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第3章 ダンジョンへ!
3話 新たな力の一歩!③
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ケンジ達一行は5階層では物足りなく10階層まで来ていたのだった。
「ご主人様・・・いきなり10階層まで来たんですがわたし達で大丈夫でしょうか?・・・」
セイラはケンジの大胆さと自分たちにそれだけの力が備わっているのか不安に思っていたのだった。
「セイラ心配はいらない!自分たちの力を信じるんだ。だが過信したらいけないぞ。」
「はい・・・わかっていますが・・・不安で押しつぶされそうです・・・」
先行しているギルとプリムもまた緊張で顔がこわばっていたのだった。ケンジはいきなり無理をさせ過ぎたかと反省したが今更引き返す事もできず、【リフレッシュ】の魔法をみんなに唱えるのだった。
【リフレッシュ】
光属性魔法 2レベル
消費MP 15
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 20分
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 高麗人参 2個
備考
気持ちを抑えることが出来、通常のモチベーションを保つ
事が出来るようになる。
「これでどうだ?不安な気持ちがなくなったんじゃないか?」
ギル達は気持ちがスッと落ち着きいつもの冷静な感覚にもどるのだった。
「こ、これは!」
「ご主人様、ありがとうございます。なんか、気持ちが楽になりました。」
ギルも不安がピークに達していたようで魔法を掛けられると安心したようで、今まで見えていなかったものが見え、すぐに対処できるようになったのだった。
ギルは通路の一部をみて、隠し扉を見つけるのだった。
「主、ここに隠し扉があります。どうしますか?」
「ギル、ホントか?じゃあ、中の気配はどんな感じだ?」
「いえ、私にはちょっとわからないです。」
壁に閉ざされている扉なので分厚いからなのかギルにはわからないみたいだ。こういった隠し部屋はトラップでモンスターハウスになっている場合が多い為、注意が必要なのだ。
ケンジは世界地図でマッピングしていたため中の様子が手に取る様にわかるので、こういったとき誰も手が出せない時のみケンジが前に出る様にしていたのだった。なんでもかんでもケンジが出るとギル達のスキルが成長できない為、ケンジはできるだけギル達にやらせるようにしていたのだった。
「じゃ、ギルこの隠し扉の罠を解除してくれ。」
「いえ、罠はありません。あとは開けるだけです。」
ケンジはそれを聞いて躊躇なく扉を開けるのだった。すると中には誰もいない空間で中に宝箱が3つ並んでいたのだった。
「主、宝箱だぞ!すげ~~~!」
「マードック、気持ちはわかるがちょっと落ち着くんだ。」
ギルに宝箱を開けてもらい、中にはそれぞれハイポーションと銀貨10枚ほど入っていただけであった。
「隠し部屋にあった宝箱なのになかはショボかったな・・・」
「まあまあ、ご主人様そんなに気を落とさずにそんなうまい話はなかなかないですよ。」
そういって、部屋から出て初めて立派な扉の前に出るのだった。
「ここが10階層の中ボスのへやだよな。「じゃ、前みたいにバフを頼むな。」
ここを攻略出来たらフィールドエリアに出られると思い、ケンジは気合を入れ直すのだった。
ギルに罠の確認解除を頼み、戦闘準備が整いプリムが部屋に突入した。そこにはオークの集団が待ち構えていて女性陣はゴミを見るような目で身構えるのだった。
オークの存在はゴブリンと同じく女性の天敵と言われるほど嫌われた存在である。
ただ、オークの肉は美味しく町ではそこそこの値段で取引されていてゴブリンとは同じ嫌われた存在ではあるがオークは食べられるだけマシな存在である。
