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第2章 新たな国へ!
9話 家を購入!①
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次の日、ケンジは一人、町の広場でボーっと何かを考え、屋台の肉串を食べていたのだった。この2週間を振り返り、何もわからないままよく、ここまでたどり着いたなぁと思っていたのだった。
「まさか、マイが転移してたとは思わなかったな……」
「あたしがどうしたの?」
「わっ!マイ、どうしてここに?」
「ケンちゃんが、朝から一人でどこかに行ったと、ギルに聞いてやっと見つけたんだよ。ケンちゃんこそどうしたのよ?いつもみんなと一緒なのに……」
「そりゃ、俺だって一人になりたいって思う時くらいあるよ」
「そっか、ケンちゃんは向こう(地球)にいた時も、どちらかと言ったらインドア派だったもんね」
マイマールは、クスッと笑った。
「で、一人になって、何考えてたの?」
「う~ん……このまま、この町に住んでも良いのかなあって思ってた……」
「えっ?ケンちゃん、又どっか移るの?」
「いやっ反対!定住の事だよ。仲間も増えてしまって、宿屋に泊まるより家を借りるかした方が安くつくだろ?」
「あああ……ケンちゃん、その考えは捨てたほうが良いよ。この世界で賃貸はないんだよ」
「えええ!賃貸が無い?なんで?」
「旅人や冒険者達が定住しようとしたら、まず城壁内に土地を買うんだよ。そこに建っている建物ごとね」
「それで、なんで?賃貸がないんだ?」
「冒険者や生産者達って、素材や魔物討伐でいつ死んでもわからない職業でしょ?賃貸したら、いきなりいなくなってその部屋が空き続けるんだよ。生死が、すぐわかればいいんだけどね……野たれ死ぬ事も、この世界じゃめずらしくないからね」
「なるほどなあ……たしかに、空き続けると儲けがなくなるから、誰も部屋を賃貸なんかしないか……」
「そういう事!」
「じゃあ、家を買うしかないのかよ……」
「冒険者達は、家を買うまで宿屋が普通なんだよ。まあ、冒険者は生き残れば儲かる職業だからね、Cランクまで行けば、小さい家ならすぐ買えると思うよ」
「小さい家だと、みんなと一緒に住めないからな……」
「え?奴隷も、一緒に住むの?」
「マイ……何度も、言っているが……」
「あ~~~はいはい!わかったよ!ケンちゃんの家だし、自由にしたらいいよ。でも、昨日も言ったけど、締めるとこはちゃんとしなよ!」
「ああ!わかってるよ。」
ケンジは、マイマールに家ってどこで買ったらいいのか尋ねるのだった。そして、マイマールは商人ギルドで家は売っていると教えたのであった。
商人ギルドは、行商人が店を持ちたい時、店舗で商売をするに登録しないといけないギルドである。
街中で少しくらいの物なら、売買しても登録しなくてもいいのだが、年間金貨5枚ぐらい稼げると登録しないと、ギルドから忠告を受ける事になるのだ。
屋台でも、凄く儲かっている屋台は登録し、人気が無いと登録していない人もいるのである。要はざる状態で、目立つとギルドから注意を受けるのである。
ギルドの一角に来ると、受付嬢の一人が声をかけてきてくれるのだった。
「ケンジ様、今日は何か用ですか?」
「え?なんで俺の名前を知っているの?」
「それは、ケンジ様は生産ギルドの若手のホープですからね。商人は情報が命です」
「へえ!さすが商人ギルドだ!」
「まあ、それは冗談ですけどね。ここは4つのギルドが一緒になっていますから、それくらいは情報共有できてて普通ですよ」
舌を出し、ハニカム受付嬢だった。その仕草の、一つ一つが可愛く様になっていると思い、ケンジは受付嬢に見惚れてしまっていたのだった。
「で、今日はなにかの用事で商人ギルドに?」
「あ、ああ……家の下見に来たんだが、どんな家があるか見せてほしいと思ってな」
「予算は、どのくらいでご希望ですか?人数は、マイ様とお二人で同棲ですか?」
受付嬢は、マイマールの方をみて微笑むのだった。すると、マイマールは同棲と言う言葉に、顔を真っ赤にするのだった。
「ああ!マイも一緒だけど、俺の仲間もいるから10人位余裕で入れる家で、予算は1億ドゴンまで出せるけど大丈夫か?」
受付嬢は、1億と聞いて目を見開いた。
「ケンジ様、どうぞ奥の方へ来ていただけますか?」
ケンジとマイは、ギルドの奥の部屋に案内され、色んな部屋の見取り図を出されるのだった。
