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第4章 生産無双へ!

28話 町での活動⑥

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 それから数日後マードックの装備を一式完成させるのである。マードックの装備はシスティナの装備と違い攻撃力特化の装備となった。

プレートヘルム ミソロジー級
必要STR   25
防御      55
ストレングス  常にSTRが2倍。
フォーカス   命中率が2倍良くなる。
HPブレス   HPが+1000
ナイトサイト  暗闇でも周りが明るく見える。
火属性耐性   火の属性攻撃に50%の耐性  
耐久度     耐久値1500/総耐久値1500
相場価格    1500万ドゴン~
備考欄
 マードック専用防具。攻撃力特化の装備であり、身に着けるだけ
で何倍もの力を出す事が可能。額の部分にルビーの宝石が埋め込み
火属性の耐性がついている。

プレートゴルジット(喉当て) ミソロジー級
必要STR   15
防御      55
水属性耐性   50%軽減
ヘイスト    常に攻撃速度が2倍
ストレングス  常にSTRが2倍
耐久度     耐久値4500/総耐久値4500
相場価格    350万ドゴン~
備考欄
 マードック専用のプレートゴルジット。ゴルジットの喉部分にアクアマリン
の宝石を埋め込むことで水の耐性が付与されている。

プレートアーム ミソロジー級
必要STR   35
防御      50
風属性耐性   50%軽減
スピード    DEXが2倍になり移動が早くなる
ドレイン    与えたダメージの10%を回復
耐久度     耐久値400/総耐久値400
相場価格    400万ドゴン~
備考欄
 マードック専用のプレートアーム。アームの肩口部分にエメラルドの宝石を
埋め込むことで風の耐性が付与されている。
また、スピードが付与されていてプレートメイルとは思えないくらいの
移動速度で歩ける。ドレインが付与されており攻撃力が上がれば上がるほど
回復量が上がる。

プレートグローブ ミソロジー級
必要STR   25
防御      35
土属性耐性   50%軽減
ストレングス  常に腕力が2倍
ダメージ反射  受けたダメージの10%を反射
耐久度     耐久値2400/総耐久値2400
相場価格    500万ドゴン~
備考欄
 マードック専用のプレートグローブ。グローブの手の甲の部分にトパーズ
の宝石を埋め込むことで土の耐性が付与されている。
また、ストレングスの魔法が付与されて攻撃力が2倍になっている。
ダメージも反射してくれるアタッカーにはありがく早く敵を
倒すことが出来る逸品である。

プレートメイル ミソロジー級
必要STR   65
防御      255
無属性耐性   50%軽減
ドレイン    与えたダメージの10%回復
プロテクション 常に防御力2倍
耐久度     耐久値6500/総耐久値6500
相場価格    5000万ドゴン~
備考欄
 マードック専用のプレートメイル。メイルの胸部分に水晶の宝石を
埋め込むことで無属性の耐性が付与されている。
また、ドレインが付与されていてアームと合わされば20%回復される
アタッカーにはありがたい逸品である。

プレートレッグス ミソロジー級
必要STR   55
防御      165
闇属性耐性   50%軽減
ヘイスト    常に攻撃速度が2倍
MPドレイン  与えたダメージの5%MPが回復
耐久度     耐久値400/総耐久値400
相場価格    400万ドゴン~
備考欄
 マードック専用のプレートレッグス、レッグスの膝部分にターコイズの
宝石を埋め込むことで闇の耐性が付与されている。
また、攻撃速度が2倍、MPの回復もしてくれる逸品である。

プレートブーツ ミソロジー級
必要STR   15
防御      25
邪属性耐性   50%軽減
スピード    移動速度2倍
プロテクション 常に防御力2倍
耐久度     耐久値400/総耐久値400
相場価格    400万ドゴン~
備考欄
 マードック専用のプレートブーツ。ブーツの足の甲部分にタンザナイト
の宝石を埋め込むことで邪の耐性が付与されている。
また、プロテクションで防御も2倍にしてくれる逸品である。

そしてこの装備一式装備で効果が50%アップし、またステータスALL
+500される。



「マードック装備した感想はどうだ?」

「システィナが装備した人にしかわからないと言った意味が解る感じだ。」

「そっかあ~~~!それならよかったよ!」

「マードック、装備が出来たみたいね!あたしで良かったら段取りしてあげましょうか?」
 システィナがケンジに作ってもらった装備をして訓練を申し出てきたのだった。それに対してマードックはやらないと言うのだった。