戦闘開始早々、プリムはワイドアタックを繰り出し、システィナはバードスキルで沈静化でオークの行動を封じ込め、マードックは双剣術のダブルスラッシュで遠距離攻撃を繰り出すのだった。
ケンジのパーティーはここに来てさらに力をあげていたのだった。10数匹いたオークの集団は何が起こったのかわからないまま絶命しダンジョンに吸収されてしまったのであった。
「ご主人様!ドロップアイテムは肉が7個魔石が10個睾丸が8個だけでした。」
「ああ、わかった。全部取っておいてくれ。」
「ケンちゃん・・・あたし何もしてないんだけど・・・」
「まあ、今はゆっくり後方の守りをよろしく頼むよ。この調子だと30階層までいけるとおもうからさ。」
ケンジのその言葉にマイや後衛職のセイラたちは息をのむのだった。
「10階層の魔物ですら瞬殺できるみたいだからなこのまま30階層を目指そうと思う。」
「「「「え?」」」」前衛職のプリムたちが驚きの声をあげる。
「今の実力ならマイも加わって戦えばいけるとおもうぞ。それに危ないと思ったらすぐに俺も加わるし大丈夫だ。」
「てことは、ケンちゃん採掘は30階層のフィールドエリアでやるの?」
「ああ、その方が効率良さそうだしな。一気に30階層を目指そうと思う。」
ケンジの指示で30階層を目指す事になった。ギル達の戦闘能力は目覚ましいものがあり、常にセイラと、マードックの強化魔法・スキルを掛け直し基礎戦闘能力の底上げがされた状態でMPが心配になってきたら、ケンジの魔法で支援魔法がかかるのである。
それに忘れてはならないのがシスティナのバードスキルである!このスキルは本当に強力で、任意に指定された魔物に対して沈静化を行うことが出来るのである。
沈静化の効果は一定時間パラライズがかかったように指一本動かす事が出来なくなり、攻撃し放題になりほとんどこちらにダメージがなく戦闘を行えるのである。
そして、また、凶悪なスキルなのが【揺動】である。奏でると魔物同士戦いはじめ、仲間割れさせることができるのである。
このことから、システィナのスキルはダンジョン内で集団戦闘に凄く向いていてバード無双を実現していたのであった。
バードスキルはものすごい強力だがデメリットも存在しており耳が聞こえない魔物、例えばスライムやゾンビやスケルトンなど三半規管が無いと思われる魔物、後、当然だがシスティナよりレベルの高いとされているものには効果が無いのである。
だが、ここは初級ダンジョンなので殆どの魔物に効果があり、システィナが大活躍をするのだった。
「ご主人様!ここが30階層です。」
ここまで来るのに3日経っていたのだった。ここまでくる間にシャドーウルフの集団に会い、依頼の一つである毛皮は手に入っていたのだった。この30階層なら月光草も見つかるだろうとケンジは思っていたのだった。
「まずここで1週間採掘を行う事にする。その間みんなは周りの警戒をよろしくたのむ。」
「ケンちゃん、そのあとあたしの依頼も手伝ってね。」
「ああ、わかっているよ。依頼内容はジャイアントマンティスの鎌を10本だったよな。」
「うん、あたし一人でも行けると思うけど、ここは危険だしね。」
「ああ、わかってるよ。とりあえず護衛してくれ。そのあとサーチで探すからさ。」
ケンジは採掘の後、サーチを使い月光草、ジャイアントマンティスを見つけようと思っていたのだった。そのあと、余裕があればボス部屋に行き初級ダンジョンを攻略しようと計画を立てていたのだった。
ケンジはさっそくフィールドエリアのマップを展開し崖や岩場がある場所を探すのだった。するとすぐに採掘場らしき場所が見つかり、その場所へみんなで向かうのだった。
採掘場とはちょっと違うのだが岩肌はむき出しになっている場所でケンジはツルハシを岩場に打ち付けたら、いきなりミスリル鉱石が掘れたのだった。
「おおお!!」
「ご主人様、どうですか?」
「いきなり、ミスリル鉱石が掘れた!」
「さすが30階層ですね!おめでとうございます。」