「部屋は、だいたいこんな感じになるのですが、より詳しく教えていただければ、1億もあれば大体の要望は叶えられるかと思いますよ」
「うーん……いきなり言われても思いつかないなぁ!鍛冶の工房があるとか食堂があるとか、あ!そうだ!風呂のある家ってありますか?」
「え?お風呂ですか?」
「それだと、この2件ぐらいですが、見学に行ってみますか?」
受付嬢が驚いたのは、平民でお風呂に入る習慣がないのと、お風呂を沸かすには大変手間がかかるので、普通は上級貴族がお金に任せて準備するしかなかったのである。
マイマールも、お風呂と聞いてビックリして、ケンジの袖を引っ張るのだった。
「ケンちゃん!お風呂って……そんな維持に大変な、家を買うつもりなの?」
「えっ⁉そうなのか?」
「そりゃそうだよ!お風呂って、どうやって入る準備するのかわかってないでしょ?あたしも、詳しくはしらないけど、お風呂に井戸から水を汲んで、いっぱいにする作業があってその水を沸かすんだよ」
「ケンジ様、水を沸かす為に魔道具がついているんですが、普通は魔法使い2人から4人ぐらいの魔法力がいるとされています」
「ケンちゃん、そんな大変な作業をした後お風呂に入り、ちゃんとお風呂掃除をすぐにして、水気を乾燥しないと建てつけが悪くなるんだよ。それでもそんな家を買うの?」
「じゃあ、どんな家なのか見るだけでもいいか?それでも買いたい家なら検討するからさ」
受付嬢は、お風呂がある家は貴族しか買わないので、この家が売れれば在庫になっている物件が1つ片付くと思い気合を入れるのだった。
最初の家に行くと、上級貴族の別荘だった家で、今は没落してしまったらしく借金の肩に取られた物件だった。
値段は家の大きさに対して安く、それでも1億2千万ドゴンと予算オーバーだった。それに家が大きすぎるのだった。
「この家は、大きすぎますよ……何人で住むのですか?」
こういう理由で、ケンジはこの家を諦めるのだった。受付嬢は、次の家は変わり者だった人の持ち家だったので、買ってもらうのは半分諦めムードで案内するのだった。
「こちらが、2件目になります。」
「なに、この家?」
その家の正面には店舗で、横の入り口から住居に向かう感じだったのだ。そのおかげというのはおかしいのだが、住むとしたら面倒といったら面倒なのだ。
受付嬢から聞いた話では、ここを作った人はちょっと変わり者で生産者だったという事。
その人はこれから職人を目指す為、店舗を正面に持ってきて、住居スペースでゆっくりするつもりだったのだが素材を入手する為、町の外に出た所を盗賊に殺されてしまったと説明したのである。
家の敷地に入ると、良い作りになっていて、店舗の裏側に鍛冶工房や練金室等仕事部屋が6室、そして、屋敷の地下にお風呂があり、一階には食堂や大部屋、2階は住居スペースで個室が10室で、ケンジは屋敷を見て、皆で住んでも余裕があり、少し大きいが丁度いい感じの家だと思ったのだった。
「それで、この家はいくらするのですか?」
「この家は、当初1億ドゴンだったのですが、当然お風呂もついてて貴族様しか買う事にならないのですが、この前にある店舗のせいで売れないのです。だから、今は4000万ドゴンまで値が下がっております」
「えっ?貴族なら、自分で店舗解体できるんじゃないの?」
「そういう考えもあるのですが、そんな事せずとももっといい家はありますからね。それにここは店舗を出せる位、人通りも多いし騒がしく感じると思います!まあ、総合的に考えて貴族様には不人気だという事ですね!」
「ああ、なるほどなあ……どうしようかな?たしかに風呂もあるし、丁度いい大きさの家だけど、この家の前の店舗がなあぁ……」
「ケンジ様、たしかにこの店舗は邪魔かもしれないですが、それさえ目をつむれば暮らしやすい家だと思いますよ」
「たしかに、そうだと思うけどね!やっぱ邪魔かなあ……」
「邪魔なら、解体すればいいんですし、いかがですか?」
受付嬢も、この期会を逃せばいつ売れるかわからない為、販売に必死なのである。
「解体するのも大変だしな……」
チラリと、受付嬢の顔をみるケンジだった。
「はぁ~わかりましたよ。まけさせていただきます!」
「えっ?ホント?なんか悪いね催促したみたいで!それでいくらまで下がります?」
「じゃ、3500万ドゴンでいかがでしょう?」
「切りのいいところで3000万!」
「それじゃ、話にならないですよ……3400万で!」