「えええ?なんでよ!」

「悪いけどもうシスティナでは相手にならないからだよ・・・装備してみてそのことがよくわかる・・・」

 システィナはマードックの言う事が理解できないでいた。ケンジから貰った装備でシスティナは超人的な防御力を貰ったはずなのにマードックはあたしでは相手にならないと言っているのだ。

「多分相手にできるのは主だけだ・・・」

「ちょっとまってよ!やりもしないうちからそんなこと言うのは失礼よ!」

「いや・・・わかるんだよ。もう俺の攻撃速度、攻撃力、命中力どれをとっても化け物になっちまってることが・・・たぶん攻撃したらシスティナが死んでもおかしくない・・・」

 そうなのである。マードックとシスティナでは装備が強力になりすぎてしまい二人で訓練すると力の配分がわかっていない今ではやり過ぎてしまうおそれがあるのだ。

 マードックは攻撃システィナは防御となるので攻撃をする側のマードックがシスティナを殺してしまう恐れがありシスティナが弱いわけではないのである。

「システィナ!お前の言い分はよくわかるがこれら装備をして段取りするのは俺も反対だ・・・」

「ご主人様もあたしが負けると・・・」

「いや・・・負けるとか負けないんじゃないんだ!装備が強力過ぎる為受ける側が危険なんだ!システィナ達が3次職になり力の配分が出来るようになるまで絶対にやるんじゃないぞ。これは命令だ!」

「そ・・・そんな・・・」

「いいかよく聞け!システィナは弱くないよ。今まで守ってきてもらったから強さを示したいのはよくわかるが力におぼれるのは良くない。」

「ですが・・・力を示す事はよくないって・・・」

「システィナの役目はなんだ?」

「パーティーみんなのタンカーであり、ご主人様の護衛です。」

「よくわかってるじゃないか。力をここで示さずとも俺やマードックはお前のタンカーの力量はよくわかってる。だから大丈夫だ!」

「わかりました・・・あたしの力は上級ダンジョンで示したいとおもいます。」

「うん!それでいい。わかってくれてありがとな。」

「主!俺もこの装備があれば上級ダンジョンで活躍して見せる!」

「ああ!マードックもありがとな!期待しているからがんばれよ。」

「ああ!まかせておいてくれ!」
 マードックとシスティナはお互い話しながら店舗の2階の部屋に戻っていくのだった。






 ケンジはマードックの装備を作り終え、力の配分がだいぶん要領を得て倒れる事や怠くなることが無くなっていて不具合なく行動でき、ケンジはメイド長のミナレスに今日は晩御飯をいらないと伝えるのだった。

「え?いらないってどうゆうことですか?」

「ちょっと外で食べてこようと思ってな。」

「えええ!わたしの作る料理がまずかったとか?・・・」

「いや・・・そうじゃないんだ。今日は、セバスとギル、マードックの3人でちょっと男同士で話がしたいと思ってな。4人の食事は作らないでほしいんだ。だから今日は女性たちだけで食事をしてほしい。」
「あ、それと3人を俺の部屋に来てくれるように呼んでくれないか。俺は部屋でいるからさ。」

「わかりました。その3人もついて出かけるなら全然安心ですのでゆっくりしてきてください。」

 ミナレスはケンジに一礼をして厨房に戻っていくのだった。





 ケンジはセバスとギルとマードックを部屋に呼び、今日は4人で酒場に行くぞと言うのだった。

「「「え?」」」

「ご主人様何を言っているのですか?」

「いや・・・思ったんだけどな男同士で飲みに行った事がなかったじゃないか。だからこんな夜もいいかなと思ってな。」

「主と一緒に飲めるのか?」

「ああ、そんな夜もいいと思ってな・・・どうかな?」

「じゃあ、みんなに報告を。」

「ああ、ミナレスに報告しておいたから大丈夫だ。ご飯いらないと言っておいたらゆっくり楽しんでくれといわれたよ。」

「そうだったのですか。」

「ミナレスもお前達3人がついていくなら安心だといってた・・・」

「それじゃ、主行きましょう!」

「俺!酒場で酒飲むの初めてだ!たのしみ~~~!」

 そういいながら4人は出かける支度をして家を出ていくのだった。だが、ケンジは女性陣を残していったことを後で後悔するのである。
 これから数日間女性陣達を何日かに分けてデートの相手をさせられるのである。合唱・・・



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