ケンジは気分よく採掘をやっていくのだった。浅い階層では100回掘って1回ぐらいしかミスリルが掘れなかったのに、30階層では5回掘ったら1回ミスリルが掘れるのである。
ミスリルのほかは青鉱石や金鉱石で全部持ちかえればどれ位の価値になるかわからないほどである。
ケンジは一心不乱に採掘を時間も忘れて作業をしていたのだった。すると、マイが声をかけてくるのだった。
「ケンちゃ~ん!そろそろ今日は終わりにしなよ!そんな無理しちゃ倒れるよ。」
「うん?もうそんなに時間が経ったのか?」
「主、あれからもう5時間は掘ってますよ。お腹すかないのですか?」
ケンジは時間も忘れて掘っていたらしくその場所はミスリル鉱石青鉱石、金鉱石で溢れていたのだった。
「なあ、マイこの鉱石はなんでダンジョンに吸収されないんだ?」
「え、吸収されちゃうよ。ただ、時間はかかるけどね。3日位はこのままじゃないかな?」
「へえ!そうなんだ。」
「うん。なんか決まりみたいなものがあってドロップアイテムと冒険者がダンジョンで死んだ場合も死体はすぐに吸収されるけど装備品は時間がかかりその場に落ちているんだよ。たぶん冒険者のアイテムってダンジョンからしたらドロップアイテム扱いなんじゃないかな?・・・」
「じゃ、すぐに見つけた場合は持って帰れるんだ。」
「うん。そうだよ。」
マイの説明によれば、アイテムや有機物じゃないものは時間をかけて吸収される事がわかった。
なので、鉱石も掘ったらその場にずっと置いておくとなくなってしまうらしいのだ。生産者はダンジョンに潜ったらお目当てのもの以外は捨てていくそうで、採掘ならミスリル鉱石やレア素材以外は捨てていくのが普通の事らしいのだ。
ちなみに採掘が100.00になると極まれに宝石も掘れることがあるのだ。宝石は持ち帰って細工師に頼み研磨をすればアクセサリーとして、貴族からの人気が高い貴金属である。
また、魔道ギルドに持ち込めば魔法を付与してもらい弱いマジックアイテムにすることが可能で冒険者からも需要が高いのである。
ケンジには関係が無く掘った鉱石は全てインベントリに収納して、ケンジ達は1週間全てを採掘に時間を割きミスリルを大量に持ち帰ることに成功したのだった。
「ご主人様・・・いきなり10階層まで来たんですがわたし達で大丈夫でしょうか?・・・」
セイラはケンジの大胆さと自分たちにそれだけの力が備わっているのか不安に思っていたのだった。
「セイラ心配はいらない!自分たちの力を信じるんだ。だが過信したらいけないぞ。」
「はい・・・わかっていますが・・・不安で押しつぶされそうです・・・」
先行しているギルとプリムもまた緊張で顔がこわばっていたのだった。ケンジはいきなり無理をさせ過ぎたかと反省したが今更引き返す事もできず、【リフレッシュ】の魔法をみんなに唱えるのだった。
【リフレッシュ】
光属性魔法 2レベル
消費MP 15
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 20分
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 高麗人参 2個
備考
気持ちを抑えることが出来、通常のモチベーションを保つ
事が出来るようになる。
「これでどうだ?不安な気持ちがなくなったんじゃないか?」
ギル達は気持ちがスッと落ち着きいつもの冷静な感覚にもどるのだった。
「こ、これは!」
「ご主人様、ありがとうございます。なんか、気持ちが楽になりました。」
ギルも不安がピークに達していたようで魔法を掛けられると安心したようで、今まで見えていなかったものが見え、すぐに対処できるようになったのだった。
ギルは通路の一部をみて、隠し扉を見つけるのだった。
「主、ここに隠し扉があります。どうしますか?」
「ギル、ホントか?じゃあ、中の気配はどんな感じだ?」
「いえ、私にはちょっとわからないです。」
壁に閉ざされている扉なので分厚いからなのかギルにはわからないみたいだ。こういった隠し部屋はトラップでモンスターハウスになっている場合が多い為、注意が必要なのだ。