「じゃ、今回はなかった事に・・・3100万で!」
「いやいや……ホントに、そんなじゃ無理ですって!3300万でいかがですか?」
ケンジと、受付嬢は交渉をやり合うのだった。
「まさか、マイが転移してたとは思わなかったな……」
「あたしがどうしたの?」
「わっ!マイ、どうしてここに?」
「ケンちゃんが、朝から一人でどこかに行ったと、ギルに聞いてやっと見つけたんだよ。ケンちゃんこそどうしたのよ?いつもみんなと一緒なのに……」
「そりゃ、俺だって一人になりたいって思う時くらいあるよ」
「そっか、ケンちゃんは向こう(地球)にいた時も、どちらかと言ったらインドア派だったもんね」
マイマールは、クスッと笑った。
「で、一人になって、何考えてたの?」
「う~ん……このまま、この町に住んでも良いのかなあって思ってた……」
「えっ?ケンちゃん、又どっか移るの?」
「いやっ反対!定住の事だよ。仲間も増えてしまって、宿屋に泊まるより家を借りるかした方が安くつくだろ?」
「あああ……ケンちゃん、その考えは捨てたほうが良いよ。この世界で賃貸はないんだよ」
「えええ!賃貸が無い?なんで?」
「旅人や冒険者達が定住しようとしたら、まず城壁内に土地を買うんだよ。そこに建っている建物ごとね」
「それで、なんで?賃貸がないんだ?」
「冒険者や生産者達って、素材や魔物討伐でいつ死んでもわからない職業でしょ?賃貸したら、いきなりいなくなってその部屋が空き続けるんだよ。生死が、すぐわかればいいんだけどね……野たれ死ぬ事も、この世界じゃめずらしくないからね」
「なるほどなあ……たしかに、空き続けると儲けがなくなるから、誰も部屋を賃貸なんかしないか……」
「そういう事!」
「じゃあ、家を買うしかないのかよ……」
「冒険者達は、家を買うまで宿屋が普通なんだよ。まあ、冒険者は生き残れば儲かる職業だからね、Cランクまで行けば、小さい家ならすぐ買えると思うよ」
「小さい家だと、みんなと一緒に住めないからな……」
「え?奴隷も、一緒に住むの?」
「マイ……何度も、言っているが……」
「あ~~~はいはい!わかったよ!ケンちゃんの家だし、自由にしたらいいよ。でも、昨日も言ったけど、締めるとこはちゃんとしなよ!」
「ああ!わかってるよ。」
ケンジは、マイマールに家ってどこで買ったらいいのか尋ねるのだった。そして、マイマールは商人ギルドで家は売っていると教えたのであった。
商人ギルドは、行商人が店を持ちたい時、店舗で商売をするに登録しないといけないギルドである。
街中で少しくらいの物なら、売買しても登録しなくてもいいのだが、年間金貨5枚ぐらい稼げると登録しないと、ギルドから忠告を受ける事になるのだ。
屋台でも、凄く儲かっている屋台は登録し、人気が無いと登録していない人もいるのである。要はざる状態で、目立つとギルドから注意を受けるのである。
ギルドの一角に来ると、受付嬢の一人が声をかけてきてくれるのだった。
「ケンジ様、今日は何か用ですか?」
「え?なんで俺の名前を知っているの?」
「それは、ケンジ様は生産ギルドの若手のホープですからね。商人は情報が命です」
「へえ!さすが商人ギルドだ!」
「まあ、それは冗談ですけどね。ここは4つのギルドが一緒になっていますから、それくらいは情報共有できてて普通ですよ」
舌を出し、ハニカム受付嬢だった。その仕草の、一つ一つが可愛く様になっていると思い、ケンジは受付嬢に見惚れてしまっていたのだった。
「で、今日はなにかの用事で商人ギルドに?」
「あ、ああ……家の下見に来たんだが、どんな家があるか見せてほしいと思ってな」
「予算は、どのくらいでご希望ですか?人数は、マイ様とお二人で同棲ですか?」
受付嬢は、マイマールの方をみて微笑むのだった。すると、マイマールは同棲と言う言葉に、顔を真っ赤にするのだった。
「ああ!マイも一緒だけど、俺の仲間もいるから10人位余裕で入れる家で、予算は1億ドゴンまで出せるけど大丈夫か?」
受付嬢は、1億と聞いて目を見開いた。
「ケンジ様、どうぞ奥の方へ来ていただけますか?」
ケンジとマイは、ギルドの奥の部屋に案内され、色んな部屋の見取り図を出されるのだった。
「部屋は、だいたいこんな感じになるのですが、より詳しく教えていただければ、1億もあれば大体の要望は叶えられるかと思いますよ」
「うーん……いきなり言われても思いつかないなぁ!鍛冶の工房があるとか食堂があるとか、あ!そうだ!風呂のある家ってありますか?」
