに材料の事は心配せずミイナもこれから遠慮せずやったらいいぞ。」

「ですが・・・いいものが出ないと聞きましたし・・・」

「別にシャベルやツルハシが出ても俺が採掘で使うからな別に勿体ない事ないよ。ツルハシが出ても保存箱に収納しておいてくれたらいいから。」

「はい。わかりました。」

 ミイナはケンジの心遣いに感謝しニッコリ笑うのだった。

「ところでミイナ相談なんだがその耳って触ったらだめか?」

「ご主人様なら触ってもいいですよ。」

「ん?普通は触ったらだめなのか?」

「獣人やそのハーフの人間は尻尾や耳はそう簡単に異性には触らせないのが普通で自分の大切な人にしか触らせないのです。」

「それって、主人と奴隷の立場でも触らせないのが普通なのか?」

「まあそうですね・・・ですが奴隷は主の命令には逆らえないので世間一般の奴隷たちは嫌々触らせているのが一般的ですね。だけどあたしはご主人様に嫌々触らせるんじゃなくご主人様は大切なお人だから触りたいと言うなら
触っても大丈夫です。」

「そっか、ならよかったよ。前からミイナのフワフワの耳に触ってみたかったんだよなあ。」

 ミイナはケンジの前に頭を下げて正座するのだった。

「どうぞ。お気がすむまで触ってください。」

 ケンジは綿毛を触る様に包む様に優しくさわるのだった。

 ケンジがミイナの耳に触れた時、ミイナから声が少し漏れるのだった。

「んんっ・・・」

 ケンジが優しく触れた時ミイナの背筋がぴくんと伸びたのだった。

「うわ!やっぱりフワフワのモフモフだな。気持ちいい~~~。」

 ケンジはミイナの耳に感動してゆっくり優しく赤ちゃんを触る様にゆっくり撫でまわすのだった。

「ん・・・・んん・・・・」(何この感覚・・・)

 ミイナはケンジに初めて自分の大事な耳を触らせたのだがものすごく心地いいのだった。今まで親にしか触らせたことが無く頭を撫でてもらったことはあったがそれとは全然違った感触であった。

「あう・・・んんっ・・・・」

「ミイナ・・・変な声を出すなよ。」

「ですが・・・こんな感覚初めてで・・・こ・・・え・・・が、あうっ・・・」
「ん・・・だめ・・・そんな優しすぎで・・・」

「なんか触っててなんかいけないことしているみたいだな・・・」

 ケンジはそう言いながらもミイナの耳はフワフワでいつまでも触っていたい気持ちが勝っていたのだった。10分ほどケンジはミイナの耳を触り続けケンジは満足げにミイナの耳から手をはなすのだった。ミイナはあまりの心地よさから息絶え絶えになりハアハア肩で息をしていたのだった。






「あの旦那様もうよろしいですか?」

 そこに顔を真っ赤にして裁縫部屋に入ってきたものが2名いた。入ってきたのはリンダとマーサの二人であっていきなり声を掛けられケンジは驚き立ち上がるのだった。

「なんだ、いきなりびっくりするだろ!」

 ケンジはびっくりしてミイナは異性に耳を触られていたのを他人に見られていたことに恥ずかしさで顔を真っ赤にして下を向いていたのだった。

「だって、裁縫室に旦那様を探しに来たら部屋の中から艶っぽい声が聞こえてなかなか入れなかったんですよ。」

「そんな説明すんな!恥ずかしいだろ!」

 ミイナはさらに顔が真っ赤になり恥ずかしさに耐えきれなくなり部屋から出て行ってしまったのだった。

「で、二人そろって何か用か?」

「あ、そうでした。あの元旦那の事なんですが・・・」
「わたしの元旦那もそうなのですが二人そろってわたし達の前に来て土下座し旦那様にわたし達を奴隷商に売ってくれと頼んだことを謝罪しにきたんです。」
「だけど私達その対応に困って旦那様にご相談を・・・」

「そっか。あいつ等やっと勇気を出す相手に気づいたわけだな。」

「「え?どうゆうことですか?」」

「あいつ等は自分勝手な理由でやってはいけない事を犯してしまいみんなに迷惑を掛けた。」

「「はい・・・」」「わたしはあの人があんなことを言うなんて信じられなかったです・・・」

「ああ、一つ目はお前達への裏切りだ。そして俺への甘えで自分勝手な要求をして俺はあいつ等に失望した事。これが二つ目だな。」
「そして、あいつ等と一緒に働いていた工房の仲間たちと親方がどれほど心配してあいつ等にアドバイスを送っていたか・・・それなのにあいつ等は自分の事ばかり考え周りが見えなくなっていたんだ。」

「だから俺はあいつ等を反省させる意味であの暮らしをさせたんだが、俺やシャムには謝っていたが本当に勇気を出して謝罪しないといけないのはお前達だからな。」

「「旦那様・・・」」

「で、お前達はあいつ等の謝罪は受け入れるか?それとも絶対あの裏切り行為は許せないか?」

「わたし達では困惑していて旦那様が決めてくれた方が・・・」
「だから私達は旦那様に相談しに来たんですよ。」

「だめだ!お前達が決めろ!」

「「なんでですか?」」

「許さないと言うならあいつ等はこのままの生活を続けさせる。だが、許すと言うならみんなと同じような暮らしに戻らせるが、だが俺が決めてお前達が納得してないのに許されたらお前達が精神を違和すようになるからな。」

「時間はたくさんある。お前たち二人で相談するもよし、一人で考えて結論出すのも自由だ。後悔しない答えを俺に言ってくれたらいいよ。」

「「そんな・・・」」

「その答えを聞いて俺が判断する。」

「「少し時間を下さい・・・」」

 そういってリンダとマーサは裁縫室を出ていくのだった。

 そのあとケンジはミイナが心配になり部屋を出て探しに行くのだったがケンジがミイナの耳を触っていたことは殆どの者が見ていたらしく部屋に入ろうとしたが入れなかったとみんなから聞くのだった。

 ケンジは改めて思い直す事ができたのだった。自分はこの家では主人であり他人と二人には容易になれるが二人きりにはなれないのだと・・・
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