ケンジは世界地図でマッピングしていたため中の様子が手に取る様にわかるので、こういったとき誰も手が出せない時のみケンジが前に出る様にしていたのだった。なんでもかんでもケンジが出るとギル達のスキルが成長できない為、ケンジはできるだけギル達にやらせるようにしていたのだった。
「じゃ、ギルこの隠し扉の罠を解除してくれ。」
「いえ、罠はありません。あとは開けるだけです。」
ケンジはそれを聞いて躊躇なく扉を開けるのだった。すると中には誰もいない空間で中に宝箱が3つ並んでいたのだった。
「主、宝箱だぞ!すげ~~~!」
「マードック、気持ちはわかるがちょっと落ち着くんだ。」
ギルに宝箱を開けてもらい、中にはそれぞれハイポーションと銀貨10枚ほど入っていただけであった。
「隠し部屋にあった宝箱なのになかはショボかったな・・・」
「まあまあ、ご主人様そんなに気を落とさずにそんなうまい話はなかなかないですよ。」
そういって、部屋から出て初めて立派な扉の前に出るのだった。
「ここが10階層の中ボスのへやだよな。「じゃ、前みたいにバフを頼むな。」
ここを攻略出来たらフィールドエリアに出られると思い、ケンジは気合を入れ直すのだった。
ギルに罠の確認解除を頼み、戦闘準備が整いプリムが部屋に突入した。そこにはオークの集団が待ち構えていて女性陣はゴミを見るような目で身構えるのだった。
オークの存在はゴブリンと同じく女性の天敵と言われるほど嫌われた存在である。
ただ、オークの肉は美味しく町ではそこそこの値段で取引されていてゴブリンとは同じ嫌われた存在ではあるがオークは食べられるだけマシな存在である。
戦闘開始早々、プリムはワイドアタックを繰り出し、システィナはバードスキルで沈静化でオークの行動を封じ込め、マードックは双剣術のダブルスラッシュで遠距離攻撃を繰り出すのだった。
ケンジのパーティーはここに来てさらに力をあげていたのだった。10数匹いたオークの集団は何が起こったのかわからないまま絶命しダンジョンに吸収されてしまったのであった。
「ご主人様!ドロップアイテムは肉が7個魔石が10個睾丸が8個だけでした。」
「ああ、わかった。全部取っておいてくれ。」
「ケンちゃん・・・あたし何もしてないんだけど・・・」
「まあ、今はゆっくり後方の守りをよろしく頼むよ。この調子だと30階層までいけるとおもうからさ。」
ケンジのその言葉にマイや後衛職のセイラたちは息をのむのだった。
「10階層の魔物ですら瞬殺できるみたいだからなこのまま30階層を目指そうと思う。」
「「「「え?」」」」前衛職のプリムたちが驚きの声をあげる。
「今の実力ならマイも加わって戦えばいけるとおもうぞ。それに危ないと思ったらすぐに俺も加わるし大丈夫だ。」
「てことは、ケンちゃん採掘は30階層のフィールドエリアでやるの?」
「ああ、その方が効率良さそうだしな。一気に30階層を目指そうと思う。」
ケンジの指示で30階層を目指す事になった。ギル達の戦闘能力は目覚ましいものがあり、常にセイラと、マードックの強化魔法・スキルを掛け直し基礎戦闘能力の底上げがされた状態でMPが心配になってきたら、ケンジの魔法で支援魔法がかかるのである。
それに忘れてはならないのがシスティナのバードスキルである!このスキルは本当に強力で、任意に指定された魔物に対して沈静化を行うことが出来るのである。
沈静化の効果は一定時間パラライズがかかったように指一本動かす事が出来なくなり、攻撃し放題になりほとんどこちらにダメージがなく戦闘を行えるのである。
そして、また、凶悪なスキルなのが【揺動】である。奏でると魔物同士戦いはじめ、仲間割れさせることができるのである。
このことから、システィナのスキルはダンジョン内で集団戦闘に凄く向いていてバード無双を実現していたのであった。
バードスキルはものすごい強力だがデメリットも存在しており耳が聞こえない魔物、例えばスライムやゾンビやスケルトンなど三半規管が無いと思われる魔物、後、当然だがシスティナよりレベルの高いとされているものには効果が無いのである。