「え?お風呂ですか?」
「それだと、この2件ぐらいですが、見学に行ってみますか?」
受付嬢が驚いたのは、平民でお風呂に入る習慣がないのと、お風呂を沸かすには大変手間がかかるので、普通は上級貴族がお金に任せて準備するしかなかったのである。
マイマールも、お風呂と聞いてビックリして、ケンジの袖を引っ張るのだった。
「ケンちゃん!お風呂って……そんな維持に大変な、家を買うつもりなの?」
「えっ⁉そうなのか?」
「そりゃそうだよ!お風呂って、どうやって入る準備するのかわかってないでしょ?あたしも、詳しくはしらないけど、お風呂に井戸から水を汲んで、いっぱいにする作業があってその水を沸かすんだよ」
「ケンジ様、水を沸かす為に魔道具がついているんですが、普通は魔法使い2人から4人ぐらいの魔法力がいるとされています」
「ケンちゃん、そんな大変な作業をした後お風呂に入り、ちゃんとお風呂掃除をすぐにして、水気を乾燥しないと建てつけが悪くなるんだよ。それでもそんな家を買うの?」
「じゃあ、どんな家なのか見るだけでもいいか?それでも買いたい家なら検討するからさ」
受付嬢は、お風呂がある家は貴族しか買わないので、この家が売れれば在庫になっている物件が1つ片付くと思い気合を入れるのだった。
最初の家に行くと、上級貴族の別荘だった家で、今は没落してしまったらしく借金の肩に取られた物件だった。
値段は家の大きさに対して安く、それでも1億2千万ドゴンと予算オーバーだった。それに家が大きすぎるのだった。
「この家は、大きすぎますよ……何人で住むのですか?」
こういう理由で、ケンジはこの家を諦めるのだった。受付嬢は、次の家は変わり者だった人の持ち家だったので、買ってもらうのは半分諦めムードで案内するのだった。
「こちらが、2件目になります。」
「なに、この家?」
その家の正面には店舗で、横の入り口から住居に向かう感じだったのだ。そのおかげというのはおかしいのだが、住むとしたら面倒といったら面倒なのだ。
受付嬢から聞いた話では、ここを作った人はちょっと変わり者で生産者だったという事。
その人はこれから職人を目指す為、店舗を正面に持ってきて、住居スペースでゆっくりするつもりだったのだが素材を入手する為、町の外に出た所を盗賊に殺されてしまったと説明したのである。
家の敷地に入ると、良い作りになっていて、店舗の裏側に鍛冶工房や練金室等仕事部屋が6室、そして、屋敷の地下にお風呂があり、一階には食堂や大部屋、2階は住居スペースで個室が10室で、ケンジは屋敷を見て、皆で住んでも余裕があり、少し大きいが丁度いい感じの家だと思ったのだった。
「それで、この家はいくらするのですか?」
「この家は、当初1億ドゴンだったのですが、当然お風呂もついてて貴族様しか買う事にならないのですが、この前にある店舗のせいで売れないのです。だから、今は4000万ドゴンまで値が下がっております」
「えっ?貴族なら、自分で店舗解体できるんじゃないの?」
「そういう考えもあるのですが、そんな事せずとももっといい家はありますからね。それにここは店舗を出せる位、人通りも多いし騒がしく感じると思います!まあ、総合的に考えて貴族様には不人気だという事ですね!」
「ああ、なるほどなあ……どうしようかな?たしかに風呂もあるし、丁度いい大きさの家だけど、この家の前の店舗がなあぁ……」
「ケンジ様、たしかにこの店舗は邪魔かもしれないですが、それさえ目をつむれば暮らしやすい家だと思いますよ」
「たしかに、そうだと思うけどね!やっぱ邪魔かなあ……」
「邪魔なら、解体すればいいんですし、いかがですか?」
受付嬢も、この期会を逃せばいつ売れるかわからない為、販売に必死なのである。
「解体するのも大変だしな……」
チラリと、受付嬢の顔をみるケンジだった。
「はぁ~わかりましたよ。まけさせていただきます!」
「えっ?ホント?なんか悪いね催促したみたいで!それでいくらまで下がります?」
「じゃ、3500万ドゴンでいかがでしょう?」
「切りのいいところで3000万!」
「それじゃ、話にならないですよ……3400万で!」
「じゃ、今回はなかった事に・・・3100万で!」
「いやいや……ホントに、そんなじゃ無理ですって!3300万でいかがですか?」
ケンジと、受付嬢は交渉をやり合うのだった。
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