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第4章 生産無双へ!

3話 みんなの装備③

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 ケンジはなんで武器を1個作っただけで毎回気絶するのか疑問に思いステータスを開けるのだった。

名前 ケンジ=ヤマミチ(17歳)
種族 ハイヒューマン          レベル510
職業 LD(レジェンダリー) 大魔導士 レベル500
   LD(レジェンダリー) 採掘師  レベル60
   GM(グランドマスター)鍛冶師  レベル45

ステータス
HP  6500 →7000/7000
MP  10200→  40/10700
STR 841→1250
VIT 943→1208
INT 2450→2550
MID 1857→1954
DEX 1263→1408
AGI 854→967
LUK 75(110)

パッシブスキル
魔法*120.00
瞑想 100.00
集中 100.00
鑑定 100.00
耐性 100.00
書写 100.00
知性 100.00
詠唱 100.00
採掘 120.00
鍛冶 103.00(120.00)

加護 
クローティアの寵愛
異世界言語・世界地図・インベントリ・ベール・成長

()内は指輪でブーストされた数値

 ステータスを見たケンジは「なるほど!」と納得した様な顔になりある仮説を立てたのだった。あのマジカルスミスハンマーは鍛冶をする時MPを吸い取り武器にプロパティー付与をしているのではないかと!
 普通レジェンダリーの鍛冶師が使ってもプロパティーは2個ついたら上出来だと言われているのに俺が作った武器には最大の5個ついている。これは作り手のMPが問題になっているのではないかとケンジは想像したのだった。

 ケンジはこの事をみんなに報告したのだった。するとみんなは合点がいったとばかりに納得したのだった。

「目覚めたときにステータスを開いたときMPが40しかなかったんだよ。」

「ああ、だから主は気絶してしまったのですね・・・」

「よく考えたらその症状は魔法使いの魔力切れとよく似ておりますね。」

「ああ、俺も魔法を使ってないから症状に気がつかなかったよ。」

「でも、ケンちゃんてMPも多いんでしょ?」

「ああ、1万超えてるから魔力切れなんてこれまで経験がなかったからな・・・魔力切れに結びつかなかったよ。」

「「「「1万!?」」」」一斉にみんなが叫ぶのだった。

「普通・・・平均の魔法使いの魔力って500ぐらいしかないよね?」

「ええ、プリム・・・それぐらいだったわよ・・・」

「主・・・無理をしないでください!魔法使い20人分の魔力を使い切るなんて自殺行為もいいところですよ・・・」

「いや次からは大丈夫だ!原因がわかればMPを使い切るなんて馬鹿な真似はしないよ。」

「本当に頼みますよ。武器を作るたびに倒れられるのは心臓に悪いですからね。」


 今日1日ケンジはゆっくり休み明日の朝から武器の製作に取り掛かるのだった。そして次の日はプリムのハルバードの製作の番だった。

 そしてプリムの武器の調節し話を聞き終わると、工房から出ていこうとするので腕を引っ張り出ていくのを止めるのだった。
 引っ張られたプリムはバランスを崩しケンジの胸に抱きかかえられる格好になるのだった。

「ご主人様・・・こんな朝からだめです。こんなところで奉仕ならベットの上で・・・」

「何を言っているんだ!お前は!」

「え・・・だってそんな力強く抱きしめられるなんて久しぶりだったから・・・」

「みんなにも言ったんだがプリムもこの武器が生まれる所をちゃんと見定めなきゃならんのだ。」

 こうしてケンジはプリムにも同じ説明をし武器を作り始めるのだった。今回からは一気に作るのじゃなくMPが減ってきたら回復をしながら調節し武器を作っていくのだった。

 【ハルバークロシェンス】 FD
ハルバード(幻想級ミソロジー)
ダメージ   1200~1550
必要STR  70

詠唱可能武器 魔法を使っても手から落ちない  
ストレングス 剣のダメージが常に3.5倍
旋風ダメージ 一回のダメージの50%追加
フォーカス  命中率が75%アップ
HPドレイン 与えた物理ダメージの10%を回復

耐久度   耐久度値5000/総耐久度値5000
相場    4500万ドゴン~

備考
 ハルバークロシェンス、プリムの専用武器でプリムとケンジ以外が
持つとこれらの効果がマイナスに発揮。
この武器は魔法を使っても手から離れ落ちることは無く、魔法のダメージに
ハルバードのダメージが上乗せされるのである。
 これらの効果がプリムはこの武器を持つだけで発揮するため、
戦闘時は仲間のバフがかかり更に上昇し鬼のような強さになる。
 名前の横についているFDはケンジが製作者だとわかる
【Freedom】デザインである。



 そうして今回は武器が完成してもケンジは気絶することは無く、次の武器の製作に取り掛かることが出来たのだった。

「プリム!武器も出来上がったし次はシスティナを呼んできてくれないか?」

「え?ご主人様すぐに取り掛かるのですか?」

「ああ、そうだけど・・・なんか問題があるのか?」

「あるに決まってるじゃないですか!もうすぐ夜明けです。1日休憩挟まないといけません!無理をするなと日頃からご主人様の口癖じゃないですか。」

「え?もうそんな時間が経っているのか?」

「ええ!そうですよ。」

 ケンジはプリムからそれを聞き腹が減ってきたのもあるし、今日はこれで終わりにすることにした。

 ケンジは朝食を食べながらギル達に話しかけるのだった。

「みんな聞いてくれ。みんなの装備一個につきまる一日かかるよな。」

「そうですね。あまり無理はなさらないようにしてくださいね。」

「うん、MPが尽きないように工夫をして昨日は気絶しなかったけど作る作業時間は縮めることは難しいから一日作る作業したら一日休憩することにして、ダンジョンに行く予定が伸びることになるんだ・・・」

「はい!わかりました。」

 ケンジはみんながあさっりと承諾してくれたのにびっくりした。

「え?そんなあっさり承諾してくれるの?」

「ホントなら2日ぐらい休んでほしいとおもってますよ。」

「でも、そんなに休んだらもっとダンジョン行きが遅れるんだぞ。」

「私達にとってダンジョンより主の方が大切ですからね。無理はしてほしくないですよ。」

 ギルの言葉にみんなは頷くのだった。それを見たケンジは俺は幸せ者だと思い、胸が熱くなるのが感じるのだった。

「じゃ、俺は今日はもう寝るから後はよろしく。」

「「「「はい!わかりました。」」」」

 ケンジは相当疲労が貯まっていたらしく次の日の朝まで眠り続けるのだった。

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