だが、ここは初級ダンジョンなので殆どの魔物に効果があり、システィナが大活躍をするのだった。
「ご主人様!ここが30階層です。」
ここまで来るのに3日経っていたのだった。ここまでくる間にシャドーウルフの集団に会い、依頼の一つである毛皮は手に入っていたのだった。この30階層なら月光草も見つかるだろうとケンジは思っていたのだった。
「まずここで1週間採掘を行う事にする。その間みんなは周りの警戒をよろしくたのむ。」
「ケンちゃん、そのあとあたしの依頼も手伝ってね。」
「ああ、わかっているよ。依頼内容はジャイアントマンティスの鎌を10本だったよな。」
「うん、あたし一人でも行けると思うけど、ここは危険だしね。」
「ああ、わかってるよ。とりあえず護衛してくれ。そのあとサーチで探すからさ。」
ケンジは採掘の後、サーチを使い月光草、ジャイアントマンティスを見つけようと思っていたのだった。そのあと、余裕があればボス部屋に行き初級ダンジョンを攻略しようと計画を立てていたのだった。
ケンジはさっそくフィールドエリアのマップを展開し崖や岩場がある場所を探すのだった。するとすぐに採掘場らしき場所が見つかり、その場所へみんなで向かうのだった。
採掘場とはちょっと違うのだが岩肌はむき出しになっている場所でケンジはツルハシを岩場に打ち付けたら、いきなりミスリル鉱石が掘れたのだった。
「おおお!!」
「ご主人様、どうですか?」
「いきなり、ミスリル鉱石が掘れた!」
「さすが30階層ですね!おめでとうございます。」
ケンジは気分よく採掘をやっていくのだった。浅い階層では100回掘って1回ぐらいしかミスリルが掘れなかったのに、30階層では5回掘ったら1回ミスリルが掘れるのである。
ミスリルのほかは青鉱石や金鉱石で全部持ちかえればどれ位の価値になるかわからないほどである。
ケンジは一心不乱に採掘を時間も忘れて作業をしていたのだった。すると、マイが声をかけてくるのだった。
「ケンちゃ~ん!そろそろ今日は終わりにしなよ!そんな無理しちゃ倒れるよ。」
「うん?もうそんなに時間が経ったのか?」
「主、あれからもう5時間は掘ってますよ。お腹すかないのですか?」
ケンジは時間も忘れて掘っていたらしくその場所はミスリル鉱石青鉱石、金鉱石で溢れていたのだった。
「なあ、マイこの鉱石はなんでダンジョンに吸収されないんだ?」
「え、吸収されちゃうよ。ただ、時間はかかるけどね。3日位はこのままじゃないかな?」
「へえ!そうなんだ。」
「うん。なんか決まりみたいなものがあってドロップアイテムと冒険者がダンジョンで死んだ場合も死体はすぐに吸収されるけど装備品は時間がかかりその場に落ちているんだよ。たぶん冒険者のアイテムってダンジョンからしたらドロップアイテム扱いなんじゃないかな?・・・」
「じゃ、すぐに見つけた場合は持って帰れるんだ。」
「うん。そうだよ。」
マイの説明によれば、アイテムや有機物じゃないものは時間をかけて吸収される事がわかった。
なので、鉱石も掘ったらその場にずっと置いておくとなくなってしまうらしいのだ。生産者はダンジョンに潜ったらお目当てのもの以外は捨てていくそうで、採掘ならミスリル鉱石やレア素材以外は捨てていくのが普通の事らしいのだ。
ちなみに採掘が100.00になると極まれに宝石も掘れることがあるのだ。宝石は持ち帰って細工師に頼み研磨をすればアクセサリーとして、貴族からの人気が高い貴金属である。
また、魔道ギルドに持ち込めば魔法を付与してもらい弱いマジックアイテムにすることが可能で冒険者からも需要が高いのである。
ケンジには関係が無く掘った鉱石は全てインベントリに収納して、ケンジ達は1週間全てを採掘に時間を割きミスリルを大量に持ち帰ることに成功したのだった。
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